英検2級リスニング

【英検2級リスニング対策】先読み・裏技・勉強法を徹底解説!正答率9割を狙う方法

🎧 EIKEN GRADE 2 LISTENING 2026

英検2級リスニング完全攻略
「聞き取れない」を「9割取れる」
に変える全技術

先読み・解法テクニック・勉強法・裏技・時間配分まで
30問完全制覇のための最強ロードマップ【2026年度版】

「リスニング、全然聞き取れない……」
「選択肢を読んでいるうちに次の問題が始まってしまう……」
「過去問をやってもボロボロで、もう何をやればいいかわからない……」英検2級のリスニングは放送が1回きり。聞き逃したらアウトです。
しかしその一方で、英検2級の中で「最も対策しやすく、最も得点源にしやすい」のもまたリスニング。

本記事では、第1部(会話)・第2部(パッセージ)の出題パターン別の攻略法から、先読みの実戦テクニック、「聞き取れない」を根本的に解決する勉強法、残り期間別のロードマップまで──他のどのサイトよりも徹底的に解説します。

📖 この記事の内容
  1. 英検2級リスニングの基本データ──試験形式・配点・合格ラインを完全把握
  2. なぜ英検2級のリスニングは「ボーナスパート」なのか?
  3. 【第1部】会話問題の出題パターン5類型と攻略法
  4. 【第2部】パッセージ問題の出題パターン3類型と攻略法
  5. 先読みの実戦マニュアル──10秒間で何をどう読むか
  6. 「聞き取れない」の5大原因と即効トレーニング
  7. 正答率9割を狙う7つの本番テクニック
  8. 残り期間別ロードマップ──1週間/1ヶ月/3ヶ月
  9. 最強のリスニング勉強法──シャドーイング完全ガイド
  10. おすすめ参考書・アプリ・無料教材まとめ
  11. よくある質問(FAQ)15選
  12. まとめ──リスニングを制する者が英検2級を制する

1英検2級リスニングの基本データ──試験形式・配点・合格ラインを完全把握

まず「敵を知る」ことが攻略の第一歩です。英検2級リスニングの全貌を正確に把握しましょう。

項目 詳細
試験時間 約25分(筆記試験の後に連続で実施)
問題数 第1部 15問+第2部 15問=合計30問
放送回数 1回のみ(3級は2回、準2級第1部は1回+選択肢なし)
解答時間 各設問につき放送後10秒間
選択肢 4択(全問とも問題冊子に選択肢が印刷されている)
読み上げ速度 140語/分(WPM)
CSEスコア配分 リスニング技能 650点満点(R650+W650+L650=1950点満点)
一次合格ライン 3技能合計 CSE 1520点以上

リスニングは何割取ればいい?──合格ラインの目安

CSEスコアは統計的に算出されるため「◯問正解=◯点」と単純には換算できません。しかし、過去の受験データを分析すると、おおよその目安は見えてきます。

正答数(/30問) 正答率 CSEスコア目安 評価
27〜30問 90〜100% 600〜650点 🏆 余裕合格
23〜26問 77〜87% 540〜590点 ✅ 安全圏
19〜22問 63〜73% 490〜530点 ⚠️ ギリギリ
18問以下 〜60% 〜480点 ❌ 厳しい
💡

合格の黄金バランス:リスニング24問(80%)+ リーディング20問(65%)+ ライティング高得点(8割以上)──これが英検2級一次合格の最も現実的なパターンです。リスニングで稼ぐほど、他の技能にゆとりが生まれます。

📊

大学入試でCSEスコアを使う人は注目:多くの大学がCSEスコアを入試に活用しています。例えば青山学院大学の一部学部では「受験級・合否を問わずCSEスコアで加点」という方式を採用。つまり、2級のリスニングで高得点を取ることが、大学入試にも直結します。

2なぜ英検2級のリスニングは「ボーナスパート」なのか?

