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第14章|試験コラム2026-09-282026-10-09 更新

IELTSスピーキング・ライティングで6.5〜7.0を取る方法

IELTSでオーバーオール6.5〜7.0を狙うとき、多くの人が苦戦するのがスピーキングとライティングです。リスニングやリーディングは問題演習で伸ばしやすい一方、アウトプット系は「何をどう直せばいいか」が見えにくいからです。この記事では、公式の採点観点を手がかりに、6.5〜7.0に届くための具体的な練習法を整理しました。

01採点観点を知ることが最短ルート

スピーキングとライティングは、それぞれ4つの観点で採点されます。

ライティング

  • Task Achievement(Task 1)/Task Response(Task 2):課題にきちんと答えているか
  • Coherence and Cohesion:文章の流れとまとまり
  • Lexical Resource:語彙の幅と正確さ
  • Grammatical Range and Accuracy:文法の幅と正確さ

スピーキング

  • Fluency and Coherence:流暢さと話のまとまり
  • Lexical Resource:語彙の幅と正確さ
  • Grammatical Range and Accuracy:文法の幅と正確さ
  • Pronunciation:発音のわかりやすさ

公開されている採点基準(バンド記述子)を読むと、6から7へ上がるときのカギは、「幅」と「正確さ」の両立、そして話や文章の展開がどれだけ自然かだとわかります。つまり、ミスをしないだけでも、難しい表現を使うだけでも足りないのです。

ポイント:公式の採点基準(Band descriptors)は公開されています。英語で読むのは大変ですが、6と7の行だけ見比べてみると、自分が目指すべきものが具体的になりますよ。

02採点観点に沿って練習できるサイトと道具

6.5〜7.0を目指す練習では、採点観点のどこを直すかを決めてから書く・話すことが大切です。観点ごとに使える素材を分けておきましょう。

技能素材使い方
ライティング全般IELTS Advantage元試験官チームによる攻略の解説。Task 2の型の記事を読み、自分の答案の段落構成と比べる
ライティング Task 1IELTSbuddyエッセイ例とグラフ問題の解答例が多い。自分で書いたあとに、同じ種類のグラフの解答例と構成を比べる
ライティングの自己チェックWrite & Improve(Cambridge)英作文を書くと CEFR のレベルの目安が出る。同じ問題を書き直して変化を見る
スピーキングEnglish Speaking SuccessIELTS スピーキングの対策チャンネル。Part 1〜3の答え方を見て、答えの長さの目安をつかむ
スピーキングの録音Vocaroo答えを録音し、採点観点の4項目で聞き直す

観点別の自己チェック(ライティング)

  1. Task Response:問いのすべての部分に答えているか、蛍光ペンで印をつける
  2. Coherence and Cohesion:各段落の1文目だけを読んで、話の流れがわかるか
  3. Lexical Resource:同じ語を3回以上使っていないか
  4. Grammatical Range and Accuracy:複文が少なくとも2〜3文あるか

自動で判定するサービスを使う場合は、利用規約の年齢条件を確かめ、未成年の人は保護者の同意を得てから使いましょう。

ライティングの採点観点を知るTakeIELTS Official|How IELTS Writing is marked! (band score breakdown and tips)

使い方:公式チャンネルによるライティングの採点の解説です。この節の4つの観点の説明と照らし合わせ、自分の答案で最初に直す観点を1つ決めます。

03ライティングTask 2:6.5〜7.0のエッセイ構成

Task 2は採点上の比重が大きいので、ここを安定させることが最優先です。

4段落の基本構成

  1. 序論(2〜3文):トピックを自分の言葉で言い換え、自分の立場をはっきり書く
  2. 本論1(4〜6文):主張 → 説明 → 具体例
  3. 本論2(4〜6文):主張 → 説明 → 具体例
  4. 結論(2文):立場と要点を簡潔にまとめる

