原田先生の英語授業アイデア玉手箱

超絶盛り上がる!英語授業帯活動10分アクティビティ10【原田先生の英語授業アイデア玉手箱】

~英語授業帯活動10分アクティビティ10~

原田英語のクラスルームで超盛り上がった実践的アクティビティからPICK UPした10選で、楽しみながら確実に英語力をアップ!

スピーキング強化
語彙力向上
論理的思考
チームワーク

🎯 このガイドの特徴

  • 原田英語のクラスで盛り上がった実証済みアクティビティ
  • 各アクティビティの詳細な実施手順と盛り上がるポイントを解説
  • 具体的な英語学習効果と教育的価値を明示

1Wordle(ワードル)

📝 概要

5文字の英単語を当てるオンライン・パズルゲーム。毎日出題される単語は世界中で共通なので、生徒同士やクラス全体で協力して挑戦できます。限られた6回の推測で正解に辿り着く論理パズル要素があり、ゲーム感覚で単語力を試せます。

🎯 実施手順

授業の冒頭にその日のWordleに全員で挑戦。教師がプロジェクターや黒板にアルファベット枠を書き、生徒からアルファベットを提案させて単語を推測します。正解の文字は緑や黄に表示されるので、それを手がかりに次の推測を行います。

🔥 盛り上がるポイント

世界的に流行したパズルゲームという親しみやすさがあり、正解が分かった瞬間の達成感をクラス全員で共有できます。限られた回数で論理的に推測していく過程はゲーム性が高く、生徒たちは「次はこの文字では?」「この単語かも!」と頭をフル回転させて熱中します。

📚 学習効果

語彙力・スペリング力の向上に役立ちます。アルファベットの綴り順序や単語の構造を論理的に推論することで、自然と英単語のつづり規則や語彙に対する理解が深まります。また、クラス全員で英語の文字を発音し検討するため、発音やリスニングの注意力も養われます。

2Show and Tell(持ち物ショー&テル)

📝 概要

生徒が自分の持ち物や写真をクラスに持参して紹介するミニ発表活動です。一人1〜2分程度、自分にとって大切な物や思い出の品について説明し、発表後にクラスメイトから簡単な質問を受け付けます。

🎯 実施手順

教師はあらかじめ発表テーマやカテゴリーを指定(「家族の写真」「お気に入りの本」「旅行先で買ったおみやげ」など)。1日数名ずつ順番に発表者を決め、持参した物を見せながらエピソードや理由を英語で話してもらいます。

🔥 盛り上がるポイント

クラスメイトの意外な一面や趣味を知ることができ、お互いの発表に自然と興味が湧きます。実物を持ってきて見せることで視覚的にも楽しめ、「次は自分もやってみたい!」というモチベーションにつながります。

📚 学習効果

スピーキング力・プレゼンテーション力の育成に直結します。事前準備で原稿を考える中で語彙や構文の応用力が養われ、発表を通じて人前で英語を話す度胸と表現力が向上します。リスナー側も英語で質問を考え聞き取る訓練となります。

3Name Ten(10個リストアップ)

📝 概要

指定されたカテゴリーに当てはまる語彙をできるだけ多く挙げるゲームです。例えば「果物」「スポーツ」のようなお題に対し、制限時間内にグループで関連単語を次々と書き出します。単純ですが白熱する語彙強化アクティビティです。

🎯 実施手順

生徒を小グループ(2〜4人)に分け、各グループに紙とペンを配布。教師がお題となるカテゴリーを提示し、「スタート!」の合図で関連する英単語を書き出します。最初に10個書けたチーム、または制限時間内で最も多く挙げられたチームが勝利。

🔥 盛り上がるポイント

シンプルながら競争要素があるため、生徒は熱心に単語をひねり出します。「他のチームが思いつかない単語は何だろう?」と作戦を練るなどゲーム性があり、発表時には「その手があったか!」といった驚きの声も上がります。

📚 学習効果

語彙の想起練習に非常に効果的です。瞬時にカテゴリーに関連する単語を複数思い出すことで、語彙のネットワークを脳内に構築できます。スペルを書き出す作業を通じて正書法の確認にもなり、同時に単語のグルーピング(分類)能力を養います。

4The Fly Swatter Game(ハエたたきゲーム)

📝 概要

語彙や表現の理解力を競う、動きのあるゲームです。教師が用意した単語カードや簡単なフレーズカードを黒板に貼り、生徒代表がハエたたき(なければ丸めた新聞紙など)で該当するカードを叩いて答えます。