「リスニングが苦手」「聞き取れない」という声は多いですが、実はデータを見ると、英検2級の中でリスニングは最も得点しやすいパートです。その理由を4つ解説します。

理由① リーディングより使われている語彙が簡単

英検2級のリーディングでは「テクノロジー」「医療」「環境問題」などの専門的トピックが出題され、難度の高い語彙が登場します。しかし、リスニングで使われる語彙はそれに比べてかなり平易です。スクリプト(放送原稿)を読めば全問正解できるレベルの人がほとんどでしょう。つまり、「聞き取れさえすれば解ける」のがリスニングなのです。

理由② 準2級からの難易度ジャンプが小さい

リーディングやライティングは準2級→2級で大きく難化しますが、リスニングの難易度差は最も小さい部分です。問題数も30問で同じ、試験時間も25分で同じ、読まれるスピードにもほとんど差がありません。準2級第1部にあった「選択肢なし」の問題も2級にはなく、むしろ解きやすく感じる人もいます。

理由③ 時間配分の心配がない

リーディングやライティングは「時間が足りない!」と焦る人が多いですが、リスニングは自動的にペース配分されるため、「解き終わらなかった」ということが起こりません。全30問が順番に放送され、1問ずつ解答時間が設けられるので、テンポよく進められます。

理由④ 2024年リニューアルの影響を受けていない

2024年度から英検の問題形式がリニューアルされましたが、リスニングは変更なしです。つまり、2023年度以前の過去問もそのまま活用でき、対策教材も豊富。他の技能よりも圧倒的に対策しやすいのです。

英検2級のリスニングは、他の技能と比べて「最も努力が点数に直結するパート」です。
ここで24問以上取れれば、合格はぐっと近づきます。

──多くの英検指導者が共通して指摘するポイント

3【第1部】会話問題の出題パターン5類型と攻略法

第1部は男女2人の会話(2往復)を聞いて、質問に答える問題です。15問出題されます。会話が終わった後に質問が読まれ、問題冊子に印刷された4つの選択肢から正解を選びます。

まずは、第1部で頻出する5つの会話パターンを知っておきましょう。パターンを知っているだけで、何に集中して聞くべきかが明確になります。

PATTERN 1

📞 電話で誰かを呼び出すパターン

冒頭で “Is ○○ there?” “Can I speak to ○○?” のように誰かを呼び出します。相手が「今いない」「出られない」と答えるのが定番。

🎯 集中ポイント:
① 呼び出された人が出られない理由
② 電話をかけた人が代わりにどうするか(伝言を残す?かけ直す?)
→ 質問は「What will the man probably do next?」型が多い

PATTERN 2

🏪 施設の担当者 × 客の会話パターン

“May I help you?” “How can I help you?” で始まる、店員・受付・係員と客のやり取りです。電話の場合と対面の場合があります。

🎯 集中ポイント:
① 客が何を求めているか(予約変更、商品の問い合わせ、苦情など)
② 最終的に客がどうすることにしたか
→ 質問は「What does the woman want to do?」型が多い

PATTERN 3

🤝 勧誘・依頼 → 断る → 代案パターン

最も出題頻度が高いパターンの一つ。「〜しない?」と誘う→理由をつけて断る→別の提案をする、という流れです。

🎯 集中ポイント:
① 断った理由
② 最終的な結論(代わりに何をするか)
→ 質問は「What will the woman probably do?」「Why can’t the man…?」型が多い

