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📚 多読

🧗 多読が進まない・続かない時の対処法|停滞期の原因別チェック

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
多読を始めたころは楽しかったのに、最近は本を開く気がしない。読んではいるけれど、効果を感じない。多読を続けていると、多くの人がこうした「停滞期」を経験します。でも、それは多読が向いていないというサインではありません。多くの場合、原因ははっきりしていて、対処法もあります。この記事では、多読が進まないときの原因を見極め、立て直すための方法を紹介します。

まずは原因を見極めよう

多読が進まない原因は、人によって違います。やみくもに「気合いで読む」前に、自分がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみましょう。

原因チェックリスト

  • A:本を開いても、数ページで疲れてしまう
  • B:読んでいても話に入り込めず、つまらない
  • C:読みたい気持ちはあるが、読む時間がとれない
  • D:読んではいるが、英語力が伸びている気がしない
  • E:同じレベルの本ばかりで、飽きてきた
  • F:やるべき勉強(試験対策など)に追われて、多読を後回しにしている

当てはまったアルファベットによって、次のように対処法が変わります。

  • A → 本が難しすぎる可能性
  • B・E → 本の選び方・ジャンルの問題
  • C・F → 時間と習慣の問題
  • D → 効果の実感の問題

ポイント:いくつも当てはまる人は、まずAから見直してください。本の難しさは、ほかのすべての原因に影響するからです。

原因A:本が難しすぎる

多読が止まる原因で最も多いのが、これです。

多読を続けていると、「そろそろレベルを上げたい」という気持ちが出てきます。そして少し難しい本に進んだとたん、読むのが苦しくなって止まってしまう。本人は「多読に飽きた」と感じていても、実は本が難しくなっただけということがよくあります。

対処法

  • 1〜2段階レベルを下げる:「簡単すぎる」と感じるくらいの本に戻ります。恥ずかしいことではありません。
  • スラスラ読めた本を読み直す:以前楽しめた本をもう一度読むと、読む感覚が戻ってきます。
  • 難しい本と簡単な本を交互に読む:上のレベルの本1冊に対して、下のレベルの本を2〜3冊はさみます。

難しすぎるサイン

  • 1ページに知らない単語が5つ以上ある
  • 同じ段落を何度も読み返している
  • 読み終えても、何が起きたか説明できない

原因B・E:本がつまらない・飽きた

英語の本は、日本語の本と同じで、合う・合わないがあります。

対処法

  • ジャンルを変える:物語ばかり読んでいたら、伝記、ノンフィクション、雑学本などに変えてみる。逆もまた然りです。
  • 日本語で好きなものに寄せる:日本語でよく読むジャンル、好きな映画やアニメ、趣味(スポーツ、料理、動物など)に関係する本を探す。
  • 本以外の英語を読む:英語のニュース記事、漫画、好きな有名人のインタビュー記事、ゲームの攻略記事なども立派な多読です。
  • 途中でやめる:多読では「つまらなくなったら止める」が原則です。つまらない本を我慢して読み切る必要はありません。

飽きたときの「つまみ読み」

いろいろな本を少しずつ読む「つまみ読み」もおすすめです。5冊を手元に置いて、その日の気分で開きたい本を読む。1冊を読み切ることにこだわらないほうが、かえって読む量が増えることもあります。

原因C・F:時間がない・後回しになる

対処法

  • 読む時間を固定する:「寝る前の10分」「通学電車の中」「昼食後の5分」など、毎日同じタイミングで読む。
  • ハードルを下げる:「1日1ページだけ」「5分だけ」から始める。読み始めると、意外と続けて読めることが多いものです。
  • すぐ読める場所に本を置く:カバンの中、枕元、スマホのホーム画面の電子書籍アプリなど、手を伸ばせば読める状態にしておく。
  • 試験対策と結びつける:受験生なら、長文問題集の過去に解いた英文を「多読のように」読み直すのも一つの方法です。

if-thenプランを作る

「もし〇〇したら、△△する」という形で、読むきっかけを決めておきます。

  • もし電車に乗ったら、英語の本を開く
  • もし夕食を食べ終えたら、10分だけ読む

きっかけと行動がセットになると、「読もうかな、どうしようかな」と迷う時間がなくなります。

原因D:効果を感じない

多読の効果は、1日や1週間では見えにくいものです。

対処法

  • 記録を振り返る:読んだ冊数や語数、読書速度(WPM)の記録を見直すと、少しずつ増えていることがわかります。記録をつけていない人は、今日から始めましょう。
  • 以前の本を読み直す:数か月前に「少し難しい」と感じた本を読み直してみてください。驚くほど楽に読めることがあります。
  • 他の技能で確かめる:英語のニュースを聞いたとき、長文問題を解いたときに、以前より速く理解できていないか意識してみましょう。

