英検面接の質問パターンと答え方の型|意見・自分のことを聞かれたときの2文ルール
英検の面接で差がつきやすいのが、問題カードから離れて「あなたはどう思いますか?」と聞かれる後半の質問です。カードに答えが書いていないので、その場で考えて話す力が必要になります。でも、質問にはパターンがあり、答え方にも型があります。この記事では、後半の質問の攻略に絞って解説します。

01後半の質問は「あなた」と「社会」の2種類
3級〜2級の面接の後半では、大きく分けて次の2種類の質問が出されます。
① あなた自身についての質問
- 休日の過ごし方、好きなこと、経験、これからの予定など
- 3級・準2級で中心になるタイプ
② 意見を問う質問
- 「~という人がいますが、あなたはどう思いますか?」
- 「将来、~は増えると思いますか?」
- 準2級・準2級プラス・2級で重要になるタイプ
準1級では、4コマのナレーションのあとに、イラストに関する質問や社会的な話題について意見を問う質問が続きます。1級はスピーチとその内容に関する質疑応答です。
どの級でも共通する土台は「結論を先に言い、理由を添える」。これだけで答えの形が決まります。
02基本の型:Yes/No+理由の「2文ルール」
後半の質問への答えは、最低2文を目標にします。
- 結論(Yes / No / I think ~)
- 理由(Because ~ / It's ~ / 具体例)
3級の自作例
Q:Do you like to cook?
A:Yes, I do. I often make curry with my father on weekends.
準2級の自作例
Q:Do you think it is good for students to have part-time jobs?
A:Yes, I do. Students can learn how to work with other people. They can also understand the value of money.
2級の自作例
Q:Some people say that more companies should let workers choose when they start work. What do you think about that?
A:I agree. If workers can start work at different times, trains will be less crowded in the morning. Also, parents can take their children to school before work.
級が上がるほど、理由の文を1つ増やすと考えるとわかりやすいです。3級は2文、準2級は2〜3文、2級は3文程度を目安に練習しましょう。
使い方:準2級の面接で使える決まり表現6つの紹介です。結論のあとに理由をつなぐ言い方を1つ選び、この節の2文ルールで自分の答えを3つ作って声に出します。
03「Yes/No質問」の次に来る質問に備える
準2級などでは、「Do you ~?」の質問にYesかNoで答えると、それに応じて「Please tell me more.」「Why not?」のような追加の質問が続くことがあります。
Yesと答えたとき
Q:Do you often go to the library?
A:Yes.
Q:Please tell me more.
A:I go to the library near my house every Saturday. I like reading mystery novels there.
Noと答えたとき
Q:Do you often go to the library?
A:No.
Q:Why not?
A:I usually read books on my tablet, so I don't need to go to the library.
ポイント
- Yesでも Noでも、答えやすいほうを選んでOK。本当のことでなくても、英語で説明しやすいほうを選ぶのは立派な戦略です
- 「Please tell me more.」には、いつ・どこで・誰と・何をのうち2つを足すと答えやすい
- 「Why not?」には、理由+代わりにしていること、の2文が作りやすい
使い方:準2級の面接のNo.3に絞った練習動画です。質問ごとに一時停止し、Yes と No の両方で答えを作って、追加の質問への2文も準備します。
04話題別・理由のストックを作る
意見を問う質問は、テーマがある程度しぼられます。よく話題になる分野ごとに、使い回せる理由を用意しておくと、本番で慌てません。
環境
- It is good for the environment.
- It can reduce waste.
健康
- It is good for our health.
- People can get more exercise.
便利さ・時間
- It saves time.
- It is convenient for busy people.
人とのつながり
- People can make new friends.
- Families can spend more time together.
お金
- It can save money.
- It may cost a lot.
安全
- It can make our town safer.
- It may be dangerous for small children.
練習例(自作)
Q:Do you think more people will use self-checkout machines in stores?
A:Yes. It saves time for customers. Also, stores don't need as many workers, so it can save money.