PATTERN 4

💼 職場の同僚・上司と部下の会話パターン

準2級にはほとんど出ない、2級特有の出題。プロジェクトの進捗、会議の日程変更、新しい方針の報告などビジネスシーンが登場します。

🎯 集中ポイント:
問題は何か(スケジュール変更、人手不足、コスト超過など)
解決策として何が提案されたか
→ 背景知識がなくても、会話の流れを追えば正解できる

PATTERN 5

👫 友人・家族の日常会話パターン

週末の予定、旅行の計画、趣味の話、最近の出来事などカジュアルな会話です。

🎯 集中ポイント:
① 登場人物が最終的に何をすることに決めたか
感情や意見(賛成?反対?驚き?)
→ 第4発話(最後の発言)に答えが含まれることが多い
💡

第1部の最重要ルール:会話は「2往復=4発話」の構造。正解のカギは3番目と4番目の発話(特に最後の発話)に集中しています。冒頭を聞き逃しても、後半さえしっかり聞ければ正解できることが非常に多いのです。聞き逃しても絶対にパニックにならないこと!

4【第2部】パッセージ問題の出題パターン3類型と攻略法

第2部は50〜60語程度のパッセージ(文章)が1人のナレーターによって読み上げられ、その後に質問が流れます。15問出題。第1部の会話形式と違い、まとまった情報量の英文を一発で聞き取る力が問われます。

パッセージの内容は大きく3つのパターンに分類でき、冒頭の数秒で判別可能です。

TYPE A ── 最頻出

👤 架空の人物のエピソード

「Kenji loved fishing since he was a child…」のように冒頭が人名で始まるのが最大の特徴。ある人物が何かをして、何を感じ、どういう結果になったかというストーリー仕立てです。

🎯 攻略ポイント:
① 冒頭で人名+状況を掴む
転換点(but, however, one day, then)の後に正解のカギがある
③ 質問は「What did ○○ do?」「Why did ○○…?」「What happened to ○○?」型
→ ストーリーの「起承転結」の「転」を聞き逃すな!

TYPE B

📢 公共の場でのアナウンス

空港、駅、店舗、学校、イベント会場などでのアナウンス。「Attention, please.」「Good morning, everyone.」などで始まるのが特徴です。

🎯 攻略ポイント:
何についてのアナウンスか(遅延、変更、注意事項、セールなど)
具体的な指示(集合時間、場所、持ち物、注意点など)
③ 質問は「What are listeners asked to do?」「What is announced?」型
→ 数字・場所・時間のキーワードを絶対に聞き逃すな!

TYPE C

🔬 社会的・科学的トピック

環境問題、歴史、科学技術、文化など、やや学術的な内容のパッセージ。冒頭が事実を述べる平叙文から淡々と始まるのが特徴です。

🎯 攻略ポイント:
何についての話かを冒頭で掴む(トピックセンテンス)
具体例・理由・結果のいずれが問われるかを選択肢から予測
③ 固有名詞や専門用語が出ても焦らない──聞き取れなくても文脈で推測可能
→ 「全体の主旨」を捉えれば正解できる問題が多い!
第1部(会話) 第2部(パッセージ)
形式 2人の会話(2往復=4発話) 1人のナレーション(50〜60語)
問題数 15問 15問
難易度 やや易しい(会話の流れで予測しやすい) やや難しい(情報量が多く、集中力が必要)
正解のカギ 3〜4番目の発話に集中 転換語(but/however/then)の後に集中
得点戦略 13/15問(87%)を目標に 11/15問(73%)を目標に

得点戦略のポイント:第1部で13問、第2部で11問取れれば合計24問(80%)。これでCSEスコア540点前後が見込め、合格ラインを十分に超えます。得意な方を先に伸ばし、もう一方はミニマムラインを死守する──この戦略が最も効率的です。

5先読みの実戦マニュアル──10秒間で何をどう読むか

英検2級リスニングで高得点を取る最大の武器──それが「選択肢の先読み」です。先読みをするかしないかで、正答率は劇的に変わります。

先読みの基本ループ

選択肢をサッと見る(放送前 or 前の問題の解答後の余り時間)

内容と質問を予測する(選択肢から「何が聞かれそうか」を想像する)

放送を集中して聞く(予測したポイントに耳を傾ける)

素早くマークする(迷ったら最初の直感を信じる!)

