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👂 英語が聞き取れない

🗣️ シャドーイング:聞こえた英語を、すぐ後から追いかけて言う

30秒を0.75倍で3回、ふつうの速さで3回。それだけで耳と口が変わり始める

やさしい⏱ 全部読むと約16分

30秒でわかる

できるようになること
聞こえた英語を、少し遅れて声でなぞる練習です。知っている単語なのに聞き取れない、が減っていきます。
入試ではここに効く
共通テストのリスニングのような、ふつうの速さの英語を聞き取る力の土台になります。音読と同じく、長文を前から読む力にもつながります。
こんな人に
単語は知っているのに、英語の音になると急に分からなくなる人に。

今日やること10分

練習にはこの1本

勉強のコツという身近な話なので、中身を予想しやすく、ナレーションも聞き取りやすい入門向けの1本です。

▶ この動画でミッション

練習プレイヤーで開く →

やってみた例:原田英語の練習ノート(10分の1回分)

原田英語が作ったオリジナルの英文3つで、10分の練習を再現します。どこでつまずき、どう直したかまで全部見せます。実際の練習では、選んだ動画の30秒を使ってください。

練習した30秒(オリジナルの例文)

I wanted to check it out, but I ran out of time.
見てみたかったけど、時間がなくなった。
So I put it on my list for next weekend.
だから来週末のリストに入れた。
And guess what? It was worth the wait.
そしたらね、待ったかいがあったんだ。
時間やったことそのときの様子
0〜3分日本語字幕で中身をつかむ「行きたかった所に、翌週行けた話」と一言で言える状態にした
3〜4分A-Bループをセット最初は文の途中で切れたので、B点を1秒うしろにずらした
4〜6分0.75倍で3回(小声)1回目は check it out で置いていかれた。3回目で口が少し追いついた
6〜9分1.0倍で3回(声に出す)ran out of と put it on で毎回つまる。最後の文は言えた
9〜10分言えなかったメモ下の3つだけ書いた
言えなかった所どう聞こえた?次回やること
check it outチェッキラウ(3語が1語みたい)この3語だけ、ゆっくり→ふつうで5回
ran out of timeラナウタタイムran out をつなげて言ってから文に戻る
put it onプリロン(t がラ行っぽい)0.75倍でこの文だけループ
メモは3つまで

全部書くと、次にやる気がなくなります。最大3つと決めておくと、次の日は「メモの3か所を先に3回→通しで3回」とすぐ始められます。

2日目は、メモの所だけ先に練習してから同じ30秒を通します。3日目にふつうの速さで止まらずに通して言えたら、その区間は卒業。次の30秒へ進みます。

よくあるつまずき

声に出すと、頭が真っ白になる
速さが合っていないサインです。0.75倍にして、まず口パクだけで3回。次に小声、最後にふつうの声、と少しずつ上げよう。
知らない単語の所で毎回止まる
止まった語を最大3つだけ調べて、その語だけを10回言います。それから前後3語くらいのかたまりで3回。区間の単語を全部調べる必要はありません。
聞こえた音と、字幕の単語が違って見える
音がつながったり、消えたりしているからです。その1文だけを0.75倍で聞き、3語ずつ区切ってまねよう。くわしくは速さに慣れる練習の音の変化の表へ。
言えているはずなのに、録音するとカタカナっぽい
語の最後の子音に「オ」「ウ」を足していないか、強く言う語と弱く言う語に差があるかを確かめよう。発音・リズムの記事の練習が効きます。
字幕を見ないと不安
最初の2段階(意味をつかむ・小声でなぞる)までは見てOK。声に出して追う段階から隠します。不安な時だけ確認する、くらいで大丈夫です。
毎日同じ所をやると飽きる
動画は変えずに、区間だけ次の30秒へ進めよう。10分の日と20分の日を日替わりにするのも手です。続け方は習慣づくりの記事も参考に。

もっとくわしく

気になる所だけ開けばOK。

そもそも、シャドーイングって何をする練習?初級

シャドーイングは、聞こえてくる英語を少し遅れて、影のように声に出して追いかける練習です。文字を見ずに、耳から入った音をそのまま口に流します。「聞いて分かる」で終わらせず、「口が動く」ところまで持っていくのが目的です。

聞き取れない音は言えません。そして、言えない音は聞き取りにくいことが多いです。口を動かして音をまねようとすると、耳が「ここは弱く言っている」「ここはつながっている」と気づきやすくなります。リスニングと話す力の間にかける橋のような練習です。

