英検(2級・準1級・1級)No.371確認問題集あり

英検1級 リーディング超絶チートシート(大問別の解き方・時間配分)

1級のRは「語彙は捨て方、長文は否定と限定の読み方」で決まる。100分の配分、22問の攻め方、言い過ぎの選択肢の見抜き方を1枚に。

英検1級 リーディング超絶チートシート(大問別の解き方・時間配分) の1ページ目

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まずはこの3つ

  1. 書く→要約→大問1→2→3の順を強く勧める。W 42分を先に
  2. 大問1は1問27秒。数問落としても他で取り返せる
  3. 長文は not / only / yet の1語で正誤が反転する

形式と時間配分(R・W 100分)

大問問題数目安時間ペース
1 短文の語句空所補充22問 (1)〜(22)10分1問27秒
2 長文の語句空所補充6問 (23)〜(28):A・B 各3問14分1パッセージ7分
3 長文の内容一致選択7問 (29)〜(35):A 3問、B 4問32分[A]14分/[B]18分
4 英文要約90〜110語20分—
5 英作文(意見論述)200〜240語22分—
見直し—2分語数とマークだけ
1級は「ライティングから」を強く勧める

R・L・Wは各850点で均等。ライティング2題がリーディング35問と同じ満点を持つ。頭が一番元気なうちに英作文→要約→大問1→大問2→大問3。開始1分で表紙に終了時刻を書く。10:30開始なら 英作文10:52/要約11:12/大問1 11:22/大問2 11:36/大問3 12:08/見直し12:10。

大問1(語彙22問):攻めと捨て5

  1. 11問27秒、知らなければ5秒
    知っている語は5秒で選ぶ。4つとも知らなければ5秒で勘マーク。数問落としても長文・ライティング次第で取り返せる。ここで粘るとライティングと長文が崩れる。
  2. 2空所の前後2語の相性
    1級でも決め手はコロケーション。動詞+目的語、形容詞+名詞として自然かを見る。
    The senator's remarks were widely as insensitive. → condemnedその議員の発言は無神経だと広く非難された
  3. 3文のプラス・マイナスで2択に
    despite / although は「予想に反する」、so / hence は「原因→結果」。意味を知らない語でも、良い意味か悪い意味かが分かれば消せる。
  4. 4語根で方向をつかむ
    1級の語はラテン語系が多い。接頭辞・語根から「外へ」「打ち消し」「悪い」などの方向だけでも決める。
  5. 5句動詞は粒子で絞る
    off=離す・防ぐ、out=出す・最後まで、over=じっくり・覆う。動詞より粒子のイメージで選択肢を絞る。
    She spent the weekend mulling the job offer. → over彼女は週末かけて仕事の申し出をじっくり考えた

語根で割る:1級の語16

パーツ意味例
loqu / locu話すeloquent 雄弁な
placなだめるplacate なだめる
culp罪culpable 責められるべき
grav重いaggravate 悪化させる
circum-周りをcircumvent 回避する
ex- + onus(重荷)重荷を外すexonerate 潔白を証明する・責任を免れさせる
equi- + voc等しく+声equivocal どちらとも取れる
pug戦うpugnacious けんか好きな
luc / lumin光elucidate 解明する
sed座るsedentary 座りがちの
ver真実veracity 真実性
mor / mort死moribund 瀕死の・衰退しかけた
in- / im-打ち消しimpeccable 欠点のない
-phile / -phobe好む/恐れるtechnophobe 新しい技術を嫌う人
vor食べるvoracious 貪欲な
nounce告げるrenounce 放棄する

1級で狙われる句動詞16

句動詞意味イメージ
fend off撃退する・かわす払いのける
churn out大量に作る機械のように次々出す
rake in(大金を)稼ぐ熊手でかき集める
eke out(生計を)なんとか立てる少しずつ引き延ばす
mull overじっくり考える何度もかき回す
pore over熟読する覆いかぶさって読む
peter out次第に消える細くなって終わる
fork out(しぶしぶ)金を払う財布から渋々出す
prop up支える・てこ入れするつっかい棒を当てる
gloss over取り繕う・ごまかす上につやを塗る
rein in抑制する手綱を引く
snap upすぐに買う・飛びつくパッとつかむ
bow out身を引くおじぎして退場
tide A overAに急場をしのがせる潮に乗せて越えさせる
scrape byなんとか暮らすぎりぎりこすって通る
simmer down(怒りが)静まる沸騰から弱火へ

大問2(長文の空所):7分で3問5

  1. 1
    第1段落で対立軸をつかむ従来の説と新しい説、賛成と反対、期待と現実。何と何が対立しているかを先に決める。
  2. 2
    空所の文の否定・限定に印not / hardly / only / rather than / far from を丸で囲む。1級は空所の外の1語で、入る内容の向きが逆になる。
  3. 3
    前後の具体例を一言にまとめる選択肢は長い抽象表現。空所の前後の具体例を「つまり〜」と一言にまとめ、それに合う選択肢を選ぶ。
  4. 4
    つなぎ語は関係を決めてから前後を一言ずつにして、逆接・因果・譲歩・追加・言い換えのどれかを決めてから選択肢を見る。
  5. 5
    入れて段落ごと読み直す段落の最後の文と矛盾しないかを確かめる。合わなければ二番手と比べる。

