英語教育研究の方法 ― 実験・調査・質的研究・混合研究を「問い」から選ぶ
「効果があるか」を知りたいのか、「なぜそうなるのか」を知りたいのか。研究の方法は、流行りや好みではなく、問いの形で決まります。実験・アンケート・インタビュー・混合研究の使いどころを、教室の例でかみ砕きます。
エビデンスの強さ:効果を測る対象ではなく、研究方法の枠組みを整理したページ。研究の質についての方法論レビュー(論文を点検した研究)を根拠にしている。

- 方法は「問い」で決まります。「どれくらい効く?」なら実験、「どれくらい多い?」なら調査、「なぜ?どのように?」なら質的研究です。
- 論文を点検した研究によると、第二言語の量的研究には実験の統制が足りない・報告が足りない・人数が少ないという弱点がよく見られます。
- 量と質の両方を集めても、突き合わせてまとめなければ混合研究とは言えません。
研究の方法ってなに? ― 「道具」より先に「問い」
ひとことで言うと、研究の方法は「知りたいこと(問い)」に答えるための調べ方で、「どれくらい効く?」なら実験、「どれくらい多い?」なら調査、「なぜ?どのように?」なら質的研究、のように問いに合わせて選びます。
研究の方法というと、「t検定」「インタビュー」「アンケート」といった道具の名前を思い浮かべがちです。でも、道具を選ぶ前に決めることがあります。それは、何を知りたいのか(研究の問い)です。
たとえば、同じ「音読」をテーマにしても、問いによって方法はまったく変わります。
| 知りたいこと(問い) | 問いの形 | 合う方法 |
|---|---|---|
| 音読を毎時間5分入れると、読む速さは伸びる? | どれくらい効く?(因果) | 実験・準実験 |
| 県内の中学校で、音読はどれくらい行われている? | どれくらい多い?(実態) | 質問紙調査 |
| 音読が好きな生徒・苦手な生徒は、何を感じている? | なぜ?どのように?(意味・過程) | インタビュー・観察(質的研究) |
| 伸びた生徒と伸びなかった生徒は、何が違った? | どれくらい+なぜ | 混合研究 |
研究の方法は料理の調理法に似ています。「焼く・煮る・蒸す」のどれが一番すぐれているか、という問いには意味がありません。魚をパリッとさせたいなら焼く、味をしみこませたいなら煮る。何を作りたいか(問い)が決まって、はじめて調理法が決まります。研究でも「質的研究と量的研究、どちらが上か」ではなく、「この問いにはどちらが合うか」を考えます。
研究法の定番書も、量的研究・質的研究・混合研究を「優劣」ではなく、それぞれの考え方と手順の違いとして説明しています 12。
似たものとのちがい:量的研究・質的研究・混合研究
| 量的研究(実験・準実験・質問紙調査) | 質的研究 | 混合研究 | |
|---|---|---|---|
| 答える問い | どれくらい効く? どれくらい多い? | なぜ? どのように? | どれくらい+なぜ |
| 集めるもの | テストの点・アンケートの数字 | インタビュー・授業観察・作文や振り返り(ことばのまま) | 数字と声の両方 |
| 強み | 「指導のおかげ」か、どれくらい広がっているかを数で示せる | 人数は少なくても、数字では見えない意味や判断の理由がわかる | 2つの結果を突き合わせて、1つの解釈にまとめられる |
| 注意したいこと | 点が上がっても、ほかの説明(ふつうの成長・テスト慣れなど)を先に疑う | 少ない人数を深く読むので、その結果がほかのクラスにもそのまま当てはまるとは言えない | 両方を集めただけ(アンケートに自由記述をそえただけ)では、混合研究とは言いにくい 3 |
