TED✓ 視聴済7:51🛠️ YouTubeの便利機能:字幕・速度・キー操作で練習がはかどる
k で止めて、j で10秒戻る。この2つのキーだけで、聞きなおしがぐっと楽になる
30秒でわかる
- できるようになること
- YouTubeには、英語の練習にそのまま使える機能がそろっている。字幕の種類のちがい、速度の変え方、キー操作を知っておくと、同じ1本でも練習の効率がぐっと上がる。
- 入試ではここに効く
- リスニング練習で「少し戻ってもう一度」「ゆっくり聞く」がすぐできるようになる。共通テストのリスニング対策や、シャドーイング・書き取りの練習が速く回せる。
- こんな人に
- YouTubeで英語を勉強しているけど、毎回マウスで戻したり字幕を探したりして時間がかかっている人に。
今日やること10分
TED✓ 視聴済7:51「よく聞く」ための方法を話す8分ほどのTED。機能を試しながら観るのにちょうどいい長さ。
▶ この動画でミッションやってみた例:原田英語の「1本を練習しつくす」操作の流れ
機能を知っていても、どの順番で使うかが分からないと活きない。原田英語がふだん使う流れをそのまま書く。YouTubeの画面は時々変わるので、ボタンの場所は目安として読んでほしい。
- 1. 字幕の種類を確かめる1分
字幕ボタンから英語を選び、「自動生成」と付いていない公式字幕があるかを見る。あれば公式を使う。
- 2. 1回目は日本語字幕か字幕なしで通す動画の長さ
止めずに最後まで。話の流れをつかむ。
- 3. 2回目は英語字幕・0.75倍8分
分からない所で k で止め、j で10秒戻る。使えそうな言い方を3つメモ。
- 4. 文字起こしで確かめる3分
聞き取れなかった所を文字起こしで目で見る。時刻の所を押すとそこから再生できる。
- 5. 30秒を区切ってまねる5分
練習プレイヤーでその30秒をA-Bループにして、音声に重ねてまねる。速度は0.75倍→1倍。
- 6. 保存して終わり1分
英語用の再生リストに入れる。次の日にすぐ開ける。
「止める→戻る→もう一度」を手元のキーだけでやると、1回あたりの手間が小さくなる。同じ10分でも、聞きなおせる回数が大きく変わる。
よくあるつまずき
英語字幕をオンにしたら、まちがった単語がたくさん出てくる。
日本語字幕を出したら、意味がおかしい。
キーボードで操作しても反応しない。
文字起こしが見つからない。
練習プレイヤーに入れたら再生できない動画がある。
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
字幕の3種類:公式字幕・自動生成字幕・自動翻訳入門
| 種類 | どうやって作られる? | 見分け方の目安 | 学習での使い方 |
|---|---|---|---|
| 公式字幕 | 動画を出した人や、その人が頼んだ人が作る | 言語名だけが表示される(例:英語) | いちばん信頼できる。メモやまねる練習の基準にする |
| 自動生成字幕 | YouTubeが音声から自動で作る | 言語名に「自動生成」と付く | 大まかな参考。固有名詞・早口・BGMの所はまちがいやすい |
| 自動翻訳字幕 | ある言語の字幕を機械で別の言語にする | 字幕の設定の「自動翻訳」から選ぶ | 意味がずれることがある。分からない所の手がかり程度に |
自動生成字幕と自動翻訳字幕は便利だが、まちがいがあるものとして使う。ノートに写すときは、公式字幕・辞書・教科書で確かめてから。
字幕の文字の大きさや背景の色は、字幕の設定の「オプション」で変えられることが多い。読みにくいときは文字を大きく、背景を濃くするといい。日本語字幕と英語字幕をどう使い分けるかは 字幕の使い方 にくわしく書いた。
再生速度:ゆっくり→ふつうに戻すのが基本入門
再生速度は設定(歯車)の中の「再生速度」で変えられる。0.25倍から2倍まで選べるのがふつうで、細かく調整できる場合もある。
| 速度 | 向いている練習 |
|---|---|
| 0.5倍 | 1語ずつ音を確かめる。ただし音がのびて不自然になるので、長く使わない |
| 0.75倍 | 聞き取れない所の確認、まねる練習の1回目。いちばん使いやすい |
| 1倍 | 最後は必ずここ。本番の速さで聞けるかを確かめる |
| 1.25〜1.5倍 | 一度理解した動画の復習。聞き慣れた動画を少し速く聞くと、1倍が楽に感じることがある |
ゆっくりで分かっても、本番は1倍。0.75倍で分かった所を、1倍でもう一度。この往復が大事。速さの段階的な上げ方は 速度の使い分け へ。
