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👂 英語が聞き取れない

✍️ ディクテーション:1〜2文を書き取って、聞こえない原因を知る

書き取るのは1〜2文だけ。間違いを3つに分ければ、次にやることが決まる

ふつう⏱ 全部読むと約13分

30秒でわかる

できるようになること
英語を聞いて、そのまま紙に書き取る練習です。「聞こえたつもり」の穴が見え、なぜ聞こえないのかが分かります。
入試ではここに効く
共通テストのリスニングのように、聞き逃すと取り返しにくい試験への備えになります。数字や言い換えの聞き取りも鍛えられます。
こんな人に
なんとなく分かった気はするのに、点数が伸びない人に。

今日やること10分

TED-Ed✓ 視聴済4:17

自信をつける3つのコツ

3 tips to boost your confidence - TED-Ed
自信は生まれつきではなく、育てるもの
▶ 1,143万回日本語字幕 未確認★☆☆ やさしいサクッと万バズ
練習にはこの1本

「自信をつける3つのコツ」という分かりやすい構成で、話の流れを追いやすく、書き取る区間を選びやすい TED-Ed です。

▶ この動画でミッション

練習プレイヤーで開く →

やってみた例:原田英語のディクテーション・ノート

たった9語の1文でも、書き取ると4語が抜けることがあります。原田英語が作ったオリジナルの英文で、答え合わせと印のつけ方を見せます。下の表は、よくある3つの間違い方です。

書き取った1文(オリジナルの例文)

I'm going to ask him about it after lunch.
昼ごはんのあとで、彼にそのことを聞いてみるつもり。
自分の書き取り間違いの所印理由
I'm going to ask ___ about it after lunch.him が空白変him の h が弱まり「イム」のように聞こえた(弱く言う語)
I'm going to ask him ___ after lunch.about it が空白変about it がつながり、t がラ行っぽく「アバウリッ」に聞こえた
I'm going to ask him about it after launch.lunch を launch と書いた知(または聞)単語の区別。意味から判断できたかどうかで分ける

この日の記録は、ノートに1行だけ書きます。

日付動画・区間正解率内訳次にやること
10/1上の1文(3つの間違いを全部した場合)9語中5語(約5割)聞0・知1・変3つながる音の型を確認して、この1文を3回まねる

2日後:間違えた所だけを穴埋めにして再挑戦

I'm going to ask ( ① ) ( ② ) ( ③ ) after ( ④ ).

答え:① him ② about ③ it ④ lunch。2回目で全部埋まったら、この1文は卒業です。

点数より印が大事

最初は正解率が半分くらいでも珍しくありません。大切なのは「聞・知・変」の数です。1週間分を数えると、自分が何に時間を使うべきかが見えます。

よくあるつまずき

何回聞いても同じ所が聞き取れない
5回聞いて無理なら、割り切ってスクリプトを見よう。この練習の目的は全部書けることではなく、「なぜ聞こえなかったか」を分けることです。
書いている間に、意味が分からなくなる
書くことに集中しすぎているからです。答え合わせのあとに、その1〜2文の意味を日本語で言う時間を入れると、音と意味がつながります。
スペルを間違えたら、点数から引くべき?
音が正しく聞けているなら、スペルミスは別に記録します。三単現の s のような文法の書き漏れも同じ。ディクテーションは「耳」の確認が目的です。
毎日やらないと意味がない?
毎日でなくて大丈夫です。ディクテーションは、毎日のミッションに足す補助の練習。週3〜4回・1回10分でも、続ければ変化を感じやすいです。週末にまとめて長くやるより、短く分けるほうが続きます。
疲れて続かない
書き取る量が多すぎるのかもしれません。1〜2文・1日3セットまでと決めよう。長い区間を全部書き取る必要はありません。

もっとくわしく

気になる所だけ開けばOK。

なぜディクテーションが効くのか初級

英語を聞き流していると、「なんとなく分かった」気がします。でも書き取ってみると、聞こえたつもりだった所が空白になることがよくあります。ディクテーションは、この「聞き取れていない所」を目に見える形にする練習です。

