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アリはなぜ行列をつくるの?
Why do ants walk in a line?

えさを見つけたアリが、地面に「におい」の道をつけるから。なかまはそのにおいをたどって歩くので、行列になるんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
When an ant finds food, it walks home. On the way, it leaves a smell on the ground. Other ants follow the smell to the food. Then they leave more smell on the way back. So the smell gets stronger, and more ants follow the path!
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アリは、食べ物を見つけると、巣に歩いて帰ります。帰るとちゅう、地面ににおいをつけていきます。ほかのアリは、そのにおいをたどって食べ物まで行きます。そして、帰り道でさらににおいをつけます。すると、においが強くなり、もっと多くのアリがその道を通るようになります!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Ants walk in a line because they follow a smelly path. When a worker ant finds food, it goes back to its nest and leaves a trail of special chemicals called pheromones on the ground. Other ants smell the trail with their antennae and follow it to the food. Each ant that brings food back adds more pheromone, so the path becomes stronger. If two paths are similar except for their length, ants on the shorter path return faster and add pheromone more often. As a result, most ants often begin to use that path. When the food is gone, ants stop adding pheromone. The chemical trail slowly fades, and the line disappears. This smelly road lets many ants work together without a leader.
日本語の訳を見る
アリが行列になって歩くのは、においの道をたどっているからです。はたらきアリは、食べ物を見つけると巣にもどり、そのとき地面にフェロモンという特別な化学物質で道をつけていきます。ほかのアリは、触角でその道のにおいをかぎ、食べ物までたどっていきます。食べ物を持ち帰るアリがフェロモンをたしていくので、道のにおいはどんどん強くなります。長さ以外の条件がよく似た道が2本あると、短い道を通るアリは早くもどり、より何度もフェロモンをつけられます。そのため、多くのアリが短い道を使うようになることがあります。食べ物がなくなると、アリはフェロモンをたすのをやめます。においの道はだんだん消え、行列もなくなります。このにおいの道のおかげで、たくさんのアリがリーダーなしで力を合わせられるのです。
この質問の英単語
- antsアリ
- food食べ物
- smellにおい
- followたどる・ついていく
- trail通り道・あと
- nest巣
- antennae触角
超絶解説もっと知りたい人へ
においの道「フェロモン」
えさを見つけたアリは、巣に帰るとき、おなかの先から特別なにおい物質を地面につけながら歩きます。この物質をフェロモンといいます。なかまのアリは、頭の触角(しょっかく)でこのにおいをかぎながら道をたどり、えさまで行きます。そして、えさを持って帰るアリも、またフェロモンをつけていきます。こうして、たくさんのアリが通るほどにおいの道はこくなり、さらにアリが集まって、くっきりとした行列ができあがるのです。
むれ全体で近道を見つける
1990年ごろ、ベルギーの研究者たちは、アルゼンチンアリの巣とえさを、長さのちがう2本の橋でつなぐ実験をしました。最初、アリたちはばらばらに両方の橋を通ります。でも、短い橋を通ったアリのほうが早く往復できるので、短い橋にはどんどんフェロモンがたまっていきます。やがて、ほとんどのアリが短い橋を通るようになりました。1ぴき1ぴきは地図を持っていないのに、むれ全体では近道を見つけられるのです。このアリのやり方はコンピューターの計算方法にも取り入れられ、配達のルートや通信のつなぎ方を考える研究に使われています。
においは消えるから便利
フェロモンのにおいは、時間がたつと消えていきます。これがじつは大切なポイントです。えさがなくなると、アリはにおいをつけるのをやめるので、道は自然に消えて、むだな行列がなくなります。もしにおいがずっと残っていたら、アリたちは何もない場所へ行き続けてしまうでしょう。また、アリのフェロモンには「えさはこっち」のほかにも、「危険だ!」「なかまだよ」など、いろいろな種類があります。アリはにおいで会話をしているようなものなのです。
足の動きで距離をはかるアリもいる
すべてのアリが行列をつくるわけではありません。サハラ砂漠などにすむサバクアリは、1ぴきずつえさをさがし、太陽の位置などを手がかりに方角を知って巣にもどります。また、足の動きを手がかりに、歩いた距離を見積もると考えられています。2006年の実験では、アリの足に小さな「竹馬」をつけて歩はばを長くすると、巣の場所を通りすぎました。反対に足を短くすると、巣の手前でさがし始めました。この結果から、サバクアリが歩はばなどの情報を使って距離をはかっていることがわかります。ただし、本当に一歩ずつ数えているかどうかまではわかっていません。
みんなが驚く豆知識
2022年の研究によると、地球にいるアリの数はおよそ2京(けい)ぴき。1京は1兆の1万倍です。人間1人あたり、約250万びきのアリがいる計算になります。
中南米にすむグンタイアリは、前のアリのにおいを追いかけるうちに、行列の先頭と最後がつながって、大きな円をえがいて何時間もぐるぐる回り続けてしまうことがあります。においの道にたよりすぎた、ふしぎな現象です。
英語の antsy(アンツィー)は ant(アリ)から生まれたことばで、「そわそわして落ち着かない」という意味です。ants in your pants(ズボンの中にアリ)も、じっとしていられないようすを表します。

おうちでやってみよう
おうちの人といっしょにアリの行列を見つけたら、アリや地面にはさわらず、道の横から観察してみよう。目印にする場所をひとつ決め、1分間に何びきのアリが通るか数えてみよう。5分後にもう一度数えると、同じ数かな? アリをふんだり、巣をこわしたりしないで、少しはなれて見てね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






