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🌍 英語学習

🔄 受動態の使い方|能動態との使い分けと不自然な受け身の直し方

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
学校では「能動態の文を受動態に書き換えなさい」という練習をたくさんします。でも、実際に英語を書いたり話したりするとき、「いつ受動態を使えばいいのか」は意外と教わりません。その結果、なんでも受け身にしてしまったり、逆に使うべき場面で使えなかったり。この記事では、受動態の形だけでなく「使いどころ」に注目して整理します。

受動態は「主語を変えたいとき」に使う

受動態の基本形は be動詞+過去分詞 です。

  • Many people love this song.(多くの人がこの歌を愛している。)→ 能動態
  • This song is loved by many people.(この歌は多くの人に愛されている。)→ 受動態

意味はほぼ同じですが、何を話題の中心(主語)にしているかが違います。英語では、文の最初に「すでに話題になっているもの」を置き、新しい情報を後ろに回すのが自然な流れです。

  • This is my favorite song. It was written by my brother.

(これは私の大好きな曲です。兄が書いたんです。)

→ 話題の「曲」を主語に保つために受動態を使っています。

ポイント:受動態は「書き換え練習」ではなく、「話題の中心を主語に置くための道具」。

受動態がぴったりの3つの場面

① 誰がしたかわからない・言う必要がない

  • My bike was stolen last night.

(昨夜自転車を盗まれた。)→ 犯人は不明。

  • English is spoken in many countries.

(英語は多くの国で話されている。)→ 話す人は「人々」で当たり前。

② 行為を受けたものに注目したい

  • The new library was built in 2020.

(新しい図書館は2020年に建てられた。)

  • The meeting has been canceled.

(会議は中止になった。)

③ 客観的・フォーマルに伝えたい

  • Applications must be submitted by June 30.

(申込書は6月30日までに提出しなければならない。)

  • It is said that sleep helps memory.

(睡眠は記憶を助けると言われている。)

レポートや案内文、ニュースで受動態が多いのは、「誰が」より「何が起きたか」を伝えたいからです。

by はたいてい書かない

実際の英文では、by 〜 を付けない受動態のほうがずっと多いと言われます。by を付けるのは、「誰がしたか」が新しい大事な情報のときです。

  • This picture was painted by my grandfather.

(この絵は祖父が描いたものだ。)→ 誰が描いたかがポイント。

日本人がやりがちな不自然な受動態

日本語の「〜された」をそのまま英語にすると、不自然になることがあります。

① 自動詞を受け身にしてしまう

  • × The accident was happened yesterday.
  • ○ The accident happened yesterday.(その事故は昨日起きた。)

happen、occur、appear、disappear は目的語をとらない自動詞なので、受動態にできません。

② 「被害の受け身」を直訳する

  • × I was stolen my wallet.
  • ○ My wallet was stolen.(財布を盗まれた。)
  • ○ I had my wallet stolen.(財布を盗まれた。)

盗まれたのは「私」ではなく「財布」です。

③ 感情の受け身を能動にしてしまう

  • × I was exciting about the trip.
  • ○ I was excited about the trip.(旅行にわくわくしていた。)
  • The movie was exciting.(その映画はわくわくするものだった。)

excite は「わくわくさせる」なので、人は excited(させられた)、物は exciting(させる)です。

④ 必要のない受け身で文が重くなる

  • △ The window was opened by me.
  • ○ I opened the window.(私が窓を開けた。)

自分がしたことは、能動態で言うほうが自然です。

by 以外の前置詞をとる受動態

感情や状態を表す受動態は、by 以外の前置詞とセットになることが多いです。フレーズで覚えましょう。

  • be interested in(〜に興味がある)
  • be surprised at / by(〜に驚く)
  • be satisfied with(〜に満足している)
  • be covered with(〜におおわれている)
  • be known to(〜に知られている)
  • be made of / from(〜でできている)

例文

  • I'm interested in Japanese history.

(日本史に興味がある。)

  • The mountain was covered with snow.

(山は雪におおわれていた。)

  • This desk is made of wood.

(この机は木でできている。)→ 材料が見てわかる

  • Cheese is made from milk.

(チーズは牛乳から作られる。)→ 原料が変化している

get を使った受け身と、いろいろな時制

get +過去分詞

会話では、be の代わりに get を使う受け身もよく使われます。「変化」や「思いがけない出来事」のニュアンスが出ます。

  • I got caught in the rain.

(雨に降られた。)

  • He got injured during the game.

(彼は試合中にけがをした。)

  • We got married last spring.

(私たちは去年の春に結婚した。)

時制ごとの形

  • 進行形:The road is being repaired.(道路は修理中だ。)
  • 完了形:The tickets have been sold out.(チケットは売り切れた。)
  • 助動詞:This room can be used for free.(この部屋は無料で使える。)

形に迷ったら、「be動詞をその時制にして、過去分詞を後ろに付ける」と考えればOKです。

受動態を使いこなす1週間メニュー

1日15分のメニューです。

  1. 月曜:身の回りの物について「It was made in ___.」「It was given to me by ___.」で3文書く
  2. 火曜:ニュース記事の見出しや本文から受動態を3つ探し、なぜ受け身なのか考える
  3. 水曜:happen・appear など自動詞5つを使って正しい能動の文を作る
  4. 木曜:感情の -ed / -ing ペア(excited / exciting など)で3組作る
  5. 金曜:be interested in などの前置詞セットを5つ例文にする
  6. 土曜:get +過去分詞で最近の出来事を2文書く
  7. 日曜:1週間分の英作文を見直し、不要な受け身を能動態に直す

今日は、持ち物を1つ選んで「This ___ was made in ___.」と書いてみましょう。受け身が「情報を伝えるための自然な形」だと実感できるはずです。

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よくある質問

受動態はなるべく使わないほうがいいと聞きました。
受動態を使いすぎると文が重く、誰が何をしたのかがぼやけることがあります。一方、行為者が不明なときや、話題をそろえたいときは受動態が自然です。場面に応じて使い分けるのが大切です。
by を付けるかどうかはどう判断しますか?
行為者が誰かを伝えることに意味があるときだけ付けます。一般の人々や、言わなくてもわかる人の場合は省略するのが自然です。
第4文型(give など)の受動態はどう作りますか?
人を主語にした I was given a present. と、物を主語にした A present was given to me. の2通りが作れます。物を主語にするときは to などの前置詞を入れるのが一般的です。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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