このページでわかること3つ
- 実験・準実験、質問紙調査、質的研究、混合研究の4つを、教室の例でどう使い分けるか
- 「ほかの説明」の疑い方と研究倫理、そして論文の点検からわかった研究の弱点
- 自分の問いに合う方法を選ぶ5ステップ
4つの方法を、教室の例でかみ砕く
① 実験と準実験:「効いたかどうか」を確かめる
実験は、条件を1つだけ変えて、その違いが結果を生んだかを確かめる方法です。理想は、生徒をくじ引きで2つのグループに分け、片方だけに新しい指導をすることです。くじ引きで分けると、やる気や英語力の差が両グループに同じくらい散らばるので、「差が出たのは指導のおかげ」と言いやすくなります。
ただ、学校ではクラスをくじ引きで組み直すことはできません。そこで、もとのクラスのまま比べる準実験が現実的な選択になります(用語集:準実験)。このとき大切なのは、「指導の前のテスト(事前テスト)」で、2つのクラスの出発点がどれくらい違うかを確かめておくことです。さらに、指導直後の事後テストに加えて数週間後に遅延事後テストを行えば、直後の伸びがどれだけ残ったかを調べられます(用語集:遅延事後テスト)。
② 質問紙調査:「どれくらい広がっているか」を数える
質問紙調査(アンケート)は、多くの人の考えや行動を短時間で集める方法です。手軽に見えますが、質問紙を「信頼できて、測りたいものを測れる道具」にするには、項目づくり・予備調査(本番の前に少人数で答えてもらい、分かりにくい質問を直すこと)・分析の手順が必要です。第二言語研究の質問紙づくりを1冊まるごと扱った本があるほどです 4。
③ 質的研究:「なぜ・どのように」を深く読む
質的研究は、インタビュー・授業観察・生徒の作文や振り返り・授業の記録などを、ことばのまま深く読みとく方法です。人数は少なくても、「その生徒にとって英語の授業がどんな意味をもっているか」「先生がなぜその場でその判断をしたか」といった、数字では見えないことがわかります。
④ 混合研究:数字と声を「突き合わせる」
混合研究(mixed methods research)は、量的なデータと質的なデータを1つの研究の中で組み合わせ、統合して答えを出す方法です。語学教育の混合研究を総説した論文は、2002〜2011年の論文40本を検討し、この方法の考え方・手順・課題を整理しています 5。
日本の英語教育にも、よい実例があります。高校の英語教師のコミュニカティブな指導(CLT)についての信念と実践を調べた研究では、無作為に選んだ188校に質問紙を送り139人から回答を得て、信念・自信・入試への期待が授業にどうつながるかを統計モデルで調べました。さらに4人の先生の授業を観察し、インタビューも行いました。その結果、数字の分析からは「入試に関する期待」が授業の進め方に直接・間接に影響していることが、インタビューと観察からは、先生自身の学習経験や研修、入試などの事情が信念と授業を形づくっていることが見えてきました 6。「どれくらい」は数字で、「なぜ」は声で答えているわけです。
教室の研究で気をつけたい「ほかの説明」
「新しい指導をしたら点が上がった」とき、本当に指導のおかげかどうかを考えるには、ほかの説明がつかないかを先に疑うのがコツです。研究法の教科書では「内的妥当性への脅威」と呼ばれる考え方で、教室の言葉にするとこうなります。
| ほかの説明 | 教室で起きること | 防ぎ方の例 |
|---|---|---|
| ふつうの成長 | 何もしなくても、1学期たてば英語力は伸びる | 比べるクラスを置く |
