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🛠️ 技能別の指導メソッド★★★エビデンス強め小学校中学校高校📖 約11分

語彙指導の全体像 ― 何語必要? どの語から? 4つの柱で考える

英語を辞書なしで読むには数千語が必要。でも授業で教えられる語には限りがあります。「どの語を・どう出会わせ・どう残すか」を、研究をもとに設計し直しましょう。

エビデンスの強さ:必要語彙数・意図的学習・偶発的学習・くり返しの効果は、コーパス研究と複数のメタ分析でおおむね一貫。ただし「どの活動が一番か」は条件しだいで、ばらつきが大きい。

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語彙指導の全体像 ― 何語必要? どの語から? 4つの柱で考えるのイメージ
💡3行まとめ
  • 「知っている語98%」を基準にすると、辞書なしで読むには8,000〜9,000語(ワードファミリー)という推定があります。 98%自体も目安ですが、教科書で出会う語だけでは届きません。
  • 「覚えるための学習」と「読んだり聞いたりのついでに覚える学習」は、どちらか一方ではなく両方が必要です。
  • 授業は4つの柱で設計し、頻度の高い語ほど手厚く扱うのが基本です。

語彙指導ってなに? ― まず「何語いるのか」から

ひとことで言うと、語彙指導とは、「どの単語を、どの順番で、どうやって」身につけさせるかを決めて、よく使う単語ほど手厚く、くり返し出会わせる指導です。

語彙指導というと「新出単語の発音練習と意味確認」を思いうかべる先生が多いと思います。でも、本当の問いはもっと大きくて、「生徒が英語を使えるようになるには、何語を、どの順番で、どうやって身につけさせるか」です。

英語の文章を辞書なしで理解するには、文章中の語の98%くらいを知っている必要があると考えられています 1。この98%を基準に計算すると、小説や新聞のような一般向けの書かれた英語を読むには8,000〜9,000ワードファミリー、話された英語を聞くには6,000〜7,000ワードファミリーが必要だと見積もられています 2。学習者向けにやさしく書かれた本や教科書なら、必要な語数はずっと少なくなります。別の研究では、理想ラインを8,000ワードファミリー(98%)、最低ラインを4,000〜5,000ワードファミリー(95%)と整理しています 3。ただし、98%で十分に理解できるという基準そのものも、2023年の追試では完全には再現されませんでした 4。これらの数字は「必ずこれだけ必要」という線ではなく、目安と考えるのが安全です。つまり実際には、教科書の新出語を全部同じ重さで扱うのではなく、よく使う語から優先して、授業の外でも語彙が増え続けるしくみを作ることです。

ワードファミリー(word family)とは、use・used・useful・useless のように、もとの語と、その変化形・派生語をまとめて1語と数える単位です。

🎈たとえるなら

語彙は「地図のピース」です。98%のピースがそろえば、残りの穴(知らない語)は前後から推測できます。でも90%しかそろっていないと、穴だらけで道がつながりません 1。語彙指導とは、よく通る道(頻度の高い語)から順番にピースを埋めていく作業です。

似たものとのちがい:「覚えるための学習」と「ついでに覚える学習」

意図的な学習 偶発的な学習
何をする? 単語カード・単語リストなどで、覚えるつもりで学ぶ 内容を楽しみながら読む・聞く中で、ついでに覚える
覚えられる量の目安 活動直後に約6割、時間をおくと約4割(意味の再生)5 出てきた知らない語の1〜2割ほど 6
弱点 時間とともに抜けていく 1回の量が少なく、何度も出会う必要がある

どちらか一方ではなく、大事な語は意図的に覚え、覚えた語にはたくさんの英語の中で再会させる、という二本立てが基本です。

やり方を3ステップで

  1. 新出語を3つに分ける:話す・書くで使わせたい語/読んでわかればよい語/その本文だけの語。手厚く扱うのは1つ目だけ。
  2. 意味は日本語でさっと、すぐに使わせる:意味を簡潔に示し、2つの語から文脈に合う方を選ぶ・自分のことを1文書く、など判断して使う活動を入れる。
  3. 再会させる:小テストに過去の語をまぜ、多読や Small Talk などのインプットでもう一度出会わせる。

