まずはこの3つ
- 順番は S→L→R→W。いきなり「話す」から始まる
- R・Wは同じタイマー。残り45分でライティングへ
- 持ち物は印刷した受験票と顔写真付き身分証。筆記用具は会場で貸与
従来型との違い(2級)
| 従来型 | S-CBT | |
|---|---|---|
| 日程 | 一次と二次で2日(二次は一次合格者のみ) | 1日で4技能。原則毎週土日(一部の地域は平日も) |
| 順番 | R・W → L、後日に面接 | スピーキング → リスニング → リーディング → ライティング |
| 時間 | R・W 85分/L 約25分/面接 約7分 | S 15分/L 25分/R・W 85分(合計約125分は目安) |
| 判定 | 一次に合格した人が二次(面接)へ | R・L・Wで一次を判定し、一次合格者のみSで二次を判定 |
| スピーキング | 面接委員と対面 | ヘッドセットで聞き、マイクに吹き込む録音式 |
| L・R の答え方 | 解答用紙にマーク | 画面の選択肢をマウスでクリック |
| ライティング | 解答用紙に手書き | 申込時に選んだ筆記型(解答用紙)かタイピング型(キーボード) |
| メモ | 問題冊子に書ける。冊子は持ち帰る | 配られたメモ用紙に書く。試験後に回収 |
| 筆記用具 | HBの黒鉛筆かシャープペンシルを持参 | 会場で貸与。持参した物は持ち込めない・使えない |
| 受験回数 | 年3回の検定日 | 同じ級を同一検定回で3回まで(欠席・棄権も回数に入る) |
図で一発:S-CBT 当日の流れと R・W の時間
問題形式・難易度・級の認定・合格証明書・CSEスコアの尺度は従来型と同じ(公式)。合格基準も一次1520・二次460で共通。つまり勉強の中身は変えなくていい。変えるのは画面と録音への慣れだけ。
①印刷した受験票(受験者マイページからダウンロードしA4で印刷。モノクロ可。スマホの画面は無効)②顔写真付き身分証明書(有効期限内の原本で、受験票の氏名と一致。コピー・スマホ画面・電子学生証は不可)。身分証を忘れても受験票があれば受けられるが、試験の翌々日 午前9時30分までに画像をアップロードしないと認証失格(成績無効)。両方とも無いと受験できない。筆記用具は会場で貸与されるので持って行かなくてよい。
当日の流れ6
- 1受付・本人確認受験票と身分証を出す。受付時刻は時間帯ごとに決まっているので受験票で確認。
- 2荷物を預けて着席置き場所・机に出せる物は会場の指示どおり。携帯電話などは電源を切る。
- 3ヘッドセット・マイクの確認音が聞こえるか、声を拾うか。おかしければ、この時点で手を挙げて係員へ。
- 4スピーキング(15分)画面の指示に従って録音。時間が来ると自動で次へ進む。
- 5リスニング(25分)ヘッドセットで聞き、画面でクリック。最後の問題の解答時間が終わると終了。
- 6リーディング・ライティング(85分)残り時間は画面右上にまとめて表示。時間内なら見直し・訂正ができる。
録音スピーキングの鉄則7
問題の形は面接と同じ(音読→No.1〜No.4)。違うのは相手が画面とマイクであること。
- 1録音中の表示を見てから話すマイクのアイコンが録音中のしるし。早く話し始めると最初の語が残らないおそれがある。
- 2結論を最初の1文で時間が来ると自動で次へ進み、途中でも切れる。Yes. / I agree. と理由の1文目を先に言っておけば、答えの核は残る。
- 3沈黙もそのまま録音される考える間も Let me see. / Well, と声を出す。無音が続くと、話す意欲が伝わらない。
- 4ふだんより少し大きく、はっきり録音には声しか残らない。表情やジェスチャーは伝わらないので、語尾まではっきり言い切る。
- 5Yes / No の質問は即答答えないと面接委員の動画が再生し直されるが、回数に限りがある(体験版の案内)。考えるより先に Yes. か No. を言う。
- 6周りの声は気にしない同じ部屋のほかの受験者の声が聞こえることもある。ヘッドセットを耳に当て直し、自分の画面だけに集中。
- 7終わった問題は忘れる途中で切れても戻れない。深呼吸1回で次の問題に切り替える。失敗を引きずる方が失点が大きい。
R・Wの時間配分(残り時間の表示で見る)
R・Wは85分で共通。表示がこの数字になったら次へ進む。
| パート | 使う時間 | 次へ進む残り時間 |
|---|---|---|
| 大問1 短文の語句空所補充(17問) | 10分 | 残り75分 |
| 大問2 長文の語句空所補充(6問) | 10分 | 残り65分 |
| 大問3 長文の内容一致選択(8問) | 20分 | 残り45分 |
| 4 英文要約(45〜55語) | 15分 | 残り30分 |
