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🌍 英語学習

🌱 読解で英単語を増やす方法|文脈推測と出会い直しの仕組み

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
単語帳でがんばって覚えた単語も、英文の中で出会うとすぐには意味が出てこない。逆に、何度も読んだ物語に出てきた単語は、なぜかずっと覚えている。そんな経験はありませんか。英文を読むことは、単語を「生きた形」で身につける最高の方法の一つです。この記事では、読解を通して語彙を増やすための、推測・記録・出会い直しの仕組みを紹介します。

読むことで単語が身につく理由

単語帳で覚える学習と、読みながら覚える学習には、それぞれ得意分野があります。

  • 単語帳:短時間で多くの単語の「意味」を知ることができる
  • 読解:単語が実際にどう使われるか(一緒に使われる語、ニュアンス、文法的な使い方)を知ることができる

たとえば単語帳で「reach=着く、届く」と覚えても、reach a decision(決定に至る)や reach out to(手を差し伸べる、連絡をとる)のような使い方は、英文の中で出会わないとなかなか身につきません。

また、1回の出会いで単語を覚えられることは少なく、いろいろな文脈で何度も出会うことで、少しずつ記憶に定着していくと考えられています。たくさん読むことは、この「何度も出会う」機会を自然に作ってくれるのです。

ポイント:読解で語彙を増やすコツは、「1回で覚えよう」とせず、「何度も出会う仕組み」を作ることです。

知らない単語の割合と読みやすさ

語彙の研究では、文章の中の知らない単語が少ないほど、内容を理解しやすいことが知られています。テキスト中の語のおよそ98%を知っていると、辞書なしでも快適に読めるという研究結果がよく引用されます。

98%というのは、50語に1語くらいしか知らない単語がない状態です。1ページが250語なら、知らない単語は5語程度。これは、「推測しながら楽しく読める」レベルの目安と考えてよいでしょう。

逆に、知らない単語が10語に1語もあると、推測するための手がかり自体が足りなくなり、読むのが苦しくなります。語彙を増やすための読書は、知らない単語が少ない、やさしめの英文で行うのが効率的です。

文脈から意味を推測する4つのヒント

知らない単語に出会ったら、すぐに辞書を引く前に、まず推測してみましょう。推測すること自体が、単語への注意を高め、記憶に残りやすくしてくれます。

ヒント1:言い換え・説明

The city is facing a drought, a long period with little or no rain.

カンマのあとに drought の説明がついています。「長期間雨がほとんど降らない状態」=干ばつ、とわかります。that is、or、in other words なども言い換えの目印です。

ヒント2:対比

Unlike his cheerful sister, Tom was quite gloomy.

Unlike があるので、gloomy は cheerful(明るい)の反対、「暗い、陰気な」と推測できます。but、while、however も対比の手がかりです。

ヒント3:具体例

She loves citrus fruits such as oranges, lemons, and grapefruit.

such as 以下の例から、citrus fruits は「柑橘類」だとわかります。

ヒント4:単語の形(語源・接頭辞・接尾辞)

unbelievable は un(否定)+ believe(信じる)+ able(〜できる)で「信じられない」。こうした部品を知っていると、初めて見る単語でも意味の見当がつきます。

よく出る部品の例を挙げておきます。

  • re-(再び):rebuild(建て直す)、rewrite(書き直す)
  • pre-(前に):preview(下見)、prehistoric(有史以前の)
  • -less(〜がない):careless(不注意な)、endless(終わりのない)
  • -ful(〜に満ちた):peaceful(平和な)、helpful(役に立つ)

推測のあとは確認する

推測は外れることもあります。読み終えてから、特に気になった単語だけ辞書で確認しましょう。推測が当たっていたらそれだけで記憶が強まり、外れていたら「意外だった」という驚きで記憶に残ります。どちらにしても、推測なしで辞書を引くより得るものがあります。