学習指導要領の語数と比べてみる

では、日本の学校で扱う語数はどれくらいでしょうか。学習指導要領では、小学校で600〜700語程度(3・4年の外国語活動で扱った語を含む)7、中学校で小学校の語に加えて1,600〜1,800語程度 8、高校の「英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ」で合わせて1,800〜2,500語程度の新語を加えるとしています 9。ただし高校で全員が必ず履修するのは英語コミュニケーションⅠだけで、Ⅱ・Ⅲは選択です 9。

校種 学習指導要領で扱う語数 累計の目安
小学校(3〜6年) 600〜700語程度(3・4年の外国語活動で扱った語を含む) 600〜700語
中学校 1,600〜1,800語程度の新語 2,200〜2,500語
高校(英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲをすべて履修した場合) 400〜600+700〜950+700〜950語程度の新語 4,000〜5,000語程度(単純累計)

Ⅰ〜Ⅲをすべて履修した場合の累計4,000〜5,000語は、さきほどの「最低ライン」の数字とほぼ同じ大きさです 39。ただし学習指導要領の「語」とワードファミリーは数え方がちがい、また学習指導要領の語数は「扱う語」の目安で、生徒が実際に覚えている語の数ではありません。なお「600語」「950語」などの上の数字は上限ではなく目安と説明されています 10。そのため単純には比べられませんが、一般向けの英文を辞書なしで読むための推定値 2 と比べると、授業で扱う語だけで「辞書なしで楽しく読める」レベルに届くとは考えにくいでしょう。だからこそ、教室では「教える語」をしぼりこみ、生徒が自分で語彙を増やし続けられるしくみまで作る必要があります 11。

授業を「4つの柱」で設計する

語彙研究の第一人者で、ニュージーランドの応用言語学者 Paul Nation 氏は、よい語学の授業には次の4つの柱(four strands)があり、それぞれにだいたい同じくらいの時間をあてるのがよいと提案しています 12。

柱 中身 教室の例
① 意味中心のインプット 内容を楽しみながら、たくさん読む・聞く 多読、先生の Small Talk、リスニング
② 意味中心のアウトプット 伝えたいことを話す・書く やり取り、日記、スピーチ
③ 言語に焦点を当てた学習 語や文法を意識して学ぶ 単語カード、発音練習、語の成り立ち
④ 流暢さの育成 知っている語を、速く・楽に使う やさしい本の速読、同じ話を時間を縮めてくり返す

日本の英語授業は③にかたよりがちです。単語テストと文法説明で時間がうまってしまい、①と④がほとんどない、という授業は少なくありません。語彙の研究をまとめたレビューでも、意図的に覚える学習と、たくさんの英語にふれる学習を組み合わせることが勧められています 11。

研究ではどうなってる?

🔬研究ではこう
  • 単語カード・単語リスト・書く・穴埋めといった「覚えるための活動」を調べたメタ分析(22研究)では、活動を終えた直後の意味再生テストで、平均の学習の伸び(percentage learning gains)は約60%、時間をおいた遅延テストでは約39%でした(「1回見ただけ」の成績ではなく、各研究の活動全体の結果です)。英語のつづりを思い出す方は、時間がたつと約25%まで下がりました 5。
  • 同じメタ分析で、活動ごとの差は直後のテストで約18%〜77%と非常に大きく、「何をやっても同じ」ではありませんでした 5。
  • 読む・聞くなど意味中心のインプットから「ついでに」覚える偶発的学習のメタ分析(24研究・2,771人)では、覚えられた語の割合は直後で9〜18%ほど。読む・聞く・読みながら聞くで大きな差はなく、動画視聴だけは少なめでした 6。
  • 偶発的学習では、出会う回数と覚える量の間に中くらいの相関(r = .34)がありました(相関研究26件・約1,900人をまとめたメタ分析)13。
  • 先生が口頭で語の意味を説明するメタ分析(14研究・3,304人)では、説明はしないより効果があり、しかも母語(日本語)での説明の方が、英語での説明より効果的でした 14。

