長文読解No.176確認問題集あり

タイトル・主旨選択問題の解き方

タイトル・主旨問題は「本文全体を一言で」の問題。広すぎ・狭すぎ・逆・本文にないを切れば、正解は自然に残る。

タイトル・主旨選択問題の解き方 の1ページ目

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まずはこの3つ

  1. 正解は本文全体をカバーし、筆者の視点を含む
  2. 広すぎ・狭すぎ(一部だけ)・逆・本文にないを切る
  3. 第1段落と最終段落、繰り返されるキーワードを見る

正解の3条件3

  1. 1全体をカバーする
    どの段落の内容もその中に収まる。1つの段落だけ、1つの例だけの話は✕。
  2. 2筆者の視点が入っている
    話題(何について)だけでなく、筆者の立場(良い・悪い・意外・必要)まで含むものが最適。
    Social Media(話題だけ)→ The Hidden Costs of Social Media(話題+視点)SNS → SNSの見えない代償
  3. 3抽象度がちょうどいい
    本文より大きすぎる話題(広すぎ)でも、細かすぎる話題(狭すぎ)でもない。本文のキーワードを含むことが多い。

解く手順5ステップ5

  1. 1
    第1段落で話題をつかむ何について書かれた文章か。問題提起・問いがあればメモする。
  2. 2
    最終段落で結論をつかむIn conclusion / Thus / In short の後、筆者の答えや提案を確認する。
  3. 3
    繰り返されるキーワードを数える言い換えも含めて何度も出る語がテーマ。複数の段落にまたがって出る語ほど重要。
  4. 4
    自分で一言にまとめる選択肢を見る前に「〇〇は△△だ」と主旨を作る。選択肢に引っぱられない。
  5. 5
    選択肢を型で切る広すぎ・狭すぎ・逆・本文にないの4つで消し、残ったものを自分の主旨と比べる。

ダミーの4つの型

型どういうものか見抜き方
広すぎ本文より大きな話題(Animals / Technology)本文に出ない内容まで含んでしまう
狭すぎ(一部だけ)1段落・1つの例だけの話他の段落がその中に入らない
本文と逆筆者の結論・評価と反対の向き主張の向き(+か−か)を確認
本文にない話題は近いが本文で述べていない視点本文に根拠となる段落がない

実演:4つのタイトルを判定

本文(オリジナルの要約):都市の屋上に庭を作ると、気温上昇を抑え、雨水をため、住民の交流も生む。費用の課題はあるが、筆者は普及を勧めている。

タイトル候補判定
Plants and Nature✕ 広すぎ(屋上・都市が抜けている)
How Rooftop Gardens Collect Rainwater✕ 狭すぎ(雨水は利点の1つだけ)
The Problems with Rooftop Gardens✕ 結論と逆(費用の問題にも触れるが、筆者は普及に賛成)
Why Cities Need Rooftop Gardens○ 全体+筆者の視点
なぜ効く?

タイトルは要約の頂点:読み手は文章を読みながら細部を削り、まとめ、段階的に要点(マクロ構造)を作るとされる(Kintsch & van Dijk 1978)。各段落の要点をさらにまとめたものが主旨で、それを短い語句で表したものがタイトル(研究そのものはタイトルを扱ってはいない)。段落の要点メモがあれば、タイトルは「まとめるだけ」になる。

問われ方の違い

設問答えの形ポイント
Which is the best title?名詞句が多い話題+視点。Why / How で始まるものも多い
What is the main idea?文筆者の主張を1文で。補足の具体例・数字はふつう入らない
What is the author's purpose?to+動詞説明・説得・比較・警告など筆者の意図
What is the main topic of paragraph 3?名詞句主題文を手がかりに、段落全体が何の話かを見る

筆者の目的を表す動詞10

語意味どんな文章か
explain説明する仕組み・理由の説明文
argue / claim主張する意見・評論文
persuade説得する考えを受け入れさせる・行動を促す
compare比較する2つ以上を比べる
describe描写する人・場所・出来事の描写
criticize批判するある考え・政策への反対
warn警告する危険・問題の指摘
propose / suggest提案する(suggest は「示唆する」も)問題→解決策
introduce紹介する新しい研究・人物・物の紹介
challenge疑問を投げかける常識・通説を否定する

主旨を1文にする4つの型4

  1. 1「AはBだ」型
    話題(A)+筆者の評価・結論(B)。最も基本の形。
    Reading on paper helps us remember more than reading on screens.紙で読むほうが画面で読むより記憶に残る。
  2. 2「AではなくBだ」型
    通説を否定して新しい見方を出す文章。主旨はBの側。not A but B / A is a myth が目印。
    Intelligence is not fixed but can grow with effort.知能は固定されたものではなく、努力で伸びる。
  3. 3「問題→解決」型
    問題を示し、解決策を提案する文章。主旨は解決策の側が多い(問題の深刻さが中心の文章もある)。should / need to / the key is が目印。
    To reduce food waste, shops should sell imperfect vegetables.食品ロスを減らすには、店は形の悪い野菜も売るべきだ。
  4. 4「利点も欠点も→結論」型
    両面を述べてから筆者の判断を出す文章。最後の判断を主旨にする。両面を並べただけの選択肢は✕になりやすい。

結論が来るサイン8

表現意味読み方
In conclusion結論として最終段落の頭。主旨そのもの
In short / In sum要するに全体のまとめ
Thus / Thereforeしたがって論理的な結論
The point is (that)要点は〜だ筆者の主張
What matters is大事なのは〜だ強調された主張
We should / need to〜すべきだ提案型の主旨
It is clear that〜は明らかだ筆者の確信
Ultimately結局のところ根本的な結論(「ついには」の時間の意味も)

やりがちなミス3

  • ✕最後に読んだ段落の内容でタイトルを選ぶ
    ○全段落の要点メモを見て選ぶ
    記憶に新しい部分だけの「狭すぎ」に引っかかる
  • ✕本文の具体例の語が入っているから○
    ○主張のキーワードが入っているか確認
    例の語を使ったタイトルは狭すぎになりやすい
  • ✕立派で大きなテーマのタイトルを選ぶ
    ○本文と同じ大きさの話題を選ぶ
    大きすぎるテーマは広すぎのダミー

確認テスト

  1. 1
    本文:睡眠不足が学生の成績・健康・人間関係に与える悪影響と、その対策を述べる。最適なタイトルは?
  2. 2
    本文の一部の段落だけに当てはまるタイトルの型は?
  3. 3
    What is the author's purpose? の答えに多い形は?
  4. 4
    本文:「才能が成功を決める」という通説を紹介し、研究をもとに「練習の量と質こそが成功を決める」と述べる。主旨は?
  5. 5
    本文:利点と欠点を並べ、最後に「規制つきで導入すべき」と述べる。主旨は?

参考にした資料

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