アンケート分析ツール(無料)リッカート尺度・授業アンケートの集計と検定

Googleフォーム等のCSVを貼るだけで、授業アンケートや動機づけ・不安尺度を分析。項目ごとの分布(分岐型積み上げ棒グラフ)、平均・肯定率、逆転項目、Cronbachのα(95%CI)、クラス間比較、事前・事後の検定、自由記述の頻出語とワードクラウド、A4レポートとFD用の要約まで。

アンケート分析(リッカート尺度)とは

授業アンケートや動機づけ・不安尺度(4〜7件法)の回答をブラウザだけで分析できる、大学教員・研究者向けの無料ツールです。GoogleフォームなどのCSVを読み込むと、「そう思う」などの文字の回答も自動で数値に変換。分岐型積み上げ棒グラフ、項目ごとの平均・肯定率、逆転項目の処理、尺度ごとのCronbachのα(95%CI)、クラス間比較、事前・事後の検定、自由記述の頻出語まで一度に出せます。統計量はSciPyと照合済みで、A4レポートとFD用の要約も作れます。

主な機能

  • CSV・TSVの貼り付け/ファイル読み込み(Excelで保存したShift_JISのCSVも自動判定)。「とてもそう思う」「Strongly agree」などの回答を自動で数値に変換し、対応表は手で修正可能
  • 項目ごとの n・欠測・平均・SD・中央値・最頻値・肯定率(上位2カテゴリ)・歪度・尖度と、色覚の多様性に配慮した分岐型積み上げ棒グラフ
  • 逆転項目(k + 1 − x)と下位尺度の設定、尺度ごとのCronbachのα(Feldtの95%CI)、修正済み項目−合計相関、項目削除時のα、尺度得点のヒストグラム
  • クラス・学年などのグループ比較:2群はWelchのt検定・Cohenのd・Mann–Whitney、3群以上は分散分析(η²・ω²)・Welchの分散分析・Kruskal–Wallis
  • 事前・事後の比較:同じデータの2列、または2つのCSVを学籍番号などのIDで照合して、対応のあるt検定・d_z・Wilcoxonの符号付順位検定
  • 自由記述の頻出語(日本語・英語)、ワードクラウド、語のクリックやキーワードでのコメント絞り込み・コピー
  • 図入りのA4レポート(PDF・Word保存)、項目統計・尺度得点のCSV、APAスタイルの英文の結果記述、授業改善(FD)報告書用の日本語要約

使い方(3ステップ)

  1. Googleフォームなどの回答CSVを「📂 ファイルを開く」で読み込むか貼り付ける(「サンプル」で動作確認もできます)
  2. 「⚙️ 列の設定」で列の種類、逆転項目、尺度名を確認する(文字の回答は自動で数値に変換されます)
  3. 「📊 項目分析」「🧮 尺度・信頼性」「👥 グループ比較」などのタブで結果を見て、「🖨 出力・FD」からレポートや要約を書き出す

授業での活用アイデア

授業アンケートの集計と授業改善報告に学期末にGoogleフォームで実施した授業評価(例:12項目・5件法と自由記述2問)のCSVを読み込むだけで、項目ごとの回答分布と肯定率、クラス別の平均、自由記述の頻出語がそろいます。「FD用の要約」をたたき台にすれば、授業改善報告書の作成時間を大きく減らせます。
外国語学習の動機づけ・不安尺度の分析に英語学習の動機づけや外国語教室不安のような質問紙で、逆転項目と下位尺度を設定すると、尺度ごとのαと95%信頼区間、問題のある項目(項目−合計相関が低い・負の項目)が一覧できます。英文の結果記述は論文の Method/Results の下書きに使えます。
事前・事後アンケートで授業の変化を確認学期の初めと終わりに同じ質問紙を実施し、2つのCSVを学籍番号で照合すれば、対応のあるt検定・効果量d_z・Wilcoxonの検定をまとめて出力。上昇・変化なし・低下の人数も表示します。
研修会やイベントのアンケートにも教員研修、オープンキャンパス、学会・ワークショップの満足度アンケートなど、リッカート形式の質問と自由記述がある調査ならそのまま分析できます。

よくある質問

無料で使えますか? 登録は必要ですか?

無料で、登録やログインも不要です。ブラウザでページを開くだけで使えます。

回答データはどこかに送信されますか?

いいえ。計算はすべてお使いのブラウザ内で行われ、データはこのブラウザ(localStorage)にだけ保存されます。それでも、氏名などの個人情報はできるだけ削除してから読み込むことをおすすめします。

「そう思う」などの文字で書かれた回答も分析できますか?

はい。「とてもそう思う〜全くそう思わない」「ややそう思う」「満足/不満」「Strongly agree〜Strongly disagree」などを自動で数値に変換します。変換できない表現があっても、対応表で数値を入力すれば分析できます。4・5・6・7件法などに対応しています。

計算結果は正確ですか?

t検定、分散分析(Welchの分散分析を含む)、Mann–Whitney、Kruskal–Wallis、Wilcoxon、歪度・尖度はPythonのSciPyと、Cronbachのαは手計算と照合しています。計算式と文献はツール内の「📚 計算式と文献」とレポートに記載しています。なお、McDonaldのωや多重比較の事後検定は算出しません。

結果を印刷したりWordで保存したりできますか?

できます。「🖨 出力・FD」から、グラフ入りのA4レポートを作成し、印刷スタジオで用紙や余白を調整してPDF・Word形式で保存できます。項目統計や尺度得点のCSVも書き出せます。

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