TED と TED-Ed が向いている理由は3つ。①話題が面白く、同じ区間を何度聞いても飽きにくい。②人に向けて話している英語なので、リズムや間(ま)が自然。③TED-Ed は約5分のナレーションで聞き取りやすく、入門にちょうどいい。

効果についての正直な話

シャドーイングは、少しずつでも続けた人に効きやすい練習です。ただし「これだけで話せるようになる」ものではありません。意味をつかむ練習(日本語字幕で観る)と、単語・表現のメモとセットにすると、伸びを感じやすくなります。

サイトの基本のやり方「ミッション(5ステップ)」でいうと、シャドーイングは④好きな30秒を声に出してまねるを深くする練習です。ミッションは入試コース30日から毎日1つずつできます。

5つの段階:1つの区間をこの順で登る初級

いきなり字幕なしで影のように追うのは、多くの人にとって難しすぎます。そこで1つの区間を、次の5つの段階で順に進めます。合計で5〜10回が目安です。最初の2段階は軽く、3と4に時間を使います。

段階やること字幕回数の目安
段階1:意味をつかむ何を言っているか、日本語で説明できるまで聞く英語字幕ありでOK2〜3回
段階2:小声でなぞる小声や口パクで「音の流れ」だけ追う。単語は言えなくていい見てもOK3回
段階3:リズムと強弱をまねる強く言う所・弱く流す所、上げ下げをまねて追う。0.75倍から始めて等速へなし0.75倍3回+等速3回
段階4:意味を意識して追う中身を思い浮かべながら追う。言えなかった所に印をつけてメモにするなし3〜5回
段階5:音声に重ねて読む+録音字幕を見ながら音声とぴったり同時に言う。最後にスマホで録音して聞き比べる見ながら重ねて2回+録音1回

段階5は毎日やらなくて大丈夫です。区間を仕上げる日にまとめてやると効率がいいです。

ゴールは「通して言える」

1文だけ言えても、次の文で崩れるならまだ進まなくていいです。その区間を、ふつうの速さで止まらずに通して言えることが卒業の目安です。

段階5「音声に重ねて読む+録音」のやり方

  1. 英語字幕(またはスクリプト)を開く1分

    YouTube の字幕や、TED公式サイトのトランスクリプト機能を自分で開きます(このサイトは字幕を載せていません)。区間の文を見て、強く言う語に印をつけます。

  2. 音声に重ねて言う3分

    0.75倍→等速の順に、文字を見ながら音声と同時に言います。遅れずに、ぴったり重なるのを目指します。

  3. 録音して聞き比べる5分

    字幕を見ずに、等速で録音します。手本と自分の声を交互に聞き、リズム・区切り・子音の3つを確かめます。

80点で次へ

重ねて読んでも、手本とまったく同じにはなりません。「並べて聞くと、リズムが同じ方向に聞こえる」くらいで十分。80点で次の区間に進もう。

区間の選び方と、練習プレイヤーの使い方初級

区間の長さは30〜60秒が基本。最初の1週間は30秒でOKです。文の数でいうと4〜8文くらい。短すぎると1文しか練習できず、長すぎると最後まで集中が続きません。

  1. 話題が1つにまとまっている(途中で話が大きく変わらない)
  2. 話す速さが比較的一定で、早口すぎない
  3. 人名や専門用語が多すぎない(多いと意味が飛ぶ)
  4. 観客の笑い・拍手・BGM で途切れない(TED では特に注意)
  5. 息つぎや文の切れ目が分かりやすい

迷ったら話し始めかまとめの部分を選ぼう。話し始めは話題の導入なので、予備知識がなくても意味を取りやすく、ていねいに話す傾向があります。まとめは、それまでの話を短く言い直すことが多く、意味を追いやすいです。何分何秒あたりかは動画ごとに違うので、自分の耳で確かめてください。

最初は避けたい区間

冗談のやりとりが続く所、専門用語ばかりの所、スライドを指しながら話す所(言葉が少なく間が多い)は、慣れるまで避けよう。区間選びで失敗すると、練習がつらくなります。

