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第14章|試験コラム2026-09-282026-10-09 更新

IELTS Writing Task 1 棒グラフの書き方|比較の表現とグループ分け

棒グラフ(bar chart)は、IELTSアカデミックのWriting Task 1でよく見かける図表の1つです。折れ線グラフが「変化」を描くのに対し、棒グラフは「比較」が中心になることが多いのが特徴です。この記事では、棒グラフならではの読み取り方と、比較の英語表現、段落の分け方を自作の例で説明します。

01棒グラフには2つのタイプがある

棒グラフには大きく分けて2つのタイプがあります。

  1. 比較型:ある1時点で、複数の項目(国・年齢層・商品など)を比べる
  2. 時系列型:横軸に年が並び、複数の項目の変化を比べる

比較型では「どれが一番多いか」「似ている項目はどれか」が特徴になり、時系列型では折れ線グラフと同じように「増えたか減ったか」が特徴になります。最初の1〜2分で、自分が見ているグラフがどちらのタイプかを判断しましょう。

どちらの場合も、Task 1で求められるのは主な特徴を選んで報告し、比較することです。すべての棒の数字を書き写す必要はありません。

ポイント:棒グラフでは「最大・最小・似たもの・例外」の4つを探すと、書くべき特徴が見つかります。

公式チャンネルのライティング解説TakeIELTS Official|Understand IELTS Writing: Tips and practice questions for Task 1 and 2 | TakeIELTS Preparation

使い方:公式チャンネルによるTask 1とTask 2の解説です。Task 1の部分を見て「書くこと・書かないこと」を2列にメモし、比較型と時系列型のどちらにも使えるか確かめます。

02自作グラフ例で特徴を探す

次のような架空の棒グラフを想定します。

「4つの年齢層が1週間に読書に使う平均時間(2024年)」

  • 10代:3時間
  • 20代:2時間
  • 40代:2.5時間
  • 60代以上:6時間

さらに、各年齢層の棒が「紙の本」と「電子書籍」に分かれているとします。

  • 10代:紙1時間・電子2時間
  • 20代:紙0.5時間・電子1.5時間
  • 40代:紙1.5時間・電子1時間
  • 60代以上:紙5時間・電子1時間

特徴を探すと、

  • 60代以上が群を抜いて長い(最大)
  • 20代が最も短い(最小)
  • 若い世代は電子書籍、年配の世代は紙の本が中心(対比)

この3点がOverviewの材料になります。

03グループ分けで段落を作る

棒グラフで項目が多いときは、似た特徴を持つものをグループにまとめると段落が作りやすくなります。今回の例なら「電子書籍が多い若い世代」と「紙の本が多い年配の世代」に分けられます。

サンプル(自作)

導入:The bar chart compares the average amount of time four age groups spent reading each week in 2024, divided into printed books and e-books.

Overview:Overall, people aged 60 and over read for far longer than any other group, while those in their twenties read the least. It is also clear that younger readers preferred e-books, whereas older readers mainly chose printed books.

詳細1:Teenagers and people in their twenties spent twice as much time or more on e-books as on printed books. Teenagers read e-books for two hours a week, compared with just one hour for paper books.

詳細2:The pattern was reversed among older groups. Readers aged 60 and over spent five hours a week on printed books, which was the highest figure in the chart, and only one hour on e-books.

Task 1の書き出しをマスターIELTS Liz|IELTS Writing Task 1 Introduction Paragraph - High Band Score Lesson

使い方:Task 1の導入段落のレッスンです。この節のサンプルの導入文を、動画のやり方でもう1通り言い換えて書き、どちらが問題文の写しになっていないかを比べます。

04比較の英語表現

棒グラフでは比較の表現がたくさん必要になります。

比較級・最上級

  • People aged 60 and over read the most.
  • Readers in their twenties spent the least time reading.
  • Teenagers read slightly more than people in their forties.

倍数

  • twice as much time as...
  • three times as many visitors as...
  • half as many...