次の問題の選択肢を先読み(余った秒数を全て使う)

→ ①に戻る(この繰り返し!)

先読みで見るべき3つのポイント

実践例

選択肢が以下のように並んでいるとします:

1 At a parking lot near the station.
2 In front of the shopping mall.
3 At the office parking garage.
4 The price of the parking garage.

Step 1:共通項を見つける → 全選択肢に「parking」がある → 駐車に関する会話だ!
Step 2:質問を予測する → 選択肢1〜3は場所、4は値段 → 「Where…?」の質問の可能性が高い
Step 3:ただし4だけ違う → 4が正解になる場合、質問は「Where」ではなく「What」型かも
結論:「駐車場の場所」に集中して聞けばいい!

先読みの「裏技」──筆記試験中にリスニングの選択肢を見ておく

英検2級の試験では、筆記試験の問題冊子にリスニングの選択肢も印刷されています。つまり、筆記試験を早く解き終えれば、リスニングの選択肢を事前に確認できるのです。

⚡ 筆記を早く終わらせるための時間配分ガイド

筆記試験(R+W)の制限時間は85分。目安として語彙問題10分、長文問題35分、ライティング2題で35分=合計80分。残り約5分をリスニングの選択肢先読みに充てましょう。特に第2部(No.16〜30)の選択肢は文が長いので、ここを事前に読んでおくだけで本番の余裕がまるで違います。

💡

先読みができない人へ:先読みが上手くいかない最大の原因は「選択肢の英語を読むスピードが遅い」ことです。つまりリスニング力だけでなくリーディング速度もリスニングの得点を左右するのです。選択肢を速く読む練習も並行して行いましょう。

6「聞き取れない」の5大原因と即効トレーニング

「何度聞いても聞き取れない」──その原因は一つではありません。原因を正しく特定し、それに合ったトレーニングを行うことが上達の最短ルートです。

あなたの「聞き取れない」はどのタイプ?

原因① そもそも単語を知らない

知らない単語は、何回聞いても聞き取れません。英検2級のリスニングに必要な語彙は約5,000語。まずは単語力が足りているか確認しましょう。

🔧 処方箋:『パス単2級』や『ターゲット1900』で語彙を増やす。音声を聞きながら覚えるのがポイント。スペルと意味だけ覚えて音を知らないのは最悪のパターンです。

原因② 単語は知っているが「音」を知らない

スクリプトを見れば知っている単語なのに、音声で聞くとわからない。これが最も多いパターンです。原因はカタカナ英語とネイティブ発音のギャップ。例えば “virus” は「ウイルス」ではなく「ヴァイラス」、”comfortable” は「コンフォータブル」ではなく「カムフタブル」です。

🔧 処方箋:単語帳は必ず音声付きを使い、「聞いてわかる状態」にする。音読・シャドーイングで「自分で発音できる音」を増やす。発音できない音は聞こえない──これが鉄則です。

原因③ 音の変化ルールを知らない

英語には、教科書では教わらない音の変化ルールがあります。これを知らないと、個々の単語は知っているのに連続して話されると聞き取れません。

音の変化 説明
連結(リンキング) 語末の子音+語頭の母音がつながる pick it up → 「ピキラップ」
脱落(リダクション) 特定の音が消える・弱くなる just a moment → 「ジャスタ モーメン(ト)」
フラッピング 母音に挟まれた t/d が「ラ行」に変化 water → 「ウォーラー」, better → 「ベラー」
同化(アシミレーション) 隣り合う音が影響し合って変わる Would you → 「ウッジュー」
弱形 機能語(冠詞・前置詞など)が弱く発音される I want to go → 「アイ ワナ ゴー」

🔧 処方箋:上の5つのルールを意識して、過去問のスクリプトを音声と照合しながら聞く。「ここでリンキングが起きてるな」と気づけるようになれば、聞き取り力は飛躍的に伸びます。