練習プレイヤーでの手順

  1. A点とB点を決める2分

    ふつうの速さで再生し、始めたい所でA点、終わりたい所でB点をセット。文の途中ではなく文の切れ目に置くのがコツ。ずれたら±1〜2秒だけ動かします。

  2. 0.75倍で聞く→小声でなぞる2分

    0.75倍にして自動でくり返します。2〜3回は聞くだけ。意味が取れたら、口パクや小声で3回なぞります。

  3. 0.75倍で声に出して追う3分

    3回やったら「どこで遅れたか」を思い出そう。遅れる所は、たいてい音がつながっている所か、知らない単語がある所です。

  4. 等速に戻して3回3分

    0.75倍でできても、等速でできるとは限りません。1回目は崩れてOK。3回目で少し追えていれば前進です。

  5. 余裕があれば1.25倍で1回1分

    ストレッチとして1回だけ。言えなくて大丈夫。等速が急に「ゆっくり」に感じたら成功です。

プレイヤーの速さは0.5〜1.5倍で変えられます。キーボードでも操作できるので、手をマウスに戻さずにループや速さを切り替えると、集中が切れにくいです。

速さ使いどころ注意
0.5倍1文だけ、どうしても音がつかめない所の確認音が伸びてリズムが不自然になる。長く使わない
0.75倍小声でなぞる・リズムをまねる段階の基本ここでできても、等速でできるとは限らない
1.0倍本番の速さ。ここで通して言えれば区間クリア最後は必ずここに戻る
1.25倍耳ならしのストレッチ言えなくてOK。数回だけ。くわしくは速さに慣れる練習
0.75倍にずっといない

ゆっくりに慣れきると、等速に戻した時に別の言語のように聞こえます。速さを落とすのは「口と耳をつかむため」。最後は必ず等速に戻そう。

言えない原因の見分け方と、言えなかったメモ中級

「追いつけない」「途中で消える」は誰にでも起きます。原因は大きく3つ(速すぎる・音がつながる・意味が飛ぶ)。原因が違えば直し方も違うので、まず原因を見分けてから直すのが近道です。

症状多い原因まず試すこと
声を出すのが精一杯で、意味が入ってこない速すぎる/口が慣れていない0.75倍にする。小声でなぞる段階に戻る
聞こえた音と、頭で思う音が違う音のつながり・消える音などの変化速さに慣れる練習で音の変化の型を確認。その1文を3語ずつまねる
言えたのに、意味を言えない意味の理解が浅い日本語字幕でもう1回通して観る
同じ所で毎回止まる知らない単語/言いにくい音その語だけ10回声に出してから、前後のかたまりに戻る
最初は言えるのに、後半で崩れる区間が長い/集中が切れる区間を半分(30秒)にする
リズムが日本語っぽくなる強弱の意識が足りない発音・リズムの記事で、強く言う語を先に決める

ノートには、言えなかった所を1〜3か所だけ書きます。「どの語句か」「どう聞こえたか」「次にやること」の3つを1行ずつ。次の練習日は、メモの所を先に3回やってから通しに入ります。

録音の聞き比べ方:何を聞いて直すか中級

自分の声を聞くのは恥ずかしいものです。でも、ここが一番伸びるところ。自分では言えているつもりでも、録音すると別物に聞こえることは珍しくありません。

  1. 練習の最初に1回録音する1分

    区間の練習を始める前に、まず1回録音します。上手く言えなくてOK。これが「ビフォー」です。

  2. 練習後にもう1回録音する1分

    段階3・4を終えたら、同じ区間を同じ速さ(等速)でもう1回録ります。

  3. 手本→ビフォー→アフターの順に聞く3分

    1回目は全体の感想。2回目は下の3つの観点のうち1つだけに集中して聞きます。

  4. 直す所を3つにしぼる2分

    気になる所が多くても、次回直すのは3つだけ。ノートに書いておきます。

聞き比べの3つの観点

週に1回は録音の日を作ると、成長が耳で分かって続けやすくなります。

口の準備運動・時間別メニュー・30秒を3日で仕上げる例中級

まず口の準備運動

日本語は口の動きが小さい言語だと言われます。英語では口や舌を大きく動かす場面が多いので、最初は口が疲れます。これはふつうのこと。次の練習で口を慣らしておくと、シャドーイングの成果が出やすくなります。

練習やり方使う場面
準備運動口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」を各3回。舌を出し入れ。1分毎回の最初
音読スクリプトを見ながら、意味を考えて声に出して読む。1区間3回段階1(意味をつかむ)のあと。ゆっくり正確に
リピーティング1文ずつ再生を止め、聞いた英語を思い出して言う。1文3回長い文がまだ追えない時
小声でなぞる口パク・小声で音の流れだけ追う音の速さに口が追いつかない時
単語のドリル言いにくい語だけ取り出し、ゆっくり→ふつうで各10回つまずく単語を見つけた時
おすすめの順番

