まず押さえたい大文字のルール
英語で大文字にする場面は、日本語話者が思っているより多く、しかもルールがはっきりしています。
必ず大文字にするもの
- 文の最初の文字:My brother lives in Osaka.
- I(私):文のどこにあっても大文字。Yesterday I went to the park.
- 人の名前・地名:Ken, Kyoto, Mount Fuji, the Pacific Ocean
- 曜日・月:Monday, Friday, April, December
- 言語・国籍:English, Japanese, French, Canadian
- 祝日・行事:Christmas, New Year's Day
- 作品名の主な語:The Old Man and the Sea(冠詞や短い前置詞は、先頭以外は小文字にするのが一般的)
大文字にしないもの
- 季節:spring, summer, fall, winter(小文字が一般的)
- 教科名(言語以外):math, science, history(ただし English、Japanese は言語なので大文字)
- 方角(一般的な意味のとき):go north, the east side of the city
よくあるミス
- × I study english every day. → ○ I study English every day.
- × We have a test on monday. → ○ We have a test on Monday.
- × My favorite season is Summer. → ○ My favorite season is summer.
ポイント:曜日・月・言語は大文字、季節は小文字。セットで覚えると忘れにくくなります。
カンマとピリオドの基本
ピリオド(.)
文の終わりに付けます。英語では文末にスペースを1つ空けてから次の文を始めます。日本語の「。」をそのまま使わないように注意しましょう。
略語にもピリオドを使うことがあります(Mr. / Ms. / Dr. / etc.)。
カンマ(,)の主な使い方
1. 3つ以上のものを並べるとき
- I bought apples, bananas, and oranges.
最後の and の前のカンマ(オックスフォード・カンマ)は、付けるかどうかが文章のスタイルによって分かれます。どちらでも誤りではありませんが、1つの文章の中ではどちらかに統一しましょう。
2. 文頭の副詞句やつなぎ言葉のあと
- However, the plan did not work.
- After school, we went to the library.
3. 接続詞で2つの文をつなぐとき
- It was cold, but we went swimming.
and、but、so などで2つの完全な文をつなぐときは、接続詞の前にカンマを置くのが一般的です。
4. 従属節が前にくるとき
- If it rains tomorrow, we will stay home.
- We will stay home if it rains tomorrow.(後ろにくるときは通常カンマ不要)
カンマでやってはいけないこと
- × I was tired, I went to bed early.
2つの完全な文をカンマだけでつなぐのは、英作文では誤りとされるのが一般的です。ピリオドで分けるか、接続詞(so)を入れましょう。
コロンとセミコロンの違い
コロン(:)
コロンは「つまり」「以下のとおり」のように、前の内容を具体的に示す・説明するときに使います。
- I need three things for the trip: a passport, a ticket, and a charger.
- She had one goal: to pass the exam.
コロンの前は、それだけで完全な文になっているのが基本です。
- × My favorite subjects are: English and music.
- ○ My favorite subjects are English and music.
セミコロン(;)
セミコロンは、関係の深い2つの完全な文をつなぐときに使います。ピリオドより結びつきが強く、カンマよりははっきり区切るイメージです。
- I wanted to go out; however, it was raining heavily.
- Some students prefer mornings; others study better at night.
セミコロンは使わなくても英作文は書けます。自信がなければ、ピリオドで文を分けるほうが安全です。使うなら、; however, のセットから覚えるのがおすすめです。
アポストロフィと引用符
アポストロフィ(')の2つの役割
1. 短縮形
- do not → don't / I am → I'm / it is → it's
2. 所有(〜の)
- my brother's bike(兄の自転車)
- my parents' house(両親の家:s で終わる複数形は ' だけ)
- the children's toys(s で終わらない複数形は 's)
its と it's の混同
もっとも多いミスの一つがこれです。
- it's = it is / it has の短縮形:It's raining.
- its = 「それの」(所有):The dog wagged its tail.
所有の its にはアポストロフィが付きません。迷ったら「it is に置き換えて意味が通るか」を確かめましょう。
複数形にアポストロフィを付けない
- × I have two cat's.
- ○ I have two cats.
引用符(" ")
人の言葉をそのまま示すときや、単語そのものを話題にするときに使います。
- My teacher said, "Practice makes progress."(自作の例)
- The word "schedule" is pronounced differently in some countries.
アメリカ英語では、ピリオドやカンマを引用符の内側に入れるのが一般的です。イギリス英語では扱いが異なる場合があるので、1つの文章の中ではスタイルを統一しましょう。
日本人に多いミスと1週間の練習メニュー
日本語の記号をそのまま使ってしまう
- 「。」「、」の全角記号を英文に入れてしまう
- 全角のカンマ「,」や全角スペースが混ざる
- 「」を引用符の代わりに使う
パソコンやスマホで英文を書くときは、入力モードが半角になっているか確認しましょう。手書きの英作文でも、ピリオドを「。」のように丸く書く癖がある人は注意が必要です。
感嘆符(!)の使いすぎ
エッセイやフォーマルな文章では、! はほとんど使いません。SNSや友だちへのメッセージなら問題ありませんが、試験の英作文では避けるのが無難です。
1週間の練習メニュー
- 月:大文字にする語のリストを見ながら、曜日・月・言語を含む例文を5つ書く
- 火:過去の英作文を見直し、大文字のミスを探す
- 水:カンマの4つの使い方を使った例文を1つずつ作る
- 木:過去の英作文から、カンマだけで文をつないでいる箇所を探して直す
- 金:コロンを使った文を2つ、; however, を使った文を1つ書く
- 土:its / it's、名詞の所有と複数形の違いを使った例文を3つ作る
- 日:1週間分の文を見直し、自分がよくやる表記ミスを1つ決めて、見直しリストに加える
句読点や大文字のルールは、一度覚えれば毎回使える知識です。今日書く英文から、大文字とカンマを意識してみましょう。



