英語の電話・オンライン会議フレーズ|聞き返し・進行・トラブル対応
対面なら表情や身ぶりで補えることも、電話やオンライン会議ではそうはいきません。音声が途切れたり、何人もが同時に話し始めたり、英語が苦手な人にとってはハードルが上がる場面です。でも、使うフレーズはかなり決まっています。この記事では、電話とオンライン会議の定番フレーズを場面別に整理し、顔が見えない英語に慣れる練習法を紹介します。

01電話・オンラインが難しく感じる理由
電話やオンライン会議の英語が難しく感じるのには、はっきりした理由があります。
- 表情や口の動きが見えない(見えにくい):対面では無意識に口元を見て聞き取りを助けています。
- 音質が悪いことがある:音が途切れたり、こもったりすると、ネイティブでも聞き返します。
- 話すタイミングがつかみにくい:オンラインでは、わずかな遅延で発言がかぶりやすくなります。
逆に言えば、うまくいかないのは英語力だけのせいではありません。音声トラブルや聞き返しは、誰にでも起こる前提で、そのためのフレーズを準備しておくことが大切です。
特に役立つのは、「聞こえなかった」と「理解できなかった」を区別して伝えるフレーズです。
- Sorry, you broke up a little. Could you say that again?(少し途切れました。もう一度お願いできますか?)
- Sorry, I didn't quite catch that.(すみません、よく聞き取れませんでした)
- Just to make sure, do you mean ...?(念のため確認ですが、〜ということですか?)
ポイント:聞き返しは「英語が苦手なサイン」ではなく「きちんと理解したいサイン」です。
02電話のかけ方・受け方
電話をかけるとき
- A: Hello, this is Kenji Sato from ABC Company. May I speak to Ms. Brown?
- B: I'm sorry, she's in a meeting right now. Can I take a message?
- A: Yes, please. Could you tell her I called? My number is 03-1234-5678.
- B: Sure. Could you spell your last name?
- A: S-A-T-O.
- B: Got it. I'll make sure she gets the message.
電話では、名乗る→用件の相手を呼ぶ→(不在なら)伝言、という流れが基本です。
電話を受けるとき
- Hello, this is Yuki speaking.(はい、ユキです)
- May I ask who's calling?(どちら様でしょうか?)
- Could you hold on a moment?(少々お待ちいただけますか?)
- I'll put you through.(おつなぎします)
数字とスペルの確認
電話でよく間違いが起きるのが数字とスペルです。
- Let me repeat that. Your number is 090-1111-2222, right?
- Was that "fifteen" or "fifty"?(15ですか、50ですか?)
fifteen と fifty のように似た数字は、確認する習慣をつけましょう。
使い方:電話のやり取りに必要な語彙を実際の会話で学べる回です。画面を見ずに音声だけで聞き、この節のかける・受けるの表現が出たら印をつけます。
使い方:仕事の電話の基本フレーズを場面の流れに沿って学ぶレッスンです。伝言を残す場面を、この節の会話例と一緒に一人二役で練習します。
03オンライン会議の始まりと音声トラブル
会議の始まり
- Can everyone hear me OK?(皆さん聞こえていますか?)
- Let's wait a couple more minutes for others to join.(他の人が入るまで数分待ちましょう)
- Shall we get started?(始めましょうか)
音声・画面のトラブル
- I think you're on mute.(ミュートになっているようです)
- Your voice is cutting out.(声が途切れています)
- Can you see my screen?(画面は見えていますか?)
- Sorry, my internet is unstable. I'll turn off my camera.(通信が不安定なのでカメラを切ります)
- Sorry, I got disconnected. What did I miss?(接続が切れてしまいました。何か聞き逃しましたか?)
会話例
- A: So, the deadline for the report is... [音声が途切れる]
- B: Sorry, you froze for a second. Could you repeat the deadline?
- A: Sure. It's next Friday, the 15th.
- B: Next Friday, the 15th. Got it, thanks.
期限や数字など重要な情報は、聞き取ったあとに繰り返して確認するのがポイントです。相手も安心できます。
04顔が見えない英語に慣れる素材と、数字の確認練習
電話やオンライン会議の英語は、画面を見ずに音声だけで聞く練習をしておくと慣れが早くなります。
| 素材・道具 | 使い方 |
|---|---|
| Randall's ESL Cyber Listening Lab | 電話など場面別の会話。画面を見ずに音声だけで聞き、名前と数字を書き取る |
| Business English Pod | 会議や電話など仕事の場面の英語。スクリプトや練習問題は有料 |
| YouGlish | you broke up や on mute を入れ、実際の動画での言い方を聞く |
| Vocaroo | 自分の名前のスペルや電話番号を読み上げて録音し、聞き取りやすいか確かめる |
数字・スペルの確認練習(5分)
- 架空の電話番号と日付を3つ書く(自作例:March 15th, 3 p.m.)