ここで押さえておきたい数字を1つ。読んだり聞いたりの「ついで」で覚えられるのは、出てきた知らない語の1〜2割程度です 6。「たくさん読めば単語は自然に増える」は半分ホントで半分ウソ。読む量を増やしつつ、大事な語は意図的に覚えるという二本立てが必要です。逆に、単語カードで覚えた語も時間とともに抜けていくので 5、覚えた語に意味中心のインプットで再会させることが欠かせません。

「頭をどれだけ使うか」で残り方が変わる

関与負荷仮説(involvement load hypothesis)は、語を扱う課題で ①その語が必要か(need)、②意味や形を自分で探すか(search)、③文脈に合うかを判断して使うか(evaluation)の3つが強いほど、語が残りやすいという考え方です 15。

42研究をまとめたメタ分析では、この仮説はある程度当たっていました。ただし効いていたのは主に「評価(evaluation)」と「必要(need)」で、課題に「探す(search)」の要素(辞書で調べるなど)があることは、ほかの要素を考えに入れると、追加の伸びにはつながっていませんでした 16。これは辞書を使うこと自体が無意味という意味ではありませんが、「辞書を引かせさえすれば覚える」と思っていた先生には意外な結果かもしれません。大事なのは、引いた語をどう使わせるかです。

明日の授業でこうする

✏️単元ごとの語彙指導 5ステップ
  1. 新出語を3つに分ける:①話す・書くで使えるようにしたい語(頻度が高い)、②読んで意味がわかればよい語、③その本文にしか出ない語(注釈で意味を示すだけ)。手厚く扱うのは①だけ。
  2. 意味は必要に応じて日本語で簡潔に:①の語は、日本語でさっと意味を示す。先生の口頭の語彙説明では、母語での説明の方が英語での説明より学習効果が高かったというメタ分析があります 14。そのあとすぐ英語の例文で使ってみせるのは、筆者の実践上の提案です。
  3. 「判断して使う」活動を入れる:2つの語から文脈に合う方を選ぶ、新出語を使って自分のことを1文書く。評価(evaluation)の要素が入るほど残りやすくなります 16。
  4. 再会させる:次の時間・次の週・次の単元で、同じ語を Small Talk や小テストや別の本文で何度も出す。出会う回数が多い語ほど学習成果が高い傾向があります(相関の結果で、間隔のあけ方や関わり方でも変わります)13。
  5. 4つの柱を点検する:単元の時間配分を書き出して、③(言語に焦点)だけで埋まっていないか確かめる 12。
🗣️先生の英語(そのまま使える)
TToday's key words are on the board. You need these words for your speech.
T"Recommend" means すすめる. I recommend this book. It's really funny.
TWhich word fits here, "borrow" or "lend"? Talk with your partner.
TWrite one sentence about yourself with "recommend."
TDo you remember this word from last week? What does it mean?
🏫実例
  • 小学校:600〜700語は、聞いたり読んだりしてわかる語(受容語彙)と、話したり書いたりして使える語(発信語彙)の両方を含めた数で、全部を覚えて使いこなすことを求めるものではありません。小学校段階では「聞いて意味がわかる語」と「話して表現できる語」が中心と考えられています 717。絵カードと歌・チャンツで何度も出会わせ、単元をまたいで同じ語を使い回します。
  • 中学校:教科書の新出語をすべて同じ重さで扱わず、たとえば①の語は単語テストで「意味もつづりも」、②の語は「英語を見て意味がわかるか」だけを問う、③の語はプリントで意味を示すだけ、と分けます(筆者の実践上の提案です)。②の語は、音読や多読、Small Talk の中で何度か再会させ、読んでわかる状態を保ちます。
  • 高校:英語コミュニケーションの本文の前に、語彙レベル判定ツールで本文に出てくる語の難しさを確認し、生徒が知らなそうな語を見当づけます。①の語は使えるように事前に練習し、理解のじゃまになる②・③の語は注や語彙表で意味を示します。それでも知らない語が多すぎる本文は、やさしく書きかえるか、別の読み物を使います。
⚠️よくある失敗
  • 新出語を全部同じ重さで教える:本文にしか出ない語に時間をかけるのは効率が悪い。何度も出会う、頻度の高い語に集中しましょう。
  • 単語テストが終わったら二度と出てこない:覚えた語も時間がたつと抜けます 5。再会させるしくみを。
  • 「辞書を引かせれば覚える」と思いこむ:引くだけで十分とは限りません。判断して使う場面を加えましょう 16。
  • 「英語の説明でないとダメ」と思いこむ:先生の口頭の語彙説明は、母語での方が英語より効果的だったというメタ分析もあります 14。英語は、例文を示すときと、生徒がその語を使う場面でたっぷり使いましょう。

