分詞構文は「接続詞をはぶいた文」
分詞構文は、接続詞を使った文をコンパクトにした形です。
- When I walked along the beach, I found a beautiful shell.
- Walking along the beach, I found a beautiful shell.
(浜辺を歩いていると、きれいな貝殻を見つけた。)
意味はほぼ同じ。下の文は、接続詞 when と主語 I をはぶいて、動詞を -ing にしています。
書き言葉や物語でよく使われ、文にリズムと動きが生まれます。会話ではやや改まった響きになるため、まずは読んでわかることを目標にしましょう。
ポイント:文頭や文末に「-ing, 」「過去分詞, 」があれば、分詞構文を疑う。
作り方の3ステップ
接続詞のある文から分詞構文を作る手順です。
- 接続詞を消す
- 主節と主語が同じなら、主語を消す
- 動詞を分詞(-ing)にする
例文で練習
- Because she was tired, she went to bed early.
→ ① Because を消す ② she を消す ③ was → being
→ (Being) tired, she went to bed early.
(疲れていたので、彼女は早く寝た。)
Being は省略されることが多く、Tired, she went to bed early. という形もよく見かけます。
- After he finished his homework, he played video games.
→ Finishing his homework, he played video games.
(宿題を終えると、彼はゲームをした。)
「終えた後」をはっきりさせたいときは、After finishing his homework, ... と接続詞を残すこともできます。
- If you turn left at the corner, you will see the post office.
→ Turning left at the corner, you will see the post office.
(角を左に曲がると、郵便局が見えます。)
意味の訳し分けは文脈で決める
分詞構文には接続詞がないので、意味は文脈から判断します。主なものは次のとおりです。
- 時:〜するとき、〜していると
- 理由:〜なので
- 条件:〜すれば
- 譲歩:〜だけれども(まれ)
- 付帯状況:〜しながら、そして〜する
付帯状況の例
- She sat on the sofa, reading a magazine.
(彼女は雑誌を読みながらソファに座っていた。)
- The train left Tokyo at 9, arriving in Osaka at 11:30.
(電車は9時に東京を出て、11時半に大阪に着いた。)
理由の例
- Not knowing what to say, I kept silent.
(何と言えばいいかわからず、私は黙っていた。)
→ 否定は not を分詞の前に置きます。
ポイント:迷ったら、まず「〜して、」「〜で、」とゆるく訳す。文全体がわかってから、時・理由などに整える。
受け身・完了の分詞構文
受け身(過去分詞で始まる)
- Written in simple English, this book is easy to read.
(やさしい英語で書かれているので、この本は読みやすい。)
= Because it is written in simple English, ...
→ Being written の Being が省略された形です。
- Seen from the sky, the island looks like a heart.
(空から見ると、その島はハートの形に見える。)
完了形(主節より前の出来事)
- Having finished the report, I went home.
(レポートを書き終えたので、家に帰った。)
- Having lived in London for five years, she speaks English well.
(ロンドンに5年住んでいたので、彼女は英語が上手だ。)
主語が違うとき(独立分詞構文)
- It being rainy, the game was canceled.
(雨だったので、試合は中止になった。)
- Weather permitting, we will go hiking tomorrow.
(天気がよければ、明日ハイキングに行きます。)
慣用的な表現も覚えておくと便利です。
- Generally speaking, ...(一般的に言えば)
- Judging from his face, ...(彼の表情から判断すると)
- Considering his age, ...(彼の年齢を考えると)
よくある間違い:懸垂分詞
分詞構文を書くときにいちばん多いミスが、分詞の主語と主節の主語がずれることです(懸垂分詞と呼ばれます)。
- × Walking in the park, a dog barked at me.
→ これでは「犬が公園を歩いていて」吠えた、という意味に読めてしまいます。
- ○ Walking in the park, I was barked at by a dog.
- ○ While I was walking in the park, a dog barked at me.
(公園を歩いていたら、犬に吠えられた。)
- × Opening the door, the room was dark.
- ○ Opening the door, I found the room dark.
(ドアを開けると、部屋は暗かった。)
-ing か過去分詞か
- × Surprising at the news, she cried.
- ○ Surprised at the news, she cried.(その知らせに驚いて、彼女は泣いた。)
→ 彼女は「驚かされた」側なので過去分詞。
ポイント:分詞構文を書いたら、「この -ing の主語は、主節の主語と同じ?」と必ず確認する。
分詞構文に慣れる1週間メニュー
1日15分のメニューです。
- 月曜:3ステップの例文を音読し、元の接続詞の文に戻して書く
- 火曜:接続詞のある文を5つ作り、分詞構文に書き換える
- 水曜:付帯状況の文を3つ作る(〜しながら…する)
- 木曜:受け身の分詞構文を2つ、Having +過去分詞の文を2つ作る
- 金曜:物語やニュース記事で分詞構文を探し、意味を「時・理由・付帯状況」に分類する
- 土曜:慣用表現(Generally speaking など)を使って意見文を3文書く
- 日曜:1週間分の文を見直し、懸垂分詞になっていないかチェック
今日は、自分の朝の様子を「___ing, I ___.」の形で1文書いてみましょう。例:Drinking coffee, I checked the news.(コーヒーを飲みながらニュースを見た。)