7.0に近づく3つの工夫

  • 問いのすべての部分に答える:「利点と欠点を論じ、自分の意見を述べよ」なら、利点・欠点・意見の3つがすべて必要です。1つでも欠けると課題達成度が下がります
  • 1段落1テーマ:段落の最初の文でその段落の主張を示し、残りの文はそれを支えることに集中する
  • つなぎ言葉を使いすぎない:Moreover、Furthermore を全文につけると、かえって不自然になります。代名詞(this、such)や言い換えで文をつなぐのも立派な結束性です

語数は250語以上が条件です。多く書きすぎるとミスが増えて見直しの時間もなくなるので、270〜300語程度を目安に、40分で書き切る練習をしましょう。

Task 2のエッセイの書き方IELTS Advantage|How to Write a Perfect IELTS Writing Task 2 Essay

使い方:Task 2のエッセイの書き方を導入・本論・結論の役割から解説する動画です。この節の4段落構成と比べてから、実際の問題で1本書きます。

04ライティングTask 1:情報を「選んで」「比べる」

アカデミックのTask 1では、グラフや図の情報を150語以上で説明します。ジェネラルでは手紙を書きます。ここではアカデミックを中心に解説します。

Task 1の構成

  1. 導入:図が何を示しているかを言い換える(1文)
  2. 概要(オーバービュー):全体の大きな傾向や、最も目立つ特徴を2つほど(2文)
  3. 詳細1・2:具体的な数値を使って、特徴をグループに分けて説明

多くの人が見落としがちなのが概要です。すべての数値を順番に並べるのではなく、「全体として増加傾向」「AとBは対照的」など、図全体から言える特徴をまとめる力が求められます。

比較表現を自分で作っておく

  • A rose sharply, while B remained relatively stable.
  • The figure for A was roughly twice as high as that for B.
  • A accounted for the largest share, at around 40 percent.

ジェネラルの手紙では、指示された3つの要点をすべて盛り込むこと、相手との関係に合った丁寧さ(フォーマルかカジュアルか)で書くことが大切です。

Task 1の書き出しをマスターIELTS Liz|IELTS Writing Task 1 Introduction Paragraph - High Band Score Lesson

使い方:Task 1の導入段落の書き方のレッスンです。この節の構成の1段落目として、グラフのタイトルを言い換えて書く練習を3題分やります。

05スピーキングPart 1〜3:答えの長さと広げ方

スピーキングで6.5〜7.0を目指すには、答えの長さをパートに合わせて調整することが重要です。

Part 1(身近な質問):2〜3文で答える

Yes / No だけで終わらせず、「答え + 理由 または 具体例」で答えます。

  • 例:Do you like cooking? → Yes, I do. I usually cook on weekends because it helps me relax after a busy week.

Part 2(1〜2分のスピーチ):メモの取り方がカギ

準備時間のあいだに、カードの項目ごとにキーワードを書きます。文章で書こうとすると時間が足りません。話すときは、過去の出来事なら時系列、物や場所の説明なら「特徴 → 思い出 → 感想」の流れにすると、途中で詰まりにくくなります。

Part 3(抽象的なディスカッション):意見 + 理由 + 比較

Part 3では、社会全体に関わる質問が多くなります。

  • 自分の意見を述べる
  • 理由を説明する
  • 「昔と今」「若い世代と年配の世代」「都市と地方」などの比較を加える

この「比較」が、話を自然に広げ、語彙や文法の幅を見せるチャンスになります。すぐに答えが浮かばないときは、That's an interesting question. のような一言で考える時間を作るのも、自然な会話の一部です。

スピーキングでバンド7を取る5つのコツEnglish Speaking Success|IELTS Speaking Band 7: Five Tips

使い方:スピーキングでバンド7を目指す5つのコツの紹介です。この節の答えの長さの目安と合わせ、Part 1の録音で1つずつ意識して練習します。

Part 2の答えを3ステップで組み立てるEnglish Speaking Success|3 Steps to a Perfect IELTS Speaking Part 2 Answer

