まずはこの3つ
- 80分・125点で大問4つ。論説2題+小説1題+英作文(2026年度)
- 和訳は「〜を明らかにして」「省略を補って」の条件を必ず満たす
- 英作文はグラフ比較約40語+意見約60語。短く正確に書く
形式マップ(2026年度の公表資料で確認)
時間・配点は令和9年度入学者選抜要項と令和8年度の公表問題、大問の中身は令和8年度の公表問題と「出題の意図・評価ポイント」による。年度で変わるので最新の過去問で確認。
| 大問 | 中身 | 主な設問 |
|---|---|---|
| Ⅰ(35点) | 社会科学的な論説文 | 下線部の内容(選択)、条件つき和訳、空所の組み合わせ、語句の意味、内容一致 |
| Ⅱ(35点) | 自然科学的な論説文 | 理由の説明(40字以内)、空所補充、指示語を明らかにした和訳、内容一致 |
| Ⅲ(30点) | 口語表現を含む小説 | 表現が表す内容の説明、省略を補った和訳、表現の意味(選択)、内容一致 |
| Ⅳ(25点) | 英作文 | グラフを読み2国を比較(約40語)、賛否と理由(約60語) |
大学の公表で確かなこと
前期の外国語(英語)は80分・125点で全学部共通(令和9年度入学者選抜要項)。学部ごとの合否判定には傾斜配点を使う。後期日程で英語を課す学部も80分・125点。神戸大は過年度の試験問題(本文の一部は非公開)と「出題の意図・評価ポイント」を公表している。
大学が見ている所(出題の意図より)
2026年度の評価ポイントは、読解3題に共通して「文脈の流れを読み取る力」「語彙・文法の知識で英文の構造を把握し、適切な日本語にする力」「文脈の中で表現の意味を理解する力」。小説では「登場人物の関係ややりとりの状況を理解し、発話の意味や意図を汲み取る力」。英作文は「適切な語彙・表現・文法で論理的に書く力」。
設問タイプ別の攻略8
- 1条件つき和訳「this の内容を明らかにして」「語の意味を明確にして」「省略を補って」は、条件を満たさないと減点の対象になりうる。まず条件の部分を書き出してから訳す。She wanted to stay longer, but she couldn't.彼女はもっと長くいたかったが、(それ以上長くいることは)できなかった。
- 2理由の説明(字数指定)「なぜ重要か40字以内」なら「〜から」「〜ため」で結ぶと理由が明確で無難。because / since / as だけでなく、前後の因果関係も探す。
- 3空所の組み合わせ確実に決まる空所から決めて選択肢を絞る。全部の空所を検討する前に消去法を使う。
- 4語句の意味(文脈)辞書の第1義でなく、本文中での意味を選ぶ。前後の言い換えや対比が手がかり。
- 5内容一致(2つ選ぶ)3題とも「合致する文を2つ」の形(2026年度)。本文の該当箇所を必ず確かめ、言い過ぎ(always / only)の選択肢を疑う。
- 6小説の読解誰が誰に何を言ったかを整理し、発話の裏の気持ちを読む。口語表現は場面から意味を推測する。
- 7グラフ比較(約40語)2つを選び、比べる軸(割合・増減など)をそろえて1〜2文で。数値は2つか3つに絞る。
- 8賛否の意見(約60語)1文目で賛否、理由2つか理由1つ+具体例、最後に一言でまとめ。4〜5文が目安。
小説で出る口語表現(例はオリジナル)7
小説の会話は口語が多い。場面から意味を推測する力が問われる。
- I'm not in the mood.★★★そんな気分じゃない誘いを断る時の定番
- It's no big deal.★★★大したことじゃない相手の謝罪や心配を軽くする
- You can say that again.★★★まったくそのとおり会話ではふつう強い同意。「もう一度言って」と読む誤りが多い
- I'll pass.★★★遠慮しておく誘い・提案を軽く断る
- Tell me about it.★★★本当にそうだよね愚痴への応答では共感。文字どおり「詳しく話して」の場合もある
- Suit yourself.★★★好きにすればやや突き放した言い方。関係の冷たさを示す
- That's the last thing I want.★★★それだけは絶対いやだthe last thing I want=何よりも望まないこと
グラフ比較と賛否の英語(例はオリジナル)
約40語と約60語は、型を決めておけば速く書ける。
| 役割 | 英語の例 |
|---|---|
| 比較の1文目 | Far more teenagers read e-books in Country A than in Country B. |
| 数値を添える | About 60% of teenagers in A read e-books, compared with 20% in B. |