原因④ 日本語に訳しながら聞いている

聞こえた英語を一度日本語に変換してから理解しようとすると、処理が追いつきません。英語は英語のまま、映像(イメージ)として理解するのが理想です。

🔧 処方箋:最初は無理でもOK。まずは「単語単位ではなくカタマリ(チャンク)で捉える」練習を。例えば “go shopping this afternoon” を「行く・買い物・この・午後」と4分割するのではなく、「午後に買い物に行く」と一つのイメージで掴む練習をしましょう。

原因⑤ 集中力が続かない

リスニングは約25分間、30問連続で続きます。筆記試験の後なので疲れもある。後半(特にNo.20以降)で集中力が切れて失点する人は非常に多いです。

🔧 処方箋:過去問を解くときは必ず30問通しで解く練習をする。「大問ごとにバラバラ」では本番の持久力は身につきません。また、普段から英語を15〜20分間連続で聞く習慣をつけましょう。

7正答率9割を狙う7つの本番テクニック

リスニング力を伸ばす勉強法とは別に、本番で使えるテクニックを知っているだけで正答率は変わります。以下の7つは、試験当日すぐに使えるものです。

🏆 本番テクニック7選
聞き逃しても絶対に引きずらない
わからない問題に固執して次の問題まで失点する──これが最もよくある失敗パターンです。5秒考えてわからなければ、直感でマークして即切り替え。1問捨てることで2〜3問救える。
消去法を徹底活用する
4択のうち、明らかに違う選択肢を消していけば、2択→50%の確率になります。全部聞き取れなくても、「これだけは違う」と判断できれば十分。消去法は最強の武器です。
第1部は「最後の発話」に全集中
第1部の会話は2往復(4発話)。正解のカギは3番目と4番目の発話に集中しています。冒頭を聞き逃しても、後半2発話をしっかり聞ければ正解できる問題がほとんど。
第2部は「but / however / then」の後を死守
パッセージの中で逆接・転換の接続詞が出たら、そこから先に正解のカギが隠れています。「butの前の内容」はダミーの選択肢に使われることも多いので、butの後を重点的に聞きましょう。
選択肢に出てきた単語がそのまま放送されたら要注意
選択肢の表現がそのまま放送に出てきた場合、それはひっかけの可能性があります。英検2級では、正解は「言い換え(パラフレーズ)」で表現されることが多い。「音声で聞こえた単語=正解」と安易に判断しないこと。
音量テストで必ず確認する
筆記試験の前に行われる音量テストで、聞き取りにくいと感じたら必ず試験監督に申し出てください。音量テスト終了後は調整を受け付けてもらえません。席の位置によって聞こえ方は大きく変わります。
マークは「薄く塗って後で濃くする」戦法
マークシートを丁寧に塗る時間がもったいない。放送中は薄くマークして、リスニング終了後に濃く塗り直す。こうすることで、先読みの時間を最大限確保できます。

8残り期間別ロードマップ──1週間/1ヶ月/3ヶ月

「試験まであとどのくらいあるか」によって、やるべきことは全く変わります。自分の状況に合ったプランを選んでください。

🚨 残り1週間──テクニック特化プラン

今からリスニング力そのものを大幅に上げるのは難しい。テクニックで拾える点を最大化する作戦です。

Day 1-2:過去問1回分を通しで解く → 正答率を確認し、第1部・第2部どちらが弱いか判定
Day 3-4:弱い方のパートを集中練習。スクリプトと音声を照合し、「なぜ聞き取れなかったか」を分析
Day 5-6:先読みの練習に特化。選択肢から内容を予測する練習を繰り返す
Day 7:もう1回分の過去問を通しで解いて、本番のシミュレーション