使い方:Part 2の答えを3ステップで組み立てる方法の解説です。この節の広げ方と組み合わせ、毎日1つのテーマで2分話して録音します。

06「幅」を見せる語彙と文法のトレーニング

6から7へ上がるには、語彙と文法の幅が必要です。とはいえ、難しい単語を無理に詰め込むと不自然になります。おすすめは、自分がよく話すテーマで使える表現を少しずつ増やすことです。

語彙:言い換えリストを作る

よく使う単語について、言い換えを2〜3個ずつノートにまとめます。

  • important → essential, crucial, significant
  • problem → issue, challenge, concern
  • increase → rise, grow, go up

ただし、言い換えはニュアンスが少しずつ違います。例文とセットで覚え、自分で使ってみることが大切です。

文法:「複文」を意識して使う

関係詞(which、who)、条件文(If ... would ...)、譲歩(Although ...)、分詞構文などを、1つの答えや段落に1回は入れるつもりで練習しましょう。

ポイント:幅を出そうとしてミスが増えては本末転倒です。まずは確実に使える形を増やし、「正確に使える幅」を広げるイメージで取り組みましょう。

07独学でもできる1週間の練習メニュー

スピーキングとライティングは、独学でも工夫次第で伸ばせます。以下は1週間のメニュー例です。

  • 月:Task 2を1本(40分)。書いたら採点観点の4項目で自己チェック
  • 火:スピーキングPart 1の質問に10問答えて録音。聞き返してメモ
  • 水:Task 1を1本(20分)。概要が書けているかを確認
  • 木:月曜のTask 2を書き直す。言い換えと複文を追加
  • 金:Part 2のトピックカードを2つ。1分準備・2分スピーチで録音
  • 土:Part 3の質問に答える練習。家族や友人、オンライン英会話で相手をしてもらうのも◎
  • 日:1週間の録音と英文を見直し、よく出たミスをノートにまとめる

録音を聞き返すときのチェックポイント

  • 「えーと」「uh」で止まる時間が長すぎないか
  • 同じ単語を何度も使っていないか
  • 答えが短すぎないか(Part 1で1文だけ、など)

生成AIを使う場合は、自分のエッセイを貼りつけて「文法の誤りを指摘して」と頼むなど、添削の補助として使うのがおすすめです。ただしAIの採点はあくまで参考。最終的には公式の採点基準に照らして、自分で判断する力をつけていきましょう。

バンド7の模擬テストとフィードバックEnglish Speaking Success|IELTS Speaking Mock Test: Band 7 (with feedback)

使い方:バンド7レベルの模擬テストと講師のフィードバックです。週末の振り返りで見て、講師の指摘と同じ点が自分の録音にないかを確かめます。

このコラムで使うサイト・アプリ

もっと見たい人へ

公式が解説するWriting Task 2の課題達成TakeIELTS Official|IELTS Writing Task 2: master task response and improve your essay
スピーキングのテーマ「テクノロジー」IELTS with Charles|IELTS Speaking Band 7: Technology | Sample Answers with Advanced Vocabulary

今日やること

よくある質問

スピーキングでアメリカ英語とイギリス英語、どちらで話すべきですか?

どちらでも問題ありません。大切なのは、聞き手にとってわかりやすい発音かどうかです。1つの答えの中で極端に混ざるより、自分が話しやすい方で一貫させると自然です。

ライティングで語数を大幅に超えると減点されますか?

最低語数を下回ると不利になりますが、上限は定められていません。ただし長く書くほどミスが増え、時間も足りなくなりやすいので、Task 2は270〜300語程度を目安にするのが現実的です。

暗記した答えを話すのはよくないですか?

丸暗記した文章をそのまま話すと不自然に聞こえやすく、質問からずれる原因にもなります。暗記するなら文章ではなく、使える表現や話の流れの型にとどめ、その場で組み立てる練習をしましょう。

読了ボーナス

最後まで読んだあなたに、目から鱗をもう1枚

ホント?ウソ?10問チャレンジ目から鱗をぜんぶ見る

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