まずはこの3つ
- 順番は S→L→R→W。1日で約135分(目安)
- ナレーションは録音でも準備1分・2分。相手がいない分、沈黙に注意
- R・Wは同じタイマー。ライティング40分を必ず残す
従来型との違い(準1級)
| 従来型 | S-CBT | |
|---|---|---|
| 会場・日程 | 本会場のみ。一次と二次で2日(二次は一次合格者のみ) | テストセンター。1日で4技能 |
| 順番 | R・W → L、後日に面接 | スピーキング → リスニング → リーディング → ライティング |
| 時間 | R・W 90分/L 約30分/面接 約8分 | S 15分/L 30分/R・W 90分(合計約135分は目安) |
| 判定 | 一次に合格した人が二次(面接)へ | R・L・Wで一次を判定し、一次合格者のみSで二次を判定 |
| スピーキング | 面接委員と対面 | ヘッドセットで聞き、マイクに吹き込む録音式 |
| L・R の答え方 | 解答用紙にマーク | 画面の選択肢をマウスでクリック |
| ライティング | 解答用紙に手書き | 申込時に選んだ筆記型(解答用紙)かタイピング型 |
| メモ | 問題冊子に書ける。冊子は持ち帰る | 配られたメモ用紙に書く。試験後に回収 |
| 筆記用具 | HBの黒鉛筆かシャープペンシルを持参 | 会場で貸与。持参した物は持ち込めない・使えない |
問題形式・難易度・級の認定・CSEスコアの尺度は従来型と同じ(公式)。合格基準も一次1792・二次512で共通。だから勉強の中身は変えなくていい。特に準備したいのは 録音で2分話し切る練習と、画面で90分を回す練習 の2つ。
①印刷した受験票(スマホの画面は無効)②顔写真付き身分証明書(有効期限内の原本。コピー・スマホ画面・デジタル学生証は不可)。身分証を忘れても受験票があれば受けられるが、試験の翌々日 午前9時30分までに画像をアップロードしないと認証失格(成績無効)。両方とも無いと受験できない。筆記用具は会場で貸与される。
当日の流れ5
- 1受付・本人確認受験票と身分証を出す。受付時刻は受験票で確認。
- 2着席・ヘッドセットの確認音が聞こえるか、声を拾うか。おかしければ、この時点で手を挙げて係員へ。
- 3スピーキング(15分)画面の指示に従って録音。時間が来ると自動で次へ進む。
- 4リスニング(30分)画面の問題・選択肢を見ながら聞き、クリック。残り時間は表示されない(公式)。最後の問題の解答時間が終わると終了。
- 5リーディング・ライティング(90分)R・W共通の残り時間が画面右上に出る。時間内なら見直し・訂正ができる(公式)。
録音スピーキングの鉄則(準1級)7
問題の形は面接と同じ(ナレーション→No.1〜No.4)。相手が画面とマイクになる。
- 1準備1分・ナレーション2分は同じ4コマの準備1分、ナレーション2分は従来型と同じ。最初の文から始め、1コマ約30秒で進める。
- 2録音中の表示を見てから話すマイクのアイコンが録音中のしるし。早く話し始めると最初の文が残らないおそれがある。
- 3相づちがない=自分で埋める対面ならうなずきで間が持つが、録音は沈黙がそのまま残る。詰まったら Then, / After that, と時間の語句で次のコマへ進む。
- 4質問は1問ずつ制限時間各質問に制限時間があり、時間が来ると途中でも次へ進む。1問40秒前後という受験者の報告が多い(公式の数字ではない)。
- 5結論を最初の1文で途中で切れても答えの核が残るよう、Yes. / I agree. と理由の1文目を先に言う。具体例は後ろに回す。
- 6ふだんより少し大きく録音には声しか残らない。語尾の s・ed まではっきり言い切る。周りの受験者の声は気にしない。
- 7終わった問題は忘れる録り直しはできない。深呼吸1回で次の問題に切り替える。失敗を引きずる方が失点が大きい。
録音で使える英語4
- After that, Yuki went to talk to her teacher about the problem.その後、ユキはその問題について先生に話しに行った詰まったら時間の語句で次の動作へ進む
- Yes, I think so. The main reason is that it saves time.はい、そう思う。主な理由は時間の節約になることだ結論と理由の1文目を最初の5秒で
- Let me see. I would say no.ええと、いいえだと思う考える間も無音にしない
- In short, the benefits are greater than the costs.要するに、利点が費用を上回る時間が残ったらまとめの1文
R・Wの時間配分(残り時間の表示で見る)
画面の順番どおりRから解く場合。表示がこの数字になったら次へ。
| パート | 使う時間 | 次へ進む残り時間 |
|---|---|---|
| 大問1 短文の語句空所補充(18問) | 10分 | 残り80分 |
| 大問2 長文の語句空所補充(6問) | 12分 | 残り68分 |
| 大問3 長文の内容一致選択(7問) | 26分 | 残り42分 |
| 4 英文要約(60〜70語) | 18分 | 残り24分 |
| 5 英作文(120〜150語) | 22分 | 残り2分 |
