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📝 試験対策

⚖️ IELTSとTOEFLどっちを受ける?違いと選び方を徹底比較

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 7分🎁 読了で +10XP
留学の準備を始めると、多くの人が最初に迷うのが「IELTSとTOEFL、どっちを受ければいいの?」という問題です。どちらも世界中の大学で使われている4技能の英語試験ですが、形式や受け方には大きな違いがあります。この記事では、両方の特徴を比べながら、自分に合った試験の選び方を考えます。

まず確認:提出先がどちらを認めているか

試験選びで最初にやるべきことは、提出先がどの試験を認めているかを確認することです。

多くの大学はIELTSとTOEFL iBTの両方を認めていますが、中には片方しか認めていない大学や、課程によって扱いが違う大学もあります。交換留学や奨学金、ビザの申請などでは、特定の試験を指定していることもあります。たとえば英国のビザ申請には、通常のIELTSとは別に「IELTS for UKVI」が求められる場合があります。

提出先が両方を認めている場合に、はじめて「どちらが自分に合うか」を考える段階に進みます。

ポイント:「どちらが簡単か」より先に「どちらが使えるか」。提出先の要件がすべての出発点です。

試験の基本を比べてみよう

両方の試験の基本的な特徴を比べてみましょう(2026年9月時点で公式情報をもとに確認した内容です)。

TOEFL iBT

  • 作成:米国の非営利団体ETS
  • 受け方:パソコンで受験。テストセンターか自宅(Home Edition)
  • 構成:リーディング(約30分)、リスニング(約29分)、ライティング(約23分)、スピーキング(約8分)。全体で約2時間を見ておくよう案内されている
  • スコア:各セクションと総合が1〜6の0.5刻み。2028年1月までは0〜120相当のスコアとCEFRも併記
  • 特徴:2026年1月に改訂。リーディングとリスニングは適応型

IELTS

  • 受け方:リスニング・リーディング・ライティングはコンピューターで受験できる(会場や方式によって異なる)。スピーキングは試験官との対面
  • 構成:リスニング(約30分)、リーディング(60分)、ライティング(60分)、スピーキング(11〜14分)
  • スコア:各技能と総合が0〜9.0の0.5刻みのバンドスコア
  • 種類:大学留学向けの「アカデミック」と、移住や就労向けの「ジェネラル・トレーニング」がある

どちらもスコアの有効期限は一般に2年間とされています。

一番大きな違い:スピーキングの受け方

両者の違いで最も大きいのは、スピーキングの形式です。

TOEFL iBT:パソコンに向かって話す

TOEFLのスピーキングは、聞いた英文をそのまま繰り返すListen and Repeatと、録画された面接官の質問に答えるTake an Interviewの2種類です。相手は画面の中にいて、自分の声が録音されて採点されます。

  • 人前で話すと緊張しやすい人には向いている
  • 相手の反応がないので、一方的に話し続けることに慣れが必要

IELTS:試験官と1対1で話す

IELTSのスピーキングは、試験官との対面の面接です。自己紹介的な質問、1〜2分程度のスピーチ、テーマについてのディスカッションの3つのパートで構成されています。

  • 会話のキャッチボールが得意な人には向いている
  • 相手の表情や反応を見ながら話せるが、人と話す緊張感がある

「どちらが話しやすいか」は人によって大きく違います。両方のサンプル問題を試してみて、自分が落ち着いて話せそうな形式を選ぶのも一つの方法です。

そのほかの違いと向き不向き

スピーキング以外にも、試験選びに関わる違いがあります。

試験時間の長さ

改訂後のTOEFL iBTは全体で約2時間と、以前より短くなりました。IELTSは筆記の3技能だけで2時間半ほどかかり、スピーキングは別の時間帯や別の日に行われることもあります。長時間の試験で集中力が続くか不安な人は、この点も考慮しましょう。

問題形式の特徴

  • TOEFL:大学生活とアカデミックな場面が中心。新形式では、日常的な短文や、単語の後半を補う問題、語句の並べ替えなども加わった。リーディングとリスニングは適応型
  • IELTS:選択肢だけでなく、空所に単語を書き込む問題が多い。アカデミックのライティングでは、グラフや図表の説明が出題される

タイピングか手書きか

TOEFLはパソコンでの受験なので、ライティングはすべてタイピングです。IELTSは受験方式によって、手書きかタイピングかが変わります。英語のタイピングが苦手な人は、TOEFLを選ぶならタイピング練習も計画に入れておきましょう。

向いている人の傾向(あくまで目安)

  • TOEFLが向いていそうな人:パソコンでの受験に抵抗がない、短時間で集中して解きたい、人と対面で話すと緊張しやすい
  • IELTSが向いていそうな人:人と会話するほうが話しやすい、手書きで書くほうが得意(手書き方式を選ぶ場合)、書き込み式の問題に慣れている

