TED-Ed✓ 視聴済4:45🎵 洋楽で英語を学ぶ:好きな1曲を15分で教材にする
聞く→歌詞で意味→口ずさむ→1つメモ→自分の文。好きな曲がそのまま教材になる
30秒でわかる
- できるようになること
- 好きな洋楽を1曲、15分の教材に変えられるようになる。英語の音のつながりに慣れ、表現を1つずつ自分のものにできる。
- 入試ではここに効く
- 共通テストなどのリスニングで出てくる「音がつながって聞こえる英語」に耳を慣らす助けになる。メモした表現は、英作文の言い回しを増やす材料にもなる。
- こんな人に
- 英語の勉強は気が重いけれど、洋楽なら毎日聞いている人に。
今日やること15分
TED-Ed✓ 視聴済4:45楽器の演奏が脳にどう関わるかを解説する短いアニメ動画。音楽で英語を学ぶ前の準備運動に、音楽の話を英語で聞いてみよう。
▶ この動画でミッションやってみた例:原田英語の「洋楽1曲ノート」
ここでは、ゆっくりめのバラードを1曲選んで15分練習した流れを、ノートの形で見せます(原田英語が作った例です)。歌詞そのものは書きません。ノートに書くのは「自分で調べた単語」「表現の形」「自分で作った文」だけです。
- 1回目:歌詞なしで聞く4分
聞き取れた単語は「never」「heart」「tonight」の3つ。全体は「会えない人を思っている歌かな」と予想した。ここでは当たっていなくてもいい。
- 2回目:公式の歌詞で意味をつかむ5分
配信サービスの歌詞表示を見ながら聞いた。知らない単語は2つだけ調べる(例:miss=会えなくてさみしい、hold on=あきらめずに待つ)。予想は半分当たり。「さみしい」より「待っている」歌だった。
- 3回目:サビを口ずさむ3分
サビの15秒だけ、歌詞を見ながら小声で3回。2回目から、つながって聞こえる部分(want to が wanna のように聞こえる所など)が分かってきた。
- メモと自分の文3分
ノートに表現を1つ。自分の生活に置き換えて1文作った。
ノートの書き方(そのまま真似してOK)
| 欄 | 書いたこと |
|---|---|
| 日付・曲 | 10/1 ゆっくりめのバラード(曲名だけ書く) |
| 聞き取れた単語 | never / heart / tonight |
| 調べた単語 | miss(会えなくてさみしい)、hold on(あきらめずに待つ) |
| 表現の形 | I miss 〜(〜がいなくてさみしい) |
| 自分の文 | I miss my grandmother's cooking. |
| 音のメモ | want to → wanna のように聞こえる |
歌詞を丸ごと写さない。形だけ取り出して、自分の生活の文に作り直す。ここで初めて「使える英語」になる。
1週間のやり方の例(1日15分)
| 曜日 | やること |
|---|---|
| 月 | 新しい1曲を選ぶ。今日の4ステップを全部やる |
| 火 | 同じ曲。歌詞なしで聞き、聞き取れる単語が増えたか数える |
| 水 | 同じ曲。サビを歌詞を見ながら口ずさむ(5回) |
| 木 | 同じ曲。サビを歌詞を見ないで口ずさむ。詰まった所だけ歌詞で確認 |
| 金 | メモした表現で、自分の文をもう2つ作る |
| 土 | 好きに聞く日。通学中に流すだけでもOK |
| 日 | 1週間のノートを見返す。気に入った曲なら来週も続ける |
よくあるつまずき
速すぎて、歌詞を見ても目で追いつけない
和訳を見たら、意味がよく分からない
歌詞サイトやファンの動画を見てもいい?
歌えるようになったけど、テストの点につながる気がしない
歌詞の英語を英作文で使ったら、まちがいと言われた
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
曲の選び方:最初の1曲で続けやすさが変わる初級
この節でわかること:練習しやすい曲と、しにくい曲の見分け方。
- ゆっくりめで、言葉がはっきりした曲
- くり返しの多いサビがある曲
- 公式の歌詞がすぐ見つかる曲
- もう好きで、メロディを知っている曲
- 早口のラップが中心の曲
- 楽器の音が大きく、声が埋もれている曲
- スラングや乱暴な言葉が多い曲
- 公式の歌詞がどこにもない曲
すでに好きで、メロディを覚えている曲から始めよう。メロディを知っていると、言葉に集中できる。
英語学習に効く洋楽ランキング から。🐢 はじめての1曲(ゆっくり・発音がはっきり)の中から、知っている曲を1つ選べばOKです。
公式の動画・公式の歌詞を使う理由と探し方初級
YouTubeには、同じ曲の動画がたくさんある。練習には公式のものを選ぼう。理由は2つ。1つは、無断でアップロードされた動画を観ないため。もう1つは、ファンが作った歌詞動画には聞きまちがいが混ざっていることがあるため。
- チャンネル名がアーティスト本人やレーベルのものかを見る。公式チャンネルには、名前の横に音符のマークや確認済みのマークが付いていることが多い
- 動画のタイトルに「Official Music Video」「Official Lyric Video」などと書かれているかを見る
- 歌詞は、音楽配信サービスの歌詞表示、CDの歌詞カード、公式リリックビデオから見る
- 迷ったら、アーティストの公式サイトから公式チャンネルへのリンクをたどる
このページでは、歌詞を1行も載せていない。ノートやSNSに歌詞を丸ごと写して公開するのもやめよう。自分のノートに書くのは「調べた単語」と「自分で作った文」だけにする。
