C1名詞ラテン系新しく追加

inertiaの語源と意味

/ɪˈnɝʃə/イナーシャ

慣性; 惰性、不活発

絵で分かる語源

inertia の語源のイメージ:動こうとしない性質
動こうとしない性質
in接頭辞〜でないラテン語 in-
ert語根技術・腕前ラテン語 ars
ia接尾辞状態ラテン語 -ia

技がない → 何もしない → 怠惰 → 慣性・惰性

inertia の語源ストーリー

inertia の中には art「技術」が隠れています。ラテン語の iners は「技を持たない」、そこから「何もしない・怠けた」という意味でした。この語を物理の言葉にしたのは天文学者ケプラーです。彼は、物体が自分からは動こうとしない性質を inertia と呼びました。のちにニュートンが『プリンキピア』で、止まっている物は止まり続け、動く物は動き続ける性質として定め直しました。「怠け者」が「慣性の法則」の名前になったわけです。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    ars
    技術
  2. 2
    ラテン語
    iners
    腕のない・怠けた
  3. 3
    ラテン語
    inertia
    不器用・怠惰
  4. 4
    英語18世紀初め(物理の意味)
    inertia

例文

Political inertia has delayed reforms that most experts agree are urgently needed.
政治の惰性のせいで、ほとんどの専門家が急務だと認める改革が遅れている。

よく使う形:overcome inertia(惰性を打ち破る)

暗記フック

in(ない)+art(技)→技なし、動かない=慣性

入試・使い方のポイント

物理の「慣性」のほか、組織や人の「惰性・やる気のなさ」にも使う。bureaucratic inertia(お役所的な惰性)が長文の定番。

受験ミニ情報 発音は「イナーシャ」。t を「シ」の音で読む。the law of inertia(慣性の法則)。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

inactivity活動しないこと
sluggishnessのろさ・不活発
apathy無気力

同じ語源の仲間(5語)

語根 art(技術、組み合わせる技)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語inertie慣性・無気力
イタリア語inerzia慣性

語源で推理!ミニクイズ

inertia と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

inertiaの語源は?

in(ない)+ers(<ars 技)→技がない→怠惰→慣性 inertia の中には art「技術」が隠れています。ラテン語の iners は「技を持たない」、そこから「何もしない・怠けた」という意味でした。

inertiaの意味は?

慣性; 惰性、不活発(名詞)。コアイメージは「動こうとしない性質」です。

inertiaの覚え方は?

in(ない)+art(技)→技なし、動かない=慣性 同じ語源の inert・art・artist とまとめて覚えると効率的です。

inertiaの発音は?

/ɪˈnɝʃə/(イナーシャ)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。