テーマは「狭く・自分らしく」選ぶ
「日本について」は広すぎて、何を話すかで迷ってしまいます。テーマを狭く絞るのが成功の第一歩です。
広すぎるテーマ → 絞ったテーマ
- Japanese culture → Japanese school lunch
- Japanese food → Onigiri: Japan's favorite snack
- Japanese festivals → The summer festival in my town
- Japanese history → Samurai in my prefecture
テーマを選ぶ3つの基準
- 自分が体験したことがある(具体的に話せる)
- 写真や実物で見せられる(言葉だけに頼らない)
- 相手の国と比べられる(聞き手が参加しやすい)
給食、部活動、掃除の時間など、日本の学校生活は海外の学生にとても人気のテーマです。自分の毎日そのものが、立派な日本紹介になります。
ポイント:「自分にしか話せないこと」を選ぶと、英語が多少つたなくても聞き手は引き込まれます。
3部構成で原稿を作る
プレゼンは導入・本体・まとめの3部構成で作ります。3〜5分のプレゼンなら、本体のポイントは3つまでが目安です。
原稿例(自作・約3分)
導入
Hello, everyone. Today, I'd like to talk about school lunch in Japan. Do you eat lunch at school in your country? In Japan, school lunch is a little special.
本体
First, students serve lunch themselves. We take turns wearing white coats and hats, and we bring the food to our classroom.
Second, the menu is different every day. It's usually balanced, with rice or bread, soup, a main dish, and milk.
Third, we eat together in our classroom and clean up together. It teaches us responsibility and teamwork.
まとめ
So, in Japan, school lunch is not just a meal. It's also a part of our education. Thank you for listening. Do you have any questions?
導入で聞き手に質問を投げかけると、最初から聞き手を巻き込めます。
ポイント:First, Second, Third の3つで区切ると、聞き手は迷子になりません。
写真・スライドの見せ方
日本紹介のプレゼンでは、写真が言葉以上に語ってくれます。
スライド作りのコツ
- 1枚に写真1枚+キーワード1つ:文章はスライドに書かず、口で話す
- 文字は大きく:後ろの席からも読めるサイズに
- 日本語の文字には英訳を:看板の写真などには短い英語の説明を添える
- 自分が写っている写真を1枚入れる:一気に親近感が生まれる
写真を見せながら使える表現
- As you can see in this picture, 〜.
- This is a photo of 〜.
- Look at this. Can you guess what it is?
- This is me in my school uniform.
クイズ形式(Can you guess what it is?)は、聞き手が参加できて盛り上がる定番の技です。
ポイント:写真は、英語で言葉に詰まったときの「助け舟」にもなります。
質疑応答の準備
プレゼンのあとには質問が来ることが多いもの。予想される質問を5つ用意しておくと安心です。
給食プレゼンの場合の予想質問と答え(自作)
- Q: Do you like school lunch? → A: Yes! My favorite is curry and rice.
- Q: What if you don't like the food? → A: We try to eat it, but it's OK to leave a little in many schools.
- Q: How much does it cost? → A: I'm not sure about the exact price, but parents pay a monthly fee.
- Q: Do you eat lunch in high school too? → A: It depends on the school. Many high school students bring lunch boxes.
聞き取れなかったときの表現
- Sorry, could you say that again?
- Do you mean 〜?
- That's a good question. Let me think.
正確な数字がわからないときは、I'm not sure about the exact 〜, but 〜 と正直に言いましょう。
ポイント:質問は「興味を持ってもらえた証拠」。怖がらず、楽しみましょう。
1週間の準備スケジュール
本番1週間前からのスケジュール
- 7日前:テーマを決め、話したいポイントを3つ書き出す
- 6日前:日本語でざっくり原稿を書く
- 5日前:英語の原稿にする(中学英語レベルの短い文で)
- 4日前:写真を集めてスライドを作る
- 3日前:原稿を声に出して読み、時間を計る
- 2日前:原稿を見ずに、スライドだけ見て話す練習
- 前日:予想質問5つの答えを練習し、家族や友達の前で通しリハーサル
原稿を英語にするときは、1文を短くすることを意識しましょう。長い文は言いにくく、聞き手にも伝わりにくくなります。
ポイント:「原稿を読む」から「スライドを見て話す」へ。2日前からの切り替えが本番の余裕を生みます。
よくある失敗
失敗1:原稿を見て読み上げるだけ
目線が下がると、聞き手とのつながりが切れます。キーワードだけのメモにしましょう。
失敗2:情報を詰め込みすぎる
5分のプレゼンで10個のことを話すと、何も残りません。ポイントは3つまで。
失敗3:日本だけを「すごい」とアピールする
自慢に聞こえないよう、How about in your country? と聞き手の文化にも関心を示しましょう。
失敗4:早口になる
緊張すると早口になりがちです。原稿の区切りにスラッシュ(/)を入れて、そこで一呼吸置く練習をしましょう。
失敗5:最後があいまい
Thank you for listening. で締め、Do you have any questions? と質問をうながすと、きれいに終われます。
ポイント:うまく話すことより、「伝えたい」という気持ちが聞き手に届けば大成功です。