| 賛否の1文目 | I believe high schools should allow students to use tablets in class. |
| 理由 | The main reason is that students can look up information instantly. |
| 反対の立場に触れる | Some may argue that tablets distract students, but 〜 |
| まとめ | For these reasons, tablets would make lessons more effective. |
省略・代用を見抜く(条件つき和訳の対策)5
英語が繰り返しを避ける型。例はオリジナル。
- 1助動詞の後の省略文末・節末に can't / will / did などだけが残ったら、前に出た動詞句の繰り返しが消えている。I wanted to tell him the truth, but I didn't.私は彼に真実を話したかったが、(話さ)なかった。
- 2to の後の省略(代不定詞)文末の to だけが残る形。to の後ろに前の動詞句を戻して訳す。You don't have to come if you don't want to.来たくないなら(want to の後に come を補う)、来なくてもいい。
- 3比較の than の後than / as の後ろは主語と動詞が省略・代用されやすい。何と何を比べているかを確定。The population of Tokyo is larger than that of Osaka.東京の人口は大阪の人口より多い。(that=the population)
- 4so / not による節の代用I think so. / I hope not. の so・not は前の文の内容を受ける。中身を補って訳す。Will it rain tomorrow? I hope not.明日は雨が降るだろうか。降らないといいのだが。
- 5the former / the latter前者・後者は、前に挙げた2つのどちらかを指す。どちらかを具体的な語で訳すと条件を満たしやすい。
ここで減点!5
- ✕「this の内容を明らかにして訳せ」で「これは」と訳す○this を指す内容に置き換えて訳す条件を満たしていない
- ✕「省略を補って訳せ」で省略部分を補わない○but の後や比較の後の省略を( )などで補う条件つき和訳の典型的な失点
- ✕40字以内の理由説明を「〜こと。」で終える○「〜から。」「〜ため。」で結ぶ理由を答えたことがはっきりする(「こと」だと理由か曖昧)
- ✕グラフ比較で全部の国の数値を並べる○2つを選び、軸をそろえて比べる約40語では書き切れず比較も伝わらない
- ✕You can say that again. を「もう一度言って」と解釈○「まったくそのとおり」と強い同意で読む口語表現の字面読みは小説の大きな落とし穴
80分の考え方4
- 1最初にⅣの問いとグラフを見る英作文の材料を先に確認。読解中に賛否と理由を決めておく。
- 2読解3題は1題の上限を決める80分で4題なので時間は厳しい。過去問で各大問の上限時間を決め、超えたら次へ。
- 3設問を先に読んでから本文和訳の条件・説明の字数・内容一致の数を先に把握し、該当箇所で止まって解く。
- 4英作文の時間を必ず残す約40語と約60語の2問で25点。白紙は避け、短くても条件を満たして書き切る。
直前の注意3
- 1公表問題で形式を確認神戸大は過年度の問題と出題の意図を公表(本文は著作権の都合で一部非公開)。設問の条件の出し方に慣れておく。
- 2論説は文系・理系の両方2026年度はソーシャルメディアの弊害(社会科学)と生物の遺伝的多様性(自然科学)、英作文は電力供給源のグラフ(出題の意図)。両分野の英文を読んでおく。
- 3要確認大問構成・語数・配点は年度で変わる。最新の入学者選抜要項と公表問題で必ず確認する。
確認テスト
- 1神戸大学前期の英語の試験時間は 。正解は 80分。125点・全学部共通(令和9年度要項)
- 2A: This homework is so hard. B: Tell me it.正解は about。Tell me about it.=本当にそうだよね
- 3「なぜ〜か40字以内で説明せよ」の文末として最も無難なのは 。正解は 〜から。。理由は「から・ため」
- 4Country A spends more on education than Country B.正解は far。比較級の強調は far / much
- 52026年度の読解の内容一致は「合致する文を 選ぶ」形。正解は 2つ。Ⅰ〜Ⅲで共通
参考にした資料
神戸大を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。