英語で雑談を続ける質問術|オープンクエスチョンと掘り下げ方
英語で話していると、会話が2〜3往復で終わってしまう。Do you like sports? と聞いて Yes. と返され、そこで沈黙……。こんな経験はありませんか。会話を続ける鍵は、自分がたくさん話すことではなく、相手が話したくなる質問をすることです。この記事では、オープンクエスチョンの作り方と、相手の答えを掘り下げる質問のコツを紹介します。

01会話が続かないのは「質問の形」のせい
会話がすぐ終わってしまう原因の一つは、Yes / No で答えられる質問(クローズドクエスチョン) ばかりしていることです。
- Do you like movies? → Yes.
- Did you have a good weekend? → Yes, it was good.
- Are you busy? → No, not really.
どれも答えが短くなり、次の質問を考えなければなりません。質問する側ばかり疲れてしまいます。
一方、What / How / Why などで始まる質問(オープンクエスチョン) は、相手が自由に話せるので、答えが長くなりやすいです。
- What kind of movies do you like?
- What did you do over the weekend?
- How's your week going?
同じ話題でも、質問の形を変えるだけで、相手が話す量が大きく変わります。
ただし、クローズドクエスチョンが悪いわけではありません。会話の最初のきっかけとしては便利です。クローズドで入って、オープンで広げるのが理想的な流れです。
ポイント:Do you ...? で始めたら、次は What / How で広げる。この切り替えが会話を続けるコツです。
使い方:良い会話のための具体的なコツを紹介するTEDトークです。質問の仕方に関わるコツを聞き取り、この節のクローズドクエスチョンの問題と結びつけます。
02オープンクエスチョンの作り方
疑問詞ごとの使い方
- What:内容を聞く。What do you usually do after work?
- How:様子・感想を聞く。How was the concert?
- Why:理由を聞く。Why did you choose that school?
- Where:場所を聞く。Where do you like to go on holidays?
- When:時を聞く。When did you start playing the guitar?
- Who:人を聞く。Who's your favorite singer?
クローズド→オープンの変換練習
- Do you like cooking? → What do you like to cook?
- Did you enjoy your trip? → What was the best part of your trip?
- Is your job interesting? → What do you enjoy most about your job?
- Do you have any hobbies? → What do you do in your free time?
気をつけたい Why
Why は理由を聞く便利な疑問詞ですが、口調や状況によっては「なぜそんなことを?」と責めているように聞こえることがあります。
- Why do you live there?(なんでそこに住んでるの?)
少しやわらかくしたいときは、
- What made you decide to live there?(そこに住もうと思ったきっかけは?)
- How did you get into that?(どうやってそれを始めたの?)
のように言い換えると、好奇心から聞いていることが伝わりやすくなります。
使い方:BBCのドラマ仕立てで質問の仕方を学ぶ回です。疑問詞ごとの質問の形を確かめ、この節の What / How / Why の例文を自分の話題で作り直します。
03答えを掘り下げるフォローアップ質問
相手が答えてくれたら、その答えの中からキーワードを拾って、さらに質問します。これをフォローアップ質問と呼びます。
よく使うフォローアップ
- How was it?(どうだった?)
- What was it like?(どんな感じだった?)
- What do you like about it?(どこが好き?)
- How did you get into it?(どうやって始めたの?)
- Really? Tell me more!(本当?もっと聞かせて!)
会話例
- A: What do you do in your free time?
- B: I like baking.
- A: Oh, nice! What do you usually bake?
- B: Mostly bread. I started during the pandemic.
- A: Really? How did you get into it?
- B: I watched a lot of baking videos online, and I wanted to try.
- A: That's cool. What's the hardest part?
- B: Waiting for the dough to rise! It takes hours.