🎯 実施手順

黒板に20枚程度の単語カードを貼り、各チームから1人ずつ前に出てハエたたきを持ちスタンバイ。教師がある単語の定義や写真を見せてヒントを出したら、それに該当するカードを素早く探して叩きます。一番先に正しいカードを叩いた生徒にポイント。

🔥 盛り上がるポイント

前に出た生徒同士の真剣勝負にクラス中が沸きます。ヒントを聞いてから一瞬で答えを見つけ出し走って叩く動作はスリル満点で、見ている生徒も思わず声援を送ります。体を動かすことで眠気も吹き飛び、レッスンへの集中力が高まります。

📚 学習効果

リスニング力と瞬発的な理解力が鍛えられます。英語のヒントを素早く理解し、それに対応する語彙を即座に思い起こすことで、語彙と意味の結び付きを強化できます。またスペルの認識や読解スピード向上にもつながります。

5Brainbox(記憶力チャレンジゲーム)

📝 概要

イギリス発のカードゲーム「Brainbox」を応用した記憶力ゲーム。絵が描かれたカードを短時間だけ見せ、その後絵の内容に関する質問に答えさせます。わずかな観察時間でどれだけ詳細を覚えられるかを競うクイズ形式の活動です。

🎯 実施手順

複数のイラストや写真と、それぞれに関する5〜6個の質問を用意。1枚目の絵をクラスに見せ、10秒数えたら隠します。そして「何人写っていたか?」「背景の色は?」といった質問を出し、生徒に回答させます。

🔥 盛り上がるポイント

「覚えたつもりが細部まで覚えていない!」という気づきが悔しくも楽しく、生徒の闘争心に火をつけます。短時間で集中して観察するスリルと、その後のクイズに答えるゲーム性で、教室はクイズ番組さながらの熱気に包まれます。

📚 学習効果

集中力と記憶力を鍛えることで、その後の授業内容の吸収も良くなります。また、質問に答える形式なのでwh-クエスチョン(What, Who, Whereなど)の理解と瞬時の応答力が身につきます。

6
Ruckzuck(語彙リレー説明ゲーム)

📝 概要

与えられた単語をリレー形式で次々と言い換えて伝えていく語彙ゲーム。一人目がターゲット単語を知り、二人目にそれを定義で伝える→二人目が理解したら三人目にまた別の表現で伝える…という流れで最後の人まで単語を共有できれば成功です。

🎯 実施手順

5人程度のグループで最初の1人だけ教室に残し、他は廊下へ。プレイヤー1に秘密の英単語を教え、プレイヤー2を呼んで英語で説明して当てさせます。プレイヤー2が正解したら、今度は別の言い方でプレイヤー3に説明。90秒以内で全員に伝われば成功。

🔥 盛り上がるポイント

制限時間付きのリレー形式なので非常にスリリングです。次々と仲間が入室し焦る中で必死に簡潔な英語で説明する様子は見ている方もハラハラします。最後に正解が伝わった瞬間には大歓声が上がり、「もう一回やりたい!」と病みつきになる生徒も多いです。

📚 学習効果

語彙の言い換え力(パラフレーズ能力)が飛躍的に伸びます。毎回前の人と同じ表現は使えないため、多角的に単語の特徴や意味を考える必要があります。これにより類義語や定義する力が身につき、ボキャブラリーの運用力が強化されます。

7Two Truths and a Lie(2つの本当と1つの嘘)

📝 概要

自分に関する3つの英文を用意し、そのうち2つは真実、1つは嘘を混ぜる自己紹介ゲーム。クラスメイトは発表者の3つの主張を聞き、どれが嘘かを当てます。定番のアイスブレイクですが、既に顔なじみのクラスでも新たな一面を知るきっかけになります。

🎯 実施手順

各自が自分についての文を3つ考えます(例:「私は5人兄弟です」「海外旅行をしたことがあります」など)。一人ずつ発表し、3文を英語で読み上げます。他の生徒は嘘だと思う文について質問し推理。全員の推測が揃ったら発表者が種明かしします。

🔥 盛り上がるポイント

クラスメイトの意外な事実やユニークなエピソードを知る驚きと、推理ゲーム的な楽しさがあります。「え、本当に?」「それは嘘っぽい!」と英語で言い合いながら、お互いのことを知ろうとする雰囲気がクラスを和ませます。

📚 学習効果

自己表現と他者理解に関わる英語運用力が高まります。自分の経歴や経験を述べる中で適切な時制(現在形・過去形・現在完了形など)の練習になり、文章構成力も付きます。また、他者の発表を注意深く聞き取るリスニング力と推論する思考力も養われます。