| 5 英作文(80〜100語) | 20分 | 残り10分 |
| 見直し | 10分 | 終了 |
画面で解くコツ5
- 1迷ったら仮クリックで先へ時間内なら見直し・訂正ができる(公式)。空欄で進まず、仮の答えを選んでから次へ。
- 2メモ用紙を使い切る画面には書き込めない。大問3の設問の要点、要約の段落メモ、英作文の理由2つはメモ用紙に。持ち帰れないので書き写しは不要。
- 3長文は指で追えない分、段落で区切る画面の長文は今どこを読んでいるか見失いやすい。段落ごとに「一言の要点」をメモしてから設問へ。
- 4残り45分でWへRに使いすぎると、そのぶんWの時間が消える。残り45分(遅くとも35分)の表示が見えたら、Rの途中でも仮クリックしてWへ。
- 5画面の行き来は体験版で確認RとWの画面をどう移動するかは公式FAQに書かれていない。体験版で操作を確かめ、解く順番を決めておく。
ライティング:筆記型かタイピング型か
申込時に選ぶ(申込期間中なら変更できる)。受験票に表示される。
| 筆記型 | タイピング型 | |
|---|---|---|
| 書き方 | 画面の問題を読み、解答用紙に手書き | 画面の問題を読み、キーボードで入力 |
| 向いている人 | 手書きで練習してきた人 | 英文を打ち慣れていて、書き直しを多くする人 |
| 目安 | ふだんの手書きのペース | 公式FAQは1分間に30文字打てれば支障なしとしている |
| 注意 | 画面と用紙を目が往復する。写し間違い・行の飛ばしに注意 | キーボードの持込み・配列設定の変更は不可。記号の位置を最初に確かめる |
S-CBTならではの失敗6
- ✕受験票をスマホの画面で見せる○A4で印刷して持って行くスマホの画面での提示は無効(公式)
- ✕使い慣れたシャープペンシルを机に出す○会場で貸与される筆記用具を使う持参した筆記用具は持ち込めない・使えない
- ✕マイクテストを小声で済ませる○本番と同じ声の大きさで確かめる小声だと本番の声量とのずれに気づけない
- ✕自動のつづり修正を当てにする○自信のない語は確実に書ける語に言い換えるスペルミスは語彙・文法の減点になる
- ✕タイピングで don't を気軽に打つ○do not のように短縮しない形で書く短縮形も誤りではないが、改まった答案では短縮しない形が無難
- ✕キーボードの不調を自分で直そうとする○手を挙げて係員を呼ぶ入力・配列設定の変更はできない
知っておくと得する決まり3
- 1一次免除が従来型でも使えるS-CBTで一次に合格すると一次試験免除の資格が付き、従来型・S-Interviewにも使える。期限は取得した検定回から翌年度の同一検定回まで。使うには申込時に免除申請が必要。
- 2回数は同一検定回で3回まで同じ級は同一検定回で3回まで申し込める。欠席・棄権も回数に数えられるので、日程はよく考えて入れる。
- 3証明書に顔写真が入るS-CBTの証明書には顔写真が載る(従来型には無い)。どちらも英検の証明書として使える(公式FAQ)。
公式の体験版(eiken.or.jp/s-cbt/demo/)は、スピーキングが3級、L・R・Wが準2級レベル。スピーキングは録音に対応しておらず、画面・機能も本番と一部異なる。問題の練習ではなく、クリック・画面の移動・残り時間の見え方・タイピング画面を確かめるために使う。パソコン(Chrome)とイヤホンを用意する。
頭が一度に処理できる量には限りがある(Baddeley & Hitch 1974)。画面の操作に迷うと、その分だけ英語に使う余裕が減る(認知負荷理論:Sweller 1988)。操作を先に体で覚えておけば、本番は英語だけに頭を使える。
確認テスト
- 1S-CBTの試験の順番は?正解は S→L→R→W。最初にスピーキング
- 22026年4月以降、S-CBTの筆記用具は?正解は 会場で貸与される。持参品は使えない
- 3このシートの配分では、2級S-CBTで「残り45分」と表示されたら取りかかるのは?正解は ライティング。要約15分+英作文20分+見直し10分
- 4受験票の正しい持って行き方は?正解は A4で印刷。画面での提示は無効
- 5S-CBTのスピーキングが採点されて二次の判定に使われるのは?正解は 一次に合格した人。R・L・Wで一次を判定
公式の体験版と原田英語のアプリ3
- 英検S-CBT 体験版(公式)
画面の操作を事前に確かめる。
- 英検S-CBT 2級・準1級 合格ナビ
S-CBT受験者向けの技能別対策と毎朝のミニテスト。
- 英検2級 S-CBT スピーキング対策
録音式スピーキングの流れとコツをくわしく。
参考にした資料
S-CBT 2級を一覧にまとめ、A4 3枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。