Part 2の流れを正確に知る
公式の案内によると、Part 2は準備時間を含めて3〜4分。試験官からタスクカードを渡され、1分間の準備時間があります。準備には紙と鉛筆が用意され、メモを取ることができます。その後、最大2分間そのテーマについて話し、最後に試験官から1〜2問の質問があります。
タスクカードには、テーマと、話に含めるべきポイントが箇条書きで書かれています。例えば次のような形です(自作の例)。
Describe a place you visited that you would like to visit again.
You should say:
- where it is
- when you went there
- what you did there
and explain why you would like to visit it again.
2分が経つと試験官が話を止めます。途中で止められても問題はありません。むしろ、2分に届く前に話が終わってしまうほうが、流ちょうさの面で不利になりやすいです。
ポイント:目標は「2分話し切って止められる」こと。そのための設計を1分で行います。
1分でつくるメモの形
1分の準備時間で文章を書く余裕はありません。メモはキーワードだけにします。おすすめは、カードの箇条書きに沿って、各項目に2〜3語ずつ書き込む方法です。
自作の例(上のカードの場合)
- where:Kyoto / old temples / quiet area
- when:high school trip / autumn / red leaves
- what:walked / tea / taking photos
- why:too short / want to go alone / slow
さらに余裕があれば、話の最後に使う「締めの一言」も1つ決めておきます。例えば「next time, I'd like to take my time」のようなフレーズです。
メモのコツ
- 日本語でも英語でもOK(書きやすいほう)
- 文ではなく名詞中心に
- 最後の「explain why」の欄を一番厚くする(ここが話を広げやすい部分)
ポイント:メモは「話す順番の地図」。カードの項目どおりに並べておけば、話の途中で迷子になりません。
2分を話し切る構成:導入・本体・締め
2分間は、英語で話すと思ったより長い時間です。次の3つのパートに分けて考えると、時間の感覚がつかみやすくなります。
- 導入(10〜15秒):何について話すかを一言で
- 本体(80〜90秒):カードの項目を順番に、1項目につき2〜4文
- 締め(15〜20秒):explain の部分と、気持ちのまとめ
自作の回答例(冒頭〜中盤)
I'd like to talk about Kyoto, which I visited on a school trip when I was in high school. It was autumn, so the leaves in the temple gardens had turned bright red, and I remember thinking it looked like a painting.
We spent most of the day walking around old temples. In the afternoon, we stopped at a small café and had green tea with traditional sweets. I took so many photos that my phone almost ran out of battery.
The main reason I'd like to go back is that the trip felt too short. We had a tight schedule, so we couldn't stay anywhere for long...
このように、項目ごとに「事実+描写や気持ち」を足していくと、自然に時間が埋まっていきます。
ポイント:五感(見えたもの・聞こえた音・味)や気持ちを1文ずつ足すと、話が具体的になり、語彙の幅も見せられます。
話が止まったときの立て直し方
どんなに準備しても、本番で頭が真っ白になることはあります。そんなときに使える「立て直しの手」を持っておきましょう。
使える表現
- 時間をかせぐ:What else can I say about it... / Let me think about that for a second.
- 別の角度から話す:Another thing I remember is... / Looking back on it now, ...
- 比較する:Compared to other places I've been to, ...
- 未来の話をする:If I go there again, I'd like to...
特に「If I go there again...」や「Looking back...」は、仮定や過去の振り返りを入れることで、自然に文法の幅も広がる便利な表現です。
言い間違えたら
言い間違えに気づいたら、「Sorry, I mean...」と軽く言い直せば大丈夫です。何度も止まって言い直すより、流れを止めずに進めることを優先しましょう。
ポイント:話が止まったら「比べる」「振り返る」「未来を話す」のどれかへ。3つの逃げ道を用意しておくと、沈黙が怖くなくなります。
テーマの「使い回し」で準備を効率化
Part 2のテーマは、人・場所・物・出来事・経験など、いくつかのジャンルに分けられます。すべてのテーマを個別に準備するのは大変なので、1つの経験をいろいろなテーマに使い回せるようにしておくと効率的です。
例えば「高校の修学旅行で京都へ行った」という経験は、次のようなテーマに使えます。
- 行ってよかった場所
- 楽しかった旅行
- 印象に残っている写真
- 友人と過ごした思い出の日
- 美しいと思った景色
準備しておくと便利な「素材」
- 大切な人(家族・先生・友人)1〜2人
- 思い出の場所 1〜2か所
- 大切な持ち物 1つ
- 印象に残った出来事 1〜2つ
これらを英語で2分話せるようにしておけば、多くのテーマにアレンジして対応できます。
ポイント:準備するのは「テーマ」ではなく「素材」。素材が6〜8個あれば、ほとんどのカードに対応できます。
1週間の練習メニューとよくある失敗
1週間メニュー(1日15〜20分)
- 月:素材を6個リストアップし、それぞれ英語のキーワードを5つ書く
- 火:タスクカードを1枚作り、1分メモ→2分スピーチを録音
- 水:録音を聞き、何秒話せたか、どこで止まったかを記録
- 木:別のカードで同じ練習。締めの15秒を意識する
- 金:同じ素材を別のテーマに使い回して話してみる
- 土:オンライン英会話などで、人の前で話す練習
- 日:1週間の録音から、くり返し使った表現と言い換え候補をメモ
よくある失敗
- メモを文章で書く:1分では書き切れず、話す内容も決まらないまま始まってしまいます。
- カードの項目を1つ飛ばす:項目どおりに話すと、自然に話が広がります。
- 1分20秒で終わる:話し終えたと思っても、「Looking back...」などで続けましょう。
今日は、スマホのタイマーで1分を計ってメモを作り、2分話すところを録音してみてください。何秒話せたかを知ることが、Part 2攻略のスタートラインです。


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