歌で耳が育つ理由:音のつながりに慣れる中級
歌では、単語と単語がつながって聞こえることが多い。メロディに乗せるため、音が短くなったり、消えたりする。これは普段の会話でも起きることで、リスニングでつまずく原因の1つ。歌でくり返し聞くと、この「つながった音」に慣れていく。
| よくある音の変化 | 例(自作の文) | 聞こえ方のイメージ |
|---|---|---|
| want to / going to が縮まる | I want to go. / I'm going to try. | ワナ ゴー / アイム ガナ トライ |
| 子音で終わる語+母音で始まる語がつながる | Take it easy. | テイキティージー |
| 語の終わりの音が弱くなる・消える | Good night. | グッナイ |
| -ing の最後が軽くなる | I'm thinking about you. | シンキン のように聞こえることがある |
| 母音にはさまれた t が軽くなる | a little better | リル ベラ のように聞こえることがある(主にアメリカ英語) |
表の「聞こえ方」はカタカナで近く書いただけのイメージ。実際の音は、歌う人や地域で変わる。大事なのは「つながる・消えることがある」と知っておくこと。知っているだけで、聞き取れなかった理由が分かるようになる。
共通テストなどのリスニングでも、ふつうの速さの会話ではこうした音の変化が起きる。歌で慣れておくと、「知っている単語なのに聞き取れない」が少しずつ減っていく。ただし歌だけでは足りないので、問題演習と組み合わせよう。
歌詞の英語のクセ:テストでそのまま使わない中級
歌詞は、リズムや韻(似た音で終わること)を優先して作られる。そのため、教科書の英語とちがう形がよく出てくる。気づいたら「歌のクセ」としてメモし、テストでは使わないようにしよう。
| 歌によくある形 | 例(自作) | テストで書くなら |
|---|---|---|
| 主語が省略される | Can't stop thinking about it. | I can't stop thinking about it. |
| くだけた縮め方 | I'm gonna call you. | I'm going to call you. |
| ain't などのくだけた否定 | It ain't easy. | It isn't easy. |
| 三人称でも don't | She don't know. | She doesn't know. |
| 否定を重ねる | I don't need nothing. | I don't need anything. |
歌詞には、乱暴な言葉や、仲間うちでしか使わない言葉も出てくる。意味が分からない言葉を調べるときは、辞書で「くだけた言い方」「失礼な言い方」と書かれていないか確かめる。迷う言葉は、自分では使わないのが安全。
単語と表現を増やす:1曲から1つで十分中級
1曲から10個も覚えようとすると続かない。1曲につき1表現で十分。何度も聞く曲なので、自然に復習になる。これが洋楽の一番の強み。
- 形を取り出す1分
歌詞の中から「I wish 〜」「I can't wait to 〜」のような、文の形を1つ選ぶ。単語1つより、形のほうが使い回せる。
- 辞書で確かめる1分
その形が辞書の例文にもあるか確認する。あれば、テストでも使える。
- 自分の文を作る1分
主語を I にして、自分の生活のことを書く。
YouTubeの機能を練習に使う中級
| やりたいこと | 使う機能(パソコン・スマホでだいたい共通) |
|---|---|
| ゆっくり聞きたい | 設定(歯車)から再生速度を0.75倍に。音は少し不自然になるが、言葉は追いやすくなる |
| サビだけ何度も聞きたい | パソコンなら、キーボードの ← で5秒戻る。動画を右クリックして「ループ再生」を選ぶと、終わっても最初から流れる |
| 歌詞を表示したい | 公式リリックビデオを選ぶ。字幕ボタンで出る字幕は、自動で作られたもの(「自動生成」と表示)だとまちがいがあるので、歌詞の確認には使わない |
| 好きな曲をまとめたい | 自分用の再生リスト(非公開)を作り、練習する曲だけ入れておく |
画面の左右をダブルタップすると、少し戻ったり進んだりできる。サビの頭に戻るときに便利。
サイトの基本のやり方とのつながり上級
このサイトの基本のやり方は「ミッション(5ステップ)」。①観る前に予想する ②日本語字幕で観る ③英語字幕で観て、使える表現を3つメモ ④好きな30秒を声に出してまねる ⑤英語で1〜3文書く。洋楽ではこう置きかえる。
| ミッション | 洋楽での置きかえ |
|---|---|
| ①予想する | 曲名とMVの雰囲気から「どんな気持ちの歌か」を予想する |
| ②日本語で意味をつかむ | 公式の和訳があれば使う。なければ、公式の歌詞を見て分かる所だけ意味を取る |
| ③表現をメモ | 公式の歌詞を見ながら聞き、使える形を1〜3つメモ |
| ④声に出してまねる | サビの10〜20秒を口ずさむ |
| ⑤英語で書く | メモした形で、自分のことを1〜3文 |
洋楽が特に深くするのは④の「声に出してまねる」。メロディがあるので、何度くり返しても苦になりにくい。TEDの動画でも同じ流れで練習したいときは、入試コース30日からミッションを始められる。
ミッションを始めるTED-Edの動画で、同じ5ステップを毎日1本開く →