このように、ストックの理由を2つ組み合わせるだけで、2級レベルの答えが作れます。
05質問のストックを増やすサイト2つと、20秒で答える練習
後半の質問に強くなるには、「初めて見る質問に20秒で2〜3文答える」回数を増やすのがいちばんです。過去問の質問だけでは数が足りないので、英語の質問集を使いましょう。
| サイト | 特徴 | 使い方 |
|---|---|---|
| Conversation Questions | テーマ別に英語の質問が何百も並ぶ質問集 | 「Environment」「Health」など、この記事の理由ストックと同じテーマを開き、上から5問に2文で答える |
| ESL Discussions | 1テーマに20問ほどの意見を聞く質問がある | 2級を受ける人は、意見を問う質問を選んで3文で答える |
どちらも英語学習者向けの会話の質問集で、英検の出題そのものではありません。質問に慣れるための素材として使いましょう。
20秒ドリルの手順
- 質問を1つ選んで読む(声に出す)
- スマホのタイマーを20秒にして、答え始めるまで3秒以内を目指す
- Yes / No(または I agree / I disagree)→理由→具体例の順で話す
- 録音を聞き、理由が「fun」「convenient」だけで終わっていないか確かめる
理由ストックの言い回しを増やす
理由の英語が出てこないときは、フレーズのページや、このサイトの6ミニッツ・トークで、意見を言う言い回しを1日1つずつ集めます。
使い方:2級面接の意見問題で沈黙しないための理由の切り口「5+1」の解説です。上の質問集から3問選び、切り口を使って20秒で2〜3文答えます。
06よくある失敗と立て直し方
失敗1:「I don't know.」で終わる
わからない話題でも、自分の経験や身近な例に引き寄せて答えましょう。
Q:Do you think people should use less plastic?
(詰まったとき)A:Let me see... Yes, I think so. In my house, we bring our own bags when we go shopping.
失敗2:理由が「Because it's fun.」だけ
「楽しい」「便利」は、何が・どう楽しいのかを1文足すと答えらしくなります。
- It's fun. → It's fun because I can talk with my friends while playing.
失敗3:質問の主語がずれる
2級などの「Some people say ~. What do you think?」には、自分の意見(I agree / I disagree)を先に言います。質問の文をそのまま繰り返すのは避けましょう。
失敗4:長く話そうとして文法が崩れる
長い一文より、短い正確な文を2〜3つつなぐほうが伝わります。
- ✕ I think that it is good because many people can use it and it is cheap and ...
- ◯ I think it is good. Many people can use it. It is also cheap.
使い方:2級の面接の後半で使える表現の紹介です。出だしで詰まる失敗を防ぐため、I agree. の次に言う一言を動画から1つ選んで覚えます。
使い方:2級の面接の3問目に絞った練習です。この節の失敗3・4を意識し、短い正確な文を3つつなげて答える練習をします。
071週間の練習メニュー
後半の質問は、家族や友だちに質問を読んでもらうのが理想ですが、一人でも練習できます。
- 月:理由ストック(上の6分野)を声に出して読む
- 火:「あなた自身」の質問を5つ作り、2文で答える
- 水:過去問の後半の質問に、タイマー20秒で答える
- 木:Yes と No の両方で答えを作ってみる
- 金:「Some people say ~」型の質問に3文で答える
- 土:録音して聞き直し、詰まった部分を書き出す
- 日:詰まった質問だけもう一度答える
一人練習のコツ
- 質問はスマホのメモに書き、ランダムに1つ選んで答える
- 答えはできるだけ書かずに話す(書くと「読む練習」になってしまう)
- 答え始めるまで3秒以内を目標にする
今日やることは、「Do you like to ~?」という質問を3つ自分で作り、Yes と No の両方で2文ずつ答えること。10分でできる、いちばん効く面接練習です。
このコラムで使うサイト・アプリ
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今日やること
よくある質問
面接の答えは本当のことを言わないといけませんか?
面接は英語で自分の考えを伝える力を見る試験です。英語で説明しやすいほうを選んで答えるのは問題ありません。大切なのは、質問にきちんと答え、理由を添えることです。
どのくらいの長さで答えればいいですか?
3級は2文、準2級は2〜3文、2級は3文程度がひとつの目安です。長さより、質問に答えていること、理由があることを優先しましょう。
難しい単語を使ったほうが評価は上がりますか?
語彙も評価の観点の一つですが、無理に難しい単語を使って文が崩れるより、知っている単語で正確に伝えるほうが安定します。
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