まずはこの3つ
- 選択肢を見る前に、空所に入る内容を予想する
- 前後が同じ向きなら順接・追加、逆なら逆接
- 品詞・語法・指示語で選択肢を機械的に絞る
解く手順5ステップ5
- 1空所の文を最後まで読む空所の直前だけで決めない。空所を含む文全体と、前後1文ずつを読む。
- 2品詞と形を決める空所の位置から、名詞・動詞・形容詞・副詞・接続語のどれが入るかを決める。
- 3前後の論理を判定前後の内容が同じ向き(++)か逆向き(+−)か、具体か抽象か、原因か結果か。
- 4入る内容を日本語で予想「ここは『しかし』」「ここは『悪い』という意味の形容詞」と自分で言ってから選択肢へ。
- 5当てはめて読み直す選んだ語を入れて、前後の文と自然につながるか確認。迷ったら本文の他の箇所の言い換えを探す。
前後の論理→入るもの
接続語の空所は、選択肢を見る前にこの表で前後の関係を判定する。
| 前後の関係 | 入るもの | 例 |
|---|---|---|
| 同じ向き(追加) | Moreover / In addition / Also | 安い + 速い |
| 逆向き(逆接) | However / Yet / Nevertheless | 努力した ⇔ 落ちた |
| 抽象→具体 | For example / For instance | 動物は道具を使う → カラスは… |
| 同じ内容の言い直し | In other words / That is | バイリンガル → 2言語を話す |
| 原因→結果 | Therefore / As a result / So | 雨が続いた → 試合中止 |
| 結果→原因 | This is because S+V. / 結果, because S+V. | 試合中止 → 雨が続いたから |
| 否定→訂正 | Instead / Rather | AではなくB |
| 2つを比べる | In contrast / On the other hand | 都会は便利 ⇔ 田舎は静か |
内容語の空所の手がかり5
- 1前後の+−を見る空所が形容詞・名詞なら、前後の文が良い話か悪い話かで方向が決まる。The project was a ; nobody wanted to join it again.→ 二度とやりたくない=マイナス(failure など)
- 2本文の言い換えを探す空所の内容は、前後の文や別の段落で言い換えられていることが多い。答えは本文の中にある。She was very . She never gave up, even after many failures.→ あきらめない=persistent(粘り強い)
- 3対比の相手を見る対比の while / whereas / unlike があれば、空所は対比相手と違う性質(反対のことが多い)。※while は「〜している間」の意味もある。Unlike his brother, Tom is very talkative.→ talkative と対照的=quiet / reserved
- 4指示語の中身から逆算空所の後の this / such / these が空所の内容を受けている。後ろの文が答えの説明になる。
- 5筆者の主張と矛盾しない空所に入る内容は筆者の主張の向きと一致することが多い。主張がつかめていれば選択肢は半分に減る。※空所が反対意見の紹介・譲歩の部分なら逆向き。
文法・語法で絞る5
論理で迷ったら文法。形で絶対に入らない選択肢を先に消す。
- 1後ろが名詞か文かつなぎの語を選ぶ時、後ろが名詞なら前置詞(despite / because of / during)、主語+動詞なら接続詞(although / because / while)。the rain, we enjoyed the trip.→ 名詞なので Despite(Although は✕)
- 2副詞は2文をつながないhowever / therefore / moreover は副詞。カンマだけで2つの文をつなぐ位置には入らない。
- 3動詞の語法後ろの形(to do / doing / that節 / 目的語+to do)が合う動詞だけが入る。She me to join the club.→ 人+to do をとる encouraged(suggested は✕)
- 4可算・不可算と数a / many / few の後は可算名詞、much / little の後は不可算名詞。動詞の -s とも一致させる。
- 5コロケーションmake a decision / take a risk / pay attention のように、相性のよい語の組み合わせで決まることもある。
目から鱗
選択肢を先に見ると負ける理由:4つの選択肢はどれも「それっぽい」ように作られている。先に見ると、本文の論理ではなく選択肢の印象で選んでしまう。予想→照合の順なら、自分の予想に近い1つが浮き上がって見える。
空所の位置で予想する
| 空所の位置 | 入りやすいもの | チェックすること |
|---|---|---|
| 文頭+カンマの前 | 接続語(However / Therefore) | 前の文との論理関係 |
| 名詞の前 | 形容詞(+か−か) | 前後の文の評価の向き |
| 段落の1文目 | 段落全体の要点 | その後の支持文の共通点 |
| 段落・文章の最後 | まとめ・結論 | それまでの主張の言い換え |
| this / such の直前の文 | 後ろで受け直される内容 | 後ろの指示語の中身 |
| not A but | Aと対になる語 | Aの反対・訂正 |
実演:3つの空所を解く3
Many people think boredom is a waste of time. (1), recent studies suggest it can be useful. When we are bored, our minds tend to wander, and this (2) often leads to creative ideas. (3), letting children feel bored now and then may help them become more creative.
- 1空所(1):逆接前は一般論(Many people think…「時間のむだ」)、後は研究結果(「役に立つ」)。−⇔+の逆向きなので However。一般論→逆接→主張の黄金パターン。(1) Howeverしかし(最近の研究では、退屈は役に立つ可能性がある)
- 2空所(2):this+名詞this は直前の「心がさまよう」ことを受ける。動詞 wander の名詞形 wandering が入る。前の内容を名詞1語で受け直す形は頻出。(2) wanderingこのように心がさまようことが、しばしば創造的な考えにつながる
- 3空所(3):結論前半の「退屈→創造性」から、子育てへの提案を導いている。原因→結果(結論)なので Therefore / Thus。(3) Thereforeしたがって、子どもに時々退屈させることは創造性を育てるかもしれない
やりがちなミス4
- ✕空所の直前の語だけ見て選ぶ○空所の文全体と前後の文を読む論理は文と文の関係で決まる
- ✕Although the heavy rain, … を選ぶ○Despite the heavy rain, …名詞の前は前置詞。although は接続詞
- ✕知っている語だから選ぶ○知らない語も消去法で候補に残す正解が見慣れない語のことも多い
- ✕On the contrary を「対照的に」で選ぶ○2者の比較なら In contraston the contrary は前の内容を否定し「それどころか逆だ」と言う
確認テスト
- 1The new phone is light and cheap. , its battery lasts two days — another advantage.正解は Moreover。利点に利点を足す(another advantage)
- 2He studied hard for months. , he did not pass the exam.正解は Nevertheless。努力⇔不合格の逆向き
- 3she was tired, she finished her report.正解は Although。後ろが S+V なので接続詞
- 4The town is very ; you can hear birds singing all day.正解は quiet。鳥の声が聞こえる=静か
- 5Many animals can use tools. , chimpanzees use sticks to catch insects.正解は For instance。抽象→具体
- 6It wasn't the price that bothered me. , it was the poor service.正解は Rather。否定→訂正
- 7Our team lost the first game. , we won the next three.正解は However。負け⇔勝ちの逆向き
- 8He is a vegetarian; , he does not eat meat.正解は that is。同じ内容の言い直し
長文の空所補充を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。