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クワガタにはなぜ大きなあごがあるの?
Why do stag beetles have big jaws?

オスどうしが、えさ場やメスをめぐって戦うための「武器」なんだ。大きなあごで相手をはさんで、投げ飛ばすんだよ。食べるためのものではないんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Male stag beetles have very big jaws. They do not use them to eat. They use them to fight! Two beetles meet on a tree. They grab each other with their jaws. The winner throws the other beetle off the tree. Then he gets the sweet tree sap.
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オスのクワガタは、とても大きなあごを持っています。あごは食べるためには使いません。戦うために使うのです! 2ひきのクワガタが木の上で出会います。おたがいをあごではさみます。勝ったほうが、相手を木から投げ落とします。そして、あまい樹液を手に入れるのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Male stag beetles have huge jaws that look like a stag's antlers. These large jaws are mainly weapons, not eating tools. Stag beetles use smaller mouthparts to take in tree sap and other soft foods. Males may fight over feeding places or chances to meet females. A male can grip a rival, lift him, and throw him from a branch. Larger males often have an advantage, but a bigger jaw does not always win. Jaw size is linked to the beetle's species, genes, body size, and the food it received as a larva in decaying wood. Females have much smaller jaws. They use them for feeding and defense, and females of some species also bite decaying wood when preparing a place for their eggs.
日本語の訳を見る
オスのクワガタには、オスのシカの角のように見える大きなあごがあります。この大あごは、おもに武器であり、食べるための道具ではありません。クワガタは、もっと小さな口の部分を使って、樹液などのやわらかい食べものを口に入れます。オスは、えさ場やメスと出会うチャンスをめぐって戦うことがあります。相手をあごではさみ、持ち上げて、枝から投げ落とすこともあります。大きなオスほど有利なことが多いですが、あごが大きければ必ず勝つわけではありません。あごの大きさには、種類や遺伝、体の大きさ、くさった木の中でくらす幼虫のころに得た栄養が関係します。メスのあごはずっと小さく、食事や身を守るために使われます。種類によっては、卵を産む場所を作るときに、メスがくさった木をかじることもあります。
この質問の英単語
- jawsあご
- fight戦う
- grabつかむ・はさむ
- winner勝った者
- sap樹液
- weapons武器
- rivalライバル
超絶解説もっと知りたい人へ
あごは「食べる道具」じゃない
クワガタのオスの大きなあごを見ると、「これで何でもかみくだけそう」と思いますね。ところが、オスの大あごは、おもに食べるためではなく、戦うために使われます。クワガタは、口にあるもっと小さな部分を使って、クヌギやコナラなどから出るあまい樹液(じゅえき)などを口に入れます。メスのあごはオスより小さく、食事や身を守るためにも使われます。オスの大あごのおもな役目は、ライバルとの戦いなのです。
樹液をめぐる、すもう大会
夏の夜、樹液の出る場所は、クワガタやカブトムシ、カナブン、ガなどでこみ合う人気のレストランです。よい場所をとれば、えさを食べられ、そこにやってくるメスとも出会えます。そこで、オスどうしが争うことがあります。クワガタのけんかでは、大あごで相手の体をはさみ、持ち上げて、木から投げ落とすことがあります。まるですもうのようです。体やあごが大きいオスは有利なことが多いものの、必ず勝つとは限りません。大あごが戦いや子孫を残すことに役立ったため、進化の中で大きくなったと考えられています。
あごの大きさは、子どものころの食事で決まる
同じ種類のクワガタでも、あごがとても大きいオスと、小さいオスがいます。そのちがいには、遺伝や体の大きさ、幼虫のころに得た栄養が関係します。クワガタの幼虫は、くさった木や、その木を分解している菌などを食べて育ちます。栄養を十分にとって大きく育った幼虫は、成虫になると体やあごも大きくなることが多いのです。幼虫からさなぎになるころには、ホルモンという体内の物質が、あごの成長を調節します。成虫になってからは、食べても体やあごはそれ以上大きくなりません。
かぶとのかざりか、シカの角か
日本語の「クワガタ」は、昔の武士がかぶったかぶとのかざり「鍬形(くわがた)」に、あごの形がにていることから名づけられました。英語では stag beetle といいます。stag はオスのシカのことで、大あごをシカの角に見立てた名前です。日本ではかぶとのかざり、英語ではシカの角。見る人によって、同じあごが別のものに見えるのはおもしろいですね。
世界のクワガタ
クワガタのなかまは、世界に1000種以上いるといわれます。インドネシアなどにすむギラファノコギリクワガタは、あごまで入れると10センチをこえるものもいる、世界最大級のクワガタです。学名に使われている giraffa は、キリンを表す言葉です。キリンの首のように長いあごから、この名前がつけられました。
みんなが驚く豆知識
ヨーロッパのクワガタは、くさった木の中で、幼虫として3〜6年ほどもすごします。ところが、成虫になってからは数週間しか生きません。一生のほとんどを、木の中ですごすのです。
日本のオオクワガタのように、成虫になってから何年も生きるクワガタもいます。冬は木のあなの中などでじっとして寒さをしのぎ、春になるとまた動き出します。
ヨーロッパのクワガタの学名は Lucanus cervus。cervus はラテン語でシカのことです。英語の stag beetle も学名も、どちらも大あごをシカの角に見立てているのです。

おうちでやってみよう
紙を細長く2本切り、一方は短く、もう一方は長くして、先を少し曲げよう。切るところは、おうちの人に手伝ってもらってね。それぞれの紙を指ではさんで動かし、丸めた紙をつかんでみよう。長い「あご」と短い「あご」では、届くきょりや動かしやすさにどんなちがいがあるかな?
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






