不定詞と動名詞の違い|remember to と -ing の覚え方
I enjoy to swim. と書いて×をもらったことはありませんか。「〜すること」はどちらも to 不定詞と動名詞で表せるのに、動詞によって使えるほうが決まっているのはなぜでしょう。丸暗記で乗り切ろうとすると、すぐに混ざってしまいます。この記事では、to と -ing の「イメージの違い」から、選び方の理由をつかみます。

01to は「これから」、-ing は「実際にしている・した」
不定詞と動名詞は、どちらも「〜すること」と訳せます。ただし、持っているイメージが違います。
- to +動詞の原形:to はもともと「〜へ向かう」の意味。まだ実現していない、これからのことに向かうイメージ
- 動詞の -ing:実際に行っている、またはすでに経験したことのイメージ
例文
- I want to travel abroad.
(海外旅行に行きたい。)→ 旅行はこれから。
- I enjoy traveling abroad.
(海外旅行を楽しんでいる。)→ 実際にしていることを楽しむ。
このイメージがあると、多くの動詞で「なぜ to なのか」「なぜ -ing なのか」が説明できます。
ポイント:未来志向の動詞は to、現実・経験志向の動詞は -ing を好む。
使い方:不定詞と動名詞は性格が違う、という視点の授業です。この節の「to はこれから、-ing は実際にしている」というイメージと比べ、自分の言葉で1行にまとめます。
02to 不定詞をとる動詞・動名詞をとる動詞
to 不定詞を目的語にとる主な動詞(これから)
want、hope、decide、plan、promise、expect、agree、refuse、learn、manage
- I decided to study abroad next year.
(来年留学することに決めた。)
- She promised to call me tonight.
(彼女は今夜電話すると約束した。)
- He refused to answer the question.
(彼はその質問に答えるのを拒んだ。)
動名詞を目的語にとる主な動詞(現実・経験・やめる/避ける)
enjoy、finish、mind、avoid、give up、practice、keep、consider、deny、suggest
- I finished writing the essay.
(エッセイを書き終えた。)
- Would you mind opening the window?
(窓を開けていただけますか?)
- You should avoid eating too late at night.
(夜遅くに食べるのは避けたほうがいい。)
- My father gave up smoking last year.
(父は去年たばこをやめた。)
覚えるときは、動詞単体ではなく decide to / enjoy -ing のように、セットで口に出して覚えるのがコツです。「メガフェプス(mind, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice, stop)」のような語呂合わせを使う学習者もいます。
使い方:目的語に不定詞と動名詞のどちらをとるかを扱う講座の回です。この節の動詞リストと照らし合わせ、講座で出てきた動詞を to / -ing の2列に分けて書きます。
03どちらも使えて意味が変わる動詞
ここが試験で一番よく出るところです。イメージを使えば、丸暗記しなくても判断できます。
remember
- Remember to lock the door.
(忘れずにドアに鍵をかけてね。)→ これからすることを覚えておく
- I remember locking the door.
(ドアに鍵をかけたのを覚えている。)→ すでにしたことを覚えている
forget
- Don't forget to bring your passport.
(パスポートを持ってくるのを忘れないで。)
- I'll never forget meeting you.
(あなたに会ったことは決して忘れない。)
stop
- He stopped smoking.
(彼はたばこを吸うのをやめた。)→ している行為をやめる(-ing は目的語)
- He stopped to smoke.
(彼はたばこを吸うために立ち止まった。)→ to は「〜するために」という目的
try
- I tried to open the jar, but I couldn't.
(瓶を開けようとしたが、開けられなかった。)→ 努力
- I tried adding some salt, and it tasted better.
(試しに塩を入れてみたら、おいしくなった。)→ 実際にやってみる
ポイント:to =未来(まだしていない)、-ing =過去・現実(実際にした)。remember と forget はこれで一発です。
使い方:続ける形で意味が変わる表現を扱う映像授業です。remember / forget / stop / try を表にまとめ、それぞれ自分の例文を1つずつ作ります。
04前置詞の後ろは必ず動名詞
もう1つの大事なルールは、前置詞の後ろには動名詞が来るということです。
- I'm interested in learning Spanish.
(スペイン語を学ぶことに興味がある。)
- Thank you for helping me.
(手伝ってくれてありがとう。)
- She left without saying goodbye.
(彼女はさよならも言わずに去った。)
to が前置詞のパターンに注意
次の表現の to は不定詞ではなく前置詞なので、後ろは -ing になります。
- I'm looking forward to seeing you.
