語源で増やす(接頭辞・語根・接尾辞)
Word Parts (Prefixes, Roots, Suffixes)
3秒でわかる単語をパーツに分けて意味を推測し、まとめ覚え

単語を「接頭辞」「語根」「接尾辞」というパーツに分けて覚える方法です。たとえば un(〜でない)+ predict(予測する)+ able(できる)で、unpredictable は「予測できない」。よく出るパーツを知っていれば、初めて見る単語でも意味を推測でき、1つ覚えるたびに仲間の単語もまとめて手に入ります。
たとえるなら
漢字の「海・池・湖」に共通する「さんずい」を知っていれば、水に関係する字だとわかります。英語の接頭辞や接尾辞は、英単語の部首のようなもの。パーツを知るほど、初めての単語も読めるようになります。

目から鱗・知ってた?
1つの語根を覚えると、何語ぶん得をする?
語根によっては何十語にもなります。たとえば dict(言う)を知っていれば、predict(前もって言う=予測する)、dictate(言って書き取らせる)、contradict(反対を言う=矛盾する)がつながります。etymonline で語根を引くと、仲間の単語の歴史までたどれます。
その思い込み、実は…
カードをタップすると答えが出ます語源で覚えれば、どの単語も意味がわかる
推測の手がかりにはなりますが、万能ではありません。長い年月で意味が変わった単語や、たまたま同じ形に見えるだけの単語もあります。推測したら、最後は辞書と例文で確かめるのが安全です。
語源は上級者向けの難しい知識だ
un-(〜でない)、re-(もう一度)、-er(〜する人)のような基本のパーツは、中学英語にもたくさん出てきます。知っている単語から始めれば、初級者でも十分使えます。
なぜ効く?
Bauer & Nation(1993年)は、英語の接辞を、多くの語に使われるか、新しい語を作る力があるか、形と意味が規則的か、という基準で7つのレベルに分けました。単語を「家族(word family)」として数える考え方は、語彙研究で広く使われています。語源の知識は推測を助けますが、語源だけに頼ると誤解する語もあります。
やり方
- まずよく出るパーツから覚える:un-, re-, dis-, pre-, -able, -less, -ful, -tion, -ize など
- 知っている単語をパーツに分けてみる(careless = care + less、replay = re + play)
- 新しい単語に出会ったら、辞書の語源欄でパーツを確かめる
- 同じパーツを持つ単語を3つ以上まとめてカードにする(例:predict, dictate, contradict)
- 長い単語を見たら、まずパーツに分けて意味を推測し、それから辞書で確かめる
動画で見て、まねする
使い方:つづりと意味・語源のつながりを知る1本です。見たあと、単語帳から同じパーツを持つ語を3つ探し、パーツごとに線で区切って意味を書きます。
使い方:narcissist や echo の由来になった神話です。見たあと、この2語とその仲間の語を辞書で引き、語の成り立ちをノートに1行ずつまとめます。
使い方:英語の成り立ちの歴史を聞き、語源で単語を覚える動機づけにします。見たあと、身の回りの英単語を1つ選んで辞書で語源を調べます。
レベル別のやり方
un-, re-, -er, -ful など基本のパーツがついた、知っている単語を10個集めて意味ごとに分類する
単語帳の新しい単語を毎日5つパーツに分け、辞書の語源欄で推測が合っていたかを確かめる
学術語やラテン語由来の語根を分野ごとに整理し、初めて見る単語の意味を推測してから辞書で確かめる

今日の5分チャレンジ
辞書や etymonline で re- がつく単語を10個探し、「もう一度」と「後ろへ・元へ」のどちらの意味かに分けてみましょう。
できたかチェック
日本人の落とし穴
日本人は、漢字の部首で意味を推測するのが得意です。「さんずい」なら水に関係する、のように。英語のパーツも同じ発想で使えます。大学入試の難しい単語や TOEIC のビジネス語には、ラテン語から来た長い単語が多いので、パーツを知っていると覚える負担がぐっと減ります。
よくある失敗
- 語源の暗記そのものが目的になり、例文で使い方を確かめない
- 見た目が似ているだけで、関係のないパーツだと思いこむ
- めったに使わない語根まで何百も覚えようとして時間を使う
立場別メニュー
| 中学生 | 教科書に出た un-, re-, -er, -ful のついた単語を集めて、ノートに分類する |
| 高校生 | 単語帳の長い単語を毎日5つパーツに分け、辞書の語源欄で確かめる |
| 大学生 | 学術語に多い -tion, -ive, inter-, trans- などを分野ごとにまとめる |
| 社会人 | 業界の専門用語をパーツに分け、似た単語をまとめて覚える |
| 大人のやり直し | 知っている単語に un- や re- がついた形を探し、仲間ごとにまとめる |