アメリカ50州の覚え方|地域・頭文字・歌・地図の4ステップで攻略
ニュースや映画、旅行の話でよく出てくるアメリカの州名。でも「50個もあるなんて無理!」と感じる人は多いはずです。ポイントは、50個を1列に並べて覚えようとしないこと。**まとまりに分ける・数で押さえる・音で覚える・場所で固める**の4つを組み合わせれば、思ったよりずっと早く全部言えるようになります。この記事では、英語学習にもつながる50州の覚え方を順番に紹介します。

01まずは「4つの地域」に分けて50を小さくする
50州を覚えるときの最初のコツは、いきなり50個に向き合わないことです。人間の記憶は、バラバラの情報よりもまとまりのある情報のほうが扱いやすいと言われています。
アメリカの国勢調査では、全米を次の4つの地域(region)に分けています。
- Northeast(北東部):9州。ニューヨークやマサチューセッツなど、東海岸の北側
- Midwest(中西部):12州。五大湖のまわりと大平原の州
- South(南部):16州。テキサスやフロリダ、首都ワシントンD.C.の周辺も含む
- West(西部):13州。カリフォルニアやアラスカ、ハワイなど
9+12+16+13=50。まずはこの4つの箱を用意して、「この州はどの箱?」と考えながら覚えていくと、頭の中に整理棚ができます。
ポイント:地域の数(9・12・16・13)を先に覚えておくと、「北東部はあと何州?」と自分でチェックできます。
なお、学校の教材によっては5地域(北東部・南東部・中西部・南西部・西部)に分けることもあります。どちらを使ってもOKですが、途中で混ぜないようにしましょう。
使い方:50州を国勢調査などで使われる9つの区分に分けて紹介する歌です。この節の4つの地域の中が、さらにどう分かれているかを確かめ、白地図の色分けの参考にします。
02頭文字で数えると「抜け」がなくなる
次におすすめなのが、頭文字ごとの数を押さえる方法です。これを知っておくと、書き出したときに「あと1つ足りない」とすぐ気づけます。
- M で始まる州は8つ:Maine, Maryland, Massachusetts, Michigan, Minnesota, Mississippi, Missouri, Montana
- N で始まる州も8つ:Nebraska, Nevada, New Hampshire, New Jersey, New Mexico, New York, North Carolina, North Dakota
- A・I・W で始まる州は4つずつ:A は Alabama, Alaska, Arizona, Arkansas/I は Idaho, Illinois, Indiana, Iowa/W は Washington, West Virginia, Wisconsin, Wyoming
さらに、B・E・J・Q・X・Y・Z で始まる州は1つもありません。これも意外と記憶に残る豆知識です。
「ペア」で覚える州
- New がつく州は4つ(New Hampshire, New Jersey, New Mexico, New York)
- North と South のペアが2組(Carolina と Dakota)
- Virginia と West Virginia はお隣どうし
こうした「セット」は、1つ思い出すともう1つも芋づる式に出てきます。
03歌で「音のまとまり」を耳に入れる
アメリカの子どもたちも、50州を歌で覚えることがよくあります。学校で歌われる定番曲や、教育チャンネルの州名ソングがたくさんあるので、STUDY HACKの動画ページからお気に入りを探してみてください。
歌で覚えるメリットは、リズムがあると順番ごと覚えやすいことと、正しい発音が同時に身につくことです。たとえば Arkansas(アーカンソー)や Illinois(イリノイ)は、つづりから想像する音と実際の発音がちがう代表例。歌で先に音を入れておくと、読み間違いを防げます。
使い方のコツは次の3つです。
- 1回目は映像の文字を目で追いながら聞く
- 2回目からは州名の部分だけ一緒に口ずさむ
- 慣れたら音声だけで流し、次の州名を先に言う
ポイント:歌は「思い出すきっかけ」を作る道具です。最後は歌なしで言えるかを必ず確認しましょう。
使い方:人気アニメの名曲で、州名が次々に出てくる歌詞つきの映像です。この節の手順どおり、1回目は文字を目で追い、2回目から州名の部分だけ一緒に口ずさみます。
04白地図で「場所」を結びつける
名前だけ言えても、地図の上で指させなければ半分しか覚えていません。そこで活躍するのが白地図です。インターネットで「アメリカ 白地図」と検索すれば、印刷できるものが見つかります。
やり方はシンプルです。
- 地域ごとに色を決める(北東部は青、中西部は緑…など)
- 1日1地域ずつ、州名を書き込みながら色をぬる
- 翌日、何も見ずに同じ地域の州名を書き込めるか試す
形に注目するのも効果的です。フロリダは南に突き出た半島、ミシガンはミトン(手袋)のような形、コロラドとワイオミングはほぼ長方形、というように、形の特徴を一言で説明してみましょう。英語で「Michigan looks like a mitten.」と言ってみれば、英語の練習にもなります。
使い方:州の輪郭を見て名前を当てる練習ができる動画です。この節の「形の特徴を一言で説明」と合わせ、当てた州の形を英語で1文言ってみます。
05地域分けとつづりを公式資料で確かめ、カードで回す手順
4つの地域の分け方や州名のつづりは、アメリカの公的な資料で一度確かめておくと安心です。確かめたら、カードにして「思い出す練習」を回しましょう。
| 目的 | 使うページ・道具 | 使い方 |
|---|---|---|
