リード・アンド・ルックアップ
Read and Look Up
3秒でわかる1文読んで顔を上げ、見ずに言う音読の進化版

英文を1文(長ければ意味のかたまり)だけ黙って読み、顔を上げて、テキストを見ずにその文を声に出して言う練習です。目で読んだ英語をいったん頭の中にためてから口に出すので、ただの音読より「自分の言葉として言う」感覚に近づきます。相手の目を見て話す練習にもなります。
たとえるなら
電話番号を見ながら打つとき、数字をいくつか頭に入れてから画面に目を移して打ちます。リード・アンド・ルックアップは、それを英文でやる練習です。いったん頭にためるから、自分の言葉になります。

目から鱗・知ってた?
音読をしても話せるようにならない理由は?
テキストを見ながらだと、頭の中で文を組み立てなくても読めてしまうからです。顔を上げて言うと、文の形と意味を一度頭にためて、自分の力で出す必要があります。この「ためて出す」一瞬が、話す力に近い練習になります。
その思い込み、実は…
カードをタップすると答えが出ます音読はテキストを見て読めば十分
見ながら読むだけでは、目から口へ文字を移しているだけになりがちです。いったん頭にためてから言うと、文の形と意味を自分で組み立てる必要があり、話す力につながる練習になります。
丸暗記が得意な人だけができる練習
覚えるのは1文、長ければ意味のかたまり1つだけです。全文を暗記する必要はありません。言えなければ、もう一度見てかまいません。短く区切れば、初級者でも十分できます。
なぜ効く?
古くから英語の授業で使われてきた音読の発展形で、この方法そのものの効果を大規模に調べた研究は多くありません。経験則中心の方法です。ただ、見ずに思い出して言う点はテスト効果(思い出す練習)と、声に出す点はプロダクション効果(声に出したものは覚えやすい)と重なっています。
やり方
- 音読したことのある短い英文を用意する(教科書の本文、会話文など)
- 1文を黙読し、意味を頭に浮かべる。長い文は意味のかたまりで区切る
- 顔を上げ、テキストを見ずにその文を声に出して言う
- 言えなかったら、もう一度テキストを見て、もう一度顔を上げて言う
- 最後まで終えたら、テキストを見ずに場面を思い出しながら全体を話してみる
動画で見て、まねする
使い方:基本フレーズを1文ずつ一時停止し、画面の英文を黙読します。顔を上げて画面を見ずにその文を言い、言えたら次の文へ進みます。
使い方:学習者向けのやさしい英語の昔話です。英語字幕をオンにして1文ずつ止め、字幕を読んだら目をそらして声に出し、再生して合っていたか確かめます。
使い方:セリフを覚えるコツを、英文の暗唱に応用します。頭文字を手がかりにする方法をメモし、リード・アンド・ルックアップで言えなかった長い文に使います。
使い方:長い文章を覚えた手順を見ます。リード・アンド・ルックアップで言えるようになった文を、最後は1段落まとめて暗唱する目標にします。
レベル別のやり方
短い会話文を1文ずつ黙読し、顔を上げて言う。言えなければ何度でも見直してから言い直す
長い文を意味のかたまりで区切り、かたまりごとに顔を上げて言う。最後に段落ごとに通して言う
新聞記事やスピーチ原稿の段落を読み、顔を上げて自分の言葉に少し言いかえながら話す

今日の5分チャレンジ
教科書の本文を5文選び、1文ずつ黙読してから顔を上げて言いましょう。5文すべてを、見直しなしの1回で言えたら合格です。
できたかチェック
日本人の落とし穴
日本人の音読は、テキストを目で追いながら口を動かす「読み上げ」になりがちで、目を離すと何も言えないことがよくあります。顔を上げて言う一瞬が、英文を自分の頭から出す練習になります。スピーチや英検の面接で、下を向かずに話す練習にも直結します。
よくある失敗
- 顔を上げる前に何度もテキストを見直し、結局読み上げになっている
- 長い文を一度に覚えようとして、途中で止まってしまう
- 意味を考えずに、音の並びだけを覚えて言っている
立場別メニュー
| 中学生 | 教科書の会話文を1文ずつ、顔を上げて家族や友達に向かって言う |
| 高校生 | 英検の面接カードの文章で、1文ずつ顔を上げて言う練習をする |
| 大学生 | 英語プレゼンの原稿を1文ずつ、顔を上げて聞き手に向かって言う |
| 社会人 | 会議で使う英語の決まり文句を、1文ずつ顔を上げて言えるようにする |
| 大人のやり直し | 旅行英会話の例文を1文ずつ、鏡に向かって顔を上げて言う |