| テスト慣れ | 同じ形式のテストを2回受けると、2回目は解き方に慣れている | 形式をそろえた別の問題を使う |
| 期待の効果 | 「新しいことをしている」と先生も生徒も張り切る | 比べるクラスにも別の新しい活動を入れ、どちらのクラスも「新しいことをしている」状態にする |
| 平均への回帰 | 事前テストが低かった生徒を選ぶと、次は自然に少し上がる | 1回のテストの点だけで対象の生徒を選ばない。比べるグループも置く(統計の超基礎) |
| 途中で抜ける | 欠席の多い生徒が事後テストを受けていない | 抜けた人数と理由を記録する |
| 学校行事・時期 | テスト前・行事の後で集中度が違う | 時期をそろえる、記録しておく |
どれか1つでも当てはまりそうなら、結論を弱めて書くか、比べるクラスを置くなど研究の組み立て(デザイン)を変えます。全部を完全に防ぐことは学校ではできません。大事なのは、防げなかったものを正直に書いておくことです。
研究倫理:生徒は「データ」の前に生徒
教室の研究で集めるのは、生徒の点数・作文・声です。研究を理由に、授業の質を下げたり、比べるクラスだけ不利にしたりしてはいけません。生徒には、成績と無関係であること、答えたくないことには答えなくてよいこと、名前を出さないことを伝えます。外部に発表するときは、学校の手続きを確認し、必要なら本人・保護者の同意をとります。
研究ではどうなってる? ― 論文の「点検」でわかったこと
研究の方法そのものを対象にした研究(方法論レビュー)もあります。先生が論文を読むときにも、自分で研究するときにも、知っておくと役に立ちます。
- 第二言語の主要2誌に1990〜2010年に載った量的研究606本を点検した研究では、強みもある一方で、実験の統制が不十分、報告のしかたが不完全でばらばら、統計的な検出力(差を見つける力)が低い、といった弱点が見つかりました 7。
- インタラクション研究174本(約8,000人)を点検した研究では、方法の質と結果のあいだに関係がありそうだと報告されています。研究の「やり方」が「答え」を左右しうる、ということです 8。
- 誤り訂正のメタ分析では、実験室で行った研究の方が、教室で行った研究より効果が大きく出ていました 9。条件をきっちりそろえた場所の結果が、そのまま40人の教室で再現されるとは限りません。
- 主要10誌に1997〜2006年に載った論文を調べた研究では、質的研究は477本で全体の22%でした。特定の流派にしたがうより、いろいろなやり方を組み合わせる「折衷型」が主流だと報告されています 10。
- 応用言語学の論文205本を分析した研究では、量と質の両方を使った論文は少なくないものの、研究の各段階で本当に統合できていた研究は少数でした 3。その後、主要20誌の混合研究304本を、質と透明性の枠組みで点検したレビューも出ています 11。
「両方やった」は混合研究ではない
アンケートで数字をとり、最後に「自由記述にはこんな声がありました」と数行そえる。よく見かける形ですが、上のレビューの基準でいえば、これはまだ混合研究とは言いにくいのです 3。混合研究の要は、2つの結果がどう一致し、どこでずれるかを突き合わせ、1つの解釈にまとめることにあります。たとえば「アンケートでは『音読は役に立つ』が8割だったのに、インタビューでは『意味を考えずに読んでいる』という声が多かった。だから『役に立つ』の中身は『点がとれそう』という意味かもしれない」――ここまで行って、はじめて統合です。
明日の授業でこうする
- 気になることを1文で書く:「ペアワークのとき、話さない生徒が多い」。