| 地域の分け方を確かめる | Census Regions and Divisions(米国勢調査局・PDF) | 国勢調査で使われる地域と区分の地図。4つの地域の境目を、自分の白地図と見比べる |
| 州名のつづりを確かめる | State governments(USA.gov) | アメリカ政府の案内サイトで、各州政府の公式サイトへのリンクが並ぶ。Massachusetts などのつづりを、ここで確かめてから書く |
| 思い出す練習を回す | Anki | 自分でカードを作れる間隔反復のアプリ。表に「M で始まる州・8つ」、裏に州名のように、数と頭文字のカードを作る |
| 誰かのカードを借りる | Quizlet | 誰かが作った単語カードを検索して使える。50 states で探し、地図つきのセットがあれば白地図の練習の代わりにする |
6日目の「白紙テスト」の進め方(20分)
- 白紙に、4つの地域名と州の数(9・12・16・13)だけを先に書く
- 地域ごとに、思い出せる州名をどんどん書き出す(10分)
- 書いた数を地域ごとに数え、足りない地域に印をつける
- 頭文字の数(M と N は8つずつ、A・I・W は4つずつ)で、抜けている州を探す
思い出せなかった州だけをAnkiのカードにしておくと、翌週の復習が最短で済みます。
061週間で50州を言えるようにするメニュー
ここまでの方法を組み合わせた、1週間のモデルメニューです。1日15〜20分を目安にしてください。
- 1日目:4地域の名前と州の数を覚える。歌を1曲通して聞く
- 2日目:北東部(9州)を白地図に書き込む。頭文字チェックも
- 3日目:中西部(12州)を書き込む。前日の北東部を思い出しテスト
- 4日目:南部(16州)を半分ずつ。北東部・中西部をもう一度テスト
- 5日目:西部(13州)を書き込む。歌を見ずに口ずさむ
- 6日目:白紙に50州を書き出し、頭文字の数で抜けをチェック
- 7日目:白地図に50州すべてを書き込むテスト。間違えた州だけ翌週に復習
毎日「前の日の分を思い出してから新しい分に進む」のがポイントです。読み返すよりも、何も見ずに思い出すほうが記憶に残りやすいことは、学習法の分野でよく知られています。
使い方:北東部の州にしぼって紹介する動画です。2日目の北東部の白地図を書く前に見て、小さな州が集まっている所の位置関係を確かめます。
07覚えた州名を英語の練習に変える
せっかく50州を覚えたなら、英語の練習にも活用しましょう。州名は、英語で説明する練習のネタとしてとても使いやすい素材です。
たとえば、次のような短い文を作ってみましょう。
- California is on the west coast.(カリフォルニアは西海岸にある)
- Texas is the second largest state.(テキサスは2番目に大きい州だ)
- Hawaii is made up of islands.(ハワイは島々でできている)
- Ohio is in the Midwest.(オハイオは中西部にある)
「どこにあるか(in the Midwest / on the east coast)」「どんな特徴があるか(famous for ~)」の2つの型を使うだけで、たくさんの文が作れます。
友達や家族とクイズを出し合う
覚えたことを人に説明したり、クイズを出し合ったりするのも効果的です。「M で始まる州を8つ言えるかな?」「五大湖に接している州は?」など、ゲーム感覚で出題してみましょう。思い出す回数が増えるほど、記憶はしっかりしていきます。
ポイント:英語で1文を作るたびに、州名・場所・特徴の3つがセットで記憶に残ります。
使い方:各州の名前の由来を解説する動画です。気になった州の由来を1つ選び、この節の型(___ is in the ___.)に由来を足した英文を作ります。
08よくある失敗と対策
最後に、50州を覚えるときにありがちな失敗を紹介します。
- 失敗1:アルファベット順だけで覚える → 順番は言えても場所がわからない状態になりがち。必ず地図とセットにしましょう。
- 失敗2:つづりを後回しにする → Massachusetts や Mississippi はつづりが難しい州の代表。書いて覚える日を作りましょう。
- 失敗3:1日で全部やろうとする → 翌日にはほとんど忘れてしまいます。短時間を何日かに分けるほうが結果的に早く覚えられます。
50州を覚えると、英語ニュースで「a senator from Ohio」のような表現が出てきたときにすっと頭に入るようになります。地理の知識は、英語の理解を助ける背景知識にもなるのです。
使い方:記憶力選手権の優勝経験者が、イメージと連想で50州を覚える方法を実演する動画です。アルファベット順だけで覚えてしまった人が、覚え方を見直す材料にします。
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よくある質問
4地域と5地域、どちらで覚えればいいですか?
どちらでも構いません。アメリカの国勢調査は4地域を使っていますが、小学校の社会科の教材では5地域で教えることもあります。大切なのは1つに決めて最後までその分け方で覚えることです。
歌だけで覚えても大丈夫ですか?
歌は名前と発音を覚えるのにとても便利ですが、歌がないと思い出せない状態になりがちです。歌で覚えた後は、白紙に書き出す・地図で指さすなど、歌なしで思い出す練習も必ず入れましょう。
州名を覚えると英語学習に役立ちますか?
はい。ニュースやドラマ、映画には州名がよく登場します。場所がわかると内容の理解が早くなり、正しい発音も身につきます。背景知識が増えることで、リスニングやリーディングの負担も軽くなります。
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