対比

  • whereas / while:Younger readers preferred e-books, whereas older readers chose paper.
  • By contrast / In contrast:By contrast, printed books were far more popular among the over-60s.
  • compared with:one hour, compared with five hours

似ていることを示す

  • similar / almost the same / comparable:Teenagers and people in their forties showed similar figures.

much / many の使い分けにも注意しましょう。時間は数えられないので much time、人数は数えられるので many people です。

05棒グラフの問題と解答例が見られるサイト3つと、比較の文を増やす手順

比較の表現を覚えたら、本物の問題で「比較の文が3文以上あるか」を確かめる練習に移りましょう。

サイト特徴使い方
IELTS Mentor4技能の問題と模範解答が無料で大量にある。解答の質にはばらつきがある棒グラフの問題を選び、20分で書く題材にする
IELTSbuddyエッセイ例とグラフ問題の解答例が多い書いたあとで解答例の比較の文に線を引き、自分の答案と数を比べる
IELTS LizIELTS講師の無料レッスンとモデル解答Task 1のレッスンとモデル解答で、特徴をまとめて比べる書き方を確かめる

比較の文を増やす手順

  1. IELTS Mentor で棒グラフの問題を1つ選び、比較型か時系列型かを判断する
  2. 「最大・最小・似たもの・例外」を探し、グループ分けの案を2通り作る
  3. 20分で書く
  4. 答案の中で、2つ以上の項目を1文で比べている文に線を引いて数える
  5. 3文に足りなければ、whereas / compared with / twice as ... as のどれかを使って、並べただけの文を1つ書き直す

IELTS Mentor の解答例は書き手によって質が違います。表現をまねるのは IELTS Liz のような講師のモデル解答を中心にし、IELTS Mentor は問題を探す場所として使うのが安全です。

06時系列型の棒グラフのコツ

横軸に年が並ぶ時系列型の棒グラフでは、折れ線グラフと同じ推移の表現が使えます。ただし、棒グラフでは項目の数が多いことがあるので、次の手順で整理しましょう。

  1. 最初の年と最後の年を比べ、増えた項目・減った項目に分ける
  2. 変化が最も大きい項目を1つ選ぶ
  3. 途中で順位が入れ替わったかどうか確認する

例文(自作)

  • Spending on online shopping rose every year and had overtaken in-store spending by 2022.
  • Among the five countries, Country C saw the largest increase, from 20% to 45%.

時系列型では、過去完了(had overtaken)を使うと「その時点までに」という意味が出せます。無理に使う必要はありませんが、正確に使えれば文法の幅を示すことができます。

07よくある失敗と1週間メニュー

よくある失敗

  • 項目を左から順に1つずつ説明して、比較がない
  • 最大・最小を書き忘れる
  • 単位を間違える(時間と%、人数と千人単位など)
  • 棒グラフの色分け(紙・電子)を無視して合計だけ書く

1週間メニュー

  • 月:棒グラフを3つ見て、それぞれ最大・最小・対比を日本語でメモ
  • 火:比較表現を10個、自作の例文つきで書く
  • 水:1本を20分で書く
  • 木:グループ分けの段落構成を3パターン考える
  • 金:時系列型の棒グラフで1本
  • 土:2本を見直し、比較の文が何文あるか数える
  • 日:比較表現の音読と復習

答案を見直すとき、比較の文が3文以上あるかを数えてみてください。少なければ、項目を並べるだけの書き方になっているサインです。今日は、身近な統計の棒グラフを1つ探して、最大・最小・対比の3点を書き出してみましょう。

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Task 1の書き出しを整えるIELTS Advantage|IELTS Writing Task 1 Introductions [+ Free Task 1 PDF]

今日やること

よくある質問

棒グラフと折れ線グラフが組み合わさった問題はどう書きますか?

2つの図表の関係を見て、それぞれの主な特徴をOverviewにまとめます。詳細段落は図表ごとに分けると整理しやすくなります。

項目が8つ以上あるときは全部触れるべきですか?

すべてを細かく書く必要はありません。似た項目をまとめたり、目立つものを中心に選んだりして、主な特徴を伝えましょう。

グラフから読み取れる理由を書いてもいいですか?

Task 1では図表にある情報を報告するのが基本です。自分の推測や意見は書かないようにしましょう。

読了ボーナス

最後まで読んだあなたに、目から鱗をもう1枚

ホント?ウソ?10問チャレンジ目から鱗をぜんぶ見る

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