関係詞は「名詞に説明を後ろから足す」道具
日本語では、名詞の説明を前に置きます。
- 「駅前にある」カフェ
英語では、説明が長くなると名詞の後ろに回します。そのつなぎ役が関係詞です。
- the café which is in front of the station
(駅前にあるカフェ)
関係詞には2種類あります。
- 関係代名詞:who、which、that、whose など。後ろの文の中で主語や目的語の役割をする
- 関係副詞:where、when、why、how。後ろの文の中で副詞(場所・時・理由)の役割をする
ポイント:関係詞は「名詞+説明」のセット。長文では、関係詞を見たら「ここから説明が始まる」とカッコでくくる。
見分け方は「後ろが完全な文かどうか」
which と where で迷ったら、関係詞の後ろだけを取り出して、文として完成しているかを見ます。
- 後ろに主語や目的語が欠けている(不完全)→ 関係代名詞
- 後ろが文として完成している(完全)→ 関係副詞
例文で確認
- This is the town where I was born.
(ここは私が生まれた町だ。)
→ I was born. は完全な文。場所の情報を足すので where。
- This is the town which I visited last summer.
(ここは私が去年の夏に訪れた町だ。)
→ I visited ___ last summer. は visited の目的語が欠けている。だから which。
- I remember the day when we first met.
(初めて会った日を覚えている。)
→ we first met. は完全な文なので when。
- I remember the day which changed my life.
(人生を変えたあの日を覚えている。)
→ ___ changed my life. は主語が欠けているので which。
ポイント:先行詞が「場所」だから where、とは限らない。必ず後ろの文をチェックする。
関係代名詞の使い分け
who / which / that
- 人 → who(that も可)
- 物・動物 → which(that も可)
- I have a friend who lives in Canada.
(カナダに住んでいる友達がいる。)
- This is the book that I told you about.
(これが前に話した本だよ。)
目的格は省略できる
- The movie (which) we watched last night was great.
(昨夜観た映画はすばらしかった。)
→ 後ろの文で目的語の役割をしている関係代名詞は、省略されることがよくあります。長文で「名詞+主語+動詞」と続いていたら、省略を疑いましょう。
whose(所有)
- I met a woman whose father is a famous chef.
(父親が有名なシェフだという女性に会った。)
what(先行詞を含む)
- What you said surprised me.
(あなたが言ったことに驚いた。)
→ what = the thing(s) which。前に名詞は来ません。
- × This is the thing what I wanted.
- ○ This is what I wanted.(これが欲しかったものだ。)
カンマ付き(非制限用法)で意味が変わる
関係詞の前にカンマがあると、「補足説明」になります。
- My sister who lives in Tokyo is a nurse.
(東京に住んでいる姉は看護師だ。)
→ 姉が複数いて、そのうち東京の姉、というニュアンスになりうる。
- My sister, who lives in Tokyo, is a nurse.
(私の姉は、東京に住んでいるのだが、看護師だ。)
→ 姉について情報を付け足しているだけ。
非制限用法の注意点
- カンマの後ろには that は使えない
- × I visited Nara, that is famous for its deer.
- ○ I visited Nara, which is famous for its deer.
(奈良に行った。奈良は鹿で有名だ。)
- 前の文全体を受ける which
- He passed the exam, which surprised everyone.
(彼は試験に合格し、そのことがみんなを驚かせた。)
前置詞+関係代名詞
- This is the house in which he lived.
= This is the house where he lived.
(これは彼が住んでいた家だ。)
→ 前置詞+which =関係副詞、と考えるとつながりが見えます。
よくある間違い
- × This is the place where I want to visit.
- ○ This is the place which I want to visit.(ここは私が訪れたい場所だ。)
→ visit は他動詞なので目的語が欠けている。where は使えない。
- × The man who I met him yesterday is a teacher.
- ○ The man who I met yesterday is a teacher.(昨日会った男性は先生だ。)
→ 関係代名詞が him の役割をしているので、him は不要。
- × I don't know the reason why he was angry for.
- ○ I don't know the reason why he was angry.(彼が怒っていた理由がわからない。)
- × This is the way how I solved it.
- ○ This is how I solved it. / This is the way I solved it.(こうやって解いたんだ。)
→ the way と how は並べて使わないのが現代英語の基本です。
関係詞に強くなる1週間メニュー
1日15分を目安にしましょう。
- 月曜:この記事の例文を音読し、関係詞の後ろをカッコでくくる
- 火曜:which と where の穴埋め問題を5問自作し、後ろの文の完全・不完全をチェック
- 水曜:身近な人を who を使って3人説明する(I have a friend who ...)
- 木曜:好きな場所を where で、思い出の日を when で1文ずつ書く
- 金曜:英語の長文を1つ選び、関係詞の説明部分に下線を引いて意味をとる
- 土曜:カンマ付きの which で「前の文全体」を受ける文を2つ書く
- 日曜:1週間で作った文から5つ選び、何も見ずに書けるか確認
今日は、「This is the place where ___.」「This is the place which ___.」の2文を作ってみましょう。空欄の違いに気づけたら、関係詞の見分けはもう半分マスターです。



