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ホタルはなぜ光るの?のイラスト

虫 ・ 114/300

ホタルはなぜ光るの?

Why do fireflies glow?

ひとことで言うと

結婚相手に「ここにいるよ」と光で合図するためだよ。光は体の中の化学反応でつくられる、熱くない「冷たい光」なんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Fireflies make light inside their bodies. They use the light to talk. Each kind of firefly flashes in its own way. A firefly says, “Here I am!” with its light. The light makes almost no heat. It does not get hot like an old light bulb.

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ホタルは、体の中で光をつくります。ホタルは、光を使っておしゃべりします。ホタルは種類ごとに、それぞれのやり方で光ります。ホタルは光で「ここにいるよ!」と言っているのです。その光は、熱をほとんど出しません。昔ながらの電球のように熱くはなりません。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Fireflies glow to send messages, mostly to find a partner. Each kind has its own flashing pattern, like a secret code. Males fly around and flash, and females answer with their own flashes. The light is made in a special organ at the end of the body. There, luciferin reacts with oxygen and ATP, a substance that carries energy in cells. An enzyme called luciferase helps the reaction make light. Almost no energy is lost as heat, so this is called cold light. An old-style light bulb gets hot because much of its energy becomes heat, but a firefly stays cool. The light may also mean, “Don’t eat me!” Many fireflies taste bad to other animals. Even firefly larvae can glow.

日本語の訳を見る

ホタルは、メッセージを送るために光ります。おもな目的は、結婚相手を見つけることです。ホタルの種類ごとに、ひみつの暗号のような光り方があります。オスは飛び回りながら光り、メスは自分の光で答えます。光は、おなかの先にある特別な発光器でつくられます。そこで、ルシフェリンが酸素や、細胞の中でエネルギーを運ぶATPという物質と反応します。ルシフェラーゼという酵素が反応を助け、光を生み出します。エネルギーが熱になることはほとんどないため、「冷たい光」とよばれます。昔ながらの電球は、エネルギーの多くが熱になるので熱くなりますが、ホタルは熱くなりません。光には、「ぼくを食べないで!」という意味もあるようです。多くのホタルは、ほかの動物にとってまずい味がします。ホタルは幼虫のときにも光ることができます。

この質問の英単語

  • firefliesホタル
  • light光
  • flashピカッと光る
  • glow光る・かがやく
  • partnerパートナー・相手
  • heat熱
  • oxygen酸素

超絶解説もっと知りたい人へ

おなかの先の「化学ランプ」

ホタルの光は、おなかの先にある発光器という場所でつくられます。ここでは、ルシフェリンという物質が、ルシフェラーゼという「手助け役」のタンパク質のはたらきで、酸素などと反応して光を出します。電気も火も使わない、体の中の化学反応の光なのです。白熱電球は、使ったエネルギーの大部分が熱になってしまい、さわると熱くなります。ところがホタルの光は熱をほとんど出さないので、「冷たい光」とよばれます。ルシフェリンという名前は、ラテン語の「光を運ぶもの」から来ています。

光は「恋のモールス信号」

ホタルが光る大きな理由のひとつは、結婚相手をさがすためです。オスは飛びながら光り、草の上にいるメスが光で答えます。光り方は種類によってちがい、まるで種類ごとの「暗号」のようです。日本のゲンジボタルでは、西日本の代表的な集団に約2秒おき、東日本の代表的な集団に約4秒おきで光るものが知られています。ただし、光る間かくは地域や集団、気温などでも変わるので、東と西のすべてのホタルに当てはまるわけではありません。東南アジアやアメリカには、何千びきものホタルがいっせいに光ったり消えたりする場所もあります。

「食べるとまずいよ」の合図

ホタルの光には、もうひとつのメッセージがあると考えられています。多くのホタルは、体にいやな味や毒になる成分を持っていて、鳥やカエルなどに食べられにくくなっています。光は「ぼくを食べるとまずいよ」という警告にもなっているのです。ホタルには、たまごや幼虫、さなぎのときから光る種類が多く、ゲンジボタルの幼虫は水の中で光ります。おとなになる前から光っていることから、ホタルの光は、もともとは敵への警告として始まったのではないか、という説が有力です。

ホタルの光が人の役に立つ

ホタルが光る仕組みは、人の役にも立っています。発光反応では、ルシフェラーゼという酵素が、ルシフェリン、酸素、ATPを使う反応を助けます。ATPは生き物の細胞などにふくまれる物質です。そのため、食品工場や病院などでは、台の表面に残ったATPの量を光で測り、生き物から出た汚れが残っていないかを調べる目安にしています。ただし、この検査だけで細菌の種類や数が直接わかるわけではありません。また、細胞の中で特定の遺伝子がはたらいているかを光で調べる研究にも、この発光の仕組みが使われています。

みんなが驚く豆知識

  1. 日本には50種ほどのホタルがいますが、おとなになって夜に光りながら飛ぶのは、ゲンジボタルやヘイケボタルなど一部だけです。昼に活動して、おとなになるとほとんど光らない種類も多いのです。

  2. アメリカには、ほかの種類のメスの光り方をまねして、近よってきたオスをつかまえて食べてしまうホタルがいます。光の暗号をまねする「ニセの合図」の名人なのです。

  3. ホタルは英語で firefly(火のハエ)ですが、アメリカでは lightning bug(いなずまの虫)ともよばれます。でもホタルはハエではなく、カブトムシと同じ甲虫のなかまです。

おうちでやってみよう

6月ごろ、ホタルが見られる場所へおうちの人と出かけてみよう。同じホタルが光る間かくを、心の中で数えて記録してみよう。日や場所が変わると、光るリズムもちがうかな? ホタルはつかまえず、ライトを当てないで、足元に気をつけながら静かに見てね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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