TED-Ed✓ 視聴済4:52💬 観たあとに英語で言う・書く:要約と意見の型
観たら英語3文で言ってみる。「面白かった」で終わらせない要約と意見の型
30秒でわかる
- できるようになること
- 観た動画の中身を英語3文で言え、自分の意見も「結論→理由→例→結論」の順で話して書けるようになります。「分かるのに言えない」の壁を越える練習です。
- 入試ではここに効く
- 3文の要約は二次・私大の英文要約に、意見の型は自由英作文と英検などの面接にそのまま使えます。要点を1文でつかむ力は、共通テストのリーディング・リスニングの要旨問題にも効きます。
- こんな人に
- 観て分かるのに、英語で言えない・書けない人に。
今日やること15分
TED-Ed✓ 視聴済4:52約5分で「問い→説明→まとめ」の形がはっきりしていて、3文の要約の入門に向いています。
▶ この動画でミッションやってみた例:原田英語の「観たあと10分」
架空の動画「眠りと記憶」を観たつもりで作った見本です(実在の動画の内容ではありません)。英文は原田英語のオリジナルです。
ステップ1:3文の要約
| 文 | 役割 | 見本 |
|---|---|---|
| 1文目 | 何について、何を言っているか | The talk is about why sleep is important for learning. |
| 2文目 | 根拠・例 | The speaker explains that the brain organizes what we learned while we sleep. |
| 3文目 | だからどうなる/どうすべきか | In short, we should sleep enough if we want to remember more. |
ステップ2:PREPで意見(テーマ:学校の始業を遅くするべき?)
| 記号 | 意味 | 見本 |
|---|---|---|
| P | 結論 | I think schools should start later. |
| R | 理由 | The reason is that teenagers need more sleep. |
| E | 例 | For example, I often feel sleepy in the first class. |
| P | もう一度結論 | So I believe a later start would help students learn. |
- 3文・各15語以内で中身を言える
- 細かい数字や例は思い切って捨てる
- 条件つき賛成なら、意見がすぐ作れる
- 観たあと「面白かった」で終わる
- 要約しようとして細かい所を全部入れ、1文が30語に
- 意見を聞かれても「分からない」
3文で合計45語前後、話すと20〜30秒です。「これを言わないと話が通じない」ものだけ残します。要約のコツは、何を入れるかより、何を捨てるかです。
よくあるつまずき
要約で、動画の英語をそのまま使っていいですか?
意見がなかなか思いつきません。
PREPがなじみません。
英作文の添削は誰に頼めば?
毎回違う動画でやるべき?
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
なぜ「観たあと」がいちばん伸びるのか初級
観る・聞く練習は、英語を「分かる」状態にします。でも「言える・書ける」状態にするには、自分で出す練習が必要です。これを飛ばして観るだけを続けると、「分かるのに言えない」壁に当たりがちです。
サイトの基本「ミッション(5ステップ)」でいえば、⑤英語で1〜3文書くを深くするのがこの記事です。このページでは⑤を3つに広げます。①3文で要約する ②PREPで意見を言う ③質問に答える。そのうえで入試・面接への使い方、フィードバックのもらい方までつなげます。毎日の⑤は入試コース30日でできます。
3文の要約:くわしい型と練習の手順初級
要約に使える表現
- 観終わって1分メモ1分
日本語でキーワードを3つ。1文目・2文目・3文目に対応させる。
- 英語3文で言う3分
メモを見ながら声に出す。詰まったら単語を言いかえて短くする。
- 書いて確認3分
同じ3文をノートに。スペルと語順を確認し、表現を1つフレーズ帳へ。
- 見ずに言い直す1分
メモも見ずにもう一度。言えたら完了。
3文の要約の練習に向く、約5分の2本
TED-Ed✓ 視聴済5:042つの言葉を話す脳は、なにがすごい?
