まずはこの3つ
- 問われるのは著者の考え。I think で始めたら設問を読み直す
- what と why を問われたら両方満たす。要素は日本語メモで先に
- こなれた日本語は、英訳しやすい日本語に言い換えてから訳す
形式マップ(前期・外国語)
試験時間と出題方針は大学の公表。英作文の中身は原田英語の記事の分析で、年度で変わる。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 試験時間 | 外国語100分(2026年度の時間割) |
| 大学の出題方針 | 語句・文法の知識、和訳や説明などで内容の理解を測り、英語による要約や説明を求める問題も出す |
| 英作文の位置 | 最後の大問(記事) |
| 形式 | 日本語の評論・エッセイを読み、英語の設問に英語で答える(記事) |
| 語数 | 約70語の年が続き、2025年度は約80語(記事) |
| 設問の型 | 著者の考えと理由/下線部の意味の説明/著者が挙げる2つの要素、など(記事) |
普通の自由英作文と違い、問われるのは著者が何を考え、なぜそう考えるか。日本語の読み取りを誤れば、英語がどれだけ正確でも点にならない。逆に、要素さえ正確につかめば、凝った英語は要らない。自分の意見を書くのは、設問が求めた時だけ。
解き方の5ステップ5
- 1英語の設問を先に読むwhat(何を考えるか)・why(理由)・下線部の説明などの指示と語数に印。
- 2日本語本文で要素に線結論・理由・具体例の構造を見抜く。設問に関係する箇所を集中的に読む。
- 3日本語で3〜4行のメモ「考え=〜」「理由①〜」「理由②〜」。この時点で入れる要素を確定。
- 4英訳しやすい日本語にして書く主語は The author でそろえると、著者の考えだと一目でわかる(記事の助言)。
- 5語数と文法の点検約80語なら70〜90語に収める。三単現・冠詞・時制・単複を確認。
役割別の定型フレーズ8
著者の考えを伝える動詞を使い分けると、語数も意味も整う。
- The author argues that 〜★★★著者は〜と主張している主張の中心に。believes / thinks でもよい
- According to the author, 〜★★★著者によれば〜According to the author's opinion とはしない
- This is because 〜★★★これは〜だからだ理由を示す最も安全な形
- The author also points out that 〜★★★著者はまた〜と指摘している2つ目の理由・要素を足す
- By this, the author means that 〜★★★この表現で著者が言いたいのは〜だ下線部の意味を説明する型
- In other words, 〜★★★言い換えれば〜比喩をかみ砕いて言い直す
- The author suggests that we should 〜★★★著者は〜すべきだと勧めているsuggest の後の that 節は should+原形か原形
- For these reasons, the author concludes that 〜★★★これらの理由から、著者は〜と結論づける語数に余裕がある時の締め
設問:Explain what the author thinks about writing letters by hand and why he thinks so in about 80 words.(本文の要旨:メールは速いが、手書きの手紙には価値がある。時間と手間が気持ちを伝え、消せないので言葉を選ぶ。)/答案:The author thinks that writing letters by hand is still worth doing, even though e-mail is faster. First, a handwritten letter takes time and effort, so the reader can feel how much the writer cares about them. Second, because we cannot easily erase what we have written, we choose our words more carefully and think more deeply about our feelings. For these reasons, the author believes that handwritten letters can build stronger relationships than quick digital messages.(77語)
和作文:日本語をかみ砕く(例はオリジナル)
| 本文の言い方 | かみ砕くと | 英語の例 |
|---|---|---|
| 迷ったらやってみるに限る | 迷う時は試すべきだ | we should try it when we are not sure |
| 損して得取れ | 目先の損が後の得になる | a small loss now can lead to a bigger gain later |
| 心の糧になる | 心を豊かにする | it enriches our minds |
| 一見無駄に思えること | 役に立たないように見えること | things that seem useless at first |
| 肩ひじ張らずに | 気楽に | in a relaxed way |
ここで減点!5
- ✕I think reading books is important because …○The author thinks that …著者の考えを問う設問に自分の意見で答えている
- ✕本文にない理由を自分で付け足す○本文に書かれた理由だけを使う内容の正確さが最重要
- ✕日本語を1語ずつ直訳する○意味をかみ砕いて平易な英語にする不自然・誤りの英語になりやすい
- ✕why を問われたのに考えだけ書く○考え(what)と理由(why)を両方入れる設問への適合で減点
- ✕約80語の指定に110語書く○70〜90語に収める語数の大きな過不足は減点されうる
語数を削る言い換え8
要素を削らず、言い方だけを短くする。
練習の進め方と直前の注意4
- 1新書・エッセイを読む題材は人文・文化・人生論系の一般向けの文章が多い(記事)。読んだら「筆者の主張と理由」を日本語2行でまとめる練習を。
- 2和文英訳で鍛えるこなれた日本語を平易な英語にする力が土台。難関大の和文英訳の問題も練習素材になる(記事の助言)。
- 3添削を受ける文法ミスや不自然な表現は自分では見つけにくい。過去問を書いたら必ず見てもらう。
- 4要確認語数(約70語か約80語か)と設問の型は年で変わりうる。最新の過去問と募集要項で確認する。
確認テスト
- 1what the author thinks and why を問う設問で中心に書くのは 。正解は 著者の考えと理由。設問の what と why に対応させる
- 2the author, books give us chances to think deeply.正解は According to。著者の考えを紹介する定型
- 3The author suggests that we more time with our families.正解は spend。suggest that+(should)原形
- 4「約80語」の指定で安全なのは 。正解は 70〜90語。大きな過不足を避ける
- 5due to the fact that を短くすると 。正解は because。語数を節約
参考にした資料
お茶大の自由英作文を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。