キーボード操作(パソコン)入門
パソコンのYouTubeでは、キーボードで再生を操作できる。全部覚えなくていい。まず k と j だけ。
| キー | できること | 学習での使いどころ |
|---|---|---|
| k またはスペース | 止める/再生 | 聞き取れなかった瞬間に止める |
| j | 10秒戻る | 聞きなおしの基本 |
| l | 10秒進む | 知っている所を飛ばす |
| ← | 5秒戻る | 1文だけ聞きなおす |
| → | 5秒進む | 少しだけ先へ |
| c | 字幕のオン/オフ | 字幕なしで聞く→確かめる、の切り替え |
| Shift + > | 速くする | 復習で少し速く |
| Shift + < | 遅くする | 聞き取れない所をゆっくり |
| f | 全画面のオン/オフ | 集中したいとき |
| m | 音を消す/戻す | 字幕だけで読む練習 |
動画の画面を一度クリックしてから押す。入力欄に文字が入る状態だと、キーがそちらに取られてしまう。キーの割り当ては変わることもあるので、動画画面で「?」(Shift+/)を押すと一覧が出るか試してみよう。
文字起こしの表示を使う中級
字幕のある動画では、字幕の全文を時刻つきの一覧で表示できることがある(文字起こし)。パソコンでは、説明欄を開いた下のほうに表示のボタンがあることが多い。
- 時刻を押すと、その場所から再生できる。聞きなおしたい文へすぐ飛べる。
- 観る前にざっと読むのは、あまりすすめない。先に文字を読むと「聞く」練習にならない。聞いたあとの確認用に使う。
- 自動生成字幕からできた文字起こしは、自動生成字幕と同じくまちがいがある。
- 文字起こしをコピーしてネットに載せたり配ったりしない。自分の確認用だけに使う。
聞いた英語を書き取って文字起こしと比べる練習は、ディクテーション でくわしく紹介している。
再生リスト・後で見る・ループ再生入門
- 後で見る:動画の下の「保存」から入れられる。気になった動画をためる「受け箱」に使う。
- 自分の再生リスト:「英語・練習中」「英語・済み」のように分けると、次に何を観るか迷わない。非公開にしておけば自分だけが見られる。
- ループ再生:パソコンでは動画の上で右クリックすると、くり返し再生を選べることが多い。短い動画を何度も聞くときに便利。
- 再生位置の共有:動画の共有で「開始位置」を指定すると、その秒数から始まるリンクが作れる。自分用に練習したい場所を保存しておける。
| 再生リスト名(例) | 入れるもの |
|---|---|
| 英語・後で | 気になった動画。週末に1本選ぶ |
| 英語・練習中 | 今週まねている1〜2本 |
| 英語・済み | ミッションを終えた動画。1か月後に見返す |
サイトの練習プレイヤー(A-Bループ)を使う中級
YouTubeだけでは「この30秒だけを何度もくり返す」がやりにくい。そこで使えるのが 練習プレイヤー。
- A-Bループ:始まり(A)と終わり(B)を決めると、その区間だけをくり返す。まねる練習に向いている。
- 0.5〜1.5倍速:区間を決めたまま速さを変えられる。
- キーボード操作:手元だけで止める・戻るができる。
- YouTubeのURLか11文字の動画IDを入れて開ける。TED以外の動画でも、埋め込みが許可されていれば使える。
- 1. 動画を開く1分
YouTubeの動画のURLをコピーして、練習プレイヤーに貼る。
- 2. 30秒を決める1分
まねたい30秒の始めでA、終わりでBを決める。
- 3. 0.75倍でくり返す5分
字幕を見ながら音声に重ねて読む→字幕なしでまねる。
- 4. 1倍で仕上げ3分
最後は1倍で通して言えるかを確かめる。
話の始まりかまとめの所が使いやすい。言いたい内容がはっきりしていて、まねる気持ちが入りやすいから。
スマホで練習するときのコツ入門
- 画面をダブルタップすると、数秒戻る・進むができることが多い(左側で戻る、右側で進む)。
- 字幕と再生速度は、動画の設定メニューから変えられる。
- メモはノートか、フレーズ帳 に。スマホ1台で動画とメモを行き来するのは手間がかかるので、紙のノートを横に置くのもいい。
- 通知を切ってから始める。練習中に別のアプリへ移らないために。
YouTubeの画面は時々変わる。ここに書いた場所に見当たらないときは、YouTube公式のヘルプで最新の操作を確かめよう。