| 見直し(語数とクリック漏れ) | 2分 | 終了 |
従来型の準1級では英作文→要約→大問1→2→3の順を勧めている。S-CBTでもRとWの画面を自由に行き来できるかは公式FAQに書かれていないので、体験版で確かめてから決める。Wから解くなら、英作文は残り68分、要約は残り50分、大問1は残り40分、大問2は残り28分で切り替える。
画面で解くコツ5
- 1目安は残り42分でWへRから解くなら、大問3の途中でも残り42分の表示で仮クリックしてWへ。ライティング2題はR全問と同じ満点を持つ。
- 2迷ったら仮クリックで先へ時間内なら見直し・訂正ができる(公式)。空欄で進まず、仮の答えを選んでから次へ。
- 3長文は段落ごとに一言メモ画面の長文は今どこを読んでいるか見失いやすい。大問3は段落ごとの要点をメモ用紙に書いてから設問へ。
- 4Real-Lifeも画面で条件を読むSituationを読む10秒は従来型と同じ使い方。条件をメモ用紙に一言で書き出す。
- 5リスニングは戻らない訂正はできる(公式)が放送は進む。前の問題で迷うより、次の選択肢の先読みを優先する。
ライティング:筆記型かタイピング型か
申込時に選ぶ。受験票に表示される。
| 筆記型 | タイピング型 | |
|---|---|---|
| 書き方 | 画面の問題を読み、解答用紙に手書き | 画面の問題を読み、キーボードで入力 |
| 向いている人 | 手書きで練習してきた人 | 英文を打ち慣れていて、書き直しが多い人 |
| 目安 | ふだんの手書きのペース | 公式は1分間に30文字打てれば支障なしとしている |
| 注意 | 画面と用紙を目が往復する。写し間違い・行の飛ばしに注意 | キーボードの持込み・配列設定の変更は不可。語数の表示があるかは体験版で確認 |
S-CBTならではの失敗6
- ✕受験票をスマホの画面で見せる○印刷して持って行くスマホの画面での提示は無効(公式)
- ✕使い慣れたシャープペンシルを机に出す○会場で貸与される筆記用具を使う持参した筆記用具は使えない(公式)
- ✕ナレーションの途中で黙り込む○時間の語句で次のコマへ進む沈黙はそのまま録音される
- ✕マイクテストを小声で済ませる○本番と同じ声の大きさで確かめる本番の声量とのずれに気づけない
- ✕タイピングで can't を気軽に打つ○cannot のように短縮しない形で書く短縮形も誤りではないが、改まった答案では短縮しない形が無難
- ✕Rに使いすぎてWが20分しかない○残り42分でWへ移る要約と英作文の両方が崩れる
知っておくと得する決まり3
- 1一次免除が従来型でも使える準1級のS-CBTで一次に合格し二次が不合格・未受験なら、一次試験免除の資格が付く。期限は取得した検定回から翌年度の同一検定回まで。申込時に免除申請が必要。
- 2回数は同一検定回で3回まで同じ級は同一検定回で3回まで申し込める。欠席・棄権も回数に数えられる。
- 3証明書は従来型と同じ扱いS-CBTの証明書には顔写真が載る。どちらも英検の証明書として使える(公式FAQ)。
公式の体験版(eiken.or.jp/s-cbt/demo/)は、スピーキングが3級、L・R・Wが準2級レベルで、画面・機能も本番と一部異なる。問題練習ではなく、クリック・画面の移動・残り時間の見え方・タイピング画面を確かめるために使う。
前日までにやること4
- 1受験票を印刷して身分証と重ねる受験票の氏名と身分証の氏名が一致しているか、身分証の有効期限が切れていないかを確かめる。
- 2スマホで2分ナレーションを録音4コマを1分で組み、2分測って録音して聞き直す。沈黙の長さと、語尾が聞こえるかを自分の耳で確かめる。
- 3体験版で画面を触るR・Wの画面の移動、残り時間の位置、タイピング画面を確認し、Rから解くかWから解くかを決めておく。
- 4受付時刻から逆算受付時刻は時間帯ごとに決まっている。会場までの経路と所要時間を調べ、余裕をもって着く。
S-CBTは最初に話す試験から始まる。不安を抑えようとするより「ワクワクしている」と言い換えて受け止め直すほうが、スピーチなどの成績が良かったという研究がある(Brooks 2014)。ドキドキは体が本番に備えている合図と考えて、最初の1文を大きな声で出す。
確認テスト
- 1準1級S-CBTの試験の順番は?正解は S→L→R→W。最初にスピーキング
- 2準1級S-CBTのR・Wの時間は?正解は 90分(共通のタイマー)。残り時間は画面右上
- 3このシートの配分でRから解く場合、ライティングに移る残り時間は?正解は 残り42分。要約18分+英作文22分+見直し2分
- 4S-CBTのナレーションの準備時間と話す時間は?正解は 1分・2分。従来型と同じ
- 5S-CBTのリスニングで画面に表示されないのは?正解は 残り時間。リスニングは残り時間の表示なし
公式の体験版と原田英語のアプリ3
- 英検S-CBT 体験版(公式)
画面の操作を事前に確かめる。
- 英検S-CBT 合格ナビ
S-CBT受験者向けの技能別対策と毎朝のミニテスト。
- 英検準1級 S-CBT スピーキング対策
録音式スピーキングの流れとコツをくわしく。
参考にした資料
S-CBT 準1級を一覧にまとめ、A4 3枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。