TOEFL Build a Sentence 対策|語順の並べ替えで点を取る文法力
TOEFL iBT新形式のライティングで最初に取り組むのが、語句を並べ替えて正しい文を作る「Build a Sentence」です。日本の学校で並べ替え問題に慣れている人も多いと思いますが、TOEFLでは会話の流れに合う自然な文を作る力が問われます。この記事では、文の型ごとに語順のポイントを整理し、効率的な練習法を紹介します。

01Build a Sentenceで問われる力
ETSの公式情報に基づくと、新形式のライティングは約23分で、次の3種類で構成されています。
- Build a Sentence:語句を並べ替えて正しい文を作る
- Write an Email:場面に合わせてメールを書く(約7分)
- Write for an Academic Discussion:オンライン授業の議論に意見を書き込む(約10分)
Build a Sentenceは、語順の知識がそのまま点になるタスクです。特に次のような文の型で、日本語と英語の語順の違いがはっきり出ます。
- 疑問文
- 間接疑問(Do you know where...?)
- 否定文
- 受け身
- 関係詞を含む文
ポイント:並べ替えは「感覚」ではなく「型」で解く。文の型ごとの語順を体で覚えましょう。
使い方:Build a Sentence のコツと戦略の解説です。課題の画面と流れを確かめ、この節で挙げた問われる力のうち自分が弱いものを1つ選びます。
02型1:疑問文と間接疑問
最も差がつきやすいのが、疑問文と間接疑問の語順の違いです。
直接疑問(疑問詞+助動詞/be動詞+主語)
- Where is the library?
- When does the seminar start?
間接疑問(疑問詞+主語+動詞)
- Do you know where the library is?
- Could you tell me when the seminar starts?
間接疑問では、疑問詞の後が普通の文の語順になります。does が消え、動詞に -s がつく点にも注意しましょう。
自作の練習問題
並べ替え:[ I / wondering / was / if / could / you / help ] me with this assignment.
→ I was wondering if you could help me with this assignment.
I was wondering if... は、丁寧な依頼でよく使われる形です。if の後も普通の語順(you could)になります。
使い方:よく出る文の型に分けて並べ替えを解説しています。紹介される型と、この記事の型1〜3を対応させた表をノートに作ります。
03型2:否定・助動詞・副詞の位置
否定文
- I haven't finished the reading yet.
- She didn't attend the lecture.
否定の not は、助動詞(do, have, can, will など)の直後に置きます。
頻度の副詞の位置
- I usually study in the library.(一般動詞の前)
- She is always on time.(be動詞の後)
- I have never been to that café.(助動詞と過去分詞の間)
自作の練習問題
並べ替え:[ have / never / I / seen ] such a crowded campus.
→ I have never seen such a crowded campus.
注意したい形
- not only A but also B
- hardly ever(めったに〜ない)
- no longer(もはや〜ない):The shuttle bus no longer runs on Sundays.
副詞の位置は、日本語の感覚で置くと間違えやすいポイントです。例文ごと覚えるのが確実です。
04型3:受け身・完了・関係詞
受け身(be動詞+過去分詞)
- The exam has been postponed until next week.
- The results will be announced on Friday.
完了形と受け身が組み合わさると has been postponed のように語が増えるので、順番に注意しましょう。助動詞→have→been→過去分詞の順です。
関係詞
- The professor who teaches this course is on leave.
- The book that I borrowed is overdue.
関係詞節は、説明したい名詞の直後に置きます。
自作の練習問題
並べ替え:[ the / you / recommended / article / that ] was really helpful.
→ The article that you recommended was really helpful.