- 声に出して読み、録音する
- 録音を聞き、fifteen と fifty のような数字がはっきり聞こえるか確かめる
- 復唱の型 Just to confirm, ... を前につけて、もう一度言う
本物の会議の内容や社外秘の数字は、練習用の録音に入れないようにしましょう。
05会議で発言する・割り込む・まとめる
発言したいとき
オンラインでは話し始めのタイミングが難しいので、短い前置きを使います。
- Can I add something here?(ここで一つ付け加えてもいいですか?)
- Sorry to interrupt, but ...(お話の途中ですみませんが…)
- If I may, I'd like to share a quick thought.(よろしければ、少し意見を言わせてください)
発言がかぶったとき
- Oh, sorry. Go ahead.(すみません、どうぞ)
- No, please, you first.(いえ、お先にどうぞ)
意見をまとめる・確認する
- So, to sum up, we'll ...(まとめると、私たちは〜します)
- Let me make sure I understand. You'd like us to ...(確認させてください。〜ということですね)
- What are the next steps?(次のステップは何ですか?)
会議の締め
- I think that covers everything.(これで全部ですね)
- I'll send a summary by email.(メールで要点をお送りします)
- Thanks, everyone. Have a good day!
特に I'll send a summary by email. は便利です。聞き取りに不安があっても、最後に文字で確認できる仕組みを作っておけば安心です。
使い方:会議の始めから締めまでのフレーズを聞ける、オンライン会議にも対応した動画です。この節の発言・割り込み・まとめに当たるものを1つずつ選びます。
06よくある失敗と1週間の練習メニュー
よくある失敗
- 聞き取れないまま「OK」と言ってしまう:あとで「言った・言わない」になりがちです。数字・日付・担当者は必ず確認しましょう。
- 沈黙したまま会議が終わる:一度も発言しないと、参加していないように見えることがあります。短い質問や I agree with ... の一言でもOK。
- 長い説明を一気に話す:オンラインでは、長い発言は聞き手の集中が切れやすくなります。要点を先に言い、短く区切りましょう。
1週間メニュー(1日15分)
- 月曜:聞き返しフレーズ5つを声に出して覚える。
- 火曜:電話のかけ方・受け方を一人二役で練習。
- 水曜:数字とスペルの読み上げ練習(電話番号・日付・名前)。
- 木曜:音声トラブルのフレーズを練習。
- 金曜:発言の前置き(Can I add something?)を使って、意見を30秒で話して録音。
- 土曜:音声だけの英語コンテンツ(ポッドキャストなど)を画面を見ずに聞き、要点をメモ。
- 日曜:オンライン英会話で、あえてカメラをオフにして話す練習(講師の了承を得て)。
顔が見えない状態での聞き取りに慣れておくと、本番の電話や会議での緊張がぐっと減ります。
使い方:日本人がつまずきやすい英語の数字の発音を取り上げる回です。この節の「数字は必ず確認」の練習として、似た数字の言い分けを声に出します。
07まとめ:確認するほど信頼される
英語の電話やオンライン会議は、音声トラブルや聞き取りにくさがつきものです。だからこそ、
- 聞こえなかったら Sorry, you broke up. で聞き返す
- 数字・日付・名前は繰り返して確認する
- 発言したいときは Can I add something? で前置きする
- 最後に I'll send a summary by email. で文字でも確認する
といった「確認のフレーズ」が、英語力以上に信頼につながります。
今日はまず、自分の電話番号と名前のスペルを英語で声に出して読んでみてください。いざというとき、スムーズに言えるかどうかで安心感がまったく違います。
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よくある質問
電話で相手の英語がまったく聞き取れないときは?
Could you speak more slowly, please? と頼むか、Could you send me the details by email? と文字でのやりとりに切り替えるのが現実的です。重要な内容ほど、メールで確認する流れを作っておくと安心です。
オンライン会議で発言するタイミングがつかめません。
相手の話が一区切りしたところで、Can I add something? などの短い前置きを入れると入りやすくなります。チャット機能や挙手ボタンがあれば、それを使うのも一つの方法です。
会議の英語についていけなかった部分はどうすればいいですか?
会議後に議事録やメールでの要約を確認するのがおすすめです。自分から I'll send a summary. と申し出たり、Could you share the notes? と頼んだりして、文字で確認できる仕組みを作りましょう。
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