❓ よくある質問

Q. 英語を辞書なしで読むには、何語必要ですか?

知っている語98%を基準にすると、一般向けの書かれた英語を読むには8,000〜9,000ワードファミリー、話された英語を聞くには6,000〜7,000ワードファミリーが必要と見積もられています 2。ただし98%の基準自体も追試で完全には再現されておらず、目安と考えるのが安全です 4。

Q. 学習指導要領で扱う語数は、どのくらいですか?

小学校で600〜700語程度 7、中学校で1,600〜1,800語程度の新語 8、高校の英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲで合わせて1,800〜2,500語程度の新語です 9。授業で扱う語だけで辞書なしで読めるレベルに届くとは考えにくく、自分で語彙を増やし続けるしくみも必要です。

Q. たくさん読めば、単語は自然に増えますか?

半分ホントで半分ウソです。偶発的学習のメタ分析では、読む・聞くのついでに覚えられた語の割合は、直後で9〜18%ほどでした 6。読む量を増やしつつ、大事な語は意図的に覚える、という二本立てが必要です。

Q. 単語の意味は、英語で説明した方がいいですか?

先生の口頭の語彙説明のメタ分析では、説明はしないより効果があり、母語(日本語)での説明の方が英語での説明より効果的でした 14。意味は日本語でさっと示し、英語は例文や使う場面にたっぷり使うのが一案です。

Q. 語彙指導の「4つの柱」とは何ですか?

語彙研究で知られるニュージーランドの応用言語学者 Paul Nation 氏が提案した、①意味中心のインプット、②意味中心のアウトプット、③言語に焦点を当てた学習、④流暢さの育成の4つで、それぞれにだいたい同じくらいの時間をあてるのがよいとされています 12。日本の英語授業は③にかたよりがちです。

🎓 もう一歩深く(大学院レベル)

🎓院生モード「何語必要か」の数字をどう読むか

Nation (2006) の8,000〜9,000ワードファミリーという数字は、British National Corpus から作った1,000語ごとのリストで、98%カバー率に必要な語数を計算したものです 2。前提は「98%で辞書なしの十分な理解」1 で、95%を最低ラインとすれば必要語数はぐっと下がります 3。

近年は、数える単位そのものが議論になっています。ワードファミリーは接辞の知識を前提にしているため、学習者が実際にそこまで派生形を扱えるかには疑問があり、レマ(lemma:品詞ごとの見出し語と変化形)やフレマ(flemma)の方が学習者に合った単位ではないかという指摘があります 18。単位を変えると「必要語数」も変わるので、数字は絶対値ではなく目安として読むのが安全です。学習指導要領の「語」と研究の「ワードファミリー」を直接比べられないのも同じ理由です。

🎓院生モード関与負荷仮説の限界と「4つの柱」の読み方

関与負荷仮説は、提案から20年ほどでメタ分析によって検証され、効果のばらつきのうち直後テストで15.0%、遅延テストで5.1%を説明する程度でした 16。予測力はあるが、語の残り方を決める要因の一部にすぎない、ということです。くり返しの回数、テストの形式なども大きく効きます 1613。