⚡ 残り1ヶ月──バランス型プラン

テクニックと実力の両方を伸ばせる、最もコスパの良い期間です。毎日20〜30分のリスニング時間を確保しましょう。

Week 1:過去問2回分を解き、弱点を特定。並行してパス単2級の音声を毎日聞く
Week 2:弱点パートの過去問を集中的に演習。シャドーイングを開始(1日1パッセージ)
Week 3:音の変化ルールを意識しながらシャドーイング継続。先読み練習を強化
Week 4:過去問2回分を本番形式で通しで解く。時間配分と先読みの最終チェック

🏆 残り3ヶ月──完全攻略プラン

基礎力からしっかり積み上げ、9割得点を本気で目指すプラン。毎日のリスニング習慣を確立しましょう。

Month 1(基礎固め):単語の音声学習を最優先。パス単2級を毎日50語ずつ、音声を聞きながら覚える。ディクテーション(書き取り)を週3回実施
Month 2(実戦力UP):過去問を解き始める。シャドーイングを毎日実施。音の変化ルールを意識した精聴トレーニング。先読み技術の練習
Month 3(仕上げ):過去問を本番形式で4〜6回分通しで解く。正答率が8割を超えたら先読みとテクニックの精度を上げる。9割超えを目指す

9最強のリスニング勉強法──シャドーイング完全ガイド

リスニング力を最も効率的に伸ばす方法──それがシャドーイングです。聞こえた音声のすぐ後を追いかけて声に出す練習法で、英検対策に限らずあらゆるリスニング訓練の王道です。

段階的シャドーイング──6ステップ

いきなりシャドーイングをやっても挫折します。以下の6段階で進めましょう。

Step 1:まず聞く(スクリプトなし)
過去問の音声を1問分、スクリプトを見ずに聞く。現時点でどのくらい聞き取れるか確認する。巻き戻しはしない
Step 2:スクリプトで確認
スクリプトを見て、知らない単語・聞き取れなかった箇所を確認。意味を調べ、音の変化(リンキングなど)が起きている箇所にマーカーを引く。
Step 3:スクリプトを見ながら音声を聞く
スクリプトを目で追いながら音声を聞く。「文字と音の対応」を脳に刻む作業。2〜3回繰り返す。
Step 4:スクリプトありシャドーイング
スクリプトを見ながら、音声に少し遅れて声に出す。発音とスピードを音声にできるだけ近づける。つっかえなくなるまで繰り返す(目安5〜10回)。
Step 5:スクリプトなしシャドーイング
スクリプトを閉じて、音声だけを頼りにシャドーイング。意味をイメージしながら声に出す。ここが最も負荷が高いが、最も力がつくステップ。
Step 6:仕上げの音読
音声を止めて、スクリプトを音声と同じスピード・発音で音読する。意味を理解しながらスラスラ読めれば完成。この状態になった英文は、必ず聞き取れるようになっている。
💡

シャドーイングのコツ:1日に大量にやるより、毎日1パッセージずつ丁寧にやる方が効果的です。同じ素材を「完璧に」仕上げることが重要で、次々と新しい素材に手を出すのは逆効果。「浅く広く」より「深く狭く」がリスニング上達の鉄則です。

ディクテーション──弱点発見の最強ツール

シャドーイングと並行して行いたいのがディクテーション(書き取り)。音声を聞いて、英文を紙に書き出す練習です。

「書けない部分=聞き取れていない部分」が明確になるため、自分の弱点を正確に特定できます。週2〜3回、1回5分でも効果は絶大。特に英検2級のリスニング学習を始めた最初の1〜2週間はディクテーションを重点的に行い、「何が聞き取れて何が聞き取れないのか」を把握するところから始めましょう。

