日本人・アジアのスターの海外番組出演から学ぶ英語|伝わる英語のヒント
アメリカやイギリスのトークショーには、日本やアジアのスターもたくさん出演しています。俳優、アスリート、アーティスト、そして片付けのプロまで。その姿を見ていると、「英語はネイティブのように話せなくても、ちゃんと伝わる」ということに気づかされます。この記事では、日本・アジアのスターの海外番組出演から学べる英語のヒントを紹介します。

01どんなスターが海外番組に出演している?
YouTubeの公式チャンネルでは、たとえば次のような日本・アジアにゆかりのある人たちの出演動画を見ることができます。
- 俳優:ドラマ『SHOGUN 将軍』で注目された真田広之さん、アンナ・サワイさんなど
- アスリート:テニスの大坂なおみ選手など
- 文化の発信者:片付けの近藤麻理恵さんなど
- アーティスト:BTS、BLACKPINK、TWICE、SEVENTEEN などのK-POPグループ
出演者によって英語との向き合い方はさまざまです。英語を流暢に話す人もいれば、通訳を交えて母語で話す人もいます。どのスタイルも、それぞれの方法で「伝える」ことに成功しているのがポイントです。
※出演回の内容は動画ごとに異なります。個々の発言内容は、実際に動画を見て確かめてください。
使い方:真田広之さんとアンナ・サワイさんが衣装や撮影の工夫を紹介する回です。英語字幕で見て、日本の衣装を英語でどう説明しているかを1文書き取ります。
02学べること1:完璧じゃなくても伝わる
英語が母語ではない人の話し方を聞くと、多くの学習者が勇気づけられます。なぜなら、伝わる英語は「完璧な英語」とイコールではないとわかるからです。
伝わる話し方には、たとえば次のような共通点が見られることがあります。
- ゆっくり、はっきり話す:早口より、落ち着いたテンポのほうが伝わりやすい
- 短い文で区切る:長い文を1つより、短い文を3つ
- 笑顔や身振りを使う:言葉以外の要素も会話の一部
たとえば自己紹介なら、次のような(自作の例文)短い文の組み合わせで十分伝わります。
- I'm from Japan. I play tennis. I love it.(日本出身です。テニスをしています。大好きです)
ポイント:大切なのは「文法が完璧か」より「相手に届くか」です。
もう一つ注目したいのが、聞き返す力です。英語が母語ではない話し手が、質問の意味を確認してから答える場面は、学習者にとって大事なお手本になります。わからないときに使える表現を、自作の例文で覚えておきましょう。
- Sorry, could you say that again?(すみません、もう一度言ってもらえますか?)
- Do you mean ~?(〜という意味ですか?)
- Let me think.(ちょっと考えさせてください)
「わからない」と伝えることは失礼ではありません。むしろ、正確に理解しようとする誠実な態度として受け取られることが多いのです。
使い方:イチロー選手が好きだった英語表現のエピソードを紹介する回です。完璧でなくても伝わる英語の例として、どんな場面でその表現が使われたかを聞き取ります。
03学べること2:通訳を使うのも立派な選択
海外の番組では、通訳を交えてインタビューに答える出演者もいます。これも一つの大切なコミュニケーションの形です。
英語学習者にとって、通訳つきの動画には特別な学び方があります。
- 日本語の発言を聞く(日本語で話している場合)
- 通訳の英語を聞く
- 「自分ならどう訳すか」を考える
これは「日本語→英語」の変換トレーニングそのもの。通訳者がどんな単語を選び、どう言い換えているかを観察すると、直訳ではない自然な英語の言い方が学べます。
たとえば、日本語特有の考え方や文化を説明する場面では、「一言で訳せない言葉をどう説明するか」がよくわかります。
04通訳つき・英語で話す出演動画の探し方と、「自分ならどう訳すか」の練習手順
通訳つきの出演動画は、日本語と英語が同じ場面で聞ける貴重な教材です。英語で答える出演者の動画とあわせて、次のように使い分けましょう。
| 動画のタイプ | 例(下に掲載) | 練習 |
|---|---|---|
| 通訳を交えて話す | 近藤麻理恵さんの出演回 | 日本語の発言を聞いて一時停止し、自分の英訳を言ってから通訳の英語を聞く |
| 英語で自分の文化を話す | LISAさんがタイの食べ物を話す回 | 文化紹介の型(It's a traditional 〜.)が使われていないか探す |
| 英語で将来や気持ちを話す | BTSが10年後について話す回 | 未来の話の言い方(want to・hope to など)を書き取る |
出演回は、番組の公式チャンネル(@FallonTonight・@ColbertLateShow・@KellyClarksonShow など)で、出演者の名前を検索すると見つかります。
「自分ならどう訳すか」の練習(15分)
- 通訳つきの動画を選び、日本語の発言が終わるたびに一時停止する
- 自分の英訳を声に出して言う(短く、やさしい英語でよい)
- 再生して通訳の英語を聞き、選ばれた単語を1つ書き取る
- 自分の訳と比べ、「短くまとめている所」「言い換えている所」に印をつける
このサイトのスピーキング練習で、司会者の質問に自分のこととして答える練習も続けると、聞いた英語を自分の言葉にできます。
使い方:近藤麻理恵さんが通訳を交えて片付けの考え方を紹介する回です。日本語の発言ごとに一時停止して自分の英訳を言い、通訳の英語と比べます。