もう1つの良さは、原因を分けられること。速さの問題なのか、単語を知らないのか、音が変わっていたのか。分けて考えると、次に何をすればいいかが決まります。

長い区間はやらない

ディクテーションは疲れます。全部書き取ろうとすると続きません。1〜2文、1日3セットまでにしよう。

サイトの基本のやり方「ミッション(5ステップ)」でいうと、③英語字幕で観る前に5分だけ足すのがちょうどいい使い方です。書き取ってから英語字幕を出せば、それがそのまま答え合わせになります。ミッションは入試コース30日からできます。

1セットの全手順(7つ)初級
  1. 1〜2文を選ぶ1分

    日本語字幕で一度観て意味が分かっている動画から、5〜15秒の短い区間を選びます。文の切れ目でA-Bループに。

  2. 0.75倍で聞く(最大5回)2分

    字幕なしで、0.75倍で聞きます。聞く回数は最大5回と先に決めておこう。それ以上聞いても、聞こえないことが多いです。

  3. 聞こえた通りに書く3分

    聞こえた語を書き、聞こえなかった所は「___」で空けます。推測で埋めないのがコツ。音をカタカナでメモするのもOK(例:ピッキラップ)。

  4. 等速で1回聞き直す1分

    書いたものを見ながら等速で聞き、書いた語と音が合っているか確かめます。

  5. 英語字幕で答え合わせ2分

    自分で開いた英語字幕(またはTED公式サイトのトランスクリプト)と照らし合わせ、赤ペンで直します。

  6. 原因を分けて印をつける3分

    間違えた所に「聞」「知」「変」の印。最大5か所で十分です。

  7. 声に出して3回2分

    答えを見ながら、その1〜2文を3回声に出して、音と文字を結びつけます。ここまでで1セット。

採点と「聞・知・変」の分け方中級

採点は正しく書けた語数÷全体の語数で正解率を出します。点数より、間違いの分類が大事です。

印分類見分け方次の一手
聞聞き取れなかった答えを見ると知っている簡単な語なのに、音として分からなかった。速さや集中の問題0.75倍→1.0倍→1.25倍の練習。速さに慣れる練習
知知らなかった単語・表現そのものを知らなかった、または意味を違って覚えていた表現メモに最大3つ。意味と音をセットで覚える。単語・表現メモ
変音が変わっていた知っている語なのに、つながる・消える・弱まるで別の音に聞こえた音の変化の型を確認し、その1文をまねる。速さに慣れる練習の音の変化

1週間の間違いを数えて、「聞」が多ければ速さ、「知」が多ければ単語、「変」が多ければ音の変化に、練習時間を多めに回そう。

記録に書くこと(1回につき1行)
穴埋めで再挑戦する中級

毎回まるごと書き取るのは大変です。自分が間違えた所だけを空欄にした穴埋めを作り、次の3段階で難しくしていきます。

レベル空欄にする語ねらい
1内容語(名詞・動詞・形容詞)だけ意味の中心を聞き取る。最初はここから
2機能語(to・of・a・the・and など)だけ弱く短く言われる語を聞き取る。難しい
3間違いを含む文をまるごと書き取り最終確認。1〜2日あけて挑戦
穴埋めは自分のノートだけで

穴埋めは自分のノートに、自分の手で作ります。TED や TED-Ed のトランスクリプトをそのまま貼って共有・公開するのはやめよう(このサイトも字幕を載せていません)。自分の勉強用のメモにとどめます。

1〜2日あけてもう1回

同じ区間を、その日と2日後の2回書き取ると記憶に残りやすいです。2回目の正解率が上がっていたら卒業。

答え合わせのスクリプトの探し方・見方中級

このサイトは字幕やスクリプトを載せていません。答え合わせは、各自が公式の機能を使います。

  • YouTube の英語字幕(字幕ボタンで切り替え。動画によっては説明欄の近くに「文字起こしを表示」があることも)
  • TED公式サイトの動画ページにあるトランスクリプト機能(TED のスピーチの場合)