4つの柱は実験で「この配分が最適」と証明された処方ではなく、インプット仮説・アウトプット仮説・フォーム・フォーカスト・インストラクション・流暢さの研究をまとめた設計の枠組みです 12。語彙学習の研究を総合したレビューも、意図的学習と偶発的学習を統合する枠組みとしてこれを位置づけ、語との関わり(engagement)を増やすことを最優先の原則に挙げています 11。体系的な理論と研究の全体像は Nation の定番書にまとまっています 19。

🎓院生モード日本の子どもの研究から

日本の6〜8歳の子ども36人を対象にした研究では、聞いて反応するだけの指導(インプット中心)と言わせる指導(産出中心)で、語彙の習得はほぼ同じレベルでした。さらにインプット中心の課題の方が、子どもと先生のやり取りが豊かになっていたと報告されています 20。小学校で「言えるようにさせなきゃ」と焦るより、意味のあるやり取りの中で何度も聞かせることにも十分な価値がある、という示唆です。

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📑 出典(20件)

本文の上付き数字に対応。✔ は DOI / ISBN / 公式ページを書誌データベースと機械照合した印です。

  1. Hu, M. H.-C., & Nation, P. (2000). Unknown vocabulary density and reading comprehension. Reading in a Foreign Language, 13(1), 403-430. doi:10.64152/10125/66973 ✔ DOI照合済知っている語が98%ほどないと、助けなしで物語を十分に理解するのは難しいと示した研究
  2. Nation, I. S. P. (2006). How large a vocabulary is needed for reading and listening?. The Canadian Modern Language Review, 63(1), 59-82. doi:10.3138/cmlr.63.1.59 ✔ DOI照合済書かれた英語の理解に8,000〜9,000語族、話し言葉に6,000〜7,000語族が必要と推定した論文
  3. Laufer, B., & Ravenhorst-Kalovski, G. C. (2010). Lexical threshold revisited: Lexical text coverage, learners' vocabulary size and reading comprehension. Reading in a Foreign Language, 22(1), 15-30. doi:10.64152/10125/66648 ✔ DOI照合済読解に必要な既知語率を、最低ライン95%・理想98%と整理した研究
  4. Kremmel, B., Indrarathne, B., Kormos, J., & Suzuki, S. (2023). Unknown vocabulary density and reading comprehension: Replicating Hu and Nation (2000). Language Learning, 73(4), 1127-1163. doi:10.1111/lang.12622 ✔ DOI照合済Hu & Nation (2000) の「既知語98%」の研究を、スリランカの成人学習者104人で追試。元の結果は完全には再現されなかった
  5. Webb, S., Yanagisawa, A., & Uchihara, T. (2020). How effective are intentional vocabulary-learning activities? A meta-analysis. The Modern Language Journal, 104(4), 715-738. doi:10.1111/modl.12671 ✔ DOI照合済単語カード・単語リスト・書く・穴埋めなど「覚えるための活動」の習得率をまとめたメタ分析(22研究)
  6. Webb, S., Uchihara, T., & Yanagisawa, A. (2023). How effective is second language incidental vocabulary learning? A meta-analysis. Language Teaching, 56(2), 161-180. doi:10.1017/S0261444822000507 ✔ DOI照合済読む・聞くなど意味中心のインプットから「ついでに」覚える語の割合をまとめたメタ分析(24研究)
  7. 文部科学省 (2017). 小学校学習指導要領(平成29年告示) 公式ページ ✔ リンク確認済小学校の学習指導要領。外国語活動(3・4年)と外国語科(5・6年)の目標・内容を示している
  8. 文部科学省 (2017). 中学校学習指導要領(平成29年告示) 公式ページ ✔ リンク確認済中学校の学習指導要領。外国語科の目標(5領域)・言語材料・指導計画の作成と内容の取扱いを示している
  9. 文部科学省 (2018). 高等学校学習指導要領(平成30年告示) 公式ページ ✔ リンク確認済高等学校の学習指導要領。総則の標準単位数・必履修科目(英語コミュニケーションⅠ)と、外国語科の各科目の目標・内容を示している
  10. 文部科学省 (2018). 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編 公式ページ ✔ リンク確認済高校の科目構成(英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ・論理・表現Ⅰ〜Ⅲ)、「支援」の考え方、語数、授業は英語での趣旨を説明した公式の解説
