まずはこの3つ
- 90分で大問4つ。長文2題+英語で答える読解+会話文(2026年度)
- 和訳は「This の中身を補って訳せ」が定番。指す内容は遠くにもある
- 英語の解答は本文の文を丸写ししない。意見は70〜100語(2026年度)
形式マップ(2026年度の公表資料で確認)
試験時間は令和9年度募集要項の時間割、大問の中身は令和8年度の公表問題と「出題の意図」による。年度で変わるので最新の過去問で確認。
| 大問 | 中身 | 主な設問 |
|---|---|---|
| Ⅰ | 長文読解(文化・社会) | 下線部和訳、空所の語句選択、下線部の意味、指示語を補う和訳、接続語の補充、内容理解 |
| Ⅱ | 長文読解(エッセイ) | 下線部和訳、下線部の内容、言い換えの選択、語の補充、This を補う和訳、内容理解 |
| Ⅲ | 英文を読み英語で答える | A・B:文を完成させる(言い換え)、C:自分の意見を70〜100語 |
| Ⅳ | 会話文+その要約文 | 要約文の空所に適切な語を選ぶ |
大学の公表で確かなこと
前期の外国語は全学部とも90分(令和9年度募集要項の時間割)。2026年度は英語のほかドイツ語・フランス語・中国語の問題も出た。北大は試験問題と正解・解答例・出題の意図を公表している。2026年度は問題文の誤植で大問Ⅰの1問を全員正解にした、と大学が発表している。配点は最新の募集要項で確認する。
大学が見ている所(出題の意図より)
2026年度の出題の意図は、和訳で「This の内容を具体的に補えるか」を2回も挙げ、その内容が和訳する文から離れた段落に書かれている場合もあると説明する。また each bite のような表現を直訳せず意味をとれるか、関係代名詞 what・as if・非制限の which を理解しているかも問う。
設問タイプ別の攻略7
- 1指示語を補う和訳This / It / Such が何を指すかを、直前の文だけでなく段落をさかのぼって探す。名詞句にまとめて主語に置き、残りを訳す。This is why many schools now start later in the morning.こういうわけで(=睡眠不足が成績に影響するので)、今では多くの学校が朝の始業を遅らせている。
- 2直訳しない和訳文字どおりでは通じない表現は、文脈が言いたいことに置き換える。as if・what の構造を取ってから日本語を整える。With every step, she felt as if the city were welcoming her.一歩進むごとに、彼女は街に歓迎されているように感じた。
- 3接続語の補充前後の文が「逆接・追加・例示・結果」のどれかを決めてから選ぶ。However / In addition / For example / As a result。
- 4言い換えの選択空所の直前の内容を別の言葉で言い直した選択肢を選ぶ。本文と同じ単語を含むだけの選択肢はわなが多い。
- 5英語で文を完成(Ⅲ)本文の語句は使ってよいが、文をそのまま写すのは不可(指示)。主語や品詞を変えて言い換える。
- 6意見の英作文(Ⅲ C)70〜100語で賛否を明示。問題だと考えるか否かのどちらでも、理由→具体例で論理的に述べればよい、と出題の意図。
- 7会話文の要約(Ⅳ)要約文の空所は、会話のどの発言に対応するかを特定してから選ぶ。語の意味だけでなく語法(後ろに to do か that 節か)も確認。
本文を写さず言い換える技術(例はオリジナル)
Ⅲは「本文の語句を使ってよいが文を丸写ししない」。品詞・主語・構文を変える。
| 技 | 本文の例 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 品詞を変える | Sleep improves memory. | Sleep leads to an improvement in memory. |
| 主語を変える | Many tourists visit the town. | The town attracts many tourists. |
| 能動⇔受動 | People widely use the app. | The app is widely used. |
| 反対語+否定 | The task was difficult. | The task was not easy. |
| 節を句に | because it was raining | because of the rain |
| 具体→抽象 | apples, grapes, and peaches | various kinds of fruit |
接続語の早見表(空所補充用)8
前後の文の関係を決めてから選ぶ。同じ働きの語はまとめて覚える。
働き語句見分けのポイント
逆接However / Nevertheless / Yet前と反対・予想外の内容が続く
追加In addition / Moreover / Besides同じ方向(プラス・マイナス)の情報を足す
例示For example / For instance直前の一般論の具体例が続く
結果As a result / Therefore / Thus前が原因、後が結果
言い換えIn other words / That is同じ内容を別の言葉で
対比On the other hand / In contrast2つのものを比べる
譲歩Of course / Admittedly後に but / however が来やすい
結論In short / In conclusion全体のまとめ
70〜100語の意見の設計図(例はオリジナル)
問い:高校生は昼休みにスマートフォンを使ってよいか。6文で約75語。
| 部分 | 英語の例 |
|---|---|
| 立場 | I think students should be allowed to use their phones at lunchtime. |
| 理由1 | First, lunchtime is free time, and students need a short break from studying to refresh their minds. |
| 理由2+具体例 | Second, phones are useful tools. For example, students can check train delays or contact their families. |
| 反対意見への配慮 | Of course, some students may play games for too long, but schools can set simple rules. |
| まとめ | Therefore, allowing phones at lunch is reasonable as long as students use them responsibly. |
ここで減点!5
- ✕This を「これは」とだけ訳す○This が指す内容を具体的に補って訳す大学が明示的に問うポイント
- ✕Ⅲで本文の1文をそのまま写す○語句は借りても、文の形は自分で組み立てる丸写しは指示で禁止されている
- ✕意見の英作文で賛否をはっきり書かない○1文目で立場を明示する論理的に主張できるかが評価の軸
- ✕多義語の意味を直訳で当てはめる○文脈が求める意味を選び直す直訳では意味の通る訳にならない
- ✕長文2題に時間を使い、Ⅲ・Ⅳが残る○大問ごとの上限時間を決める90分で4題は時間が厳しい
90分の考え方4
- 1最初にⅢのCの問いを見る意見英作文の問いを先に知り、読解中に立場と理由を考えておく。
- 2Ⅳを先に片付ける手もある会話文と要約の空所は比較的短時間で終わりやすい。自分に合う順番を過去問で決める。
- 3長文は和訳の下線部から逆算下線部の This が指す内容を探しながら読む。段落ごとに要点を一言メモ。
- 4最後の数分は英語の解答を点検Ⅲの英文の三単現・時制・冠詞、語数(70〜100語)を確認。
直前の注意3
- 1公表問題で形式を確認北大は問題・正解・解答例・出題の意図をウェブで公表している。直近の年度で、和訳の要求(指示語を補う等)と英語の解答の条件を確かめる。
- 2身近な文化の話題に強く2026年度は音楽、食事と人のつながり、麺をすする文化、電気自動車が題材。日常と文化を英語で説明する練習が効く。
- 3要確認大問構成・語数は年度で変わりうる。配点も含め、最新の募集要項と公表問題で必ず確認する。
確認テスト
- 1北海道大学前期の外国語の試験時間は 。正解は 90分。全学部共通(令和9年度要項の時間割)
- 2The plan was expensive. , it took too much time.正解は In addition。マイナス点の追加
- 3Many people visit the museum. = The museum many people.正解は attracts。主語を変える言い換え
- 4She talks she knew everything.正解は as if。as if+過去形=まるで〜かのように
- 5Ⅲで禁止されているのは本文の 。正解は 文の丸写し。語句は使ってよい(2026年度の指示)
参考にした資料
北大を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。