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第14章|試験コラム2026-09-282026-10-09 更新

IELTS リーディング 穴埋め問題の解き方|Summary Completion攻略

IELTSリーディングの穴埋め問題は、本文の語を使って文や要約を完成させる形式です。答えは本文にあるのに、語数オーバーや形の間違いで失点する人が少なくありません。この記事では、Sentence CompletionとSummary Completionを中心に、穴埋め問題で確実に点を取る手順を紹介します。

01穴埋め問題の種類と共通点

IELTSリーディングの穴埋め問題には、次のような種類があります。

  • Sentence Completion:本文の内容に合うよう、文の空欄を埋める
  • Summary Completion:本文の一部をまとめた要約文の空欄を埋める(本文の語を使う場合と、選択肢のリストから選ぶ場合がある)
  • Note / Table / Flow-chart Completion:メモ・表・フローチャートの空欄を埋める
  • Diagram Label Completion:図のラベルを埋める

共通するのは、語数の指示を守ることと、本文の語をそのまま使うことです(選択肢から選ぶタイプを除く)。指示文に ONE WORD ONLY とあれば1語、NO MORE THAN TWO WORDS なら2語以内です。

ポイント:穴埋め問題は「探す力」と「書き写す正確さ」の両方が必要。答えが見つかっても、形を間違えれば得点になりません。

02解く手順:品詞の予想から

手順

  1. 語数指示を丸で囲む
  2. 空欄の前後を読み、入る品詞を予想する
  3. 空欄の文のキーワード(固有名詞、数字、特徴的な語)を選ぶ
  4. 本文でキーワードやその言い換えを探す
  5. 見つけた語を空欄に入れ、文法的に正しいか確認する

品詞の予想(自作例)

  • The new bridge was designed to reduce ___ in the city centre.

→ reduce の目的語なので名詞(traffic, congestion など)

  • Researchers found that the plants grew more ___ in warmer conditions.

→ grew を修飾するので副詞(quickly など)

  • The museum was originally built as a ___.

→ a の後なので単数の可算名詞

品詞を予想しておけば、本文の該当箇所で候補を絞りやすくなり、形のミスも防げます。

IDP公式で押さえるリーディング対策IELTS by IDP|IELTS Reading | IELTS Prepare by IDP (Episode 6)

使い方:IDP公式シリーズのリーディング回です。見たあと問題集で穴埋め問題を解き、空欄ごとに予想した品詞を先に書き込んでから本文を探す手順を試します。

03Summary Completionの攻略

Summary Completionは、本文の一部を要約した文章の空欄を埋める形式です。要約は本文の順番どおりに並んでいることが多く、本文のどこが要約されているかを最初に特定することが大切です。

自作例

本文:The decline of the town's textile industry in the 1970s left many residents without work. In response, the local council encouraged small businesses to open in empty factory buildings, offering reduced rent for the first five years.

要約:When the textile industry declined, many people lost their ___. To address this, the council offered ___ to small businesses that moved into old factories.(ONE WORD ONLY)

答え:1つ目は work、2つ目は(reduced)rent ですが、ONE WORD ONLY なので rent です。

選択肢から選ぶタイプ

選択肢のリストから選ぶタイプでは、本文の語がそのまま選択肢にあるとは限りません。意味が合う言い換えの語を選ぶ必要があります。文法的に入らない選択肢を先に消すと効率的です。

04言い換えを見抜くコツ

穴埋め問題の設問文は、本文の表現を言い換えていることがほとんどです。

よくある言い換えのパターン

  • 品詞の変化:decline(名詞)↔ declined(動詞)
  • 同義語:lost their work ↔ left without work
  • 能動・受動の変化:The council offered... ↔ ...was offered by the council
  • 具体と抽象:cars, buses and trains ↔ transport
  • 否定の言い換え:not expensive ↔ affordable

練習法:言い換えノート

問題を解いたら、設問の語と本文の語の対応を1行ずつ記録します。

  • reduce ↔ cut down on
  • originally ↔ at first / in the beginning
  • residents ↔ people living in the area

20〜30ペアたまると、言い換えのパターンが見えてきます。このノートはライティングやスピーキングの言い換えにも役立ちます。

05言い換えノートを育てるサイト3つと、1回15分の作り方

言い換えノートは、問題を解いたあとに辞書で「本当に同じ意味か」を確かめると、ライティングでも使える材料になります。

目的サイト使い方
同じ意味の語を確かめるThesaurus.com設問の語を入れ、本文の語が候補に出てくるかを見る。近い順に色分けで並ぶ
意味の違いを確かめるCambridge Dictionary2語の意味と例文を読み比べ、完全に同じ意味か、少しずれるかをメモする
問題を解くIELTS Online Tests本番に近い画面で模試を解ける(要登録)。穴埋め問題のあるパッセージを選ぶ

1回15分の作り方

  1. 穴埋め問題を解き終えたら、設問の語と本文の語の組を、正解・不正解に関係なく3〜5組書き出す
  2. 各組を「品詞の変化」「同義語」「能動・受動」「具体と抽象」「否定の言い換え」のどれかに分類する
  3. 同義語の組は、Thesaurus.com と Cambridge Dictionary で意味のずれがないか確かめる
  4. 組ごとに自作の短い例文を1つ書く(自作例:The council cut down on spending. → The council reduced spending.)

