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📝 試験対策

📝 英検の要約問題 級別の違い|準2級プラス・2級・準1級・1級の書き方比較

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
2024年度のリニューアル以降、英検2級・準1級・1級、そして2025年度新設の準2級プラスで「要約問題」が出題されています。級が上がるとどう難しくなるのか、どこが共通していてどこが違うのかを知っておくと、上の級へスムーズに進めます。4つの級の要約を比べて整理しました。

4つの級の要約問題の基本データ

英検の要約問題は、英文を読んで、その内容を英語で要約する問題です。2025年度第1回から、語数の指示が「目安」ではなく、はっきりした幅として示されるようになりました。

  • 準2級プラス:25〜35語
  • 2級:45〜55語
  • 準1級:60〜70語
  • 1級:90〜110語

問題冊子には、解答が英文の要約になっていないと判断された場合は0点と採点されることがある、という注意も書かれています。

どの級でも「本文の要点を、自分の言葉で、指定語数で」が共通ルール。違うのは本文の量・テーマの硬さ・論点の数です。

全級共通の4ステップ

級に関係なく使える手順を先に押さえておきましょう。

ステップ1:段落ごとに要点を1行メモ

段落の役割(導入・利点・問題点・解決策など)を意識してメモします。

ステップ2:具体例・数字・固有名詞を削る

「たとえば○○市では」「30パーセントの人が」といった情報は、要約では基本的に削ります。

ステップ3:抽象化・言い換え

  • apples, bananas, and oranges → fruit
  • buses and trains → public transportation
  • people who are over 65 years old → elderly people

ステップ4:論理の接続を再現

本文の流れに合わせて However(対比)、As a result(結果)、In addition(追加)、Therefore(結論)などを使います。

自分の意見は書かない。これが全級共通の最重要ルールです。

準2級プラスと2級:「1段落=1文」の感覚

準2級プラス(25〜35語)

本文は比較的短く、身近な社会的話題が中心です。1段落を1文、全体で2〜3文が目安です。

自作の練習例(要旨:学校で紙の教科書の代わりにタブレットを使う学校が増えている。持ち運びが楽になるが、目の疲れを心配する声もある)

Many schools now use tablets instead of paper textbooks. They are easier to carry, but some people worry about eye problems.(21語)

これは21語で短すぎるので、「なぜ増えているか」など本文の要点を1つ足して25語以上にします。

2級(45〜55語)

本文は3段落程度で、「導入→よい点→悪い点」や「現状→理由→結果」という流れが多く見られます。各段落1〜2文で、合計3〜4文にまとめると語数に収まりやすくなります。

2級の要約では、段落ごとの要点を落とさないことが大切です。特に最後の段落(課題や反対意見)を書き忘れると、要約として不完全になります。

自作の練習例(要旨:週末に地域の清掃活動に参加する若者が増えている。SNSで参加を呼びかける団体が増え、気軽に参加できるようになったためだ。参加者は地域の人と知り合えることを楽しんでいる。一方、活動が一回きりで終わり、続かない人も多いという課題がある)

More young people are joining local clean-up events on weekends because groups now invite them through social media, which makes joining easy. Participants enjoy meeting people in their community. However, many of them join only once and do not continue.(40語)

これは40語なので、あと5語以上足します。たとえば2文目を「Participants enjoy meeting people in their community and feel useful.」とし、最後を「do not continue the activity」とすれば45語になります。語数調整は、最後に数語で微調整できるように、ほぼ完成形で書く練習をしましょう。

準1級と1級:「論点の整理」と「抽象度」

準1級(60〜70語)

本文が長くなり、背景・利点・懸念・対策など、複数の論点が含まれることが増えます。同じ種類の論点をまとめて1文にする力が必要です。

練習例(自作の要旨):ある地域でキャッシュレス決済が普及した。店側は現金管理の手間が減り、客も支払いが速くなった。一方、高齢者の中には使い方がわからない人がおり、通信障害時に支払えなくなる不安もある。そこで自治体は講習会を開いている。

構成メモ:普及→利点(店・客)→懸念(高齢者・障害)→対策(講習会)

利点2つを「both shops and customers benefit」とまとめ、懸念2つを「concerns remain」でまとめると、60〜70語に収まりやすくなります。

1級(90〜110語)

本文の論点がさらに複雑になり、複数の立場(支持者・批判者・専門家など)が登場することもあります。「誰が何を主張しているか」を整理して、立場ごとにまとめるのがコツです。

書き出しの自作例:

The idea of introducing a tax on sugary drinks has sparked debate. Proponents claim that...

1級では、reporting verbs(argue, claim, point out, suggest)を使い分けると、立場の違いを簡潔に表せます。

級別のよくある失敗

準2級プラス

  • 1文目から具体例(「ある学生は…」)を書いてしまう
  • 自分の感想(I think it is good.)を最後に足す

2級

  • 前半の段落を詳しく書きすぎて、最後の段落が入らない
  • 本文の文を長く写して語数オーバー

準1級

  • 論点を本文の順に並べるだけで、まとめる工夫がない
  • 抽象化しすぎて、何の話かわからなくなる

1級

  • 立場(誰の主張か)があいまいになる
  • 110語を大きく超える、または90語に届かない

共通の見直しチェック

  1. 自分の意見が入っていないか
  2. 本文の全段落の要点が入っているか
  3. 語数が指定の幅に入っているか
  4. 接続語で論理がつながっているか

級をまたいで力を伸ばす練習法

要約の力は、級をまたいで積み上がります。上の級を目指す人は、次の練習がおすすめです。

同じ英文を2つの語数で要約する

同じ英文を、まず50語、次に30語でまとめてみましょう。語数を減らすときに何を捨てるかを考えることで、要点を見抜く力が鍛えられます。

1週間メニュー(1日20分)

  1. 月:英文1つを段落ごとに1行メモ
  2. 火:メモから要約を書く
  3. 水:別の英文でメモ
  4. 木:要約を書く+語数調整
  5. 金:月曜の英文を短い語数でもう一度要約
  6. 土:過去問の要約1題を時間を計って
  7. 日:1週間分の答案を見直し、言い換えリストを作る

素材は、英検の過去問のほか、学習者向けの英語ニュースやTED-Edのような教養系の動画の話題も役立ちます(動画は内容を写すのではなく、話題への慣れとして活用しましょう)。

今日やることは、受ける級の過去問の要約問題を1つ選び、段落ごとの1行メモを作ること。書く前の「メモ」が要約の半分です。

📺 このコラムと一緒に見たい動画

✅ 今日からやること

よくある質問

要約の語数を少しでも外れたら0点ですか?
語数は指定の幅に収めることが求められています。採点の詳細は公表範囲が限られるため、必ず指定の幅に入るよう練習で語数を数える習慣をつけましょう。
本文の表現をそのまま使ってもいいですか?
キーワードを使うことは自然ですが、長い文をそのまま写すより、言い換えや抽象化でまとめるほうが要約らしい答案になります。
準2級プラスの要約は2級の練習になりますか?
なります。手順はどの級でも共通なので、短い語数でまとめる練習は2級以上の要約の土台になります。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
原田英語が、現場の英語教師の目で世界の英語学習動画と勉強法を厳選。紹介文・コラムはすべてオリジナルで書いています。運営者について・お問い合わせ

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