停滞期は「伸びる前」かもしれない

語学の伸びは、坂道のように一定ではなく、しばらく平らな時期が続いたあとに、ある時ぐっと伸びることがあると言われます。効果を感じない時期も、読んだ英語は確実に積み上がっています。

小さな変化に気づくための質問

効果が見えないと感じたら、次の質問に「はい・いいえ」で答えてみてください。

  • 1か月前より、1冊を読み終えるまでの日数が短くなった
  • 以前は止まっていた表現(たとえば I couldn't help laughing. のような言い回し)で止まらなくなった
  • 英語の本を開くときの「よし、やるぞ」という気合いが前より少なくて済む
  • 読みながら、日本語に訳さずに場面が浮かぶことが増えた

1つでも「はい」があれば、多読の効果は確実に出ています。大きな変化は、こうした小さな変化の積み重ねの先にあります。

目標を「語数」から「体験」に変える

「100万語まであと何語」という数字の目標が重荷になっているなら、目標を変えてみるのも手です。「好きなシリーズを全部読む」「映画化された作品の原作を読んでから映画を見る」のような、楽しみにつながる目標にすると、読むこと自体が再び楽しみになります。

立て直しの1週間メニューとNG対処

多読が止まってしまった人のためのリハビリメニューです。

  1. 1日目:以前スラスラ読めた本を1冊、5分だけ読む
  2. 2日目:いつもより1〜2段階やさしい本を10分
  3. 3日目:英語の本以外(記事、漫画など)を10分
  4. 4日目:新しいジャンルの本を1冊選び、最初の章だけ読む
  5. 5日目:読む時間を固定する。if-thenプランを1つ決めて実行
  6. 6日目:好きな本を好きなだけ
  7. 7日目:1週間の記録を書き、来週読む本を2〜3冊用意する

やってはいけない対処

NG1:自分を責める

「続けられない自分はダメだ」と思うと、ますます本を開きにくくなります。止まったのは本や環境の問題であることが多く、あなたの能力の問題ではありません。

NG2:一気に取り戻そうとする

止まっていた分を取り返そうと、1日に何時間も読もうとすると、疲れてまた止まります。少しずつ、毎日が立て直しの鉄則です。

NG3:レベルをさらに上げる

「刺激が足りないのかも」とレベルを上げると、原因Aを悪化させることがあります。迷ったら、まずは下げる方向で試しましょう。

まとめ:止まったら、まずやさしい本に戻ろう

多読が進まないときの対処をまとめます。

  • 原因を見極める(難しすぎる・つまらない・時間がない・効果を感じない)
  • 迷ったらレベルを下げ、好きなジャンルに寄せる
  • 時間を固定し、ハードルを「5分」まで下げる
  • 記録を振り返って、積み上がりを確かめる

今日は、以前楽しく読めた英語の本を1冊手に取って、5分だけ読んでみてください。

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よくある質問

多読をやめて、別の勉強法に切り替えたほうがいいですか?
一時的に休むのは問題ありません。ただ、多読が止まる原因の多くは本のレベルや選び方にあるので、やめる前に、やさしい本や好きなジャンルに変えて試してみることをおすすめします。
レベルを下げると、後退しているようで不安です。
やさしい本をスラスラ読むことで、読む速さや基本語彙の定着が進みます。レベルを下げるのは後退ではなく、足場を固めるための大切なステップです。
何日くらい読まないと、力が落ちますか?
数日休んだからといって、すぐに力が大きく落ちるわけではありません。大切なのは、長いブランクを作らないことです。忙しい時期も「1日1ページ」など、細く続ける工夫をしてみましょう。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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