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クモはどうやって糸を出すの?のイラスト

虫 ・ 291/300

クモはどうやって糸を出すの?

How do spiders make silk?

ひとことで言うと

クモはおなかの中で糸のもとになる液体を作り、おしりの先の「糸いぼ」から引き出すよ。引っぱられると、液体がかたまって糸になるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Spiders make silk inside their bodies. The silk starts as a liquid. It comes out from small parts at the end of the body. When the spider pulls it, the liquid turns into a thin, strong thread.

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クモは体の中で糸を作ります。糸は、はじめは液体です。体の先にある小さな部分から出てきます。クモが引っぱると、液体は細くてじょうぶな糸に変わるのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Inside a spider's belly, there are special glands that make silk. At first, the silk is a thick liquid, a bit like glue. It is made of proteins, the same kind of material that makes up your hair and skin. The liquid moves through thin tubes to the spinnerets, small parts near the end of the spider's body. As the spider pulls the silk out with its legs or by moving its body, the tiny pieces inside line up, and the liquid turns into a solid thread. Many spiders can make several different kinds of silk. One kind is for the strong frame of a web, another is sticky for catching insects, and another wraps their eggs. For its weight, some spider silk is even stronger than steel!

日本語の訳を見る

クモのおなかの中には、糸を作る特別な器官があります。はじめ、糸はのりのようなどろっとした液体です。糸はタンパク質でできています。タンパク質は、あなたのかみの毛や皮ふを作っているものと同じ種類の材料です。液体は細い管を通り、クモの体の後ろのほうにある小さな部分、糸いぼへ進みます。クモが足で糸を引っぱり出したり、体を動かして糸を出したりすると、中の小さな物がきれいにならび、液体が固い糸に変わります。多くのクモは、何種類もの糸を作ることができます。じょうぶな巣のわくを作る糸、虫をつかまえるねばねばした糸、卵をつつむ糸などがあります。同じ重さでくらべると、クモの糸の中には、はがねよりも強いものさえあります!

この質問の英単語

  • silk(クモやカイコの)糸
  • liquid液体
  • thread糸
  • proteinsタンパク質
  • spinnerets糸いぼ
  • stickyねばねばした
  • steelはがね(鋼)

超絶解説もっと知りたい人へ

糸の工場は、おなかの中

クモのおなかの中には、糸のもとを作る「糸腺(しせん)」という小さな工場があります。ここで作られるのは、タンパク質がとけた、どろっとした液体です。液体は細い管を通るうちに少しずつ水分がぬけ、おしりの先の「糸いぼ」へ送られます。糸いぼには、シャワーのあなのような小さな出口がたくさんあります。ポイントは、歯みがき粉のように「おし出す」のではなく、「引っぱり出す」こと。引っぱられると、液体の中のタンパク質のつぶが一列に並び、あっという間にかたい糸に変身するのです。

7種類もの糸を使い分ける

まるい巣をはるコガネグモのなかまは、最大で7種類もの糸腺を持っています。体を支える命づなの糸、巣のわく組みやたて糸、虫をくっつけるねばねばの横糸、つかまえた虫をぐるぐる巻きにする糸、卵をつつむふわふわの糸、糸と糸をとめる「のり」まであります。多くのクモは、歩くときに命づなになる糸を後ろへ引くことがあります。これを「しおり糸」といい、足をすべらせたとき、この糸にぶら下がって落ちずにすむことがあります。

同じ重さなら鉄よりじょうぶ

クモの糸の太さは、ふつう人のかみの毛の10分の1以下です。それでも、命づなの糸の中には、引っぱって切れるまでの強さが、はがねに負けないものがあります。しかも、はがねよりよくのびるため、切れるまでに大きな力を受け止められます。奈良県立医科大学の大崎茂芳さんは、たくさんのクモから糸を集めてロープを作り、体重66kgの人がぶら下がれることを示しました。クモの糸を使ったバイオリンの弦も作っています。クモの糸のような人工の材料を作る研究も、世界中で進められています。

糸で空を飛ぶクモ

生まれたばかりの小さなクモの中には、高い所にのぼって糸を出し、風に乗って空を旅するものがいます。これを「バルーニング」といいます。進化論で有名なダーウィンは、ビーグル号で航海中、陸から100km近くはなれた海の上で、船にたくさんの小さなクモがふってきたことを記録しています。2018年の研究では、風だけでなく、空気中の弱い電気の力も、クモが飛び立つのを助けているらしいことがわかりました。

クモの糸で作ったマント

マダガスカルでは、100万びき以上のジョロウグモのなかまから糸を集めて、金色の布が作られました。クモをそっとつかまえて糸を取り出し、終わったら自然にもどす、という作業を何年も続けて作られたものです。クモの糸の金色は、そめたのではなく、もともとの色です。2012年には、この糸で作られたマントが、イギリスのロンドンにある博物館で展示され、多くの人をおどろかせました。

みんなが驚く豆知識

  1. マダガスカルにすむダーウィンズ・バーク・スパイダーは、川をまたいで25mもの長さの糸をわたし、川の上に大きな巣をはります。知られている中でいちばん大きな、まるい巣です。

  2. まるい巣をはるクモの多くは、古くなった巣を自分で食べてしまいます。糸のタンパク質を体に取りもどして、新しい巣の材料にリサイクルしているのです。

  3. 英語の spider は、古い英語の「糸をつむぐ(spin)もの」ということばから来ています。クモは名前からして「糸をつむぐ名人」なのです。今でも「クモが巣をはる」は spin a web といいます。

おうちでやってみよう

朝つゆや雨のあとに、クモの巣をさがしてみよう。まっすぐな「たて糸」と、うずまきの「横糸」がきらきら光ってよく見えるよ。クモや巣にはさわらず、写真をとって観察しようね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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