- 問いの形に直す:「話さない生徒は何人いる?(実態)」「なぜ話さない?(理由)」「話す時間を増やす工夫は効く?(効果)」のどれを知りたいかを決めます。
- 問いに方法を合わせる:実態なら観察の記録やアンケート、理由ならインタビューや振り返りカード、効果なら事前・事後のテストと比べるクラスを用意します。
- データを小さく集める:まず1クラス・2週間。授業の中で自然に集まる記録(小テスト・振り返り・ワークシート)を使います。研究の進め方はアクションリサーチ入門にくわしく書いています。
- 集めたものを「突き合わせる」:数字と声がそろっているか、ずれているかを見ます。数字の扱い方は先生のための統計の超基礎へ。
- 中学校(質的研究から入る):「やり取りが続かない」と感じた先生が、ペアの会話を3組だけ録音して書き起こした。すると、続かない原因は文法ではなく「最初のひとことが出ない」ことだとわかり、話しはじめの表現を板書するようにした。
- 高校(準実験):同じ科目を担当する2クラスで、片方は音読をペアで、もう片方は一斉で行った。事前テストで2クラスの差を確かめ、4週間後に同じ形式のテストをして比べた。差は小さかったが、ペアのクラスの振り返りに「聞いてもらえるから声を出す」という記述が多かった(混合研究の入り口)。
- 小学校(調査):外国語活動の「好き・きらい」を学年で比べるために、絵つきの4段階アンケートを作り、担任の先生と項目をいっしょに見直してから使った。
- 方法から決めてしまう:「アンケートをとろう」から始めると、何のための数字かがあいまいになります。問いが先です。
- 事前テストなしで2クラスを比べる:もともとの差を「指導の効果」と取り違えます。
- 1回の授業の印象で結論を出す:その日の生徒の調子や題材でも結果は変わります。1回だけでなく何回か続けて見て、結果が安定しているかを確かめましょう。
- インタビューを「答えを取り出す作業」と考える:答えは、聞き手との関係や聞き方で変わります(下の大学院レベルを参照)。
- 生徒の同意や配慮を忘れる:成績に関係しないこと、答えたくない質問には答えなくてよいことを伝えます。外部に発表するときは学校の手続きと同意書を確認しましょう。
❓ よくある質問
Q. 研究方法はどうやって選べばいいですか?
何を知りたいか(研究の問い)で決めます。「どれくらい効く?」なら実験・準実験、「どれくらい多い?」なら質問紙調査、「なぜ?どのように?」ならインタビューや観察の質的研究、その両方なら混合研究です。研究法の定番書も、量的・質的・混合研究を優劣ではなく考え方と手順の違いとして説明しています 12。
Q. 学校で実験をするにはどうすればいいですか?
クラスをくじ引きで組み直せないので、もとのクラスのまま比べる準実験が現実的です。指導の前の事前テストで2クラスの出発点の差を確かめ、指導直後の事後テストに加えて数週間後の遅延事後テストも入れると、直後の伸びがどれだけ残ったかを調べられます。
Q. 量的データと質的データの両方を集めれば混合研究ですか?
それだけでは混合研究とは言いにくいです。2つの結果がどこで一致し、どこでずれるかを突き合わせ、1つの解釈にまとめるところまでが混合研究です。応用言語学の論文205本の分析でも、本当に統合できていた研究は少数でした 3。
Q. 教室の研究で「点が上がった」とき、何を疑えばいいですか?
ふつうの成長、テスト慣れ、新しいことをしている期待の効果、平均への回帰、途中で抜けた生徒、学校行事や時期の影響などの「ほかの説明」です。比べるクラスを置く、形式をそろえた別の問題を使うなどで防ぎ、防げなかったものは正直に書いておきます。
