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蚊にさされるとなぜかゆいの?のイラスト

虫 ・ 113/300

蚊にさされるとなぜかゆいの?

Why do mosquito bites itch?

ひとことで言うと

蚊が入れたつば(だ液)に、体が「あやしい物が入ってきた!」と反応するから。かゆみは、体を守ろうとするはたらきなんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

When a mosquito bites you, it puts a little spit into your skin. Your body thinks, 'Something is wrong!' So your body fights the spit. This makes your skin red, puffy, and itchy. Try not to scratch. Scratching makes it worse!

日本語の訳を見る

蚊があなたをさすとき、皮ふの中に少しつばを入れます。あなたの体は「何かおかしいぞ!」と思います。そこで、体はそのつばとたたかいます。そのせいで、皮ふが赤くなり、ぷくっとはれて、かゆくなるのです。かかないようにしましょう。かくと、もっとひどくなります!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

The itch does not come from the bite itself. It comes from your own body. When a mosquito bites, it puts saliva, or spit, into your skin. The saliva helps keep your blood flowing smoothly while the mosquito drinks. But your body notices these strange new substances and starts to defend itself. Special cells in your skin release a chemical called histamine. Histamine makes the area swell and turn red, and it sends itchy signals to your brain. Interestingly, people react in different ways. Babies who have never been bitten may not react at all. Some children get a bigger, itchier bump the next day. If you scratch, the skin gets more irritated and may even get germs inside, so it is better to cool the bite instead.

日本語の訳を見る

かゆみは、さされたことそのものから来るのではありません。あなた自身の体から来るのです。蚊はさすとき、だ液、つまりつばを皮ふの中に入れます。だ液は、蚊が血を飲んでいるあいだ、血がなめらかに流れ続けるのを助けます。でも、あなたの体は見なれない物質に気づいて、自分を守り始めます。皮ふの中の特別な細胞が、ヒスタミンという化学物質を出します。ヒスタミンは、さされた所をはれさせて赤くし、脳に「かゆい」という信号を送ります。おもしろいことに、反応のしかたは人によってちがいます。一度もさされたことのない赤ちゃんは、まったく反応しないこともあります。次の日になって、もっと大きくてかゆいはれが出る子どももいます。かくと皮ふがもっと荒れて、ばい菌が入ることさえあるので、かわりに冷やすほうがよいのです。

この質問の英単語

  • biteさす・さされたあと
  • spitつば
  • skin皮ふ
  • itchyかゆい
  • scratchかく
  • salivaだ液
  • swellはれる

超絶解説もっと知りたい人へ

かゆみの犯人は「自分の体」

蚊にさされてかゆくなるのは、蚊が毒を入れたからではありません。じつは、かゆみを生み出しているのは、わたしたち自身の体です。蚊は血をすうとき、だ液(つば)を皮ふの中に注入します。だ液には、血をかたまりにくくする成分など、いろいろなタンパク質がふくまれています。体はこれを「外から入ってきたあやしい物」と判断して、追いはらおうとします。これをアレルギー反応といいます。体を守る仕組みが、ちょっとはりきりすぎてしまうのです。

ヒスタミンが「かゆいぞ!」と知らせる

皮ふの中には、肥満細胞(ひまんさいぼう)という見はり役の細胞がいます。名前は太っているようですが、肥満とは関係なく、中にいろいろな物質をぱんぱんにつめこんだ形から名づけられました。この細胞が蚊のだ液に反応すると、ヒスタミンという物質を出します。ヒスタミンは血管を広げて、さされた所を赤くはれさせ、さらに神経を刺激して「かゆい!」という信号を脳に送ります。かゆみ止めの薬の多くは、このヒスタミンのはたらきをおさえるものです。

さされ方は年れいで変わる

蚊にさされたときの反応は、人によって、また年れいによって変わります。1946年、イギリスの研究者ケネス・メランビーは、蚊にくり返しさされたときの反応の変化を報告しました。さされ始めたころは、目立つ反応が出ないことがあります。その後、次の日にはれてかゆくなる「おそい反応」が出るようになり、さらに、さされてすぐにかゆくなる「はやい反応」も出ることがあります。長いあいだくり返しさされると、反応がだんだん小さくなる人もいます。ただし、だれもが同じ順番で変化するわけではありません。子どもでは、次の日に大きくはれる反応が見られることがあります。

かいてはいけない理由

かゆいとついかきたくなりますが、かくと皮ふがきずつき、さらにかゆみの物質が出て、もっとかゆくなってしまいます。かきこわした所からばい菌が入ると、「とびひ」という皮ふの病気になることもあります。かゆいときは、ぬれタオルや、ハンカチで包んだ保冷剤を当てて冷やすのがおすすめです。冷やすと、かゆみを感じにくくなります。はれがひどいときや、熱が出たときは、おうちの人に相談して、お医者さんにみてもらいましょう。

みんなが驚く豆知識

  1. 蚊によくさされる人と、さされにくい人がいるのは本当です。2022年のアメリカの研究では、皮ふのにおいのちがいで、いちばん蚊をよびよせた人は、いちばんよびよせなかった人の100倍以上も蚊に好かれていました。

  2. 一度も蚊にさされたことのない赤ちゃんは、さされてもほとんどはれないことがあります。体がまだ蚊のだ液を「あやしい物」として覚えていないからです。

  3. 英語の itch は「かゆい」ですが、itchy feet(かゆい足)は「旅に出たくてうずうずする気持ち」を表します。have an itch to ~ で「~したくてたまらない」という意味にもなります。

おうちでやってみよう

蚊にさされたら、かかずに冷やしてみよう。ぬらしたハンカチや、タオルで包んだ保冷剤をそっと当てて、かゆみがどれくらいでおさまるか、時計を見ながら記録してみよう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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