主語が長くなるときは、まず主語のかたまりと動詞を見つけることが大切です。この例では、The article that you recommended が主語、was が動詞です。
05解き方の手順
並べ替え問題は、次の手順で解くとミスが減ります。
- 文の種類を判断:疑問文か、平叙文か、否定文か(文末の記号や前の発言が手がかり)
- 動詞を見つける:どれが文の中心の動詞か
- 主語を決める:動詞の前に来るかたまり
- かたまりを作る:前置詞+名詞、冠詞+形容詞+名詞、助動詞+動詞などをまとめる
- 残りを配置:副詞や修飾語を正しい位置へ
- 読み直す:完成した文を頭の中で読んで、自然かどうか確認
かたまりの例
- in the library(前置詞+名詞)
- a very useful book(冠詞+副詞+形容詞+名詞)
- should have finished(助動詞+have+過去分詞)
かたまりで考えると、選択肢の数が実質的に減り、並べ替えが楽になります。
使い方:例題つきのコツの解説です。例題が出たら止め、この節の「文の種類→動詞→主語→かたまり」の順で自分で並べてから答えを聞きます。
06語順ドリルに使える無料サイトと自作ドリルの手順
Build a Sentence の練習は、型の説明を読む→その型の文をたくさん並べ替えるのくり返しです。説明と例文のそろったサイトを使いましょう。
| サイト | 使う場面 | 使い方 |
|---|---|---|
| Perfect English Grammar | 型の確認 | 間接疑問(indirect questions)や受け身のページで短い説明を読み、すぐ練習問題を解く |
| 英文法大全 | 日本語での確認 | 間接疑問・関係詞・完了形など、この記事の型1〜3に当たる項目を日本語で読み直す |
| Tatoeba | ドリルの素材集め | 日本語つきの短い英文が大量にある。where や whether を検索して、間接疑問の文を集める |
| Test-English | レベル別の確認問題 | 自分の CEFR レベルの文法問題を解き、語順で間違えた項目を書き出す |
Tatoeba で作る並べ替えドリル
- Tatoeba で "know where" や "wonder if" のような語句を検索し、例文を5つ選ぶ
- 1文を3〜6個のかたまり(主語・動詞・前置詞+名詞など)に分けてカードに書く
- 翌日、カードをまぜて並べ直し、日本語訳と照らして確かめる
- 間違えた文は、この記事の「解き方の手順」のどこで迷ったかをメモする
かたまりの分け方を自分で考える作業そのものが、本番で語句を見た瞬間に文の形を見抜く練習になります。
使い方:コツの解説のあとに練習テストが続く動画です。解説を聞いたらこの節の5つの手順と見比べ、テストの部分は1問ずつ止めて手順どおりに解きます。
07毎日の練習メニュー
1日15分メニュー
- 5分:文の型を1つ選び、例文を5つ音読(今日は間接疑問、など)
- 5分:英文をかたまりに分けてバラバラにし、並べ直す自作ドリル
- 5分:日本語を見て英文を書く(語順の確認)
自作ドリルの作り方
- 教科書や記事から、疑問文・受け身・関係詞などを含む文を選ぶ
- 単語やかたまりをカードやメモに分けて書く
- 翌日、シャッフルして並べ直す
1週間の型ローテーション
- 月:疑問文・間接疑問
- 火:否定・副詞の位置
- 水:受け身・完了形
- 木:関係詞
- 金:比較・不定詞・動名詞
- 土:公式サンプル問題や新形式対応の問題
- 日:間違えた型の復習
文法書で型を確認するときは、説明を読むだけでなく、例文を声に出して言えるまで練習しましょう。
使い方:並べ替えを次々に解くトレーニング動画です。この節の1日15分メニューのうち、自作ドリルの5分をこの動画に置きかえてテンポよく解きます。
08よくある失敗と今日やること
よくある失敗
- 間接疑問で疑問文の語順のまま並べる(Do you know where is the library? ✕)
- 完成した文を読み直さない
- 1問に時間をかけすぎて、メールや討論の時間が減る
- 文法問題は得意だからと、練習をしない
時間配分
ライティング全体は約23分で、メールが約7分、討論が約10分とされています。Build a Sentenceにかけられる時間は限られているので、テンポよく解き進める練習をしておきましょう。
今日は、Could you tell me...? / Do you know...? / I was wondering if... の3つの形を使って、間接疑問の文を自分で3つ作ってみましょう。
このコラムで使うサイト・アプリ
もっと見たい人へ
今日やること
よくある質問
並べ替え問題は文法書で勉強すれば十分ですか?
文法書で型を確認したうえで、実際に並べ替える練習と音読を組み合わせるのがおすすめです。語順は声に出して覚えると定着しやすくなります。
学校の並べ替え問題と違いはありますか?
基本的な文法知識は同じですが、TOEFLは大学生活の場面での自然な文が中心と考えられます。会話や依頼でよく使う形を重点的に練習しましょう。
語順を間違えやすい型はどれですか?
日本の学習者は間接疑問、副詞の位置、完了形の受け身で間違えやすい傾向があります。まずこの3つを重点的に練習しましょう。
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