Q. 生徒を対象に研究するときの注意は?
研究を理由に授業の質を下げたり、比べるクラスだけ不利にしたりしてはいけません。生徒には、成績と無関係であること、答えたくないことには答えなくてよいこと、名前を出さないことを伝えます。外部に発表するときは、学校の手続きを確認し、必要なら本人・保護者の同意をとります。
🎓 もう一歩深く(大学院レベル)
🎓院生モードパラダイム論争から「問い中心」へ
量的研究と質的研究は、データの種類だけでなく、「知識とは何か」「現実をどうとらえるか」という前提(パラダイム)の違いとしても語られてきました。語学教育の混合研究の総説は、まず量的・質的パラダイムを整理し、そのうえで混合研究の原理・技法・課題・追試の意義を論じています 5。混合研究は「2つの道具を足したもの」ではなく、この前提の違いをどう扱うかという問いと切り離せないのです。
ただし、混合研究が「両方のいいとこ取り」として安易に使われることへの批判もあります。205本の分析では、研究デザインとして同時並行型(concurrent)が順次型(sequential)より多く、混合研究の文献にある多様なデザインはあまり使われていないこと、そして統合の度合いが高い研究は少数であることが指摘されました 3。304本を対象にした最近のレビューも、研究の目的とデザインの明示、標本抽出やデータ分析の透明性、量と質を統合した「メタ推論」の組み立て方を点検の柱にしています 11。修士論文で混合研究を選ぶなら、どの段階で、何のために、どう統合するかを研究計画の時点で書いておくのが安全です(修士論文の書き方)。
🎓院生モードインタビューは「道具」か「やり取り」か
質的研究でもっともよく使われるインタビューにも、根本的な論争があります。応用言語学者の Steven Talmy 氏は、インタビューを「参加者の頭の中にある本当の考えを取り出す道具(research instrument)」と見る立場と、「研究者と参加者がその場でいっしょに意味を作るやり取り(social practice)」と見る立場を対比し、応用言語学のインタビュー研究は後者の視点をもっと意識すべきだと論じました 12。
教室に引きつけると、担任の先生が「授業、楽しかった?」と聞けば、生徒は「楽しかったです」と答えやすいでしょう。それは嘘ではありませんが、誰が、どんな関係で、どう聞いたかを抜きにして「生徒の本音」とは言えません。だから質的研究では、聞き手の立場の記述、質問の順序、書き起こしの示し方まで報告することが質の条件になります。2000年以降の質的研究を総説した論文も、手法の多様化を評価しつつ、質の基準を示すことを課題に挙げています 13。
🎓院生モード研究の質・追試・透明性
個々の研究の「やり方」の質は、分野全体の知識の質を左右します。606本の点検では、統制の不足・報告の不完全さ・検出力の低さが指摘され、方法改革が提案されました 7。追試も少なく、「追試」と名乗る研究を調べたレビューの推計では約400本に1本で、元の研究とまったく同じ条件でやり直した直接的な追試は見つかりませんでした 14。
これからの研究者に求められているのは、①問いに合った方法を選び、②その限界を正直に書き、③材料やデータを他の人が確かめられる形で残すことです。日本語で研究デザインと分析を体系的に学ぶなら『外国語教育研究ハンドブック』 15、先生が自分の研究を始める手順とコツなら『はじめての英語教育研究』 16、英語で一通り学ぶなら Mackey & Gass 2 と Dörnyei 1 が定番です。論文の数字の読み方は論文の読み方で解説しています。
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📑 出典(16件)
本文の上付き数字に対応。✔ は DOI / ISBN / 公式ページを書誌データベースと機械照合した印です。
- Dörnyei, Z. (2007). Research Methods in Applied Linguistics. Oxford University Press 本の紹介ページ ✔ ISBN照合済量的・質的・混合研究法を応用言語学の例で解説した研究法の定番書
- Mackey, A., & Gass, S. M. (2021). Second Language Research: Methodology and Design (3rd). Routledge doi:10.4324/9781003188414 ✔ DOI照合済第二言語研究の方法(実験・質的・混合など)とデザインを一通り学べる大学院定番の教科書(第3版)
- Hashemi, M. R., & Babaii, E. (2013). Mixed methods research: Toward new research designs in applied linguistics. The Modern Language Journal, 97(4), 828-852. doi:10.1111/j.1540-4781.2013.12049.x ✔ DOI照合済応用言語学の論文205本を分析し、量と質を本当に「統合」した研究は少ないと示した論文
- Dörnyei, Z., & Taguchi, T. (2009). Questionnaires in Second Language Research: Construction, Administration, and Processing (2nd). Routledge doi:10.4324/9780203864739 ✔ DOI照合済第二言語研究の質問紙(アンケート)の作り方・実施・処理を解説した定番書
- Riazi, A. M., & Candlin, C. N. (2014). Mixed-methods research in language teaching and learning: Opportunities, issues and challenges. Language Teaching, 47(2), 135-173. doi:10.1017/S0261444813000505 ✔ DOI照合済語学教育の混合研究法を総説し、10年分(2002〜2011年)の論文40本を検討した論文
