まずはこの3つ
- 書く→要約→大問1→2→3の順を強く勧める。W 42分を先に
- 大問1は1問27秒。数問落としても他で取り返せる
- 長文は not / only / yet の1語で正誤が反転する
形式と時間配分(R・W 100分)
| 大問 | 問題数 | 目安時間 | ペース |
|---|---|---|---|
| 1 短文の語句空所補充 | 22問 (1)〜(22) | 10分 | 1問27秒 |
| 2 長文の語句空所補充 | 6問 (23)〜(28):A・B 各3問 | 14分 | 1パッセージ7分 |
| 3 長文の内容一致選択 | 7問 (29)〜(35):A 3問、B 4問 | 32分 | [A]14分/[B]18分 |
| 4 英文要約 | 90〜110語 | 20分 | — |
| 5 英作文(意見論述) | 200〜240語 | 22分 | — |
| 見直し | — | 2分 | 語数とマークだけ |
R・L・Wは各850点で均等。ライティング2題がリーディング35問と同じ満点を持つ。頭が一番元気なうちに英作文→要約→大問1→大問2→大問3。開始1分で表紙に終了時刻を書く。10:30開始なら 英作文10:52/要約11:12/大問1 11:22/大問2 11:36/大問3 12:08/見直し12:10。
大問1(語彙22問):攻めと捨て5
- 11問27秒、知らなければ5秒知っている語は5秒で選ぶ。4つとも知らなければ5秒で勘マーク。数問落としても長文・ライティング次第で取り返せる。ここで粘るとライティングと長文が崩れる。
- 2空所の前後2語の相性1級でも決め手はコロケーション。動詞+目的語、形容詞+名詞として自然かを見る。The senator's remarks were widely as insensitive. → condemnedその議員の発言は無神経だと広く非難された
- 3文のプラス・マイナスで2択にdespite / although は「予想に反する」、so / hence は「原因→結果」。意味を知らない語でも、良い意味か悪い意味かが分かれば消せる。
- 4語根で方向をつかむ1級の語はラテン語系が多い。接頭辞・語根から「外へ」「打ち消し」「悪い」などの方向だけでも決める。
- 5句動詞は粒子で絞るoff=離す・防ぐ、out=出す・最後まで、over=じっくり・覆う。動詞より粒子のイメージで選択肢を絞る。She spent the weekend mulling the job offer. → over彼女は週末かけて仕事の申し出をじっくり考えた
語根で割る:1級の語16
1級で狙われる句動詞16
大問2(長文の空所):7分で3問5
- 1第1段落で対立軸をつかむ従来の説と新しい説、賛成と反対、期待と現実。何と何が対立しているかを先に決める。
- 2空所の文の否定・限定に印not / hardly / only / rather than / far from を丸で囲む。1級は空所の外の1語で、入る内容の向きが逆になる。
- 3前後の具体例を一言にまとめる選択肢は長い抽象表現。空所の前後の具体例を「つまり〜」と一言にまとめ、それに合う選択肢を選ぶ。
- 4つなぎ語は関係を決めてから前後を一言ずつにして、逆接・因果・譲歩・追加・言い換えのどれかを決めてから選択肢を見る。
- 5入れて段落ごと読み直す段落の最後の文と矛盾しないかを確かめる。合わなければ二番手と比べる。
1級の論理マーカー
準1級の Nevertheless・Consequently の一段上。見落とすと段落の向きを読み違える。
| 語句 | 働き | 見分け方 |
|---|---|---|
| Notwithstanding 〜 | 譲歩 | 〜にもかかわらず(despite の硬い形) |
| Be that as it may | 譲歩 | それはそうだとしても。前を認めて反論へ |
| Granted, 〜 | 譲歩 | 確かに〜。後ろで but / yet / still などの反論が続くことが多い |
| By the same token | 同様 | 同じ理由で。前と同じ論理を別の例に |
| Insofar as 〜 | 限定 | 〜する限りにおいて。主張の範囲をしぼる |
| Far from 〜 | 否定 | 決して〜でない・〜どころか。後ろに逆の事実が続くことが多い |
| Albeit 〜 | 譲歩 | 〜ではあるが(albeit slowly のように句で) |
| Paradoxically | 逆説 | 常識と逆の結果が来る合図 |
| Not so much A as B | 対比 | AというよりむしろB。重点は B 側(A を全否定とは限らない) |
大問3(内容一致)の鉄則5
- 1設問→段落の順設問1つを読み、該当しそうな段落を読む。A(3問)・B(4問)とも、段落の順に設問が並ぶのが基本。
- 2誰の主張かを区別する筆者・研究者・批判者・当時の人々の考えが混ざる。critics / proponents / at the time の後で、誰の考えかに印をつける。
- 3時間の軸に注意1級の長文は「かつての説→今の評価」の流れが多い。was once believed / has since been の前後で、どの時点の話かを取り違えない。
- 4推論問題は1歩だけWhat can be inferred / suggested は、本文から1歩だけ進めた内容が答え。2歩以上飛躍した選択肢、本文に無い評価が入った選択肢は消す。
- 5確かさの度合いを比べる本文の may / suggest / some が、選択肢で prove / always / most に強められていたら誤り。動詞と数量の語を必ず照合する。
言い換え変換表:1級の長文12
準1級までは「本文の具体→選択肢の抽象」を見抜けば取れた。1級はさらに、否定・限定・時制の1語で選択肢の正誤がひっくり返る。has yet to be(まだ〜ない)、is not without(〜がないわけではない=ある)、only after(〜して初めて)。本文と選択肢の両方で、not・only・yet・once に丸をつける だけで、取りこぼしが減る。
誤答の作られ方(大問3)6
- ✕本文の suggest を prove と言い切った選択肢○確かさの度合いまで一致する選択肢言い過ぎは1級の誤答の最多パターン
- ✕かつての説を今の結論として選ぶ○現在の評価が書かれた箇所で照合時間の軸をずらして作る
- ✕批判者の意見を筆者の主張として選ぶ○主語で誰の考えかを確かめる意見の持ち主のすり替え
- ✕A が B の原因と読む(本文は同時に起きただけ)○led to / because を本文で確認本文に無い因果を足すのが典型
- ✕is not without critics を「批判はない」と読む○二重否定は肯定に直して読む否定の読み違いを狙う
- ✕本文の難語がそのまま入った選択肢を選ぶ○言い換えられた選択肢を優先語の一致は内容の一致ではない
文章のまとまりは、接続語などの「つなぎの手がかり(結束性)」によって支えられている(Halliday & Hasan 1976)。1級の長文は1文が長く、内容だけ追うと向きを見失う。Granted / Far from / Paradoxically に印をつけると、段落の論理の地図が手に入る。
確認テスト
- 1The company managed to off the hostile takeover attempt.正解は fend。fend off=撃退する
- 2He could barely out a living as a street musician.正解は eke。eke out a living=なんとか生計を立てる
- 3The theory is not without its critics. の意味は?正解は 批判する人もいる。二重否定=肯定
- 4本文 The claim has yet to be proven. に合う選択肢は?正解は The claim remains unconfirmed.。has yet to=まだ〜していない
- 5Not so much A as B で、より強調される側は?正解は B。AというよりむしろB。重点はB
1級の語彙と長文を仕上げる2
- 英検第1問直前ドリルくん
英検の大問1(語彙)を本番そっくり10回分。
- 英検10日合格くん
受験日から逆算して、毎日の分量を示す対策アプリ。
参考にした資料
英検1級リーディングを一覧にまとめ、A4 3枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。