05学べること3:自分の文化を英語で紹介する力
海外番組に出演する日本・アジアのスターは、自分の国の文化や食べ物について話を振られることがよくあります。これは、私たちが海外の人と話すときにもよく起こる場面です。
そのまま使える、文化紹介の型を練習しておきましょう(自作の例文)。
- It's a traditional Japanese ~.(これは日本の伝統的な〜です)
- It's similar to ~, but ~.(〜に似ていますが、〜です)
- In Japan, we usually ~.(日本では、たいてい〜します)
例:
- Onigiri is a rice ball. It's similar to a sandwich, but we use rice.(おにぎりはライスボールです。サンドイッチに似ていますが、お米を使います)
スターたちが自分の文化を紹介する姿を見ながら、「自分ならこう説明する」と考えるだけで、立派なスピーキング準備になります。
説明に困ったときは、具体的な例を出すのもコツです。たとえば「こたつ」を説明するなら、It's a low table with a heater under it. We sit around it in winter.(下にヒーターがついた低いテーブルです。冬にみんなで囲んで座ります)のように、見た目と使い方を順番に言えば伝わります。
使い方:LISAさんが故郷タイの食べ物について語る回です。自分の文化を英語で紹介する言い方を拾い、この節の型で日本の食べ物を1つ紹介する文を作ります。
06アジアのアーティストから学ぶ「英語で夢をかなえる」視点
K-POPをはじめとするアジアのアーティストの多くは、英語が母語ではない環境から世界の舞台に立っています。インタビューで英語を話すメンバーもいれば、母語で答えて仲間や通訳がつなぐ場面もあります。
こうした動画を見ていると、英語学習について次のような気づきが得られます。
- 英語は「目的」ではなく「道具」:伝えたい思いがあるから、英語を使う。
- チームで補い合える:得意な人が助け、みんなで伝える。
- ユーモアは言葉の壁を越える:笑顔やノリで場が和む。
英語で自分の目標を話す練習もしてみましょう。自作の例文です。
- My dream is to travel around the world.(私の夢は世界中を旅することです)
- I want to use English to make friends from other countries.(英語を使って海外の友達を作りたいです)
- I'm studying English every day to get closer to my goal.(目標に近づくため、毎日英語を勉強しています)
好きなアーティストが英語で話す姿を見ることは、何よりのモチベーションになります。「自分もいつか」と思える動画を1本見つけて、学習がつらいときに見返すのもおすすめです。
使い方:BTSが将来について語るインタビューです。司会者の問いかけと答えのやりとりを聞き、未来の話の言い方を書き取って、自分の10年後を英語で1文言います。
使い方:日本人メンバーもいるTWICEがアメリカで楽しかったことを語る回です。短い文で区切って話している所を探し、伝わる話し方の特徴を1つメモします。
07動画を使った練習ステップと1週間メニュー
日本・アジアのスターの出演動画を使った練習ステップです。
- 日本語字幕で内容を理解する
- 英語字幕で話し方を観察:文の長さ、スピード、間の取り方
- 質問文を書き取る:司会者がどんな質問をしているか
- 自分で答えてみる:同じ質問に、自分のこととして英語で答える
1週間メニュー
- 月曜:日本人ゲストの出演動画を1本見る
- 火曜:英語字幕で見直し、司会者の質問を2つ書き取る
- 水曜:その質問に自分なりの英語で答える(3文でOK)
- 木曜:アジアのアーティストの出演動画を1本見る
- 金曜:日本の食べ物を1つ、英語で紹介する文を作る
- 土曜:作った文を声に出して、スマホで録音して聞く
- 日曜:1週間で作った英文を見直し、言いやすく直す
よくある失敗
- 「自分にはネイティブのような英語は無理」とあきらめる:伝わる英語が目標です。
- 見るだけで終わる:1つでいいので、自分の答えを英語で作りましょう。
- 間違いを恐れて話さない:通じればOK。直すのは話したあとで十分です。
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よくある質問
英語が完璧でなくても海外の人と話せますか?
話せます。短い文でゆっくりはっきり伝えること、身振りや笑顔を使うこと、わからないときは聞き返すことを意識すれば、多くの場面で気持ちは伝わります。海外番組に出演するスターたちの姿も、そのよいお手本になります。
通訳つきの動画でも英語の勉強になりますか?
なります。日本語の発言と通訳の英語を聞き比べると、直訳ではない自然な言い換えを学ぶことができます。「自分ならどう訳すか」を考えてから通訳の英語を聞くと、よいトレーニングになります。
日本文化を英語で紹介する練習はどう始めればいいですか?
まず身近な食べ物や行事を1つ選び、「何か」「何に似ているか」「日本ではどうするか」の3点を英語の短い文で説明してみましょう。It's similar to ~ などの型を使うと、説明しやすくなります。
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