A さんは、baking → bread → 始めたきっかけ → 難しいところ、と相手の答えから次の質問を作っています。新しい話題を探すより、今の話題を深くするほうが、会話はずっと自然に続きます。
使い方:英語で雑談を上手に続けるヒントのレッスンです。会話の広げ方を聞き、この節のフォローアップ質問の一覧に使えるものを足します。
04質問リストを作る素材と、聞き手の技を学ぶ素材
自分用の「雑談質問リスト」は、質問集から借りて、自分の言葉に直すと早く作れます。インタビュー番組で聞き手の質問の仕方を観察するのも効果的です。
| 素材 | 使い方 |
|---|---|
| Conversation Questions | テーマ別の質問集から、What / How で始まる質問を5つ選んで写す |
| ESL Discussions | 1テーマ20問の質問から、フォローアップに使えそうな質問を探す(2023年7月から更新は止まっている) |
| Easy English | 街角インタビューで、聞き手が相手の答えからどう次の質問を作るかを観察する |
| 英語日記 | 集めた質問を自分の言葉に直して保存する |
雑談質問リストの作り方
- 話題を3つ決める(趣味・週末・食べ物など)
- 話題ごとに、オープンクエスチョンを1つとフォローアップを2つ書く
- 自分ならどう答えるかも1文ずつ書く(質問されたときの準備になる)
- プライベートすぎる質問が入っていないか見直す
05質問攻めにしないための「自分の話」の混ぜ方
質問だけを続けると、会話が面接や取り調べのようになってしまいます。相手の答えにリアクションし、ときどき自分の話を混ぜましょう。
基本の流れ
- 質問する
- 相手が答える
- リアクション+自分の話を少し
- 次の質問(またはHow about you? で相手に戻す)
会話例
- A: Where did you go on your last vacation?
- B: I went to Hokkaido.
- A: Oh, I love Hokkaido! I went there two years ago and ate so much seafood. What did you do there?
- B: I went skiing in Niseko.
- A: Wow, I've never tried skiing. Was it difficult?
A さんは、質問の合間に「自分も行った」「スキーはしたことがない」と自分の話を少しだけ入れています。こうすると、相手も話しやすくなり、会話のキャッチボールが生まれます。
自分の話は短く
自分の話を長くしすぎると、今度は相手が聞き役ばかりになります。自分の話は1〜2文で、すぐに相手にボールを戻すのがコツです。
使い方:何気ない会話で使えるフレーズのレッスンです。リアクションに使える言い方を2つ選び、この節の「リアクション+自分の話」の流れに入れます。
06よくある失敗と1週間の練習メニュー
よくある失敗
- 次の質問を考えるのに必死で、相手の答えを聞いていない:答えの中にキーワードがあるので、まずはしっかり聞くことが大切です。
- 話題を次々に変える:趣味→仕事→家族→旅行、と話題を飛ばすと、会話が浅くなります。1つの話題で3往復を目指しましょう。
- プライベートすぎる質問:年齢、収入、恋愛、宗教などは、親しくなるまで避けるのが無難です。
1週間メニュー(1日10分)
- 月曜:クローズドクエスチョンを5つ書き、オープンに変換する。
- 火曜:What / How で始まる質問を10個作り、声に出す。
- 水曜:フォローアップ質問の定番5つを覚える。
- 木曜:架空の答え(I like hiking. など)に対して、フォローアップ質問を3つずつ作る。
- 金曜:Why を What made you ...? に言い換える練習。
- 土曜:オンライン英会話で、講師に対して1つの話題で3往復の質問をしてみる。
- 日曜:うまく続いた質問をメモし、自分の「質問リスト」を作る。
まとめ
会話を続けるのは、話す量ではなく質問の質です。Do you ...? で入り、What / How で広げ、相手の答えから次の質問を拾う。今日はまず、「Do you like 〇〇?」を「What kind of 〇〇 do you like?」に変える練習を3つやってみてください。
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今日やること
よくある質問
質問ばかりしていると失礼になりませんか?
質問そのものは相手への関心のサインなので失礼ではありません。ただし質問だけが続くと面接のようになるので、リアクションや自分の話を1〜2文はさむと、自然なキャッチボールになります。
相手の答えが聞き取れなかったら、どう質問を続ければいいですか?
聞き取れた単語を繰り返して Sorry, you said ...? と確認すれば、相手が言い直してくれます。確認自体が会話のやりとりになるので、無理に次の質問に進む必要はありません。
オンライン英会話の講師にも質問していいですか?
もちろんです。講師の出身地、趣味、おすすめの本や映画などを聞くと、自然なフリートークの練習になります。自分から質問することで、話題を自分で選べるようにもなります。
読了ボーナス