どの単語を調べて、どう記録するか

出会った知らない単語を全部調べると、読書が止まってしまいます。調べる単語は、次の基準で絞りましょう。

  • 何度も出てくる単語:その文章の理解に欠かせない可能性が高い
  • 話の流れがわからなくなる単語:推測できず、先に進めない場合
  • 自分でも使いたいと思った単語・表現

逆に、1回しか出てこない専門用語や固有名詞は、飛ばしてかまいません。

記録は「文ごと」に

単語だけをメモするのではなく、その単語が出てきた文ごと記録するのがおすすめです。

  • 単語:reluctant(気が進まない)
  • 出てきた文:He was reluctant to tell his parents about the test.
  • 自分の例文:I was reluctant to get up early on Sunday.

自分の例文を1つ作るだけで、単語が「見たことがある語」から「使える語」に一歩近づきます。

復習のタイミング

記録した単語は、翌日・数日後・1週間後のように、時間をあけて見直すと記憶に残りやすくなります。見直すときは、いきなり意味を見るのではなく、元の文を読んで意味を思い出してから確認しましょう。

読解で語彙を増やす1週間メニュー

1日20〜25分を想定したメニュー例です。

  1. 月曜:やさしめの英文を15分読む。知らない単語に印をつけ、推測だけしておく
  2. 火曜:月曜の印の単語のうち、3〜5語だけ辞書で確認し、文ごと記録する
  3. 水曜:新しい英文を15分読む+月曜の記録を見直す
  4. 木曜:水曜の単語を3〜5語、文ごと記録し、それぞれ自分の例文を作る
  5. 金曜:同じテーマの英文を読み、記録した単語にもう一度出会えないか探す
  6. 土曜:好きな本を30分読む。記録は1〜2語だけ
  7. 日曜:1週間の記録を見直し、意味を思い出せなかった単語に印をつけて来週へ

単語帳学習との組み合わせ方とよくある失敗

単語帳と読解は「両輪」

単語帳で意味を先に知っておくと、英文で出会ったときに「あ、これだ」と気づけます。逆に、英文で出会った単語を単語帳で見つけると、「生きた例」と結びついて記憶が強まります。単語帳で覚えた単語に、読解で出会い直すことを意識すると、両方の効果が高まります。

よくある失敗

  • 全部の単語を調べる:読む量が減り、出会い直しの機会も減ってしまいます。1回の読書で調べるのは5語程度までにしましょう。
  • 難しすぎる英文で語彙を増やそうとする:知らない単語が多すぎると推測ができず、辞書引きの作業になってしまいます。
  • 記録して満足する:ノートに書くだけでは覚えられません。見直しと想起をセットにしましょう。
  • 意味を1つだけで覚える:多くの単語には複数の意味や使い方があります。出会った文の中での意味を大切にしましょう。

まとめ:推測して、記録して、また出会う

読解で語彙を増やすポイントをまとめます。

  • 知らない単語が少ない、やさしめの英文を使う
  • 言い換え・対比・具体例・単語の形から推測する
  • 調べる単語は絞り、文ごと記録して自分の例文を作る
  • 時間をあけて見直し、新しい英文で出会い直す

今日は、やさしめの英文を1本読んで、知らない単語を1つだけ推測してから辞書で確認してみてください。

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よくある質問

推測が外れると、間違った意味で覚えてしまいませんか?
そのリスクはあるので、何度も出てくる単語や大事そうな単語は、読み終えてから辞書で確認しましょう。推測と確認をセットにすれば、外れた推測もかえって記憶に残るきっかけになります。
読解だけで単語帳は不要になりますか?
読解だけでも語彙は増えますが、試験で必要な語彙を効率よく押さえるには、単語帳との組み合わせがおすすめです。単語帳で意味を知り、読解で出会い直すことで、記憶が強まります。
英英辞書と英和辞書はどちらを使えばいいですか?
意味をすばやく確認したいときは英和辞書、単語のニュアンスや使い方を知りたいときは英英辞書が便利です。学習者向けの英英辞書はやさしい英語で説明されているので、中級以上の人は試してみる価値があります。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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