見るのは書き取りが終わってから。先に見ると、練習の意味がなくなります。字幕を少しずつ外していく考え方は字幕の使い方の記事へ。

  1. 聞こえなかった所は、どんな語だったか(聞・知・変の分類)
  2. どこで区切られているか(息つぎ・意味のかたまり)
  3. 知らない語・表現はないか(表現メモへ、最大3つ)
  4. 話し言葉らしい言い方(つなぎの言葉、くだけた言い方)がないか
共通テストなど入試リスニングへの生かし方中級
先に注意

特定の大学・年度の問題を予想したり、TED の動画が出ると言ったりはできません。ここでは一般的に役立つ考え方を紹介します。最新の試験形式は、必ず公式の発表で確かめてください。

共通テストのリスニングには、音声が1回しか流れない問題もあります。聞き逃すと取り返しにくいので、自分が聞き逃しやすい所の傾向を、ディクテーションで先に知っておくと備えになります。

入試リスニングの場面ディクテーションで鍛えること
数字・人名・時刻の聞き取りthirteen と thirty、fifteen と fifty のような数字を聞き分ける。入試頻出語は入試単語のページも活用
設問を先に読んでから聞く設問の語が、音声でどう言い換えられているかを書き取りで確かめる
まとまった音声の要点をつかむTED-Ed(約5分)で、1〜2文の書き取りと、話の流れを3コマでメモする練習を組み合わせる
1回しか聞けない緊張感聞く回数を2〜3回に制限して練習する

過去問や問題集のリスニングも、付属の音声とスクリプトで同じ方法(1〜2文の書き取り+聞・知・変)で復習できます。TED や TED-Ed は、まとまった音声や今どきのテーマに慣れる補助教材として、過去問と一緒に使うのがおすすめ。くわしくは入試・資格への生かし方へ。

音の変化ノートと、1週間の計画中級

「変」の間違いは、音の変化ノートにまとめると、次に同じ型に出会った時に聞き取れるようになります。1つにつき次の3つを書きます。

  • 聞こえた音(カタカナ):例)アバウリッ
  • 実際の英語:例)about it
  • 変化の型:例)つながる+t がラ行っぽくなる

1週間で10個ほどたまったら、日曜日に声に出して読みます。自分が聞き取れなかった型だけのノートなので、市販の一覧より自分に効きます。

曜日内容(1日10分。できる日だけでOK)
月TED-Ed A の区間1:1〜2文ディクテーション+聞・知・変
火同じ区間を、内容語だけ穴埋めにして再挑戦
水区間2:新しい1〜2文でディクテーション
木月〜水の「変」を音の変化ノートに整理して、声に出す
金区間1と区間2を、機能語の穴埋めで挑戦
土全体を等速で通して聞き、意味が取れるか確認。そのままシャドーイングへ
日1週間の記録を見て、聞・知・変のどれが多いか確認。来週の課題を決める
おすすめ動画と、TED(長めの講演)で使うとき上級

1〜2文の書き取りにおすすめの TED-Ed

  • 効率よく勉強する3つのコツ…「3つのコツ」の形なので構成が追いやすく、区間を選びやすい。
  • 水を飲まなかったら/眠らなかったら…「もし〜だったら」という仮定の文が出てきやすく、文法の復習にもなる。

短めでとっかかりやすい1本

プレッシャーの話は約4分と短く、通して観てから書き取りに移りやすいです。ほかはランキングや動画一覧から TED-Ed を選ぼう。

TED(10〜20分)で使うとき

TED の講演は TED-Ed より話し方が自然で、聞き取りが難しくなります。全部書き取る必要はなく、1回で1〜2文で十分です。

  • 話し始めか、まとめの区間を選ぶ(笑いや拍手が入る所は避ける)。
  • 書き取る前に、その区間の意味を日本語字幕と英語字幕で分かっておく。
  • 聞く回数は TED-Ed より多めの最大7回まで。それでも無理ならスクリプトを見て「知・変」を分析。
  • 同じ話し手の別の区間でも試し、その人の話し方のくせに慣れる。
今日のディクテーション・チェックリスト

次に読む1本

⚡ 速くて聞き取れない人へ:0.75倍→1.25倍で耳を慣らす1.25倍のあとに等速へ戻すと、ゆっくりに感じる。その耳を0.75倍から1段ずつ作る読む →
👂「英語が聞き取れない」の記事をぜんぶ見る(5本)
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