TED-Ed✓ 視聴済5:08なぜ「できない人」ほど自信満々なのか
約5分のTED-Edは「主張→説明→まとめ」の形が見えやすく、要約の入門に向いています。1本目は日本語字幕で全体をつかみ、2本目から英語字幕で要約に挑戦、という順がおすすめです(字幕の使い分け)。
要約問題が出ることのある大学では、字数・語数の条件が細かく決まっています。形式は大学・年度で違うので、必ず過去問で確認してください。オリジナル英文で練習するなら要約道場へ。
PREPと、賛成・反対・条件つき賛成中級
PREPの強みは最初に結論を言うことです。聞き手は何の話かを最初に知れるので、安心して聞けます。理由と例で支え、最後にもう一度結論を言えば、話がすっきり終わります。
30秒版:結論+理由だけ。1分版:結論+理由+例+結論。3分版:理由を2つ、例を2つに。長さが違っても、最初に結論・最後に結論は変わりません。
PREPで使える表現
| 立場 | 型 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 賛成 | I agree with ... because ... | 話し手の主張にそのまま同意するとき |
| 反対 | I disagree with ... because ... | 話し手と違う考えのとき |
| 条件つき賛成 | I agree in general, but ... / I agree if ... | 全部は賛成できない・限定したいとき |
おすすめは条件つき賛成です。現実の問題は二択では語りにくいからです。「基本は賛成、ただし〜が必要」と言えると、考えが深く聞こえます。自由英作文で字数が足りないときにも助けになります。
| 立場 | 見本(授業でスマホを使うべき?) |
|---|---|
| 賛成 | I agree. Smartphones are useful tools. For example, students can look up a word quickly. |
| 反対 | I disagree. Smartphones often distract students. For example, many students check social media during class. |
| 条件つき賛成 | I agree if teachers set clear rules. Smartphones can help learning, but only when students use them for the lesson. |
同意・反対・条件・譲歩の表現
意見を言い合うのに向く話題(TED)
TED✓ 視聴済20:04学校は、創造性を殺しているのか?
TED✓ 視聴済20:23
TED✓ 視聴済11:45会話上手になる、10のコツ
長めのTEDは全部を要約しようとせず、気になった主張を1つだけ選んで、賛成・反対・条件つき賛成のどれかで意見を言います。学校と創造性、選択肢の多さ、会話のしかたなど、身近で意見が分かれやすい話題です。
質問に答える練習:動画ページの問いを使う中級
サイトの各動画ページ(動画一覧から開けます)には、観る前に考える問いと観たあとに英語で答える問いが用意されています。観たあとの問いが、そのまま練習の題材になります。
- 問いを声に出して読む30秒
意味が取れなければ日本語訳を見る。
- 15秒でメモ1分
日本語でキーワードを3つだけ。文章は書かない。
- 英語で30秒答える2分
PREPの型で結論→理由→例。1回目は詰まってOK。
- 録音して聞き直す3分
言い直したい所を1つ決めて、もう一度答える。
- ノートに書く3分
言えた文を書く。これが自由英作文の練習にもなる。
| 段階 | 答え方 | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | Yes / No と理由を1文 | 10秒 |
| 2 | PREPで結論・理由・例 | 30秒 |
| 3 | 追加の質問(Why? For example?)にも答える | 1分 |
質問・つなぎの表現
考えている間の沈黙は不安になります。Let me think. / Well, ... / That's a good question. を持っておくと、あわてずに済みます。面接でも使えます。
入試・面接への使い方と、自由英作文への書き直し中級
