タイムド・リーディング(速読ドリル)
Timed Reading
3秒でわかるやさしい英文を時間を計って読み、速さを記録

知らない単語がほとんどない、やさしい文章を時間を計って読み、読む速さを記録していく方法です。読み終えたら内容の問題に答えて、理解が落ちていないかも確かめます。毎回グラフにつけると、1分間に読める語数が少しずつ増えていくのが目で見えます。
たとえるなら
走るのが速くなりたいとき、いきなり山道を走らず、平らなグラウンドでタイムを計ります。速読ドリルも同じで、やさしい文章という平らな道で、読む速さだけを鍛えます。

目から鱗・知ってた?
速読の練習に、難しい文章を使ってはいけない理由は?
速さを鍛えるには、単語や文法で止まらないことが条件だからです。Nation が勧める速読コースは、使う語彙をしぼった文章で作られています。知らない語が出るたびに止まると、それは速読ではなく精読の練習になってしまいます。
その思い込み、実は…
カードをタップすると答えが出ます速く読むと内容がわからなくなる
難しい文章ならそうなります。でも知らない単語のない、やさしい文章なら、速く読んでも理解はあまり落ちません。毎回内容の問題に答え、正答率を見ながら速さを上げていけば安心です。
速読は特別な才能のある人の技術だ
ここで言う速読は、ページを写真のように見る特殊な技ではありません。戻り読みを減らし、前へ前へ読むクセをつける練習です。やさしい文章で記録をとれば、少しずつ速くなります。
なぜ効く?
Paul Nation は、読む流ちょうさを育てる方法として、語彙を制限した文章を時間を計って読む速読コースを勧めています。Quinn, Nation & Millett(2007年)は、そのための学習者向け教材を作りました。Nation は、知らない語のない文章を注意深く黙読する速さとして、1分間に約250語を目標の目安に挙げています。
やり方
- 自分のレベルより1段やさしい、300〜500語の文章を選ぶ(知らない単語が1つ2つまで)
- スマホのストップウォッチで、読み始めから読み終わりまでの時間を計る
- 語数÷分で「1分間に何語読めたか」を出し、ノートやグラフに記録する
- 内容の問題に答える。正答率が7割を切ったら、速さより理解を優先する
- 週に3回、同じレベルの別の文章で続け、速さの変化を見る
動画で見て、まねする
使い方:速読が苦手な人向けの練習メニューを聞きます。見たあと、やさしい英文を1本選んで時間を計り、1分あたりの語数を計算して記録表に書きます。
使い方:速く読むための3つの心得をメモし、時間を計る前に読み返します。毎日同じくらいの長さの英文を計って読み、記録をグラフにします。
使い方:英文を目でどう追うかを手元の実演で確認します。見たあと同じ読み方で、やさしい英文を1本、時間を計って読み、1分あたりの語数を記録します。
使い方:英語で速読のコツを聞く1本です。英語字幕で見て5つの方法をメモし、毎回の計測読みで1つずつ試して、速さがどう変わるかを記録します。
レベル別のやり方
教科書で一度習った本文を時間を計って黙読し、1分間に何語読めたかをノートに毎回記録する
多読用の本や学習者向けニュースで、週3回タイムを計って読み、1分間の語数をグラフにつけていく
1分間に250語を目安に、内容問題の正答率7割以上を保ったまま、少しずつ読む速さを上げていく

今日の5分チャレンジ
一度読んだことのある300語前後の英文を、時間を計って黙読しましょう。語数÷分で1分間の語数を出し、メモしておきます。
できたかチェック
日本人の落とし穴
日本人の多くは、英文を読むときに頭の中で日本語に訳しながら、何度も戻り読みをします。これが試験で時間が足りなくなる大きな原因です。やさしい文章で「戻らずに前へ読む」練習をくり返すと、難しい文章でも読む速さが上がっていきます。
よくある失敗
- 難しい文章で速読しようとして、ただの飛ばし読みになる
- 時間だけを記録して、内容の問題を解かない
- 毎回違うレベルの文章を使い、速さの変化が比べられない
立場別メニュー
| 中学生 | 教科書で一度習った本文を、時間を計って黙読する |
| 高校生 | 共通テストの過去問で一度読んだ長文を、もう一度時間を計って読む |
| 大学生 | TOEIC や TOEFL の解き終えた長文で、1分間の語数を記録する |
| 社会人 | 毎朝の英語ニュース1本を、時間を計って読む習慣にする |
| 大人のやり直し | やさしい多読用の本を1ページ読むのにかかる時間を測る |