10おすすめ参考書・アプリ・無料教材まとめ

📚 参考書・問題集

教材名 用途 特徴・おすすめポイント
英検2級 過去6回全問題集(旺文社) 🏆 最重要 過去問演習の定番。本番と同じ音声付き。リスニング対策の核となる教材。アプリ「英語の友」で音声を無料再生可能
英検分野別ターゲット 英検2級リスニング問題(旺文社) リスニング特化 リスニングだけに絞った問題集。出題パターン別に整理されており、苦手パターンの集中攻略に最適
英検2級 文で覚える単熟語(旺文社) 語彙+リスニング 2級レベルの英文を音声付きで多数収録。単語暗記とリスニングが同時にできる一石二鳥の教材
英検2級 でる順パス単(旺文社) 語彙力 「聞いてわかる」状態を作るために必須。音声ダウンロード対応なので必ず音声と一緒に覚えること
DAILY3週間 英検2級集中ゼミ(旺文社) 短期集中 1日30分×3週間のプラン。「残り1ヶ月」の人に最適。模擬テスト付き

📱 アプリ

アプリ名 料金 特徴
英語の友(旺文社) 無料 旺文社の英検対策書の音声を無料再生。速度変更・3秒戻し機能あり。シャドーイングに最適
スタディギア for EIKEN 無料~ 英検公式の学習サービス。リスニング練習問題も収録
英検公式サイトの過去問 無料 直近3回分の過去問とリスニング音源を無料公開。対策の出発点はここから

教材選びの鉄則:「あれもこれも」と手を広げるのは逆効果。過去問+パス単の2冊を完璧にする方が、5冊の参考書を中途半端にやるより100倍効果的です。まずは英検公式サイトの無料過去問からスタートし、不足を感じたら教材を追加しましょう。