出題形式や評価のしかたは試験ごとに違います。必ず自分の受ける試験の募集要項・過去問で確認してください。
| 場面 | 使う型 | 練習のしかた |
|---|---|---|
| 自由英作文(入試) | 意見→理由→例→結論 | 話した答えを80〜120語で書き直す(語数は自分の試験の条件に合わせる) |
| 小論文(日本語) | 序論(結論)→本論(理由と例)→結論 | 動画の主張に賛成・反対・条件つきで、日本語で書く(字数は課題に合わせる) |
| 英語面接・自己PR | 言いたいこと→例→呼びかけの1分版 | 30秒と1分の2つの長さを準備して録音 |
| 会議・提案(大学・仕事) | 結論から言うPREP | 一言の結論+理由1つ+例1つを30秒で |
話した内容を、100語前後の文章にする4ステップ
- 話したPREPの4文をノートに書く
- 各文に、理由や例を1文ずつ足す
- つなぎ言葉(First, / Second, / For example, / In conclusion,)を入れる
- 声に出して読み、不自然な所を直す
自由英作文で使えるつなぎ言葉
難しい単語を使って間違えるより、知っている単語で正確に書くほうが安全です。動画で聞いた文を長く写すのではなく、自分の言葉で書いてください。
動画1本から自由英作文を書く具体的な手順は、次の記事観た動画を材料に自由英作文を書くにまとめています。入試で扱われやすい話題は入試テーマから探せます(動画がそのまま出るわけではなく、話題に慣れておく、という意味です)。
フィードバックのもらい方:質問は1つだけ中級
「どうだった?」と聞くと、相手は困って「良かったよ」で終わりがちです。代わりに「最初の1文で、何の話か分かった?」のように、具体的な質問を1つします。
| 誰に | 聞くこと | 頼み方の例 |
|---|---|---|
| 先生 | 文法・語彙の正確さ、組み立て | この3文だけ、間違いを直してもらえますか? |
| 友達・家族 | 中身が伝わったか(英語は分からなくてよい) | 1分聞いて、私の言いたいことを1文で言ってみて |
| 自分(録音) | 間・速さ・言い直したい所 | 1週間前の録音と聞き比べる |
| AI採点ツール | 語数・文法・組み立ての目安 | 最後は先生の確認と組み合わせる |
フィードバックをお願いする表現
指摘を全部直そうとすると、何も変わりません。1回の練習で直すのは1つ。それが直ったら次の1つへ。
ペア・グループでの話し合いと、疑う視点上級
友達と同じ動画を観て話し合うと、賛成・反対・条件つきの幅が見えます。ペアなら1回15分、3〜4人なら20〜25分が目安です。
- 各自が3文で要約5分
人によって大事だと思う所が違うことに気づける。
- 問いを1つ選ぶ1分
動画ページの「観たあとの問い」から1つ。
- 1人1分でPREP5分
聞く人は、賛成・反対・条件つきのどれかをメモ。
- 追加の質問5分
Could you give me an example? など、1人1つずつ質問。
- ふり返り2分
良かった点を1つ、次に直す点を1つ、全員が言う。
話し合いのルールは3つ。 ①相手の話は最後まで聞く ②反対するときは、まず I see your point, but ... と受け止める ③人ではなく意見に反対する。
要約から一歩進める「疑う」問い
- この主張は、どんな根拠で支えられていた? 根拠は十分だった?
- 別の見方・反対の立場はありえる?(条件つき賛成にするなら、条件は何?)
- この話を、自分の身近な例に当てはめるとどうなる?
この3つの答えが、そのまま意見の材料になります。批判的思考のTED-Edのように、考え方そのものを扱った動画を先に観ると、疑う視点が身につきやすくなります。
| 曜日 | 1週間の発信プラン | 目安 |
|---|---|---|
| 月 | TED-Ed 1本を観て、3文の要約(言う+書く) | 15分 |
| 火 | 同じ動画の「観たあとの問い」にPREPで答える(録音) | 10分 |
| 水 | 別の動画を観て、3文の要約 | 15分 |
| 木 | 賛成・反対・条件つき賛成の3通りで意見を書き分ける | 15分 |
| 金 | いちばん良かった録音や作文をフィードバックに出す | 10分 |
| 土 | 直した所を意識して、もう一度録音 | 10分 |
| 日 | フレーズ帳を見返して、使えた表現に印 | 5分 |