まずはこの3つ
- 先に軸・単位・凡例を見て「何の比較か」を言葉にする
- 本文の数値表現を数字に直してから図と照合
- 計算は「基準」と「条件」をメモしてから
落とす原因は英語ではない
図表問題で落とす原因の多くは、「何と何を比べた図か」を確かめずに読み始めること。単位(%か人数か)・期間・比べる対象を取り違えると、英文が完璧に読めても間違える。英文より先に図を「日本語の一言」にする。
図表問題の手順6
- 1タイトル・軸・単位・凡例何の図か、縦軸と横軸、%か人数か、色や線の区別を確認する。
- 2図を一言にする「Aは増加、Bは横ばい、最大はC」のように特徴を日本語で一言。
- 3問いと選択肢の数値表現に線more than half/doubled など、照合すべき表現を決める。
- 4本文の表現を数字に直すthree quarters→75%、one in five→20% と書き込む。
- 5図と1つずつ照合選択肢の数値・順位・増減の向きを、図の値と1か所ずつ確認。
- 6計算は基準と条件をメモ「何から」「何人以上なら」を書いてから計算する。
グラフの種類と見る所
| 種類 | 見る所 | よく問われること |
|---|---|---|
| 棒グラフ | 項目どうしの大小 | 最大・最小・順位・差 |
| 折れ線グラフ | 時間による変化 | 増減の向き・最も変化した時期 |
| 円グラフ | 全体に対する割合(合計100%) | 半分以上か・何分の1か |
| 表 | 行と列の見出し・条件 | 条件に合う項目・数値の照合 |
| 地図・図面 | 位置・方角・目印 | 場所の特定・行き方 |
増減・変化の表現10
語意味メモ
rise/increase/go up増えるrise は自動詞、raise は他動詞
a sharp increase急増sharp=急な、dramatic=劇的な
gradually/steadily徐々に/着実に変化の進み方
fall/decline/drop減るdecrease も同じ
remain stable/level off横ばい/横ばいになる変化しない部分
peak/reach a peak最高になる折れ線の頂点
fluctuate上下する増減をくり返す
double/triple2倍/3倍になるtwice as many as も2倍
halve/fall by half半分になるby は差を表す
recover回復する一度減って持ち直す
割合・比較の表現10
語意味数字にすると
half/more than half半分/半分より多い50%/50%超
a third/two thirds3分の1/3分の2約33%/約67%
a quarter/three quarters4分の1/4分の325%/75%
one in five5人に1人20%
the majority/a minority過半数/少数50%超/50%未満
nearly/almostほぼ(少し足りない)nearly 40=40弱
approximately/about約前後どちらもあり
percentage point%の差20%→30%は10ポイント増
the second largest2番目に大きい順位の問い
twice as many A as BAはBの2倍基準は as の後の B
計算が必要な問題の型5
- 1割引は条件を先に「何人以上・何日前まで・学生だけ」の条件を満たすかを確認してから計算する。Tickets are $10. Groups of five or more get 20% off.→ 5人なら $8×5=$40
- 2時刻は足し算開始時刻+所要時間、締め切り−準備時間。半端な分(45分・90分)で間違えやすい。The tour starts at 1:45 and takes 90 minutes.→ 終了は3:15
- 3増加量と増加率は別200→300は「100増」で「50%増」。「最も増えた」がどちらを指すかを問いで確認する。
- 4%と%ポイント40%→50%は「10ポイント増」だが「25%増」。共テの英文でも percentage points が使われる。
- 51人あたりか合計かper person/each/in total/altogether を見落とさない。人数をかけ忘れる誤答が多い。
例題データ:市立図書館の利用者数(人)
オリジナルのデータ。下の「この表で問われる形」で使う
| 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|
| 中学生 | 400 | 500 | 800 |
| 高校生 | 600 | 650 | 700 |
| 大人 | 1,000 | 950 | 1,000 |
この表で問われる形4
- 1「最も増えた」2022→2024の増加量は中学生400人・高校生100人・大人0人。最も増えたのは中学生。最大の値(大人)と混同しない。
- 2「2倍になった」中学生は400→800で doubled。高校生は600→700で約17%増にすぎない。
- 3「横ばい」大人は1,000→950→1,000で、ほぼ remained stable。一度減って戻った(recovered)とも言える。
- 4「割合」2024年の合計は2,500人。中学生800人は32%で、about a third に近い。
図表問題のやりがちなミス5
- ✕%の図を人数として読む○縦軸の単位を最初に確認割合が大きくても人数が多いとは限らない
- ✕「最も増えた」を一番高い棒で選ぶ○前の値との差で比べる最大の値と最大の増加は別
- ✕凡例の色・線を取り違える○凡例を指で押さえて照合2本の線のグラフで定番の誤答
- ✕年・期間を取り違える○横軸の範囲と問いの期間を確認from A to B の範囲だけを見る
- ✕nearly 40 を40以上と読む○nearly は少し足りない境目の数字で選択肢を分ける
確認テスト
- 1The number of visitors doubled from 2,000. 増えた後は?正解は 4,000人。double=2倍
- 2One in four students walks to school. 歩いて通う生徒の割合は?正解は 25%。4人に1人=25%
- 3支持率が20%から30%になった。正しい英語は?正解は It rose by 10 percentage points.。%の差は percentage points(率では50%増)
- 4大人$12、子どもは半額。大人1人・子ども2人の合計は?正解は $24。12+6×2=24
- 5remain stable が表す折れ線の形は?正解は 横ばい。stable=安定した
参考にした資料
共テの図表・グラフを一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。