8Never Have I Ever(私は〜したことがない)ゲーム

📝 概要

椅子取りゲームと英語の経験談を組み合わせたアクティビティ。輪になった椅子と中央の一人から始まり、「私は今までに〜したことがありません」と英語で告白します。その発言に当てはまる生徒は全員席を立ち、別の席に移動します。

🎯 実施手順

クラスの椅子を円形に並べ、座席数より1つ少ない椅子を用意。中央に立つ生徒が”Never have I ever…”の文を完成させて発言。それを聞いた他の生徒のうち「自分も同じく経験がない」人は全員席を立ち、空いている椅子に素早く移動します。

🔥 盛り上がるポイント

生徒は椅子取り競争のスリルで大興奮します。毎回意外な経験談が飛び出すたび、「え、本当に?」「私はあるよ!」とどよめきが起こり、移動のドタバタも相まって笑いが絶えません。誰も立たないようなニッチなネタを探そうとする駆け引きもゲーム性が高いです。

📚 学習効果

現在完了形の否定文(経験の有無)の実践練習に最適です。「Have you ever〜?」の問いに対する答え方の感覚も身につきます。また、クラスメイトの経験について英語で聞き理解する中でリスニング力・語彙も強化されます。

9Taboo(タブーゲーム)

📝 概要

与えられた秘密の単語を、特定の「使ってはいけない語」を避けながら説明し、味方チームに当てさせるスピーキングゲーム。市販のボードゲーム「タブー」を簡略化したESL版で、語彙力と言い換え力を楽しく鍛えます。

🎯 実施手順

復習したい単語を5〜10語リストアップし、それぞれに「ヒントでは使えないNGワード」を1〜2語決めます。クラスを2チームに分け、出題者はターゲット単語を英語で説明し、味方チームはそれが何かを当てます。制限時間内にできるだけ多く正解を重ねます。

🔥 盛り上がるポイント

言いたい単語が口まで出かかっているのに言えないもどかしさが爆笑を誘います。「あれだよ、ほら、〇〇!」と身振り手振りになったり、NGワードをうっかり言ってしまい全員ずっこけたりと、終始笑いが絶えません。時間制限があることでスピード感が生まれます。

📚 学習効果

語彙の周辺知識や言い換え表現を鍛えるのに有効です。ある単語を定義づけたり特徴を説明したりする中で、同義語・反義語、カテゴリ分類など様々な関連語を駆使する必要があります。これによりボキャブラリーが立体的に定着します。

10Would You Rather(究極の選択ゲーム)

📝 概要

「どちらか選ぶとしたらどっち?」という二者択一の質問に答え、理由を議論するスピーキング活動。例えば「一生一種類の食べ物しか食べられないとしたら、パンとご飯のどちらを選ぶ?」のような問いに対し、自分の選択とその理由を英語で述べます。

🎯 実施手順

“Would you rather…?”の質問リストを用意。授業の導入で1問ずつクラスに提示し、生徒同士でペアを組んでまず意見交換。各ペアで理由を述べ合った後、何組かのペアに発表してもらい、クラス全体で議論します。

🔥 盛り上がるポイント

日常では考えない極端な二択に、生徒たちは「えーどっちだろう!?」とワクワクします。それぞれの選択に対して「絶対そっちの方がいいよ!」「でもこうだったら困るよ」と意見が分かれ、教室はディベートさながらの熱気に包まれます。

📚 学習効果

英語で意見を述べ、比較検討する力が身につきます。「〜したい」「〜のほうがマシだ」といった仮定法や比較表現(I’d rather 〜 / 〜 is preferable to 〜, because … など)の実践練習になり、論理的な理由付けの表現力も向上します。

📚 出典・参考サイト

Cambridge University Press & Assessment

“5 quick and effective warm-up activities for the English classroom”

British Council TeachingEnglish

“Ruckzuck” and various classroom activities

BusyTeacher

“Give a Quick Listen: Six Quick Activities to Fill 5 Minutes in Listening Class”

ESL Games & ESL Kids Games

ESL Taboo, Would You Rather activities

🚀 活用のポイント

これらのアクティビティは、どれも原田英語が実践して盛り上がった実証済みのものです!

「少し難しめで頭を使うけれど超盛り上がる」

このバランスを保ちながら、生徒の英語力向上と学習意欲を同時に高めることができます。ぜひクラスの雰囲気や学習目標に合わせてアレンジし、活用してください!