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リスはなぜ木の実を土にうめるの?のイラスト

どうぶつ ・ 290/300

リスはなぜ木の実を土にうめるの?

Why do squirrels bury nuts?

ひとことで言うと

食べものが少ない冬にそなえて、木の実をあちこちにかくしておくためだよ。食べわすれた実は、やがて芽を出して木になるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

In fall, there are many nuts. In winter, there are not many. So squirrels bury nuts in the ground. Later, they dig them up and eat them. But squirrels do not find every nut. Some nuts grow into new trees!

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秋には、木の実がたくさんあります。冬には、あまりありません。だからリスは、木の実を土にうめます。あとでほり出して食べるのです。でもリスは、全部の木の実を見つけるわけではありません。新しい木に育つ実もあるのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Squirrels work hard in fall. Trees drop lots of acorns, walnuts, and other nuts, but food can be harder to find in winter. So many squirrels save nuts for later. Some, like gray squirrels, bury them one by one in many different spots. This way, a thief cannot steal everything at once. To find the nuts again, squirrels use their good memory and their strong sense of smell, even when snow covers the ground. Some squirrels even pretend to bury a nut when another squirrel is watching! Still, they do not eat every nut they hide. The nuts they leave behind may sprout in spring and grow into new trees. In this way, squirrels help to plant forests.

日本語の訳を見る

リスは秋に大いそがしです。木からは、どんぐりやクルミなどの木の実がたくさん落ちてきますが、冬には食べものを見つけにくくなります。そこで多くのリスは、木の実をあとで食べるためにとっておきます。ハイイロリスのように、木の実を1こずつ、たくさんのちがう場所にうめるリスもいます。こうすれば、どろぼうに全部いっぺんにぬすまれることはありません。もう一度見つけるために、リスはすぐれた記憶力と、するどい鼻を使います。地面が雪におおわれていても見つけられるのです。ほかのリスに見られているときに、木の実をうめるふりをするリスまでいます!それでも、リスはかくした木の実を全部食べるわけではありません。残された実は、春に芽を出して新しい木に育つことがあります。こうしてリスは、森に木を植える手伝いをしているのです。

この質問の英単語

  • buryうめる
  • nuts木の実
  • acornsどんぐり
  • memory記憶力
  • smellにおいをかぐ力
  • pretendふりをする
  • sprout芽を出す

超絶解説もっと知りたい人へ

あちこちに分けてかくす「分散作戦」

木の実のたくわえ方には、大きく2つあります。ひとつは、巣あななど1か所にまとめてためる「倉庫型」。もうひとつは、1こずつ、あちこちの地面にうめる「分散型」です。北アメリカのハイイロリスは分散型の名人で、1ぴきが秋のあいだに数千こもの木の実をうめるといわれます。日本のニホンリスも、オニグルミなどを地面にうめます。分けてかくしておけば、ネズミや鳥、ほかのリスにいくつかぬすまれても、全部を失うことはありません。たまごを1つのかごに入れないのと同じ知えです。

記憶と鼻で、宝さがし

うめた場所を、リスはどうやって見つけるのでしょう。実験では、リスは自分がうめた実を、ほかのリスがうめた実よりもずっとよく見つけました。においだけにたよっているなら、だれがうめた実でも同じように見つかるはずです。つまり、リスは木や石などの目じるしを使って、場所を覚えているのです。そのうえで、近くまで来たら鼻でにおいをかいで、正確な場所をさがします。雪がつもった冬でも、雪をほって木の実を見つけ出すことができます。

見られていたら「うそのうめ」

ハイイロリスは、ほかのリスが近くにいると、あなをほって、実を入れずに土をかぶせる「うめたふり」をすることがあります。木の実をぬすもうとする相手に、本当の場所を知られにくくする作戦だと考えられています。また、キツネリスが木の実を種類ごとに分けてうめることも、研究で確かめられています。このように整理すると、あとで場所を思い出しやすくなるのかもしれません。

冬ごもりするリス、しないリス

日本の森にすむニホンリスや、北海道のエゾリスは冬眠しません。寒い冬も、木の上の巣から出てきて、秋にうめた木の実をほり出して食べます。一方、シマリスは冬になると地面の下の巣あなで冬眠します。シマリスは、ほおぶくろで運んだ木の実を巣あなの中にまとめてため、ときどき目をさましては、それを食べてまたねむります。同じリスのなかまでも、くらし方によって、たくわえ方がちがうのです。

リスは「森の植木屋さん」

どんなに記憶力がよくても、うめた実を全部食べることはできません。冬を待たずにリスが死んでしまうこともあれば、食べものが足りて、ほり出す必要がなくなることもあります。残された実は、ちょうどよい深さの土の中にあるので、春に芽を出しやすいのです。こうしてリスは、親の木から遠くはなれた場所に、どんぐりやクルミの木を植えていきます。カケスという鳥やアカネズミも、同じように森を広げる手伝いをしています。

みんなが驚く豆知識

  1. 北アメリカのハイイロリスは、秋のあいだに1ぴきで数千こもの木の実を、1こずつちがう場所にうめるといわれます。それでもかなりの数を、ちゃんと見つけ出して食べています。

  2. リスは漢字で「栗鼠」と書きます。「栗(くり)を食べる鼠(ねずみ)」という意味で、この漢字の読み「りっそ」がなまって「りす」になったといわれています。

  3. 英語の squirrel は、ギリシャ語の「かげのしっぽ」ということばから来ています。大きなふさふさのしっぽで、自分にかげを作れるほどだ、という意味だと考えられています。

おうちでやってみよう

紙にどんぐりの絵を5こかき、1こずつ切りぬこう。家の人にことわってから、部屋の中のちがう場所にかくし、1時間後に全部の場所を思い出せるか試してみよう。終わったら、かくした紙を全部かたづけようね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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