11よくある質問(FAQ)15選

英検2級のリスニングについて、受験者から頻繁に寄せられる質問にまとめてお答えします。

Q1. リスニングは何割取ればいいですか?
合格だけを考えるなら、他の技能とのバランス次第ですが、最低でも6割(18問)、安全圏は8割(24問)が目安です。英検協会の過去データでは、2級は各技能6割程度の正答率で合格者が多いとされていますが、CSEスコアの換算を考慮すると7割以上を目指すのが安全です。
Q2. リスニングの試験時間は何分ですか?
約25分です。筆記試験(85分)の終了後、続けてリスニングが実施されます。30問が自動的に順番に放送されるため、自分で時間配分する必要はありません。
Q3. 放送は何回ですか?
1回のみです。3級では2回放送されますが、2級では1回のみ。聞き逃しは命取りになるので、先読みと集中力の維持が重要です。
Q4. 準2級と比べてどのくらい難しくなりますか?
意外かもしれませんが、リスニングの難易度差は他の技能に比べて小さいです。問題数(30問)、試験時間(25分)、読み上げ速度はほぼ同じ。ただし、2級ではビジネスシーンの会話が増え、選択肢の言い換え(パラフレーズ)が巧妙になります。準2級第1部にあった「選択肢なし」の問題は2級にはないため、むしろ解きやすいと感じる人もいます。
Q5. 2024年のリニューアルでリスニングは変わりましたか?
変わっていません。2024年度のリニューアルで変更されたのはリーディングとライティングのみ。リスニングは従来通りの形式です。そのため、2023年度以前の過去問もそのまま活用できます。
Q6. メモは取った方がいいですか?
基本的には不要です。メモに集中しすぎると音声の内容を聞き逃すリスクがあります。選択肢を先読みしておけば、メモを取らなくても正解を選べるケースがほとんどです。どうしてもメモが必要な場合は、数字や固有名詞だけを短くメモする程度にとどめましょう。
Q7. リスニングが全く聞き取れないのですが、まず何から始めるべきですか?
まず過去問のスクリプトを読んで、「読んでわかるかどうか」を確認してください。読んでもわからない場合は語彙力・文法力が不足しています。読めばわかるのに聞くとわからない場合は、音声と文字の対応がとれていません。まずはスクリプトを見ながら音声を聞き、「この音がこの単語なのか!」という気づきを積み重ねることから始めましょう。
Q8. 過去問は何回分やればいいですか?
最低3回分、理想は6回分です。英検公式サイトで直近3回分が無料公開されているので、まずはそこから。ただし「解くだけ」では不十分。1回分の過去問を解いたら、シャドーイング・音読まで徹底的にやり込むことが大切です。「3回分を深くやる」方が「10回分を浅くやる」より効果的です。
Q9. 練習のときも先読みはしない方がいいですか?
効果的な方法は「普段は先読みなしで練習し、本番が近づいたら先読みあり」です。先読みなしで聞く練習をしておくと、本番で先読みしたときに音声が格段に楽に感じます。負荷を高くして練習し、本番は楽をするというのが最強の戦略です。
Q10. 聞き流しに効果はありますか?
BGMのように「ただ流す」だけでは効果はほぼありません。リスニング力が伸びるのは「意味を理解しようとしながら聞く」ときです。ただし、すでにシャドーイングで仕上げた素材を復習的に聞き流すのは効果があります。通学・通勤時間の活用にはこの方法がおすすめ。
Q11. S-CBT(コンピュータ試験)でもリスニングの対策は同じですか?
基本的な対策は同じです。ただし、S-CBTではヘッドフォンで聞くため、音の聞こえ方が従来型と若干異なる場合があります。S-CBTを受験する場合は、ヘッドフォンやイヤホンで練習しておくとよいでしょう。
Q12. リスニングの速度に追いつけません。速聴トレーニングは有効ですか?
有効です。1.2〜1.5倍速で聞く練習をしてから通常速度に戻すと、「あれ、ゆっくりに聞こえる!」という効果を実感できます。アプリ「英語の友」には再生速度変更機能があるので活用しましょう。ただし、高速で聞くだけでなく、通常速度で正確に聞き取る練習も必ず並行して行ってください。
Q13. 第1部と第2部、どちらを先に対策すべきですか?
第1部(会話)から始めるのがおすすめです。第1部は会話の流れから予測しやすく、短期間でコツをつかめます。第1部で安定して得点できるようになったら、第2部の対策に力を入れましょう。
Q14. リスニングとリーディングは別々に対策すべきですか?
並行して行うのが最も効率的です。リスニングで選択肢を素早く読む力はリーディング力そのもの。また、リーディングで語彙を増やせば、それがそのままリスニングに効きます。特に「文で覚える単熟語」のような教材は、リーディングとリスニングを同時に鍛えられます。
Q15. リスニングの勉強は1日何分やればいいですか?
毎日15〜20分を継続するのが理想です。週末にまとめて2時間やるより、毎日20分の方が圧倒的に効果的。リスニング力は「脳が英語の音に慣れる」ことで伸びるため、少量でも毎日続けることが最も大切です。2ヶ月継続すれば、ほとんどの人が効果を実感できます。

まとめ──リスニングを制する者が英検2級を制する

英検2級のリスニングは、正しいやり方で対策すれば最も確実に得点できるパートです。
最後に、この記事で解説したポイントを総まとめします。

リスニングはR・W・Lの中で最も対策しやすく得点源にしやすい「ボーナスパート」
第1部は5つの会話パターンを知り、3〜4番目の発話に全集中
第2部は3つのパッセージ類型を冒頭で判別し、転換語の後に集中
先読みが最大の武器。筆記試験を早く終わらせて先読み時間を確保
「聞き取れない」原因は5つ。自分の原因を特定し、対応するトレーニングを
本番は7つのテクニックで拾える点を最大化。聞き逃しは絶対に引きずらない
シャドーイング6ステップを毎日1パッセージずつ。深く狭くが鉄則
教材は過去問+パス単の2冊を完璧にするだけで十分
毎日15〜20分の継続が最強。2ヶ月で世界が変わる

リスニングは「才能」ではなく「慣れ」です。
正しい方法で毎日少しずつ続ければ、必ず聞こえるようになる

24問以上を取って、英検2級合格を勝ち取りましょう!

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