  11. Schmitt, N. (2008). Instructed second language vocabulary learning. Language Teaching Research, 12(3), 329-363. doi:10.1177/1362168808089921 ✔ DOI照合済語彙指導研究の総説。1語について覚えるべき側面は多く、語との関わり(engagement)を増やすことが最大の原則
  12. Nation, I. S. P. (2007). The four strands. Innovation in Language Learning and Teaching, 1(1), 2-13. doi:10.2167/illt039.0 ✔ DOI照合済授業の活動を「意味中心のインプット・意味中心のアウトプット・言語に焦点を当てた学習・流暢さの養成」の4つに分け、ほぼ同じ時間を配分するよう提案した論文
  13. Uchihara, T., Webb, S., & Yanagisawa, A. (2019). The effects of repetition on incidental vocabulary learning: A meta-analysis of correlational studies. Language Learning, 69(3), 559-599. doi:10.1111/lang.12343 ✔ DOI照合済単語に出会う回数と偶発的な語彙学習の関係をまとめたメタ分析(26研究・1,918人)
  14. Lee, J. H., & Lee, H. (2022). Teachers' verbal lexical explanation for second language vocabulary learning: A meta-analysis. Language Learning, 72(2), 576-612. doi:10.1111/lang.12493 ✔ DOI照合済先生が口頭で単語の意味を説明する効果のメタ分析。母語での説明のほうが英語での説明より効果的
  15. Laufer, B., & Hulstijn, J. (2001). Incidental vocabulary acquisition in a second language: The construct of task-induced involvement. Applied Linguistics, 22(1), 1-26. doi:10.1093/applin/22.1.1 ✔ DOI照合済課題の「必要・検索・評価」の度合い(関与負荷)が語の定着を左右するという関与負荷仮説の論文
  16. Yanagisawa, A., & Webb, S. (2021). To what extent does the involvement load hypothesis predict incidental L2 vocabulary learning? A meta-analysis. Language Learning, 71(2), 487-536. doi:10.1111/lang.12444 ✔ DOI照合済関与負荷仮説(必要・検索・評価)が語彙学習をどこまで予測するかを調べたメタ分析(42研究)
  17. 文部科学省 (2017). 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語活動・外国語編 公式ページ ✔ リンク確認済小学校の外国語活動(3・4年)と外国語科(5・6年)の目標・内容・語数・文字の扱いを説明した公式の解説
  18. Brown, D., Stoeckel, T., Mclean, S., & Stewart, J. (2022). The most appropriate lexical unit for L2 vocabulary research and pedagogy: A brief review of the evidence. Applied Linguistics, 43(3), 596-602. doi:10.1093/applin/amaa061 ✔ DOI照合済語数を数える単位(ワードファミリーかレマか)について、学習者に合う単位を論じた短いレビュー
  19. Nation, I. S. P. (2013). Learning Vocabulary in Another Language. Cambridge University Press doi:10.1017/CBO9781139858656 ✔ DOI照合済第二言語の語彙学習・語彙指導の研究を体系的にまとめた定番書(第2版)
  20. Shintani, N. (2011). A comparative study of the effects of input-based and production-based instruction on vocabulary acquisition by young EFL learners. Language Teaching Research, 15(2), 137-158. doi:10.1177/1362168810388692 ✔ DOI照合済日本の6〜8歳36人。聞いて動くインプット型と言わせる産出型の語彙指導を比べ、どちらも効果。インプット型の方がやり取りが豊か

最終更新 2026-10-18 ・ 原田英語 まちがいのご指摘はこちら