まずはこの3つ
- 人物・時・場所をメモし、場面転換のサインで区切る
- 心情は「行動・表情・セリフ」から読み、変化を追う
- エッセイは体験の後の気づき(I realized)に主張
物語文を読む6原則6
- 1人物を整理する登場人物の名前・関係(親子・友人・先生)をメモ。he / she が誰を指すかを常に確認。人物が3人以上なら簡単な相関図を書く。
- 2語り手の視点を確認I で語る一人称か、he / she で語る三人称か。一人称なら語り手の気持ちは直接書かれやすく、他の人物の気持ちは推測になる。
- 3心情は描写から読む物語では「悲しかった」と書かずに、行動・表情・セリフで心情を見せることが多い。描写を心情に変換するのが設問の中心。She stared at the floor and didn't say a word.床をじっと見つめ、一言も話さなかった→落ち込み・気まずさ
- 4心情の変化を追う最初と最後で気持ちがどう変わったか(不安→安心、怒り→理解)と、変わったきっかけの出来事が最頻出の設問。
- 5時間の流れと回想を区別had+過去分詞(過去完了)は、話の基準の過去よりさらに前の出来事。回想でよく使われる。いつの話かを取り違えると内容一致で失点する。She remembered the day she had first arrived in Tokyo.彼女は初めて東京に着いた日のことを思い出した(had arrived=回想)
- 6結末と題名をつなぐ結末の場面や最後のセリフに、物語のテーマが込められていることが多い。題名の意味を問う設問は結末から考える。
場面転換のサイン
場面が変わったら区切り線を引く。読みのまとまりはここで切れる。
| 種類 | サインの例 | チェック |
|---|---|---|
| 時 | The next morning / Years later / That night | どれだけ時間が経ったか |
| 場所 | Back at home / When she arrived at the station / Meanwhile(一方そのころ) | 誰がどこへ移動したか、どこの場面か |
| 人物 | Just then, a stranger appeared / Her father came in | 新しい人物の登場 |
| 回想 | had+過去分詞(さらに前の出来事) / She remembered / Looking back | いつの出来事か |
| 記号 | 空行 / *** / 章番号 | 大きな場面の切れ目 |
表情・動作→心情 変換表16
描写を見たら、右の心情に変換する。前後の出来事で最終判断。
描写意味表す心情
sighため息をつく落胆・疲れ・安堵
frown眉をひそめる不満・困惑
blush顔を赤らめる恥ずかしさ・照れ
grin歯を見せてにっと笑ううれしさ・得意・いたずら心
shrug肩をすくめる無関心・あきらめ
tremble震える恐怖・緊張
stare atじっと見つめる驚き・集中・怒り
glance atちらっと見る気になる・気まずさ
mutter小声でぶつぶつ言う不満が多い(文脈で判断)
whisperささやく秘密・遠慮など(文脈で判断)
bite one's lip唇をかむ悔しさ・こらえる
clench one's fistsこぶしを握る怒り・決意
burst into tearsわっと泣き出す悲しみ・安堵の爆発
hesitateためらう迷い・不安
avoid someone's eyes(人と)目を合わせない罪悪感・気まずさ
his face lit up顔がぱっと明るくなる喜び・期待
心情の変化を表す語10
語意味よくある前後の流れ
relievedほっとした不安・心配 → 無事だと分かる
disappointedがっかりした期待 → 期待外れの結果
ashamed恥じている自分の行動を後悔
embarrassed気まずい・恥ずかしい人前での失敗
frustratedいら立った思いどおりにいかない
grateful感謝している助けてもらった後
jealous嫉妬した他人の成功・人気
moved感動した思いがけない親切
guilty罪悪感のあるうそ・約束を破った後
determined決意した失敗・励ましの後
目から鱗
心情問題は「本文の証拠」で選ぶ:選択肢の心情は、本文の描写から言える範囲のものだけが正解。「悲しんでいる」としか言えない場面で「激しく怒っている」「深く絶望している」を選ばない。強すぎる感情は言い過ぎのダミーになりやすい。
比喩・皮肉を読む3
- 1直喩(like / as)「〜のように」と2つを比べる。何のどんな性質を伝えたいのかを考える。The classroom was as quiet as a library.教室は図書館のように静かだった。
- 2隠喩(メタファー)like を使わず「AはBだ」と言い切る。字面どおりに読むと意味が通らない時は比喩を疑う。Her words were a knife in my heart.彼女の言葉は私の心に刺さるナイフだった(深く傷ついた)。
- 3皮肉(アイロニー)言葉の皮肉は、字面とずれた(多くは逆の)意味を伝える。状況と言葉が合わない時に起きる。言い方・状況から本当の気持ちを読む。“Great, another rainy day,” he groaned, putting away his soccer ball.「最高だね、また雨か」と彼はサッカーボールを片づけながらうめいた(実はうんざり)。
エッセイの主張の探し方3
体験型のエッセイは「体験→気づき→一般化」の流れが多く、主張は後半に来やすい。※論説型は冒頭で主張することも。
- 1気づきの表現を探すI realized / It was then that I understood / I learned that / Looking back の後が筆者の主張の中心になりやすい。It was then that I realized how much my grandmother had done for me.そのとき初めて、祖母が私のためにどれほど尽くしてくれたかに気づいた。
- 2一般化の主語に注目I(自分の体験)から we / people / everyone(人一般)に主語が変わる所は、筆者の主張に切り替わるサインのことが多い。
- 3最終段落で確認最後の段落で体験の意味をまとめることが多い。冒頭の問いかけ・エピソードと照らし合わせる。
やりがちなミス3
- ✕回想の場面を今の出来事として読む○had+過去分詞や remembered で回想を見抜く時の取り違えは内容一致の定番の罠
- ✕自分ならこう感じる、で心情を選ぶ○本文の描写を根拠に選ぶ問われるのは登場人物の心情
- ✕皮肉のセリフを字面どおりに受け取る○状況と言葉のずれから本心を読む雨にうめきながらの Great! はうんざりの意味
確認テスト
- 1When she heard the news, she let out a long sigh and smiled. 彼女の心情は?正解は 安堵。ため息+笑顔=ほっとした
- 2He avoided his mother's eyes and said nothing about the broken vase. 彼の心情は?正解は 罪悪感。目を合わせない+黙る
- 3回想の場面であることを示しやすい形は?正解は had+過去分詞。過去のさらに前
- 4エッセイで筆者の主張が来やすいのは?正解は I realized の後。体験→気づき
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