集めた組は、このサイトのセンテンスマイニングや単語SRSに入れて、くり返し見直すと忘れにくくなります。

リーディング対策を長編講座でまとめてIELTS Advantage|The ONLY IELTS Reading Course You Need 2026

使い方:リーディング対策をまとめた長めの講座です。穴埋め問題を扱う部分だけを区切って見て、直後に同じ形式の問題を1セット解き、言い換えノートに組を記録します。

06書き写しの注意点

穴埋め問題で最ももったいないのが、答えは合っているのに形のミスで失点することです。

チェックリスト

  • 単数・複数:本文が factories なら factories と書く。空欄の前に a があれば単数
  • 語数:a / the を含めると語数オーバーになる場合がある。冠詞は本文の該当箇所と文法を確認して判断
  • つづり:本文から写すので、一文字ずつ照合
  • ハイフン:well-known のようなハイフンでつながった語の数え方は、指示や公式の説明に従う
  • 数字:数字は語数とは別に扱われる指示(AND/OR A NUMBER)もある

コンピューター版では、本文の語をコピーして貼り付ける操作ができる場合もありますが、使えるかどうかや操作方法は本番の画面の案内に従いましょう。いずれにしても、最後に語数と形を確認する習慣が大切です。

コンピュータ受験のリーディング9のヒントAsad Yaqub IELTS|9 Tips = 9 Band - IELTS Reading on Computer by Asad Yaqub

使い方:コンピューターで受けるリーディングのヒントを9つ紹介しています。コンピューター版で受ける人は、画面での書き写しと見直しの手順をこの節のチェックリストに書き足します。

07該当箇所を素早く見つけるスキャニング

穴埋め問題では、本文の該当箇所を素早く見つけることが時間短縮のカギです。

見つけやすいキーワードを選ぶ

  • 固有名詞(人名・地名・組織名)
  • 数字や年号
  • 大文字で始まる語、専門用語

これらは言い換えられにくいので、本文で目印になります。逆に、important や increase のような一般的な語は言い換えられやすく、目印には向きません。

探し方

本文を最初から読むのではなく、目印の語だけを探して目を走らせます。見つけたら、その前後2〜3文を丁寧に読みます。

前後の設問を手がかりにする

5番の答えが第2段落、7番の答えが第3段落にあれば、6番はその間にある可能性が高くなります。答えを見つけたら、本文のその位置に設問番号を書き込んでおくと、次の設問を探す範囲が絞れます。

IELTSのために速く読む練習Asad Yaqub IELTS|How to Read Faster For IELTS Band 9.0 By Asad Yaqub

使い方:読むスピードの上げ方をテーマにした動画です。固有名詞や数字だけを目で追うスキャニングを意識して、本文から目印の語を30秒で探す練習をします。

08よくある失敗と1週間メニュー

よくある失敗

  • 語数指示を読み飛ばす
  • 本文にない語(自分の言葉)で答える
  • 空欄の文法を確認せず、形が合わない語を入れる
  • 要約の範囲を特定せず、本文全体から探して時間を失う

1週間メニュー

  • 月:Sentence Completionを1セット。品詞の予想を先に書き込む
  • 火:Summary Completionを1セット。要約の範囲に線を引く
  • 水:言い換えノートに10ペア記録
  • 木:Note / Table Completionを1セット
  • 金:間違えた問題の原因を「探せなかった」「形のミス」に分類
  • 土:1パッセージ通し練習(20分)
  • 日:言い換えノートの見直し

今日は、穴埋め問題を1セット解いて、空欄ごとに予想した品詞と実際の答えを比べてみましょう。予想が当たっていれば、答えの探し方が正しい証拠です。

このコラムで使うサイト・アプリ

もっと見たい人へ

バンド8を狙うリーディングのコツAsad Yaqub IELTS|ACADEMIC IELTS READING: KILLER TIPS FOR 8 BAND CANDIDATES BY ASAD YAQUB

今日やること

よくある質問

答えは必ず本文の語を使いますか?

本文から語を抜き出すタイプではそうです。選択肢のリストから選ぶSummary Completionもあるので、指示文を必ず確認しましょう。

冠詞(a / the)は語数に含まれますか?

書いた語は語数に数えられるので、冠詞を入れると語数オーバーになる場合があります。文法的に必要かどうかを確認して判断しましょう。

答えは本文の順番どおりに出てきますか?

Sentence CompletionやSummary Completionは本文の順番に沿っていることが多いですが、例外もあります。前後の設問の位置を手がかりにしましょう。

読了ボーナス

最後まで読んだあなたに、目から鱗をもう1枚

ホント?ウソ?10問チャレンジ目から鱗をぜんぶ見る

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