(お会いできるのを楽しみにしています。)
- I'm used to getting up early.
(早起きには慣れている。)
- What do you say to going out for dinner?
(夕食に出かけるのはどう?)
- When it comes to cooking, he is the best.
(料理のこととなると、彼が一番だ。)
- × I'm looking forward to see you.
- ○ I'm looking forward to seeing you.
メールの締めくくりで頻出の表現なので、ここは確実に押さえましょう。
05動詞ごとの to / -ing を確かめるサイトと、即答カードの作り方
土曜のメニューの「カードで即答」は、確かめる道具とカードの道具をそろえると続けやすくなります。
| サイト | 特徴 | 使い方 |
|---|---|---|
| EnglishPage.com | 動詞の使い分けの練習が多い | 動名詞と不定詞(gerunds and infinitives)の練習で、この記事の動詞リストにない動詞を見つけたらメモする |
| Perfect English Grammar | 短い説明と練習問題がそろう | remember・stop・try のように意味が変わる動詞の問題を解く |
| YouGlish | 語句を話している瞬間の動画が出る | looking forward to seeing や I'm used to を入れ、前置詞の to の後ろが -ing になっている実例を聞く |
| Quizlet | 単語カードを作ってテストできる | 表に動詞(enjoy)、裏に「-ing」と自作の例文を書いたカードを20枚作り、シャッフルして即答する |
即答カードの作り方
- 月・火で覚えた20の動詞を、表に1つずつ書く
- 裏に「to / -ing」と、イメージ(これから/実際にしている)を一言書く
- 自分のことを書いた例文を1つ添える(自作例:I decided to join the drama club.)
- 3秒以内に答えられなかったカードだけを、翌日もう一度テストする
Quizlet は登録して使うサービスです。中高生は利用規約の年齢の項目を確かめ、必要なら保護者と一緒に登録しましょう。紙のカードでも同じ練習ができます。
06よくある間違い
- × I enjoyed to talk with you.
- ○ I enjoyed talking with you.(お話しできて楽しかったです。)
- × I want going to the concert.
- ○ I want to go to the concert.(そのコンサートに行きたい。)
- × Do you mind to wait here?
- ○ Do you mind waiting here?(ここで待っていただけますか?)
- × I'm used to live alone.
- ○ I'm used to living alone.(一人暮らしに慣れている。)
→ used to live(以前は住んでいた)と be used to living(住むのに慣れている)は別物です。
- × I stopped to eat sweets for my health.
- ○ I stopped eating sweets for my health.(健康のために甘いものをやめた。)
使い方:不定詞と動名詞の違いをネイティブの感覚から解説する短い動画です。この節の間違い4つを、動画のイメージを使って理由を説明できるか試します。
07不定詞と動名詞を使い分ける1週間メニュー
1日10〜15分のメニューです。
- 月曜:to をとる動詞10個を「decide to 〜」のように声に出して覚える
- 火曜:-ing をとる動詞10個を同じように声に出して覚える
- 水曜:前日までの20個を混ぜて、自分に関する文を5つ作る
- 木曜:remember / forget / stop / try の2つの意味で1文ずつ作る
- 金曜:look forward to / be used to を使ってメール風の文を3つ書く
- 土曜:動詞だけ書いたカードをシャッフルし、to か -ing かを即答する
- 日曜:1週間で間違えた動詞をリスト化し、来週の復習に回す
今日は、I enjoy ___ing. と I want to ___. の2文を自分の本音で完成させてみてください。「今楽しんでいること」と「これからしたいこと」の違いが、そのまま -ing と to の違いです。
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よくある質問
like や start はどちらでもいいのですか?
like、love、begin、start などは、to 不定詞と動名詞のどちらも使え、意味の差は小さいことが多いです。ただし細かいニュアンスの違いを指摘されることもあるので、例文ごと覚えておくと安心です。
不定詞の名詞用法・形容詞用法・副詞用法も覚えるべきですか?
用法の名前より、文の中でどんな働きをしているかがわかることが大切です。「〜すること」「〜するための」「〜するために」と訳し分けられれば、読解では十分役立ちます。
動詞ごとの組み合わせはどうやって覚えるのが効率的ですか?
動詞単体ではなく enjoy playing のようにフレーズで音読するのが効果的です。カードの表に動詞、裏に自作例文を書いて、間隔をあけて復習しましょう。
読了ボーナス