準備運動1分→音読→声に出して追う、の順にすると、口が温まった状態で本番に入れます。リピーティングは、長い文で崩れる日にだけ差し込む「補助輪」として使おう。

時間別メニュー

時間メニューねらい
10分準備運動1分+A-Bループ設定2分+0.75倍3回(2分)+等速3回(3分)+言えなかったメモ1分毎日続ける最小セット。区間を1つ進める
20分準備運動1分+音読3回(3分)+0.75倍でなぞる→追う(5分)+等速で追う(7分)+メモと振り返り2分+1.25倍ストレッチ2分標準セット。ふだんはこれ
30分準備運動+音読+段階1〜4(15分)+別の区間を1つ追加(8分)+段階5の重ねて読む2回・録音・聞き比べ(5分)+表現メモ週末や仕上げの日。区間を2つ進めるか、1つを完成させる

忙しい日は10分の日と20分の日を混ぜるのが続けるコツ。「今日は10分だけ」でも、やらない日より確実に進みます。学習プランナーに自分の時間を入れると週の計画にでき、マイページで続けた日数も見られます。

ミッションの④で選んだ30秒を、3日で仕上げる例(1日10分)

ミッションは毎日1本ずつ進めます。それとは別に、気に入った30秒を3日かけて仕上げたい人向けの例です。

日やること
1日目ミッションの④でまねた30秒を、そのまま区間にする。段階1 意味をつかむ→段階2 小声でなぞる
2日目同じ区間で段階3 リズムと強弱をまねる(0.75倍→等速)。言えなかった所を最大3つメモ
3日目メモの所を先に練習→段階4 意味を意識して追う→段階5 重ねて読む+録音

仕上げた30秒から表現を1つ選び、その日のミッションの⑤(英語で1〜3文書く)で使ってみよう。口が覚えた表現が、自分の言葉になり始めます。くわしくは話す・書く練習の記事へ。

TED-EdとTED、どちらで練習する?おすすめ動画中級
TED-Ed(約5分)TED(10〜20分)
話し方ナレーション中心。整っていて聞き取りやすい生のスピーチ。アドリブ・間・笑い・拍手が入る
区間選び全体が短いので、どこでも選びやすい笑いや拍手を避けて選ぶ必要がある
向く段階段階1〜4を初めて試す入門段階3〜5の応用。話し手のリズムをまねる
注意整いすぎていて、実際の会話とは少し違う面もある話し手のくせやなまりが出る。1人の話し方に慣れることも大事

目安は、始めて2〜3週間は TED-Ed、そのあと TED を少しずつ足す流れ。TED-Ed で区間を仕上げる感覚をつかんでからだと、生の話し方にもついていきやすくなります。シャドーイング用の区間は、仕上がるまで数日同じものを続けよう。

入門:まずはこの3本(TED-Ed 2本+短い TED)

TED✓ 視聴済6:13

才能より「やり抜く力」が大事かも

Grit: The Power of Passion and Perseverance | Angela Lee Duckworth
努力の見え方が変わる
▶ 1,826万回🇯🇵 日本語字幕★☆☆ やさしい万バズ
  • 水を飲まないと体に何が起きるか…体の話は単語を推測しやすく、まとめの部分も使いやすい。
  • 練習のしかたの話…この記事の内容と相性がよく、練習しながら中身も実践できる。
  • やり抜く力の話(約6分の短い TED)…短い TED の定番。話し始めとまとめが使いやすい。

慣れてきたら:TED の生の話し方

  • どの子にも味方になる大人が必要だ、という教育者の話…気持ちの込め方(強弱・間)に注目して、段階3(リズムと強弱をまねる)向き。
  • 先延ばしの話(約14分)…会話っぽくてユーモアが多く、話す速さも速め。笑いの前後を避けて30秒を選ぼう。

ほかの動画は動画一覧やランキングから探せます。

もっと伸ばしたい人へ上級
  • 同じ動画の別の区間を、ほぼ初見で段階3から始める(段階1・2を短くする)。
  • 1.25倍で1区間を通して言ってみる。等速が楽に感じるはず。
  • 同じ区間を、3日後・1週間後にもう一度録音し、最初の録音と比べる。
  • 話し手の「間(ま)」だけをまねる。単語は言わず、息つぎのタイミングだけ合わせる。
  • 字幕なしで意味を意識して追う段階4を、90秒に伸ばす。

上達した人ほど、「速く言える」より「自然に聞こえる」を大事にします。話し手の間、強弱、気持ちのトーンを声にのせる練習をしよう。

今日のシャドーイング・チェックリスト

次に読む1本

✍️ ディクテーション:1〜2文を書き取って、聞こえない原因を知る書き取るのは1〜2文だけ。間違いを3つに分ければ、次にやることが決まる読む →
👂「英語が聞き取れない」の記事をぜんぶ見る(5本)
どの勉強法も、毎日の形は同じ5ステップ。コース30日(高校1・2年生/受験生/社会人)なら、動画も順番もサイトが決めてくれます。🔥 コースを選ぶ