これは一般的な傾向にすぎません。最終的には、両方のサンプル問題を解いてみて判断するのが確実です。

スコアの読み方の違いに注意

IELTSとTOEFLでは、スコアの表し方がまったく違います。要件を比べるときには、この違いを理解しておく必要があります。

TOEFL iBT:1〜6(移行期間は0〜120相当も)

2026年1月から、TOEFL iBTのスコアは1〜6の0.5刻みになりました。移行期間の2年間は、0〜120に相当するスコアとCEFRレベルも成績表に併記されます。大学の要件が0〜120で書かれていても、比べやすいようになっています。

IELTS:0〜9.0のバンドスコア

IELTSは、各技能と総合が0〜9.0の0.5刻みのバンドスコアで表されます。

比べるときは公式の資料で

ETSは、TOEFL iBTのスコアとIELTSのスコアを比較する資料を公開しています。ただし、大学によっては試験ごとに独自の基準を設けていて、単純な換算とは違う要件になっていることがあります。「TOEFLで〇点ならIELTSで〇点」と自分で換算するのではなく、提出先が示している試験ごとの要件を確認しましょう。

セクションごとの最低点にも注目

IELTSでも、TOEFLでも、総合スコアだけでなく技能ごとの最低点を設けている大学があります。自分の苦手な技能がある場合は、どちらの試験のほうがその技能で要件を満たしやすいかも、判断材料の一つになります。

どちらを選んでも役立つ共通の力

IELTSとTOEFLは形式が違いますが、土台になる力は共通しています。試験を決める前からでも、次の力は伸ばしておいて損はありません。

  • アカデミックな語彙――どちらの試験も、大学の授業に近い題材が出る
  • 長めの英語を聞き続ける力――講義や会話を最後まで集中して聞く
  • 意見と理由をセットで言う力――スピーキングでもライティングでも問われる
  • 段落の要点をつかむ読み方――学術的な文章を効率よく読む

たとえば、「Is it better to study alone or in a group?」という問いに、意見と理由を英語で30秒話す練習は、TOEFLのインタビュー課題にもIELTSのスピーキングにも役立ちます。試験選びで迷っている間も、こうした共通の力を伸ばしておけば、どちらに決めてもスムーズに対策に入れます。

迷ったときの決め方:3つのステップ

それでも迷う人は、次の3ステップで決めてみましょう。

ステップ1:提出先の要件を並べる

志望校や留学プログラムの要件を一覧にして、どちらの試験が使えるか、それぞれ何点が必要かを整理します。片方しか使えない提出先があれば、それで決まりです。

ステップ2:両方のサンプル問題を解く

ETSとIELTSの公式サイトには、サンプル問題や練習用の素材が用意されています。両方を実際に解いてみて、「解きやすかった」「スコアが取れそう」と感じたほうを候補にします。

ステップ3:受験日程と会場を確認する

出願締切までに何回受けられるか、会場は通いやすいか、自宅受験の選択肢はあるかなど、実際の受けやすさも確認します。TOEFL iBTのHome Editionは自宅で受けられますが、機材や部屋の条件があります。

どちらか1つに絞るのがおすすめ

両方を並行して対策すると、形式の違いに振り回されて勉強の効率が落ちがちです。基本的には、どちらか1つに絞って集中するほうが、目標スコアに早く近づけます。

まとめ:自分に合う試験で力を出し切ろう

IELTSとTOEFLの選び方をまとめます。

  1. 提出先がどちらを認めているかを最初に確認する
  2. スピーキングの形式(パソコン相手か、対面か)は大きな判断材料
  3. 試験時間、問題形式、タイピングの有無なども比べる
  4. 迷ったら両方のサンプル問題を解いて決める
  5. 決めたら1つに絞って集中する

どちらの試験も、しっかり準備すれば英語力を正しく示せる試験です。大切なのは、自分が一番力を出しやすい試験を選ぶこと。今日はまず、TOEFLとIELTSの公式サイトでサンプル問題を1つずつ探して、実際に解いてみましょう。

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よくある質問

IELTSとTOEFLのスコアは換算できますか?
ETSは、TOEFL iBTのスコアとIELTSのスコアを比較する資料を公開しています。ただし、提出先が独自の基準を設けている場合もあるので、要件は必ず提出先の公式情報で確認しましょう。
どちらのほうが簡単ですか?
試験の難しさは、形式との相性によって人それぞれです。一概にどちらが簡単とは言えないので、両方のサンプル問題を解いて、自分が力を出しやすいほうを選ぶのがおすすめです。
両方受けるのはありですか?
提出先の要件や日程に余裕があれば選択肢の一つですが、対策が分散しやすくなります。基本的には1つに絞って集中し、どうしてもスコアが伸びないときに、もう一方を検討する流れがおすすめです。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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