- Nishino, T. (2012). Modeling teacher beliefs and practices in context: A multimethods approach. The Modern Language Journal, 96(3), 380-399. doi:10.1111/j.1540-4781.2012.01364.x ✔ DOI照合済日本の高校英語教師139人の質問紙と、4人の授業観察・インタビューを組み合わせて CLT の信念と実践を調べた研究
- Plonsky, L. (2013). Study quality in SLA: An assessment of designs, analyses, and reporting practices in quantitative L2 research. Studies in Second Language Acquisition, 35(4), 655-687. doi:10.1017/S0272263113000399 ✔ DOI照合済第二言語の量的研究606本の研究デザイン・分析・報告の質を点検した研究
- Plonsky, L., & Gass, S. (2011). Quantitative research methods, study quality, and outcomes: The case of interaction research. Language Learning, 61(2), 325-366. doi:10.1111/j.1467-9922.2011.00640.x ✔ DOI照合済インタラクション研究174本(約8,000人)の方法の質と結果の関係を調べた研究
- Li, S. (2010). The effectiveness of corrective feedback in SLA: A meta-analysis. Language Learning, 60(2), 309-365. doi:10.1111/j.1467-9922.2010.00561.x ✔ DOI照合済誤り訂正(フィードバック)のメタ分析(33研究)。全体として中程度の効果で、効果は持続する
- Benson, P., Chik, A., Gao, X., Huang, J., & Wang, W. (2009). Qualitative research in language teaching and learning journals, 1997–2006. The Modern Language Journal, 93(1), 79-90. doi:10.1111/j.1540-4781.2009.00829.x ✔ DOI照合済主要10誌の10年分を調べ、質的研究は論文全体の22%(477本)だったと報告した調査
- Riazi, A. M., & Amini Farsani, M. (2024). Mixed-methods research in applied linguistics: Charting the progress through the second decade of the twenty-first century. Language Teaching, 57(2), 143-182. doi:10.1017/S0261444823000332 ✔ DOI照合済応用言語学の主要20誌の混合研究304本を、質と透明性の観点から点検したレビュー
- Talmy, S. (2010). Qualitative interviews in applied linguistics: From research instrument to social practice. Annual Review of Applied Linguistics, 30, 128-148. doi:10.1017/S0267190510000085 ✔ DOI照合済インタビューを「データを取り出す道具」ではなく「やり取りの場」として見直すよう求めた論文
- Richards, K. (2009). Trends in qualitative research in language teaching since 2000. Language Teaching, 42(2), 147-180. doi:10.1017/S0261444808005612 ✔ DOI照合済2000年以降の語学教育の質的研究の動向と、質の課題をまとめた総説
- Marsden, E., Morgan-Short, K., Thompson, S., & Abugaber, D. (2018). Replication in second language research: Narrative and systematic reviews and recommendations for the field. Language Learning, 68(2), 321-391. doi:10.1111/lang.12286 ✔ DOI照合済第二言語研究の追試(再現研究)の実態を調べたレビュー。追試は約400本に1本と少ない
- 竹内理・水本篤 (2023). 外国語教育研究ハンドブック:研究手法のより良い理解のために (増補版). 松柏社 本の紹介ページ ✔ リンク確認済外国語教育研究の研究デザインと統計手法を日本語で解説したハンドブック
- 浦野研, 亘理陽一, 田中武夫, 藤田卓郎, 髙木亜希子・酒井英樹 (2016). はじめての英語教育研究:押さえておきたいコツとポイント. 研究社 本の紹介ページ ✔ リンク確認済英語の先生が自分で研究を始めるときの手順とコツをまとめた入門書
最終更新 2026-10-18 ・ 原田英語 まちがいのご指摘はこちら