1級の論理マーカー

準1級の Nevertheless・Consequently の一段上。見落とすと段落の向きを読み違える。

語句働き見分け方
Notwithstanding 〜譲歩〜にもかかわらず(despite の硬い形)
Be that as it may譲歩それはそうだとしても。前を認めて反論へ
Granted, 〜譲歩確かに〜。後ろで but / yet / still などの反論が続くことが多い
By the same token同様同じ理由で。前と同じ論理を別の例に
Insofar as 〜限定〜する限りにおいて。主張の範囲をしぼる
Far from 〜否定決して〜でない・〜どころか。後ろに逆の事実が続くことが多い
Albeit 〜譲歩〜ではあるが(albeit slowly のように句で)
Paradoxically逆説常識と逆の結果が来る合図
Not so much A as B対比AというよりむしろB。重点は B 側(A を全否定とは限らない)

大問3(内容一致)の鉄則5

  1. 1設問→段落の順
    設問1つを読み、該当しそうな段落を読む。A(3問)・B(4問)とも、段落の順に設問が並ぶのが基本。
  2. 2誰の主張かを区別する
    筆者・研究者・批判者・当時の人々の考えが混ざる。critics / proponents / at the time の後で、誰の考えかに印をつける。
  3. 3時間の軸に注意
    1級の長文は「かつての説→今の評価」の流れが多い。was once believed / has since been の前後で、どの時点の話かを取り違えない。
  4. 4推論問題は1歩だけ
    What can be inferred / suggested は、本文から1歩だけ進めた内容が答え。2歩以上飛躍した選択肢、本文に無い評価が入った選択肢は消す。
  5. 5確かさの度合いを比べる
    本文の may / suggest / some が、選択肢で prove / always / most に強められていたら誤り。動詞と数量の語を必ず照合する。

言い換え変換表:1級の長文12

本文選択肢の言い方意味
was met with skepticismpeople doubted it疑いの目で見られた
fell out of favorbecame less popular支持を失った
has yet to be provenremains unconfirmedまだ証明されていない
conventional wisdom held thatit was widely believed that通説では〜だった
challenges the notion thatcasts doubt on the idea that〜という考えに疑問を投げる
is not without its criticssome people criticize it批判する人もいる
paved the way formade it possible for〜への道を開いた
is at odds withis inconsistent with〜と食い違う
was instrumental inplayed a key role in〜で重要な役割を果たした
to no availwithout success無駄に終わった
the jury is still outno conclusion has been reachedまだ結論が出ていない
a far cry fromvery different from〜とは大違い
1級の正誤は「1語」で反転する

準1級までは「本文の具体→選択肢の抽象」を見抜けば取れた。1級はさらに、否定・限定・時制の1語で選択肢の正誤がひっくり返る。has yet to be(まだ〜ない)、is not without(〜がないわけではない=ある)、only after(〜して初めて)。本文と選択肢の両方で、not・only・yet・once に丸をつける だけで、取りこぼしが減る。

誤答の作られ方(大問3)6

  • ✕本文の suggest を prove と言い切った選択肢
    ○確かさの度合いまで一致する選択肢
    言い過ぎは1級の誤答の最多パターン
  • ✕かつての説を今の結論として選ぶ
    ○現在の評価が書かれた箇所で照合
    時間の軸をずらして作る
  • ✕批判者の意見を筆者の主張として選ぶ
    ○主語で誰の考えかを確かめる
    意見の持ち主のすり替え
  • ✕A が B の原因と読む(本文は同時に起きただけ)
    ○led to / because を本文で確認
    本文に無い因果を足すのが典型
  • ✕is not without critics を「批判はない」と読む
    ○二重否定は肯定に直して読む
    否定の読み違いを狙う
  • ✕本文の難語がそのまま入った選択肢を選ぶ
    ○言い換えられた選択肢を優先
    語の一致は内容の一致ではない
なぜ論理マーカーに印をつける?

文章のまとまりは、接続語などの「つなぎの手がかり(結束性)」によって支えられている(Halliday & Hasan 1976)。1級の長文は1文が長く、内容だけ追うと向きを見失う。Granted / Far from / Paradoxically に印をつけると、段落の論理の地図が手に入る。

確認テスト

  1. 1
    The company managed to off the hostile takeover attempt.
  2. 2
    He could barely out a living as a street musician.
  3. 3
    The theory is not without its critics. の意味は?
  4. 4
    本文 The claim has yet to be proven. に合う選択肢は?
  5. 5
    Not so much A as B で、より強調される側は?

参考にした資料

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